トップページ > PINKのおいらロ > 2020年03月21日 > CqAKBLge0

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ほのぼのえっちさん
ばあちゃるカプ妄想総合スレ part9 [無断転載禁止]©bbspink.com

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ばあちゃるカプ妄想総合スレ part9 [無断転載禁止]©bbspink.com
209 :ほのぼのえっちさん[]:2020/03/21(土) 02:19:30.21 ID:CqAKBLge0
久々の休み。
家にいてもやることは無く、仕事のことばかり考えてしまう。
気分転換だと思い近くのショッピングモールへと出たのはいいが欲しいものなどない。
まぁ、服でも適当に見繕うかとフラフラ歩き出す。
だがその直後見知った顔が見える。

自分の歩いてる向こう側から、楠栞桜が歩いてくる。
彼女は馬のマスクを付けていない自分に気づくことはないだろうが、夜桜たまから転生したということもありばあちゃるとして少し気にかけていた。
最後に夜桜たまとして会った時にはとてつもない程思い詰めていたところがあったので、普通にショッピングモールへと遊びに来ているのを見るとなんだか少し安心した。

当然声をかけることなく、出来るだけ見ないように横を通る。
彼女との距離が近づきなんだか少し緊張してしまうが無心を必死に装う。
お互いの距離が1mくらいしかない所になり彼女の持っていたジュースが手から滑り降ちてしまう。

「あっ……!」

「!」

危ないと思い、まあ何とか取れる距離だと思ったので急いでキャッチしようとするが、タピオカ屋やスタバで使われているカップだった為に上手く取れず手や服へとジュースがかかってしまった。

「ごめんなさい!大丈夫ですか?」

「あー、全然平気ですから」

ただでさえ横を通るだけで少し緊張してしまっていたのに、話しかけられるとより緊張は増してしまう。
自分に気づく様子は無さそうなので、さりげなく胸を撫で下ろす。

「でも、服とか濡れちゃって」

「いやいや、もうそろそろ帰ろうかと思っていた所ですし帰って洗いますから」

「でも…」

「大丈夫ですので」

なんだか緊張と申し訳なさでそそくさとこの場を去ろうとする。
すると手をぎゅっと握られる。

「私の家、すぐ近くなので洗わせてください!」

「いやいや、いいですから」

「シミになっても申し訳ないので!早く行きましょう!!」

何度か断るが頑なに譲らない。
ここまで言われて行かなかったら逆に怪しまれてしまうかもしれない。

「すみません、それじゃあお言葉に甘えていいですか?」

「もちろん!」

手を引かれて歩き出す。
どうしてこんなことに…と頭を抱えたくなるが何も出来ない。
早く時間が過ぎるのを待つことしか出来なかった。
ばあちゃるカプ妄想総合スレ part9 [無断転載禁止]©bbspink.com
210 :ほのぼのえっちさん[]:2020/03/21(土) 02:20:42.16 ID:CqAKBLge0
「ここです」

案内された先はとあるマンションの一室だった。
夜桜たまのときはおばあちゃんと一緒に住んでいる一軒家だったが、ばあちゃるくんに流石に同じ所に案内するわけにもいかないだろう。

「どうぞ上がってください」

「本当に申し訳ないです…」

「元はと言えば私がジュースなんかこぼすから悪いんですから気にしないでください」

だが女性の家に男を簡単に入れるのはどうなんだろうか。
そういう大雑把というか気にしないところはやはり変わっていないなと苦笑するがもうプロデューサーでも無いので言えない。

「すみません、それじゃあお邪魔しますね」

「はい」

玄関に入り靴を脱いで靴を揃える。
ガチャンという重い音が聞こえ目を向けると、扉の鍵を閉めていた。

「すぐにお暇しますし、鍵は閉めなくても…?」

「何を言ってるんですか、鍵閉めないで人が来たら困るじゃないですか」

「そ、れはそうかもしれませんが…」

「そんな硬い敬語なんていいですよ、うまぴー」

「!?」

「うまぴーって呼んじゃあれですね、それじゃあ……ばあちゃるさん、で」

気づかれていた事に驚きを隠せない。
ばあちゃるカプ妄想総合スレ part9 [無断転載禁止]©bbspink.com
211 :ほのぼのえっちさん[]:2020/03/21(土) 02:23:51.98 ID:CqAKBLge0
「いつから、気づいてました?」

「ばあちゃるさんが私を見て顔を顰めた所からです」

最初から、だ。
分かっていて頑なに断っていた俺を家へと招き入れている。
目的が全く掴めない。

「なにが、目的なんすか?」

「んー、言って逃げない?」

「逃げるにしても扉は塞がれてて、さらにばあちゃるくんと扉の間にはたまた……貴女がいるじゃないっすか」

「栞桜って呼んで?」

「し、しおしお……がいるのに逃げらんないじゃないっすか」

「………んー、まっいいか、それにしてもばあちゃるさんはワープ出来るんじゃないの?」

顔を合わせているだけで心臓が握りつぶされそうだ。
だがそんな選択肢忘れていた。
やはりこういう危機的局面に追い詰められると考えが浅くなってしまうのは悪い癖だ、急いでワープしようと力を入れようとした瞬間に肩を掴まれる。

「なにを、しようとしてるの?」

「す、すいません…」

「別に謝って欲しいわけじゃないんだけどー?」

「わかりました、逃げませんから…」

「もう一度しかけた時点で信用ないよ」

ばあちゃるくんのワープは体に触れば一緒に付いていける、それを利用して止めるのは流石としかいいようがない。
なんというか、捕食者の目とでも言えばいいだろうか…。
視線を向けられるだけで動けない。

だがここまできたら腹は括った。
彼女にはいい感情を持たれていないのはわかっている、どんな事をされても彼女の気がそれで済むのならと…。
ばあちゃるカプ妄想総合スレ part9 [無断転載禁止]©bbspink.com
212 :ほのぼのえっちさん[]:2020/03/21(土) 02:25:14.66 ID:CqAKBLge0
「まぁいいや、それでばあちゃるさんをここに連れてきた理由だっけ?」

「……」

「そんなの決まってるじゃん、こういう事だよ」

そういいながらばあちゃるくんの目の前にしおしおの顔がくる。
何をされるのかと目を閉じると唇に柔らかい感触がする。

「…………?」

「これでも分からないなんてことあります?」

「いま、しおしお…」

「キスしました、チューです」

混乱が深まる。
ばあちゃるくんにキスを?
何故?

「ふざけてるんですか?」

「だ、だってしおしおはばあちゃるくんの事嫌いなはずじゃ…?」

「は?誰が言ったんですか?」

「いや、言ったとか、普通そうでしょう!?ばあちゃるくんの事なんて」

視線を向けて後悔した。
黒いまなざし、ハイライトと呼べばいいだろうか。電脳世界だからこそ強調されるそれが一切ない。

「ばあちゃるさんがそういうこと言うなら、その認識が間違いだってこと教えてあげなきゃね」

「えっ…?」

「ばあちゃるさん、なんで私がこんな所におうち持ってるのか驚いたでしょ?」

「は、はい、まぁおばあちゃんと住んでたのにとは…」

「普段はそっちで生活してるの、でもここは」

そう言いながらジリジリと近づいてくる。
異様な雰囲気に後ずさりしてしまう。

「ばあちゃるさんを飼うためのおうち、だよ?」

「はっ?」

驚きで惚けた返事しか出てこない。

「まぁ驚くのには無理がないかも、だから…ゆっくり眠ってて?」

そう言って俺の後ろへと視線を向けるしおしお。
何かあるのかと思い視線を向け、見えたのは笑顔で自分に対してスタンガンを向けているしおしおの姿だった。


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