- ■□電子ピアノ総合スレッドPart75□■
920 :ギコ踏んじゃった[sage]:2018/02/14(水) 15:10:37.90 ID:qbBQzuKO - エレピ用のアンプ(楽器用ではアンプ内蔵スピーカーをアンプと呼ぶ)は
専用が無ければいわゆるエレキギター用以外ならどれでも取りあえず使えます。 それとアンプの出力ですが「出力の数値だけでは全く判断できません!!」 1w出力の時 実際どれくらいの大きさの音がでるかを能率と呼ぶのですが 楽器用では10倍くらい違うのがごろごろ存在します。 (能率が良いのだと10倍大きな音がでる 言い換えると能率が低い場合は小さな音しかでない) 極端な例ですがキャパ1000人のホールを3Wのみでガンガン鳴らせるなんてのも存在しました。 逆の例だと100W入れても教室程度でさえ音量不足を感じるなんてのも存在します。
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281 :ギコ踏んじゃった[sage]:2018/02/14(水) 17:27:02.39 ID:qbBQzuKO - 材の話 その1
材に関しては確かに良材は減ってはいる。 ただしそれより問題なのは生産台数 中国や韓国含めるといったい何台年間に生産されているかを考えたら 材の良し悪しなんか言っている暇などなくとにかく手に入る材をかたっぱしから各社買いあさっているので 結果良材が中々手に入らない事になる。 ピアノ用材の中で本当に手に入らなくなったのは ドイツ唐檜(ジャーマンスプルール)とも呼ばれている材で こいつは環境悪化が主因で楽器用に使用できる巨木は実質全滅している。 一応近親種がヨーロッパ諸国に存在する事はするが広大な森林を形成するほどではない。 (余談ながらドイツ唐檜が中心となって作られた大森林をドイツ語ではシュヴァルツヴァルト(黒い森)と呼び ゲルマン民族はそこから発生したと言われゲルマン民族にとって心の故郷になっている。 それが大打撃を受けた事から現在ドイツが環境問題に固執する要因になっている)
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283 :ギコ踏んじゃった[sage]:2018/02/14(水) 17:43:21.67 ID:qbBQzuKO - 材の話 その2
スタインウェイはちょっと違っていて 今も昔も北米大陸一帯にとてつもない量の大森林があるシトカスプルースで作られている。 ただ材の選別が凄く まず専任の調査員が一年の内半年以上はアラスカやカナダの森林に潜り込み 広大な森の中からこれはと思う木を一本一本選びだしていく。 (どういう場所で生育したのかも重要) それを切り出してスタインの工場まで運び 製材したあとさらに選別してから使用している。 (使えるのはごく一部だけだそうだ) 一番ありふれているシトカスプルールながら圧倒的に大量に存在するがゆえの 徹底的選別を行ってクオリティを保っている。 (他の材はそこまで大量に無いのでそこまでの選別がそもそも出来ない)
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922 :ギコ踏んじゃった[sage]:2018/02/14(水) 19:34:40.36 ID:qbBQzuKO - あ〜判りにくかった?それはスマン。
簡単に判りやすく書くと 楽器用SPがどれだけデカい音で鳴らせるかは 出力○○Wというカタログスペックからは全く判らない。これだけでは参考にすらならない数値 楽器店で試すのが一番だがそれが無理なら メーカーや総代理店に電話してどれくらいの箱(会場の大きさ)を想定しているのか聞くのが確実
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288 :ギコ踏んじゃった[sage]:2018/02/14(水) 23:22:10.19 ID:qbBQzuKO - >>287
ハンブルグスタインウェイというのはかなり特殊な存在で 単なる海外工場ではなくわりと独自裁量権を持った親戚のメーカーのような存在。 (今はそこまで特殊な存在ではなくなったが・・) 材にしてもそうだし塗装なんかもNYと違う等 細部を細かくチェックすればところどころ違いがあった。 成り立ちが面白いので少々・・・ 元々スタインウェイの創設者ヘンリースタインウェイは3人の子供がいて アメリカに移住しようとしたが長男テオドールは移住を拒否 結局 次男三男を連れて移住しNYでスタインウェイ・アンド・サンズを設立(親子で設立したのでサンズがつく) 事業が軌道に乗りかけた時に次男三男が相次いで病死しアメリカで生まれた4男はまだ幼く いきなり危機を迎える。ここでヘンリーはドイツに残った長男テオドールに泣き付き テオドールは「仕方なしに渋々」アメリカに渡る。 でここから現代のピアノの歴史が始まる。 テオドールはピアノの全歴史を通してもトップを争う超絶天才技術者で 発展途上だったGPに数百に渡る改良を加えて現在みんなが知るスタインウェイのグランドピアノを いきなり完成させてしまった。 その後テオドールの指揮のもとNYスタインウェイは順調に発展し4男も生長してきたので テオドールは2代目を継ぐ事を放棄してさっさとドイツに帰国しハンブルグスタインウェイを立ち上げた。 (どれだけアメリカを嫌っていたのか・・・) テオドールが生きているうちはスタインウェイのピアノは「ハンブルグが開発してNYに指示を出していた」 だからテオドールの死後も長い間海外工場とは言えないくらい自由度があり続けた
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