- ■□電子ピアノ総合スレッドPart54□■
557 :ギコ踏んじゃった[sage]:2011/04/25(月) 11:39:36.34 ID:uETu4lG4 - 俺もスーパーナチュラル音源は仕様書やHPの表記を見る限りPCM+モデリングのハイブリッドだと思っている。
音素としては88鍵+ベロシティの段階の音に対してのサンプリング(PCM)音源として、その音素に対してピアノのモデリングシミュレーションをかけているのではないかと。 ○サンプリング(PCM)している所 ・各鍵盤の音程の音源 ・各鍵盤のベロシティに対する音源 ○モデリングしている所 ・大屋根の開閉度合いによる響き ・ベロシティ間の音色変化に対する補完 ・ストリング・ダンパー等各種レゾナンスのシミュレート ・等々 カタログや仕様を見るとV-Pianoは音素を作る段階でも弦やハンマーと言ったピアノの構造からの発音をシュミレートしてるので、こちらはフルモデリング音源と言えるであろう。 スーパーナチュラルピアノ音源は、製品の差別化、製品コスト、ユーザーのニーズと言った所と、よりアコピに近い音をと言うことの兼ね合いで、音素はサンプリング、音素に対するエフェクト(響きや干渉等)はモデリングと言う手法をとっている。 と、個人的には解釈しているので、異論は認める。
|
- ■□電子ピアノ総合スレッドPart54□■
570 :557[sage]:2011/04/25(月) 15:30:52.84 ID:uETu4lG4 - >558さん
返信ありがとうございます。自分の主張の骨子をまず明示しておきますね。 1.スーパーナチュラルピアノ音源はモデリングとサンプリングのハイブリッドである。 2.音素はサンプリングである ・根拠 ローランドのスーパーナチュラル音源の説明で88鍵マルチサンプリングを謳っている ・参照 ローランドHP http://www.roland.co.jp/PIANO/oto_checkpoint/seen3.html 3.サンプリング音素間のベロシティ変化に対し滑らかになるように補完をしている ・根拠 これもローランドのスーパーナチュラル音源の説明で謳われている所から推測 ・参照 http://www.roland.co.jp/PIANO/oto_checkpoint/seen1.html http://www.roland.co.jp/PIANO/oto_checkpoint/seen2.html 4.実際の発音時はモデリングに基づく音響シュミレートをしている ・根拠 ローランドはV-Piano開発に基づくモデリングの技術的ノウハウを持っている HPシリーズの各種効果やレゾナンスに対する設定がV-Pianoと同等の部分が多い で、モデリング音源に関しては大雑把に以下の2つに分けれると考えます。 1.音素の発音シミュレート ・ピアノのハンマー、フェルト、弦の素材、ベロシティでの発音の物理シミュレート 2.筐体構造の音響シミュレート ・グランド、アップライト等筐体構造、筐体素材、弦の張り方(張力やデュプレックススケール)等での倍音や音干渉面の音響の物理シミュレート (つづきます)
|
- ■□電子ピアノ総合スレッドPart54□■
572 :557[sage]:2011/04/25(月) 15:31:54.13 ID:uETu4lG4 - >558さん
(つづき) 以上からV-Pianoとスーパーナチュラルピアノ音源の発音プロセスを考察すると ○V-Piano ・ノート、ベロシティによる発音シミュレート → 音響シミュレート → 実際の発音 ○スーパーナチュラルピアノ音源 ・ノート、ベロシティによるサンプリング音素の決定 → 音が音素をまたぐ場合は中間の発音をシミュレートし補完 → 音響シミュレート → 実際の発音 と、推測します。 実際はローランドの中の人でなければ解らないし、外に公表しない部分もあるでしょう。 以上の自分の論拠を元に答えさせていただきます。(つづきます)
|
- ■□電子ピアノ総合スレッドPart54□■
573 :557[sage]:2011/04/25(月) 15:32:55.70 ID:uETu4lG4 - >558さん
(つづき) 部分的に疑問があり、質問に質問を返す部分がありますがご了承願います。 >響きや干渉だけモデリングという意味が分かりません。モデリングは現実のピアノを真似して発音しています。 まず、自分は音素の発音から音響等すべてがモデリングに基づいているのはフルモデリング音源と解釈します。 この場合、前述2、3の項目を論拠に音響関連のシミュレート部が実機構造をモデリングしたものと解釈しハイブリッドではと論じてます。 >サンプリングは事前に録音した音の再生です。音素をどのような計算で加工してもそれはサンプリングですよね? これは概ね依存はありませんが、加工している時点でシンセサイズな音素ともいえます。 また、モデリング音源はある意味究極のシンセサイズだと思います。 >サンプリングでベロシティ無段階の音は原理上無理ですよね?そのへんどのように考えているのですか? 原理上無理の結論に至る論拠はどのような部分でしょうか? 自分は原理上(厳密な形での発音と言う意味で)は難しいとは思いますが、それはモデリングにしてもある意味無限のパラメータを反映させなければいけないと思うので同様かと思います。 が、技術的に近似させることは可能ではないかと、そのための補完技術やモデリング技術だと思います。 (つづきます)
|
- ■□電子ピアノ総合スレッドPart54□■
575 :557[sage]:2011/04/25(月) 15:35:12.50 ID:uETu4lG4 - >558さん
(つづき) >あなたはV-Pianoやスーパーナチュラル音源搭載のピアノを演奏したことありますか? >自分はヤマハのCP5を弾いたことありますが、これはSCM音源というハイブリット音源と謳っていますが、 >演奏すると、これは音の鳴り方からサンプリングとわかります。逆にV-Pianoやスーパーナチュラル音源は >演奏する限り、区別が付きません。両方とも音の鳴り方からモデリングだと思います。 >それどころか、音色の数に違いはありますが基本的に同じものだと思っています。 自分は夏までに自分の連れ用にHP-307の購入を考えており実際に各社電子ピアノを試打等しておりますし、連れは3歳からピアノを弾いており、自分よりも選定基準が厳しいのですが、 音の鳴り方(タッチによる自然さや減衰等)に関してはローランドが他社より抜きん出ていると言っています。また、自分も確認させられて違いは認識していると思っています。 そして、V-Pianoに関しては、連れ曰く「次元が違うし値段も違う」と言ってます。 (つづきます)
|
- ■□電子ピアノ総合スレッドPart54□■
576 :557[sage]:2011/04/25(月) 15:36:13.58 ID:uETu4lG4 - >558さん
(つづきです) また、あなたの仰るとおりV-Pianoと音の遜色が無いのであれば逆に「やっぱローランドの技術はすげぇ」って思う次第です。 逆に質問なのですが、「スーパーナチュラルピアノ音源は(フル)モデリング音源である」というところの、あなたの客観的な論拠はどうなんでしょうか? 書き込みを拝見した限りでは「モデリング音源と思ったからモデリング音源だ」以上の論旨が見られず、論拠としてはいささか弱いように感じます。 >基本的な中身は同じでも、価格戦略的にブランドを分けるインテルのCPUと同じ理屈じゃないかと想像しています。 これは基本的に概ね同意できます。 ただ、コストの兼ね合いで発音部のDSPを既存技術の88鍵マルチサンプリング+αに置き換え、音響部に関してはV-Pianoと同じモデリング音源のDSPを使っているのではと推測しています。
|