- うさぎ総合スレ その90
734 :名も無き飼い主さん[sage]:2012/11/24(土) 17:17:23.76 ID:tFAzeRnk - 乾草
乾草と一口にいってもさまざまなものがある。 概してマメ科牧草の乾草は高タンパク、高カルシウムであり、イネ科牧草の乾草は低タンパク、低カルシウムであり、粗繊維含量は種類にかかわらず30%前後である(表1)。 乾草がウサギにとって有益な点は粗繊維が豊富である点である。 すでに‘繊維の重要性’の項で繊維が消化管に及す有益な点をあげたが、乾草の繊維は消化管に有益であることは言うまでもないが、臼歯に対する有益性をここで強調しておかなくてはならない。 ウサギは切歯で噛み切り、臼歯ですり潰す。切歯も臼歯も伸びつづける歯であるため、これを正しくすり減らすには適切な食物により適正な磨耗がなされることが必要である。 順調な臼歯の磨耗には、長く硬い繊維を大きく顎を動かして長時間かけてすり潰すことが重要である。 前項に述べたようにペレットフードでは繊維をかなり短くせざるをえないため、臼歯で噛んだ時にすぐ粉状に砕けてしまうためウサギが大きく顎を動かし長時間をかけてすり潰す必要がない。 栄養素の欠乏を起こさないという点では非常に優れたペレットフードであるが、最大の弱点は粗くて硬い繊維を十分含むことができないということである。 それでも実験用の若いウサギや繁殖用のウサギは採食量が多いので問題にならないし、ペットラビットのように10歳以上の寿命を視野に入れる必要はないので同一には論じられない。 表1 乾草の粗たんぱく、カルシウム、粗繊維含量 乾草 粗たんぱく カルシウム 粗繊維 アルファルファ乾草 14% 1.3% 32% クローバー乾草 16% 1.5% 29% オーチャードグラス乾草 8% 0.4% 37% チモシー乾草 9% 0.5% 31%
| - うさぎ総合スレ その90
735 :名も無き飼い主さん[sage]:2012/11/24(土) 17:18:51.28 ID:tFAzeRnk - 健康な若いウサギは通常4℃から28℃の範囲には適応する。
根拠、出典元。 Harkness,JE,.Wagner,JE:Biology and Husbandry. In:The Biology and Medicine of Rabbits and Rodents 4thed. pp.13-73,Williams & Wilkins,Baltimore,1995
|
|