- カセットデッキをしみじみ語る会 60台目
191 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/07/07(火) 10:56:29.76 ID:SMbaxZye - 慣れた人なら糸で測る方が簡単なんでしょうが、無精者なので
クローズドループデュアルキャプスタン機(DDモーター機)のキャプスタンベルト(フライホイールベルト)のサイズを 分解ついでに紙と鉛筆で求められないか?考えたんだが、方向性は合ってますかね? 1. まず、S側とT側のフライホイールの直径(実際にベルトが掛かる所)を求める。 2. 次に、求めた直径から円周を求める。 ※ 円周=直径×3.1415 3. 円周÷2が半円周だから、S側とT側の半円周をプラスする。 4. クローズドループデュアルキャプスタンのS側とT側のキャプスタンの距離は コンパクトカセットのハーフの規格?から48mm(Lo-D D-2200MBの実測値です)と決まっているので フライホイールのベルト走行位置上側と下側の長さの合計=96mmと 3項で求めたS側半円周+T側半円周の長さをプラスする。 5. 4項で求めた長さがS側T側両フライホイール間の円周長になる。 6. 5項で求めた円周から、直径を求める。 ※ 直径=円周÷3.1415 7. 6項で求めた直径が、S側T側両フライホイール間全周の直径になる。 8. 7項で求めた直径から、マイナス5%〜10%した値が、ベルトの適正値(直径)になる。 実際は、T側とS側のフライホイールの直径が異なると、ベルトが巻きつく角度 (フライホイールがベルトから離れる位置)が違いますから、微妙に異なるとは思いますが S側とT側のフライホイールサイズが大きく乖離していなければ 糸を回して実測するのとそう誤差は出ないか?と思います。 応用すれば、シングルキャプスタン機やベルトドライブ機、オートリバース機にも応用出来るはずですが モータープーリーやらベルト掛ける経路やモーターとフライホイール間の角度や距離と位置関係など パラメータが増えるので、私は数学が苦手な事と激しく面倒なので 逆に糸回して測ったほうが早いと思いますので、後は博識者にお任せします。
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192 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/07/07(火) 10:59:07.53 ID:SMbaxZye - 例:
Lo-D D-2200MBの場合、S側フライホイールのサイズは47φ、T側も同じく47φ。 したがって円周は 47×3.1415=147.65 半円周は 147.65÷2=73.83 S側T側共に同サイズなので、S側とT側の半円周をプラスすると、全円周と同じサイズで147.65 これに、キャプスタン間の距離を2倍したものを足すと 147.65+96=247.65 となって、S側とT側とベルトを含めた全円周は247.65mmとなって、その直径は 247.65÷3.1415=77.56mm したがってD-2200MBのキャプスタンフライホイール系の直径は77.56mm そこから適正ベルトサイズを求めると、適正ベルトサイズを キャプスタンフライホイール系の直径マイナス5%〜10%とすると -5%の場合:77.56×0.95=73.68 -10%の場合:77.56×0.9=69.80 となって、結果Lo-D D-2200MBのキャプスタンベルトの適正値は、約73φ〜70φとなる。 実際は、ベルトサイズ73φはなかなか手に入らないので(有っても高価)70φか75φになると思います ちなみに、75φの場合は約-3.2%でチョット緩いですが、使えないこともないです。
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193 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/07/07(火) 11:15:34.58 ID:SMbaxZye - すまん、一部間違えた
誤 147.65+96=247.65 正 147.65+96=243.65 結果は、違いが小数点以下二桁単位で、素材がゴムと言う事を考えると誤差の範囲です。 スマソ
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194 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/07/07(火) 11:45:28.70 ID:SMbaxZye - 以上は、D-2200MBの分解過程で思いついたんですが、その際に判ったこと。
Lo-D D-2200MBのクローズドループ内のテープテンションはS側リールのバックテンションに依存していて キャプスタン系のみでは、ナカミチの様な他メーカーとは違いループ内にはテンションは発生しない。 ヘッドタッチについても、カセットハーフ側のプレッシャーパッドへの依存度が大きい。 S側のフライホイールの直径を0.1mm程度大きくしただけでも クローズドループ内のテープテンションに結構影響が有るんですが 少なくともこの機種に関しては、S側リールのバックテンションは 他メーカーの物より非常に大事みたいですね。 ちなみにD-2200MBのS側バックテンションは、フェルトをリールに押し当てて作っています。
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196 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/07/07(火) 13:47:53.32 ID:SMbaxZye - 先の、計算で値を出した事は無いのですが、
ネット上には両方使える情報が有りますけど 70φはキツいと言う人もいますね。 でもそう言う方は、概して実測値=適正値と言う考えの方が多いみたいです。 実測値では、ベルトにテンションが掛からないのでNGなんですが。 私は70φを入れてますよ、動作は至って正常です。75φも多少緩い程度で使えると思いますよ。 今度機会があれば、サイズ測って計算してみますね。
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198 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/07/07(火) 14:00:29.76 ID:SMbaxZye - 73φはヤフオクに有りますよ。高いですけど。
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205 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/07/07(火) 16:20:25.19 ID:SMbaxZye - >>204
仰る意味は分かります。完全剛体かつベルトやテープの伸び無し&スリップ無し+ST両キャプスタンは完全等速、で仮定してしまいました。 実はD-2200MBは2度目の入手で、以前は学生時代にバイトして新品で買いました。初カセットデッキでした。 当時はBIASや録音感度、録音EQや再生レベルなんて全く解っておらず、ATRSがなんなのか、取説を読んでも良く理解出来なかった記憶があります。 今実機を見ると、ATRS結構凄いと感じます。 それでも当時からクラッシャーで、カセットハーフを加工して、ヘッドが完全に見える様にして再生走行させた事が有って その時は、テープテンションはかなり弱くて、音は出ていましたが、かなり不安定&ハイ下がりで、時々音は出なくなるし それに、S側リール軸を指で押さえると音+高域復活と言う感じで、しかも、明らかにテープがヘッドにタッチする様が解りました。 当時はバックテンションなんて知らなかったし、でもナカミチは知っていて、ナカミチはパッドに依存しないで、ループ内でテンションだけでヘッドタッチを確保してる、みたいな事がカタログに有ったので Lo-Dも同じか?と思ったのですが、以上の実験から、このデッキはクローズドループなのにテープのパッドが無いとマトモに音が出ないデッキで ループ内テンションなんて無いんだ、と感じた記憶があります。ヘッドへのテープのタッチが悪いんだな、と漠然と思いましたね。 以上の様な記憶と、今回の分解でS側T側両フライホイールの径が同じだった事から、S側とT側のキャプスタンが等速で回っているLo-D D-2200MBはループ内のテンションは無い、と断言しました。 過去の漠然とした記憶が裏付けられた感じがして、舞い上がったのかも知れません。確かに正確には、ループ内テンションは弱いながらも有りますね。私の間違いです。 ただ、過去の経験からS側キャプスタンを極小で速度を落としたいですね。ユニトルクDDモーターが結構よく出来ているので、今、ワウフラに影響があまり出ない方法を考えています。
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206 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/07/07(火) 17:33:40.77 ID:SMbaxZye - >>199
>個人的には2200MBの二つ前の5500DD/Mが印象に残ってます D-5500Mカッコいいですね。いや存在感有るなぁ。 でも良玉は無いんでしょうねぇ。 うちのD-2200MBは完全分解中で、本当にバラバラです。 カセットリッドの照明ランプ以外は全部コネクター結線で、電源トランスも簡単に取り外せますね。 ここまでバラせると、基板の部品交換もメチャやり易い。 Lo-Dカセットデッキお得意のプラシャシーに、意外にも割れ欠けやヒビが無いのでチョット驚いてます。 組み立て時は、カセットデッキのキットを組み立てる感じになりそうです。
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