トップページ > ピュアAU > 2013年09月25日 > lt75+Vdg

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名無しさん@お腹いっぱい。
隔離スレッド/タンノイVLZを語ろう

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隔離スレッド/タンノイVLZを語ろう
25 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/09/25(水) 08:07:18.70 ID:lt75+Vdg
珍しく2時間ほど早い目覚めである。新スレッド感謝いたします。しかも「隔離スレッド」、なお結構。
一部の方(お嬢弟子さん、フランチェスコ、ミレニアムさん、その他多少は覗いてみたい方)のみを念頭に、オーディオや音楽を主にふと心を過った心の断片を、徒然なるままに綴ってゆく所存。

先ずはスレタイからして、再度「逸品のVLZ(オリジナルGold)の音の佇まい」について再度触れておこうと思う、今やその音を知る方は絶滅危惧種であろう故。
前スレッドで再三書いた事の繰り返しになる部分も多々あるが、今回は『Harbeth/HLコンパクト7ES3』と同一ソフトを比較試聴することでその差を浮き彫りにしようと思う。
ソフトは「すべてSACD」とし、前スレッドで挙げたBEST5にポップスを1つ加え6種となる。 公平を図るためAMPは「Cary CAD-300SEI(300B→WE/6SN7→RCA 6SN7GTにそれぞれ変更)」、CDPは「リンデマン820」に統一した。

まずは「あの音源」から取り上げねばなるまい。
隔離スレッド/タンノイVLZを語ろう
28 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/09/25(水) 09:08:38.51 ID:lt75+Vdg
最初に断っておくが、私は「Harbethの音が好きである」。HLコンパクト7ES3を寝室用に所有している事が何よりの証拠である。

@ 音源1 『諏訪内晶子/Poeme(SACD:475 6189)よりサン・サーンス 序奏とロンドカプリチオーソ』
このソフト(SACD)こそ、ドルフィンの真価を見事に捉えた空前絶後の録音であろう。CDとSACDの情報量の差をこれほど垣間見せた例も少ない。
「Harbeth」ではB&W820Diaに代表されるセラミック臭のする人口音は免れてはいるが、あくまで「情感に訴える心地よい音」であるのに対し…
「VLZ」では「生楽器そのものの音」が其処で諏訪内により奏でられており、ドルフィンのドルフィンたる所以である「悪魔的な殺気を帯びた、深く伸びやかな弦と弓が織り成す艶、ため息をついてしまう胴鳴り音」に慄然とさせられる。

名器/名演/名録音、三拍子揃った名盤である。ご自身のSP能力チェックも弦に関しては外せないと断言できる。

SACDPを所有している諸君は、何はさて置き是非とも所有しておくべき1枚だと思う。
(つづく)
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29 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/09/25(水) 10:19:29.74 ID:lt75+Vdg
>26.27
使用当初バイアス調整で失敗り街の掛り付けの電気屋さんに見てもらいました。2日程で戻ってきました(修理費8千円なり)。メンテは真空管の寿命を見越して予備真空管を用意しておくこと位ですかね、極めて安定してます。

A 『諏訪内晶子/シベリウス Vn.協奏曲(470 622-2)』
このSACDにはシングルレイヤー盤(UCGD-9007)もリリースされているが、鮮度は高いものの、気の所為か「空間の余韻、温もり」にやや欠ける印象を受ける。
Harbethとの比較だが、出だしの気配からすでに違いは明らかだ。Harbethがサロン的な雰囲気の中でムードたっぷりに音楽が始まるのに対し、VLZではオペラシティを更に巨大にした教会の中に一気に引き込まれ、静寂を破りpで厳かに第1楽章が開始される。
低弦はHarbethが「ボ・ボ・ボ」に対しVLZでは「ザ・ザ・ザ」である。
このSACDの最大の聴き処は「1楽章5:27〜5:30の金管の炸裂」であるのは疑いない。Harbethでは「ふくよかに心地よく響く」のだが、VLZでは文字どおり『炸裂!』する。
VLZのオーケストラ再生で素晴らしい点の1つは、各楽器のPlacementがしっかり取れ実在感を帯びて鳴ることだろう。決して「総音」とならず、各楽器の音がSPから放たれた後空間(部屋)の空気の中でハーモニーとして鳴る。

このVLZの音の佇まいの延長戦上にAutographがある。
隔離スレッド/タンノイVLZを語ろう
31 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/09/25(水) 10:53:50.70 ID:lt75+Vdg
B 『AMADEUS サウンドトラック (2WAMS-1796-6)より K.183/1楽章』
この音源は私が待ちに待った理想のK.183(1楽章のみだが)でもある。
それまではブリテンで我慢していたのだが、1楽章のあの装飾音の処理の仕方はクレンペラーと同様で、私は其処で緊張の糸が切れる。耳に付いて仕方がなかったのだ…
それをこのサウンドトラック盤は一気に払拭してくれた。「自分ならこう指揮したい 」、そんな演奏なのである。

さてVLZで聴く音だが、まるで「指揮台に立っている」が如くである。オーボエの哀愁を帯びた実在感も只者ではなく、背景のホルンもトゥッティでさえマスクされることなく、その旋律すら追える。
この音の嵐の中にいつまでも包まれていたい衝動が湧く。Vn.群の疾風も低弦群の怒涛もモーツァルトの魂の叫びを聴く想いだ。

Harbethでは、より理性的であり仄かな温もりすら漂う、不思議である。

(〜Eまで、つづく)が、此処で一息。
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33 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/09/25(水) 11:57:09.75 ID:lt75+Vdg
C 音源4 『モーツァルト:レクイエム/カール・ベーム& V.PO』
「諏訪内晶子のPoeme」と並び、CD/SACDの情報量の差を「これでもか!」と見せ付けられる音源の1つである。

Harbeth→VLZに切り替えると、もう最初の数小節で空間が一気に何倍も広がった感をまず受ける。小さな教会が大聖堂になったような…
マスターテープに記録されているリバーブの情報量が格段に増えた結果であろう。
そもそも「生音」と「再生音」を分ける最大の要因は『micro dynamics』の差にあると私は考えている。真空管がトランジスターよりも「micro dynamics 再生に優れた素子である」事はあまり知られていない。
同様にモニターRed/Gold/K3808(ミレニアムは聴いたことがないのだか、Mil氏の言「ミレニアムはK3808スーパーレッドモニター風味」だとしたらミレニアムも)は現代TANNOYよりこの「micro dynamics の再現力」に優れたSPなのである。

そのモニターGoldで聴くSACDレクイエムは合唱は何処までも透明、Lacrimosaは「今にも止まる心臓の如く、常にティンパニーが「張り詰めた」響きで鳴りつづける。

(つづく)
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34 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/09/25(水) 12:17:26.39 ID:lt75+Vdg
>32
偶然ですね、私もヴァイオリンの試聴には「ヒラリー・ハーン/シャコンヌ」と「ムター/モーツァルトVn.協奏曲」を持参します。
片やビョーム、片やストラディヴァリウス、その響きの温度感の差を聴くとSPの素性が大体解ります。
その後、「イ・ムジチ/K.136」となり弦のユニゾン/合奏のソノリティーのチェックに進みます。

進めず止める機種が多いんですが、Harbeth(S-HL5/7ES3」は無難に進めました。サブには(特に寝室用)良いです。リラックス出来ますから。

さて、そろそろ仕事の準備に入ります。帰宅は23時頃、一息着くのは0時過ぎです。
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40 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/09/25(水) 14:12:22.26 ID:lt75+Vdg
D 音源5 『CARPENTERS singles 1969-1981(B0002996-36)』

CDとSACDの情報量の差を見せ付ける点では「諏訪内晶子 Poeme」と双璧であろう。
特にカレンの声が好きな方はこのSACDは宝物になるはずだ。
モニターGoldでは、まず静けさが支配し、そこにコーラスを含め10名ほどの人が待機している気配が感じ取れ、「YESTERDAY ONCE MORE」から演奏が開始される。
ピアノの粒立ち、輝きがまるでCDとは違う。各楽器奏者が距離を空けて配置され演奏しているのだが、何より素敵なのは……
「カレンのブレスの生々しさ!其処に、3m手前に『カレンが居て』、あの声で私に語るように歌ってくれる」体験が出来ること。

Harbethではベース音にマスクされがちだった各楽器の音色・表情も明瞭で、そのハーモニーが筆舌に尽くし難い。
あとHarbethではボリュームを上げるにつれカレンの音像がやや肥大化したが、モニターGoldでは、あくまで「等身大」であり、口元は決して肥大化しない。
モニターGoldのmicro dynamicsが如何に優れているかの証とも言える。

仕事に参ります。では。


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