- 蓄音機総合スレッド2
119 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/08/25(日) 22:46:25.16 ID:OW3h7GxB - 蓄音機がどのくらいのパワーで動いてるのか前々から疑問だったので、概算で
見積もってみました。機械はHMV163でモーターは2本ゼンマイの#32モーター。 Victrolaの2本ゼンマイもほぼ同じものでしょう。 特に測定器はないので、手持ちのものでやれる範囲で行いました。 まず、レコード再生のためにゼンマイ巻き上げで人間が加えたエネルギーを考えてみます。 巻き上げのトルクは一定ではなく、またレコード1面を再生するのに必要なクランクの 回転数も不明なのですが、12インチ再生に必要な巻数を多めにみて20回巻きとしてみます。 これで巻上げの総回転角度は20*2π radです。 次にトルクですが、おおよその手応えでwこのあたりがレコード再生時の平均だろうな と感じるところを測ってみると、分銅で測った巻上げ荷重が1.2 kgfでクランク半径が 0.11 mです。この時の巻上げトルクは、 巻上げトルク 1.2 * 9.81 * 0.11 = 1.3 Nm 巻上げ量に対してゼンマイのバネ定数が一定として、巻上げ時の平均トルクを 先のトルクで代表してならして概算すると、先に20巻きと仮定しましたので、 巻き上げの仕事量 1.3 * 20 * 2π =163 J 12インチレコードの再生時間が5分として仕事率を出してみると、 5分(5*60 s)聞けるとして 163 / (5*60) = 0.54 W 巻数が20は多かった気もするので15巻きとすれば約0.4 Wです。荒っぽい概算ですが、 おおむね数百mWのオーダーではあると思います。 だだしこれはゼンマイの駆動パワーそのものなので、このうち多くが摩擦などで 失われると考えられ、どの程度音のエネルギーになるかは不明ですが、仮に1/10と して数十mWとなります。 多いのか、少ないのか、こんなものなのか、、、 駆動パワーとしてはマブチモーターくらいですね(´・ω・`) http://www.mabuchi-motor.co.jp/cgi-bin/catalog/j_catalog.cgi?CAT_ID=re_260ra また、ターンテーブルのトルクを直接測ることができればその方がいいかもしれない。 蓄音機の音圧を測ったデータがあれば、それと関連させて考えてみるといいかも しれないですね。
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