- モノラル隔離病棟
366 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2013/08/03(土) 07:01:27.49 ID:Kq+AwvBo - ポピュラー系の初期ステレオは癖が強くて
ボーカルが左、ドラムが右とか色々ありますね。 これには諸説あって、 ステレオだということを判りやすくするためとか 当時のセラミック・カートリッジの分離が低いためとか モノラル・カートリッジだと削り込んでしまうとか 今ではあまり判らないことも多いのです。 ジョン・レノンもステレオの聞き方が良く判らなくて 左を横に、右を縦に置くなど変わった聞き方をしてた なんて面白おかしく回想してたような。 でもアルテックのカタログにもこれがあるんですね。 http://www.hifilit.com/Altec/1959-m.jpg
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368 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/08/03(土) 09:44:24.83 ID:Kq+AwvBo - 室内楽やリートでもありますよ。ヴァイオリンが左、ピアノが右という感じのやつ。
CDでも”正確に”リマスターされています。 ジャズでもソウル・ボサ・ノヴァなどがそういう録音をしていますね。 こうした録音は、モノラル時代の指向性の広いスピーカーで聴くと 恰幅良くバランスが取れてくるのですが、それだけのために?という疑問も。 あくまでもサウンド重視で選ぶと大型スピーカーで、距離が置けないために ステレオ的な分離感なしで放出しているという感じでしょうか。 箱庭サウンド・ステージではなく、ウォール・オブ・サウンドへの誘いです。 江川三郎氏の逆オルソン式というもひとつの手ですが 最後に片側だけモノラルで聴くという新境地を開いていきました。 ステレオのモノラル合成は永遠の課題です。 オケの右手にチェロを移動したのは、ストコフスキーがディズニー映画でやった という逸話が残ってますが、ときどきフルヴェン指揮下のベルリン・フィルも。。。 http://www.furtwangler.net/images/bpo47funkhaus.jpg 意外に噂というものは当てにならないものです。
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370 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/08/03(土) 14:57:31.05 ID:Kq+AwvBo - モノラル・スレでステレオのことを話すのは何ですが
実はモノラルという名は、ステレオ以降に登場したのです。 ある意味、ステレオの不満はモノラルの美点に繋がるという逆説もありです。 ステレオでなければダメ、という発想が間違っているだけなのです。 うさぎ小屋の話が出たついでに、ステレオ試聴で最も狭い場所は ラジオ局のDJブースです。 人によってはヘッドホンでモニターするのですが BBCがLS3/5aを開発した背景には 狭いブースを有効に活用しようとしたと思われます。 実際はもっと狭い空間での再現を目指していた感じもあります。 http://downloads.bbc.co.uk/rd/pubs/reports/1970-13.pdf (4ページ参照) ドールハウス寸前のミニチュア空間ですが、仮想空間の演出の限界が ここにあるように思います。
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