- OPアンプ スレッド パート\
824 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/05/06(月) 22:19:52.77 ID:dR/CrfLO - 半導体内部の電圧と電流の関係は一般的なオーム則ではなく熱統計力学的に表現されます
すなわちボルツマン定数と絶対温度を乗じたものを電荷量で割ったもののエクスポネンシャルをとるということです この事実が示すように半導体ではある電圧を超えたあたりから電流がワッと流れるようになるということです ディスクリートアプリケーションのように電源電圧が決めうちされている設計ではこのワッと流れる領域を使います 線形との近似度が高い領域を使うということですね ところが汎用オペアンプでは広い電源電圧対応が優先事項ですのでこのような設計はされません 広い電圧レンジでの安定性のため電流量が少ない領域以下に押さえ込み線形性が低下してしまいます この領域こそがデータシートに現れる定格あるいは最大定格ということですね 逆に言えば正しい設計であれば電圧はどんどん高くしたほうがオペアンプが本気出すということになります ロジック回路技術者の間ではオーシィと呼ばれておりかなり一般的なテクニックです
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