- [R指定]紳士淑女のオーディオ千夜一夜なのさ[121夜カニ]
307 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/04/21(日) 11:46:36.08 ID:H15wB1v+ - 「音階」を表現できるものが「楽器」というなら、電子楽器も楽器である。
しかし何度もいうが空間は人口的なもので、オシレーターから発した音を アンプなどで増幅して表現するし、録音の場合はラインで直に記録する。 ある意味「原音」というものだけにこだわったら、電子楽器が一番近い。 つまり「声」でも、「ピアノ」でも、「エレキギター」でも、すべてマイクで 拾わないといけない。 そこで障害がでるので、とりあえず調整が必要になる。マイクは100%原音を拾うと 限らないから。それにマイキングでトーンも変わる。単一指向性のマイクは特にね。 それにマイクの選択でも違うね。コンデンサマイクだと音がキラキラした感じに 録れるので、ボーカルや金管楽器、バイオリンなどの弦に適しているように、それだけ でも元の音と違うと言えば違う。 つまり「原音」とはなんなのか。 「原音」=元の楽器や声の音と言ってしまうと、マイクで音を拾う時点で違ってしまう。 その点で考えたら、電子楽器は信号がラインから入ってスピーカーから初めて発するので 元の楽器の音と一番近い。しかし空間はない。電子的に効果を加えてやっと生まれる。 だから「原音」てなんぞやにより、議論の内容も変わる。 楽器の音を純粋に記録できるのが、レコーディングの理想であるし、エンジニアはそれを 目指している人が多いが、理想論だね。 つまり「原音再生」は結論でいうと「無理」が本当の答え
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