トップページ > パチンコサロン > 2017年03月18日 > N2JQMRYj

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ヽ(´∀`≡´∀`)ノ7777さん
見た事のあるパチンカスの末期 [無断転載禁止]©2ch.net

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16 :ヽ(´∀`≡´∀`)ノ7777さん[]:2017/03/18(土) 15:47:02.42 ID:N2JQMRYj
もう15年位前の話になるか。

その店は1階がCR機と最新のパチスロ、
地下が現金機と羽根物、古いパチスロが置いてあり、ちょっとした休憩コーナーがあった。

打ちに行くのは週に2回程度、CRよりも現金機の方を好んで打ってたな。
だから俺はいつも地下に行ってたが、行く度に必ずいるオッサンがいた。
横柄を絵に描いたような感じで、いつも一人でブツブツ文句を言ってて、他の客に絡んだりもしていた。
そんなだから、そのオッサンは俺も含めた周囲の客から顰蹙を買っていた。
そんなある日俺に地方への異動の辞令が出て地元を離れてたんだが、数年後再び地元に異動になった。

暫くぶりにその店の地下に行き台を物色してたら、地下をフラフラ幽霊のように歩いてる老人がいた。
良く見るとあのオッサンだった。
愕然とした。別人のように痩せ細り、口元にはヘラヘラした笑み。俺が地方に行ってる間に一体何があったのか…。
金が無いのか落ちている玉を一個一個拾っては台に放り込み、ハンドルを回し、無くなればまた玉を拾い…を繰り返す。
その痛々しい行為を見かねた店員がオッサンに声をかけた。「今日は。おじさん、お金無いのかな?」
オッサンはヘラヘラしながら、力無く頷いた。店員は責めるでもなく、オッサンの肩を抱きながら、
「そうかぁ。ね、今度お金ができたらまたゆっくり遊びにおいでよ。その方が楽しいよ?」
オッサンは頷いて、とぼとぼと階段を登って行った。それがオッサンを見た最後だった…。
程なくして、俺が地元を離れてからすぐオッサンの作った多額の借金が原因で一家離散、
オッサン自身も大病を患い、命はとりとめたものの入退院を繰り返していた事を、他の客から聞いた。

あれから15年、俺が通ってたその店は今は雑居ビルになってしまった。
あのオッサンがどうしているか、今となっては知る由もないが、
今でもここを通ると、あのオッサンの寂しい背中を思い出してしまう。

長文乱文失礼。


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