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初SS
【ヤスヒロ】CR戦国乙女 〜乙女武将との日々〜 第五章

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【ヤスヒロ】CR戦国乙女 〜乙女武将との日々〜 第五章
562 :初SS[sage]:2012/02/14(火) 00:17:17.72 ID:uENyYhEo
〜ケンシンの部屋〜
俺は言われた通り昼過ぎにケンシンの部屋へと来ていた。
ヤス「ケンシン、話って?」
ケンシン「ええ。ヤスに榛名のことについてどんなものか話しておこうと思って。」
ヤス(あの反則アイテムか・・・・)
ケンシン「とりあえず榛名の絵を見せるわね。私が書いたものなんだけど。」がさがさ
ヤス「へー。ん、ちょっと待て、ケンシンは榛名がどんな形かどうして知っているんだ?」
ケンシン「そういえばまだ話してなかったわね。実は私は以前榛名を見たことがあるわ。」
ヤス「! え、どういうことだ!?」
ケンシン「私がまだ武将となる前、駆け出しとでもいうのかしら。その時に偶然榛名を見つけたのよ。ただ当時はそれが榛名だということは分からなかったわ。」
ケンシン「あの時榛名は私の前で赤く強く光ると目の前で消えてしまったわ。でもあの赤い光を浴びた後から私の槍術は格段に強くなって、他の兵ができないような技も放てるようになったわ。雷を纏った槍撃をね。」
ヤス(榛名のおかげでケンシンは他の兵よりも格段に強くなって、特殊能力も備わった訳か・・・・・。ん?特殊能力?)
ヤス「ケンシン、今この世界にいる武将達って・・・・。」
ケンシンは少し笑い答える。
ケンシン「さすが鋭いわね。そう今この乱世に降り立つ8人の武将たちはみんな1回榛名と出会っているわ。シンゲン達には確認したし、ノブナガ達も間違いないでしょうね。」
ヤス「でも榛名を手にいれたら天下をとれるんだろ?全員見てるってどういう・・・・」
ケンシン「分からないことも多いのよ。ただ当時は全員見たものが榛名とは知らなかったし、そもそも榛名というものの存在自体知らなかった。」
ケンシン「それぞれが武将になってから、私の城とヒデヨシの城から急に発見された書物から榛名の存在が分かったのよ。」
ヤス「なるほど。」

【ヤスヒロ】CR戦国乙女 〜乙女武将との日々〜 第五章
563 :初SS[sage]:2012/02/14(火) 00:17:50.53 ID:uENyYhEo
ケンシン「分かっていることは榛名は次に現れる時、封印の塔と呼ばれる建物と同時に現れるという事だけ・・・・。だからみんな必死で塔の在りかを探しているわ。」
ヤス「んー、難しいというかなんというか。」
ケンシンはため息をつきながら答える。
ケンシン「正直私も分からないことだらけよ。まとめると、私達武将は全員榛名を1度見ていること。そして榛名を見たことによって各々協力な力を手に入れたこと。最後に榛名は次に現れる時塔と一緒に現れるため、全員塔の在りかを探っていること。こんな感じかしらね。」
ヤス「その塔については何か分かっているのか?」
ケンシン「正直さっぱりよ。全く分かって無いというのが現状だわ。ま、とりあえず姿だけでもヤスには知っておいてほしいからこの絵を見てみて。」すっ
ケンシンが紙を差し出す。
ヤス「ああ、そうだったな。どれどれ・・・・・・・!!!!!??」
ヤス(こ、これって・・・・・!?)
ケンシン「? ヤス、どうしたの?」
ヤス「! あ、ああ。なんでもない、勾玉みたいな形なんだな。」
ケンシン「そうね。ま、とりあえず当面は何か分かるまでは打つ手無しね。ノブナガ達も同じでしょうから、先に競争相手を減らそうと攻めてくるのだけには気をつけないとね。」
ヤス「そうだな・・・・。」
その後ケンシンは城主としての仕事があるようなので、俺はケンシンの部屋を出て自分の部屋に戻ることにしていた。

【ヤスヒロ】CR戦国乙女 〜乙女武将との日々〜 第五章
564 :初SS[sage]:2012/02/14(火) 00:18:43.21 ID:uENyYhEo
〜夜・ケンシン城〜
俺はケンシンから与えられている自分の部屋で一人考えを巡らせていた。
ヤス(・・・・・・・・。)
ヤス(どういう事だ?なぜアレがここにある?榛名の正体って・・・・・?いや、あれの正体が榛名・・・・?)
ヤス(天下を手に入れることができる・・・・か。いや、あれは望みを・・・・・。)
ヤス(アレの力で俺は・・・・・・。いや、アレのせいでか・・・・・・。)
ヤス(・・・・・・・・・・・。)

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・
ヤス「めんどくせえ・・・。なんで1週間も、今すぐ殺るか。」すたすた
ヤス(教会・・・・。ここか?)
ぎい・・・。
ヤス(? 誰もいねえのか?気配がねえ・・・・。)
?「どなたですか・・・・。」
ヤス「!」
女「あ、このような時間に御祈りにいらしたのですか?初めてのお方ですよね?」
ヤス(女?的については何にも知らされていなかったが・・・・。)
ヤス「いや・・・・、何でもねえ。邪魔したな。」
女「あ、待ってください!」
ヤス「?」
女「せっかくいらしたんですから、少しお話でもしていきませんか?」
ヤス「はあ?」
女(ニコニコ)
ヤス「・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・
・・・・・
・・・


【ヤスヒロ】CR戦国乙女 〜乙女武将との日々〜 第五章
565 :初SS[sage]:2012/02/14(火) 01:32:31.43 ID:uENyYhEo
>563
4行目、協力→強力っす。


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