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底名無し沼さん (ワッチョイ 7f89-dfs3 [59.137.178.73])
パンパカパ〜ン♪また死にました Part407

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パンパカパ〜ン♪また死にました Part407
693 :底名無し沼さん (ワッチョイ 7f89-dfs3 [59.137.178.73])[sage]:2019/12/04(水) 12:50:13.82 ID:J23Tv5C70
ニコ生滑落生配信の彼は表現者・栗城があと一歩のところでやれなかったことをやった
滑落して死ぬ瞬間をとらえた本邦初と思しき映像が後に残された
これは栗城がやった指九本表現とかベッドで入院とかの表現を軽く超えた

登山表現としてはSOS事件があり、これは美術用語ではインプレッションの領域に入る
ChimPomが広島でやった「ピカッ」の表現があるが、SOS事件では平面上に構成された「SOS」と言う文字がより表現の現代性を高めている
キャンバスは何か、画材は何か、の選択があるが、山頂で丸太という新様式の表現を産み出した
これらより、主張の壮大さでインプレッションの現代性が決まるなら、生配信はまさに現代性が高い

これは表現者・栗城は「映されるわたし」という現代オブジェクトであり、
残っている彼の表現は全て栗城が映っていることからも、その「古さ」が垣間見える
しかし生配信だとFP映像により映されるべき「わたし」は欠如し、視聴者がその光景をあたかもゲームかのように追体験することも、一応は可能である……という、新時代の映像表現を追求している
そこに機械音声による視聴者の声という文芸的な仕掛けも加わると、ニコ動が築き上げた先端表現の最大限の活用が見られる
パンパカパ〜ン♪また死にました Part407
694 :底名無し沼さん (ワッチョイ 7f89-dfs3 [59.137.178.73])[sage]:2019/12/04(水) 12:59:37.18 ID:J23Tv5C70
伝説の遭難者・yuconの何が伝説化と言えば、彼の残した表現たるあのキ○○○めいたblog文章にある
あの文才が彼を伝説にまで押し上げた
「表現するわたし」という伝統的な方向性を保ちつつ、ネット時代に即した方法で我々に表現を提供したわけだ

これらに共通するのは「死の追体験」であり、ジェットコースターから登山の主観映像に至るまで、21世紀の我々の日常に溢れている
「わたくし」というものを認知させ追体験させる方法として、その手法が登山界でも研究されている

で、享受者たる我々は「残されたエビデンス」によって何があったかを知るワケだ
これは埋没者が残した実に感動的な遺書(雪の遺書)にも顕れている
これらのエビデンスは時代が下ると美談性が剥奪され悲惨さ凶暴さがより強調される仕組みになっている
即物性や現実性や写実性が強化されて、ありのままの滑落光景が我々の眼前に提供されることとなる
パンパカパ〜ン♪また死にました Part407
697 :底名無し沼さん (ワッチョイ 7f89-dfs3 [59.137.178.73])[sage]:2019/12/04(水) 13:13:50.99 ID:J23Tv5C70
つまり登山そのものが主目的ではなく、登山に付随するアート行為が主目的になっている
山頂にこれみよがしに飾られた山頂の杭(○○山山頂 ××××m)と一緒に記念撮影するのは、カメラ時代においては一種のトロフィーとして登山者に保有される
これが昭和の写真時代の登山表現で、そのためのインスタ映えするかのようなスポットとしてわざわざ設置されている

それがSNSの発達によって登頂写真が共有されることとなった
つまり達成が誰の目にも見えるように審らかになったわけで、しかもそれは急速に陳腐化した
この陳腐化が何を招くかというと、登山表現はより先進的で突飛なものを目指して加速する
ビキニ登山なんかがその先鋭化した登山表現の好例だ
出来る限り誰もやらなさそうなことをする、これが21世紀型の登山表現になる
パンパカパ〜ン♪また死にました Part407
747 :底名無し沼さん (ワッチョイ 7f89-dfs3 [59.137.178.73])[sage]:2019/12/04(水) 21:27:32.77 ID:J23Tv5C70
谷川岳ともなると死者1000人記念を目指すアホが寄ってくるから交通事故のように「今日までの死者数」などは張りだされてはいない
これをやると本当に記念すべき1000人目にならんとするアホが群がる


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