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230 :棘 ◆j8507.tUjk [sage]:2012/06/09(土) 00:36:36.35 ID:3VPm4g0W0 - 特にネタが無かったのでしおんちゃん可愛いして寝る。
それにしても隠しキャラで可愛いおじいさんが出て来ましたね。 ああいうおじいさんキャラは大好きなんですよ。
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232 :爆音で名前が聞こえません[sage]:2012/06/09(土) 12:49:59.66 ID:3VPm4g0W0 - しかし、初老を迎えつつある彼にとって隠遁生活は決して優しいものではなかった。
食糧は山中で調達しなければならないし、高度数千メートルはある山の頂に 住処を作ったために吹きすさぶ風の寒さに耐えながら日々を過ごさなければならなかった。 次第に、教会を棄てて一人でこの地に身を隠した事を彼は後悔し始める。 「私の選択した道はこれで本当に正しかったのだろうか…」 「考えた所で教会が今更私を許してくれる訳でもない。私は百匹の羊の群れから 抜け出した哀れな羊じゃ。聖書ではその羊が戻れば祝福されるが、私は…」 (ルカの福音書15:4〜7) 彼は現実が聖書に記された通りに進んでいる訳ではないと、身を以って知っていた。 一人でこの山を下り切る体力が残っているかどうかも問題だったし、その内教会の事を考えるのは止めた。 それから暫くして、酷い雨が降ったある朝の事。 家の近くで鳴き声がするから外に出てみると、一人の赤ん坊が汚い布きれに包まれて捨てられていた。 彼は、咄嗟に赤ん坊を拾い上げて家の中に入れ、暖炉の前まで連れて行き身体を温めてあげた。 「この子は…一体どこから来た子なのじゃろう?こんな辺鄙な場所に赤子を捨てる人もおるまいて…」 「それにこの子はよく見たら耳の形が普通のヒトとは異なっておる…」 彼の頭には様々な疑問が浮かんだが、泣き止んで寝息を立て始めた赤ん坊を見ると その様な瑣末な問題はどうでも良いかのように思えた。 彼は、責任を持ってその赤ん坊を育てる事を決心した。 「名前はどうしたらええかのう」 「そうじゃ…お主はこんな大洪水(大雨)の日に難を逃れてここまで辿り着いた…言わば箱舟みたいな存在じゃな」 「私と同じく、お主も俗世の人間達から離れて一人ここに来たのじゃ。お主はアーク(ノアの箱舟の事)と名付けよう」 彼はアークを持ち上げて宙に掲げた。 それが、ロード・メェーとアークとの出会いであった。
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233 :爆音で名前が聞こえません[sage]:2012/06/09(土) 13:28:58.58 ID:3VPm4g0W0 - 彼は一人でアークを育て、将来人間社会に馴染む様に教育も施した。
驚いた事に、アークが人間の子供と異なって非常に物覚えが良く頭の回転が良かった。 1年後、アークは初めて言葉を発した。それは"My Lord(主よ)"だった。 更に2年後、アークは初等教育の全ての範囲を学習し終え、 更に2年後、高等教育で学習する範囲を全て学習し終え、 更に2年後、大学で学ぶであろう分野の学習も全て終えてしまった。 十歳になる頃にはロードが弟子に命じて持って来させた本も全て読み終えてしまった。 成長する度に外界への興味が深まるアークであったが、自分以外の人間は ロードしか知らない事もあり、また彼に深い尊敬を抱いていたので山から下りようと言う気にはならなかった。 年を追うごとに身体が弱くなって行ったロードは、次第に家で過ごす時間の方が多くなり、食糧調達はアークに任せる様にした。 アークも、山に落ちていた枯れ木から弓矢を発明し、山菜以外にも鳥を食糧として持ってくるようになった。 更にそれから何年か過ぎた時の事であった。 ロードはアークが作ってくれた長椅子…獣のなめし革を貼り合わせ、その中に羽毛を詰めて作った 現代で言うソファの様な椅子に座っていた。彼は本当にロードの為に尽くしてくれていた。 ロードは椅子に座りながら自分の息子…アークの事について思いを巡らせていた。 「この頃、アークを見ていると心臓の動悸が早くなって寿命が縮まりそうじゃわい…」 「人間と違う種族(エルフ)であるせいか、中性的な顔立ちと体付きが女性のそれと比べて遜色ないし、 あやつの瑞々しい肌…胸やら太腿を見ていると、わしが遥か昔教会で働いていた頃にすら 芽生えなかった感情がむらむらと湧き上がってどうしようもなくなるんじゃ…」 ロードはもはやアークを自分の子供ではなく、性の対象として見る様になってしまっていた。 彼はローブをはだけさせ、既にアークの事を想い硬くなったそれを右手で握った。 若者のそれとは違い、そこまで熱を帯びておらず静脈も海綿体に沢山浮き出ており丸太の様にごつごつしていた。 少しでも刺激の手を緩めると萎んでしまいそうなロードのそれは、古希と言う年齢を前にして初めて快楽を味わおうとしていた。 カトリック教会では自慰行為は深く禁じられており、ましてや聖職者がそれをするのは以ての外であった。 ロードも若い時分は、女性を見てその様な気分にならない為に必死に自制していたのである。 しかし、かつて教会で見た肉欲の宴によって生まれた教会に対する不信感、 また長年教会から離れていた為に、信仰や忠誠心と言ったものは微塵も残っていなかった。 彼はただ、十数年も自分を愛してくれたアークの事を想い、 また彼に対して興奮している自分に素直に向き合って自身を慰めたかったのである。 彼はゆっくりと右手でそれを刺激し始めた… この年になって初めてするマスターベーションは彼にとって大変な負担であった…
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235 :爆音で名前が聞こえません[sage]:2012/06/09(土) 14:16:07.80 ID:3VPm4g0W0 - 彼が自身を慰め始めてから数分すると、アークが今日の猟を終えて帰って来た。
「ロード、只今戻りました。今日は…って、何をしていらっしゃるのです!?」 「アークよ…帰って来たか。なに、この年になって初めて神に対する冒涜をしているのじゃよ」 「冒涜…ですか?」 「わしはこれでも元聖職者…この身は生まれた時から神へ捧げねばならぬと決まっておる。 じゃが…わしはもう疲れてしまったんじゃ。死ぬ間際まで嘘をつき続けるのも馬鹿馬鹿しくなってのう。 今、お主の事を考えながら自分を慰めておったのじゃよ」 アークは息を切らせながら一物を弄んでいるロードの姿に一瞬驚いたが、 ロードが老齢である事と、彼が激しい運動もできない事を慮りすぐに我に返った。 「ロード!こんな事をされてはお身体に触ります。お願いですから、お止めになって…」 「じゃったらアークよ、お前の手を拝借しても構わんかね…? 他の誰でもない、お前の手で私を慰めて欲しいんじゃ。なに、簡単な事じゃよ… わしの身体を今からお前に預ける。白い液体が出るまでわしのそれをお前さんの手で刺激して欲しいんじゃ。 何分、わしも初めてなもので勝手がわからんのじゃよ。すまぬな、アークよ…」 「承知致しました…」 アークはロードの太枝を右手で柔らかく包み込むと、ゆっくりと上下に動かし始めた。 「ロード、この様な形で宜しいでしょうか?」 「ああ、もう少し早くてもよいぞ…お前の柔らかい手でされていると、なんじゃ、不思議と…」 アークは手の動きを更に早めた。 ロードの息遣いが荒くなり、アークも手の平にロード自身の脈動を感じた事から このままロードが興奮のあまり意識を失ってしまうのではないかと思い、手の動きを止めようとした。 しかしロードが「止めてくれるな、止めてくれるな…」と涙を流して懇願した為、アークは手の動きを緩める事はなかった。 そして、暫くしてロードは絶頂を迎えた。 彼にとってこれが初めての行為と言うこともあったし、アークの手に自身を委ねている事もあって射精のタイミングがわからなかったのである。 アークの右手は彼の子種でべとべとになっていた。 「ロード…お身体の方は大丈夫でしょうか?本当に白い液が出るなんて…」 「はぁはぁ…大丈夫じゃ。アークよ、わしが書き損じたこの羊皮紙で手を拭うとよい」 それから数分の間を挟み、息を整えてからロードが言った。 「アークよ、次はお前の番じゃ…お前さんも、わしと同じ気分なのじゃろう?」 既にアークの服の隙間から若者のそれがこぼれており、桜色の亀頭が顔を覗かせていた。 ロードは先ほどからそれを凝視しており、また心臓の鼓動が早さを増していたのである。 「そうじゃな…お主、それをわしの口の中に入れてみるとよい」 「ロード!流石にそんな事はできません…」 「男は度胸、何でも試してみるものじゃ…ふふ」
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236 :爆音で名前が聞こえません[sage]:2012/06/09(土) 14:28:48.14 ID:3VPm4g0W0 - それから半年して、ロードはベッドの上で息を引き取った。
アークとの'密な'交情を深めた事が寿命を早めた訳ではなく、 元々ロードは自分の寿命が残り少ない事を自覚していたのかもしれない。 ロードが亡くなってから、山に残る理由も無かったのでアークは下山を決意した。 僅かばかりの食糧と、ロードが書き残した日記と、聖書を持って。 その後、アークは何年にも渡り弓使いの冒険者として世界を練り歩いている。 ロードが生きている間に求め続けた世の中の真理を追い求めて。 彼は路銀を稼ぐ為にしばしば酒場でピアノ奏者として臨時で働く事もあった。 その時彼がしばしば弾くお気に入りの曲が、彼の師ロードをモチーフにしたものであった。 冒険者達の間で、その曲はVellum(羊皮紙)と呼ばれている。 ー完ー あまりにもロード・メェーが可愛いのでこんな話を考えてしまった。 反省はしている。
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