- 【全国】一人旅OKの温泉宿★パート32【温泉】©2ch.net
61 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2015/09/22(火) 08:45:13.76 ID:fVxfK5vc0 - 夏に行ったとこ 既出だけどレポ
■つまごい館(群馬:嬬恋村) 2食付き。税込み9900円(-ぐんまプレミアム宿泊券2500円)。 1万でおつりがくるリーズナブルな宿だが、プレミアム宿泊券を使うには効率の悪い宿とも言えるw 今までずっと行ってみたかったのだが機会にめぐまれず初宿泊。 吾妻線大前駅から徒歩10秒の至近。駅舎に見間違える人もいるだろう。 ただし宿泊にはちょうどいい時間の列車がなく、鉄道で訪れようと思ったら帰りは隣の万座・鹿沢口駅まで3〜4km歩く必要がある。 何しろ大前は忘れ去られた終着駅であり、1日にやってくる列車はわずか5本・・・。 宿の駐車場も駅の目の前にあるので、駅の駐車場と間違えると思う。あるいは駅と兼用? 旅館内部は、ほぼ全体が綺麗にリフォームされている。 外観もリニューアルされているので老舗旅館のような風格はないが、清潔感はある。 夫婦経営と思われる。 ●部屋 和室8畳エアコンあり冷蔵庫あり。バストイレなし。 部屋もリニューアルされて小奇麗な感じになっている。 殺風景でも華美でもなく、何気なく過ごすのに最適化されている、好きな雰囲気の部屋。 共同トイレだが部屋数が少ないのでキャパは十分。 洗面台は部屋にはないが、部屋前の廊下の両端に一つづつある。 布団は夕食中に敷いてくれた。 点で支える敷布団で掛け布団もフワフワしており、安めの子宿にしてはかなり寝心地良い部類の布団だった。 常にザーザーと水の流れる音が聞こえ、窓を開けると眼下は吾妻川が流れる。 ●風呂 夏に入るには至高のぬる湯。5〜6人の長方形の内湯やや加温(浴槽内で約39度くらい)がメイン。 そして2人で一杯の露天がある。 露天は二本のパイプからドボドボ給湯されており、1本は加温、もう1本は非加温かけ流しと思われる。 この露天は浴槽が小さいので、湯の回転率が凄い。 微量ながら泡つきがあり、金気臭と硫黄臭が嫌味なくバランス良く漂う素晴らしい湯。 高めの不感温度帯で何時間でも入っていられる。 色は内湯は細濁りの青緑がかった不思議な色の湯、湯の花は見られなかった。 一方露天はわずかに緑色をしているがほぼ透明。硫黄泉によくある中華スープのたまご様の湯の花が多く舞う。 泉質は重曹泉と表記されていたが、大量の炭酸水素ナトリウムのほかに、 硫酸塩+ナトリウム、カリウム、カルシウムがバランス良く含まれるため、 重炭酸土類泉+芒硝泉、正苦味泉、石膏泉の特徴も合わせ持つ、硫酸塩のグランドスラムのような名泉。 入ると最初はヌルヌル感、その後次第にキシキシ感が勝ってくる。不思議なお湯。 また先述したが、硫化水素含有量はわずか0.05mgとあったが、数字以上に存在感のある臭いがした。 特徴のある、本当に素晴らしい湯と見受けられた。末永く守って頂きたいと切に願う。 ●食事 1階食堂で頂く。 1度出しのため焼き魚や天婦羅が冷えているのが残念だが、とにかくご飯(白米)が美味い! なんでも美味く食えてしまうほど反則的に美味く、しかも一人では食いきれないほど大量にある。 自家製天日干しの米という話だが、こんなに美味いご飯は久しぶりに食った。 おかずはありきたりなのだが味付けは良い。 朝食もご飯が美味い(こればっかw) ご飯が進むおかずがフルに出るので、朝っぱらからがつがつ食ってしまった。おかげで昼食は割愛するはめに。 ●総評 温泉は最高レベル。料理も部屋も水準以上。 これで1万未満とは驚愕のコストパフォーマンスと言える。下諏訪のおくむら以来のお得感か。 良宿なのに結構空いているところも似ているかも。 女将さんは第一印象で無愛想感があるが実際はそうでもなく、いい距離で放置してくれる。 そしてちゃんと話してみれば実にいい人である。 朝は浴衣で大前駅まで始発列車を見に行ってきた。 浴衣で駅から列車を見送りできる宿は、日本中探しても滅多にないだろ(ここだけかも)。 来年の夏も是非行きたい。
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