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名無しさん@いい湯だな
附ャ浴での良い思い出 2湯目

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附ャ浴での良い思い出 2湯目
397 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2013/11/04(月) 16:55:11.98 ID:FSpGCrCq0
俺は高校時代は野球部だった。
ポジションはピッチャー、一応はエースと言うことになっていた。
もっとも弱小県立高の背番号1番だから、卒業後は野球と縁の無い人生を送っている。

今の職業は自衛隊員、趣味は他人よりは多めの休日を利用しての温泉巡り、
まあ、ワニと言った方がわかりやすいか。
そんなある日、とある温泉で、高校時代の同級生と巡りあってしまった。

その存在には、小さな宿なので直ぐに気付いたが、相手の顔を覚えていたからではない。
スラリとした長身、それでいて豊満な乳房、それを強調した露出度の高いファッション、そして、一人旅。
鄙びたと言うか、田舎の古ぼけた温泉宿では、とても浮いた存在だったのだ。

しかも、相手は俺へ向かって、かなり艶めかしい視線を送ってくる。
俺に気が有るのは見え見え、それでいて視線が交差すると恥かしげにうつむく、
見た感じはイケイケだが、それは虚勢で、小心で初心な気配が濃厚である。

ここは、男の方が優しくリードしてあげなければ話が進まない。
俺はラウンジ(つーか、自販機コーナーだな)のベンチで、
視線を逸らし、ぼーっとネイルの具合を眺めている素振りの相手に近づくと声を掛けた。

「アナタも温泉好きの御一人旅ですか」
「ええ・・・あ、はい・・・・」
「ここへは初めてですか、人も少なくて落着いた雰囲気の好い宿ですよね。」
「あ、・・・・はい・・・・・・・」

予想以上に内気な子で、なかなか会話が続かない。
しかし、近かよって見れば、メイクの下は和風の美系、それでいて声はハスキー系と俺好みの組合わせ。
「・・・・・・・あのぅ、○高で野球部だった○木さんですよね・・・」
「あー、そうです、もしかしてアナタも○高?」
「はい、同じ学年でした、○田カオルと言います、でもワタシのことなんか知らないでしょうね。」

自分で言うのも何だが、高校時代の俺は、なかなかのモテ系だった。
野球部エースの肩書きも功を奏して校内では有名人、つまみ食いした女は数え切れない。
一々相手の顔も覚えてはいないが、そんな相手の一人でもなさそうだ。

当時の担任や同級生の名前を出して昔話をしかけるが、カオルは口数の少ないままで、やはり会話は進まない。
この宿は部屋飯だ(基本は自炊宿だから)、一緒の部屋での食事を申し入れ・・・その後に続けたいのだが、
結局、切っ掛けは与えられず、「それでは・・・・」と逃がしてしまった。
しかし、チャンスは思わぬ形で巡ってくるのであった。

食事を早々に済ますと露天へ向かう。
自炊系宿の混浴となると爺婆が多いのだが、爺さんたちの習慣では、食事の後は食休みタイム。
この時間は、若いカップルとの遭遇率が高い、しかし、今宵の宿泊者にその手のカップルはいない。
まあ、それならそれで、温泉そのものを楽しめばよいのだ。

そうして、一人まったりと湯に浸かって10分ほど、露天への入口に人の気配が。
爺か婆か、婆が二人以上揃うとおしゃべりが始まってくつろげない、俺は無視して視線を外の景色へ向ける。
背後で、静かに掛け湯が始まる、どうやら、私の寛ぎタイムを害するような相客ではないようだ。
附ャ浴での良い思い出 2湯目
398 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2013/11/04(月) 16:55:49.50 ID:FSpGCrCq0
「すいません、御一緒させてください」私は、びっくりして振り向く、カオルだった。
湯べりで片ひざに座り、私を心細げに見つめている。
股間にはハンドタオルを当てているものの、後は当然素っぱである。

「どうぞ、どうぞ、大歓迎ですよ」
ここは、濁り湯なので、湯に入られてしまうと、その肢体を十分に観賞することは出来ないが、
股間のタオルの隙間からはみ出し気味の漆黒のヘアーも観察できた。
かなりの剛毛で、真っ白な肌がそれを強調させてもいる。
乳房は、服の上からの予想よりさらに大きく、湯面の上に残る谷間だけでも相当である。
ただし、ナチュラル感には乏しいので、どうやら整形巨乳のようだ。

先ほどまでの態度とさま変わりし、湯でのカオルは積極的であった。
互いの尻と尻が触れ合うほどに身を寄せると、片手を俺の二の腕に添えた。
「ワタシ、前から○木クンのことが好きだったの、今日、貴方を見て直ぐにわかったわ」
純真な高校生も10年も経つとそれなりに成長するわけで、粋な状況で告ってきたものだ。

俺は、カオルの身を引き寄せると、優しくキスをしてあげる。
相手の舌が猫のように応じる、右手は相手の内腿に滑らせ、股間を目指す。
しかし、ガードが堅い、湯船の中でもタオルを使い、私の手の浸入を拒絶するかのようだ。
うん、うん、初心なところは、初心のままなんだな。

状況はカオルの方から打開した。
空いている方の片手で俺の身体を撫ぜ回すと「素敵、きっと今でも毎日鍛えてるのね」と言う。
それはそうだ、俺は現役の自衛隊員、そんじょそこいらの素人とは造りが違う。
「もっと、よく見せて」
そう言うと俺の身体を立ち上がらせ、そして、柔らかな唇と猫のような舌使いで、俺自身も立ちあがらせた。
急な展開だったが、ここはカオルの手並みに任せ、そのまま呆気なく放出させられた。
なかなかのテクニックだ。

一休みのため、俺は再び湯船に腰を降ろす、ここで、初めて互いの身上話となった。
カオルは独身、仕事はお水系で、今は新宿のお店に居る、たまにはモデルの真似ごともしているとのこと。
アチラコチラと整形もしている(やはりそうだ!)ので、「昔の写真を見てもわからないかも」らしい。
「こんど東京へ行ったら顔を出すから、店の名前を教えろ」と訊いたが、「恥かしいからダメよ」だと。

さて、二回戦へと思ったやさきに、「私は先に上がるから、貴方はゆっくりしていてね」と。
えー、と思うまもなく、カオルは湯から上がるときの尻の残像だけを残し、さっと更衣室へ消えてしまった。
頃合いを見計らい、俺も湯船を出る。

当然、更衣室の外では、湯上りのカオルが待っているものと思ったが姿が無い。
もちろん更衣室にも居ない、カオルの部屋の場所は聞いていないし、俺の部屋も伝えてはいない。
しかし、小さな宿だ、俺の部屋の場所の見当はついているのだろう。
いろいろ支度もあるのだろうし、夜は長い、部屋で一杯やって待つこととするか・・・・
しかし、夜も更けて、俺のグラスも一杯、二杯、いくら杯数を重ねても相手は来ない。
バカだな、せっかくの逢瀬を前に寝いっちまったのか・・・いつの間にか俺も不覚の眠りに入った。

翌朝、宿でカオルの姿を捜すが見当たらない、
思い余って宿の帳場で尋ねると、そのお客様なら早立ちしました、と。
どうにも納得がいかないので、高校時代の同級生だと告げ、連絡先を教えてくれるよう頼んだが、
「そんなことは、宿の信用にかかわるので出来ません」だと。
まあ、正論だ。

それから暫くして、実家に戻った俺は高校の卒業アルバムでカオルを捜してみた。
しかし、なかなか見当たらない。
俺の母校は、進学コース、俺のような勉強嫌いの普通コースやビジネスコースと多彩な学級編成。
女子が多いのは、普通コースやビジネスコースだが、その中にカオルの姿は無い。
そして、最後に見た総合コースのクラスでカオルの名前を見つけた。
写真を見ただけでは気が付かなかった、しかし、よく見れば温泉宿でのカオルの風貌は確認できる。
写真の中のカオルはイガグリ頭、所属クラブは柔道部・・・・そう、カオルは男だったのだ。


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