- 琉球王国の歴史其の5 [無断転載禁止]©2ch.net
55 :名無しさん[sage]:2017/01/14(土) 23:16:56.24 ID:zqGby9De - 舜天伝説
舜天王は、源為朝の子という伝説がある。 保元の乱で敗れ、伊豆大島に流刑になっていた源為朝は、密かに大島を脱出した。ところが、運悪く荒らしにあい漂流してしまい。運を天にまかせて流れ着いたところが琉球、今帰仁で、その地を「運天」と名付けた。 そこから南部に移り住み大里按司の妹と結婚。源為朝は妻子を残しヤマトに旅立った。 その子供が舜天王となった伝説。 もちろん、伝説にすぎない。運天の古い名称は「くもけな」で、牧港も「まひみなと」とよばれていた。 これは島津侵略を受け、幕府下におかれた王朝がヤマト文化の受け入れを体系化しなければならず日琉同祖論を伝説をもって受け入れた。 舜天を源為朝の子とする伝説は、1605年に袋中上人が「琉球神道記」に記されており、江戸時代前期から本土や民間に広まっている。 また、舜天を琉球最初の国王とする資料も16世紀には見られる。 江戸時代に「椿説弓張月」に源為朝の琉球落ちが描かれると、この伝説は全国に爆発的に知られるようになった。
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