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本当にあった怖い名無し (テテンテンテン MM6b-/Zgl [133.106.51.173])
後味の悪い話 その187

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後味の悪い話 その187
297 :本当にあった怖い名無し (テテンテンテン MM6b-/Zgl [133.106.51.173])[sage]:2023/02/26(日) 22:57:50.30 ID:fS4YOOX2M
松本零士を偲んで投稿します
『アゴなしゲンとオレ物語』
うだつの上がらないヒモ男の青年がいた
ある時、青年は「ビッグになってやる!」と一念発起し、彼女の部屋を飛び出すと、路上でギターを演奏しながら歌を歌って成り上がろうとし始める
しかし、道行く人々は誰も青年の歌に耳を貸そうとしない
青年は「なんてちっぽけな町だ。オレの才能を理解出来る奴が一人もいない」と嘆いた
すると、メーテルに似た美女が青年の前で立ち止まる

そのまま青年は美女に付けられて彼女の自宅へとお邪魔することとなる
だが、家の中では太った男達が待ち構えていた
青年は「ちくしょー!美人局かよ!」と泣き叫び怯える
しかし男達は青年を歓迎するムード。それを余所に美女は家事を始める
男達の説明によると、美女は「芸術家の卵」を養うことが趣味であり、この家は「芸術家の理想郷」であるらしい
美女が衣食住を保証してくれるので、この家で暮らす芸術家志望者は芸術にだけ集中して生活することが可能となるのだ
青年は「なんて素晴らしい所だ!」と感動し、その家で暮らし始め、早速創作活動に取りかかる
だが、先輩入居者達には創作活動をしている気配が無く、食って寝て遊んでばかりいる様子
その事について青年が指摘すると、先輩たちはこう答える
「良い芸術というものは、こういった“ゆとり”のある生活から生まれる」「この家に居れば衣食住が保証され、労働や家事から解放されるのだから、君も遊べばいい」
その言葉に感化され、青年も先輩達と同じように食って寝て遊ぶという怠惰な生活を送るようになり、やがて先輩達と同じように肉付きが良くなり始めた
美女は毎日美味しいご飯を作ってくれ、青年達をベロベロに甘やかしてくれた
後味の悪い話 その187
298 :本当にあった怖い名無し (テテンテンテン MM6b-/Zgl [133.106.51.173])[sage]:2023/02/26(日) 22:58:34.59 ID:fS4YOOX2M
>>297
ある日、青年は先輩達と一緒に映画を観た
青年は純粋に映画をエンタメとして楽しんでいたが、先輩達は各々が得意とする芸術の分野の観点から映画を酷評し始める
そんな先輩達の「芸術家っぽい姿」に感銘を受けた青年は、創作意欲が沸いてきたため、久々に作詞作曲をやってみようとする
しかし、全くアイディアが出てこない
「何故だ!?かつては出来た筈なのに!?」
青年は己の変化に錯乱して暴れる
その際、偶然にも美女の秘密の日記を発見してしまう
恐る恐る日記を開いて中を覗いてみると、そこには写真と共に衝撃の内容が
かつては創作意欲に燃えて聡明でハンサムな顔立ちをしていた先輩達がこの家で怠惰な暮らしを始めてから身も心も醜く堕落していくという様子が記録されていたのだ
日記の最新の日付には、ぽちゃぽちゃしてきた青年の赤子のような寝顔の写真が貼られており、「新人の青年もいい感じにダメになってきた。『ダメ人間育成計画』は順調である」と記述されていた
青年は日記を美女に突き付け、説明を求める
美女は「バレちゃしょうがない!」と本性を現して開き直り、語り始める
後味の悪い話 その187
299 :本当にあった怖い名無し (テテンテンテン MM6b-/Zgl [133.106.51.173])[sage]:2023/02/26(日) 23:00:16.57 ID:fS4YOOX2M
>>298
かつて、美女はミュージシャン志望のロクデナシ男を養っていた
金を奪われ、浮気され、暴力を振るわれても、それでも美女は献身的に男を支え続けた
別にミュージシャンに成ってくれなくてもいい。美女は純粋に男のことを愛していた
だが、なんと男はプロデビューが決定してしまう
そして男は雪の降る夜に玄関の戸を突き破って出て行き、彼女を捨てたのだ
雪が吹き込む部屋の中、一人残された美女は床に突っ伏して泣きじゃくり続け、やがて誓った

「私は、あんた達みたいな芸術家気取りのクズを囲って、万が一にも大成しないよう、徹底的に甘やかしてダメ人間として飼い殺すことにしたのよ!」

青年は「俺達はダメ人間になんてなってない!」と反論し、「ですよね!?」と先輩達に同意を求める
しかし先輩達は一斉に青ざめながら目を反らす
青年「え・・・?」
先輩達「彼女の言う通りだよ・・・」「もう僕達に才能なんて欠片も残っちゃいない・・・」「今の僕達に出来ることと言えば、評論家気取りで人の作品にケチを付けることだけだよ・・・」
絶望して追い詰められた青年は酒に逃げて泥酔し、自らの芸術性を証明するために路上へ飛び出すと、全裸で歌って踊り始めた
そして、駆け付けた警察官によって現行犯逮捕された


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