- 夏も終わるし怖い話でもするか
564 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 02:09:18.21 ID:LSIS7dzq0 - なんかスレ立てられなくて、5ちゃん初めてだから解決法わかんないし、ここに書かせていただきます。
場違いだったらすまん。 長くなります。文章下手でごめんなさい。 正直怖いかもわからん。 小さい頃から、霊ではないと思う(幽霊は信じてるけど、信じているからこそそれとは違う気がする)何かがよく見えるんです。 庭で3メートルくらいの身長の人(白いカオナシみたいな、顔はお面なんだけど、能面よりシンプルな造形)がずっと家の仏壇の方を向いていたり、家の下の畑に足首から下が埋まってるおじさんがぼーっと突っ立ってたり、一人暮らしを始めてからも、ベランダに手がいっぱいあるフクロウみたいなでっかい気色悪いやつがずーっと窓に張り付いていたり、そう言うのが見えて、でもそれがどんな危害を加えようとしているのか、もしくは、何か良いものなのかわからなくて(ガチでやばそうなやつは雰囲気が異常なのでわかる)、でもそれを母に話したらめちゃくちゃ怒られて、ずっと誰にも相談できずに成人して、、、大人になって友人たちに打ち明けてもちょっと流される程度で「あー、痛いやつ扱いされちゃった、、そうだよなぁ」と思って、結局僕が見ているものが何者かっていうのはわからないんですが、、もしかしたら精神疾患の類なのかな、、、診断は受けたことないです。 一度診断を受けに行った精神科医からセクハラされて普通にトラウマなので今後もないかな。 長くなりましたが、 これは、その僕が見えてしまうものと僕の血筋と、僕が生まれ育った村の話です。 観光客が多い地域ではあるけど、とても閉鎖的な文化で、近所でもあんまり村の外の人は知らないことが多くて、身バレ怖いので所々伏せたりしてます。
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565 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 02:09:44.37 ID:LSIS7dzq0 - 昔の2ちゃんスレでアガリビトってあったじゃないですか、
僕九州のある場所で生まれ育ったんですが、そこの村はアガリビトに酷似した妖怪みたいな神様的なものを、おいなりさんみたいな感じで「⚪︎⚪︎さん」と呼んで(身バレ怖いしこれバレたらガチで勘当されるから伏せます)崇拝的なことしてたんですよ。 地元に一度帰った時、幼馴染(少し年齢は下)の女の子とその話をして、「やっぱアガリビトってアレだよね!?にてるよね!?」って話になったのをすごく覚えています。 神楽が盛んで観光客も多く、たまに村の外の人が神楽を見にきたこともありました。 そんな村の神様を管理しているのが祖母の実家でした。 村の中でもかなりでかい家で、祖父の家は村の一番上に位置して、何か政略的なものを感じる結婚談を聞かされたことがあります。
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566 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 02:10:53.39 ID:LSIS7dzq0 - 神様の管理といっても、まあいわゆる神社のすごく小さいものを二つほど管理しているんです。一つはおいなりさん。年に一度、村のみんながお酒やら何やらを持っていくんですが、山のかなり上の方にあって獣道のような急斜面を上った先にある小さな祠にご挨拶に行く程度です。
もう一つが、神楽の道具などの蔵です。 神楽のお面って「おもてさま」といって、ひとつひとつが神様なんです。正直村から出て「おめん」と言ってる友人たちを見てドン引きしたのを覚えています。そのおもてさまを管理するのがもう一つの仕事です。 そして、最初の方に話したアガリビトに似たアレ。 今回話すアレは、その2つの仕事には全く関係ない、崇拝しているわけでもない(と思う)、でも、アレのために年に一度不思議な儀式を行う。そんな気持ち悪い村(ごめんね、でももう実家に帰りたくないくらい今は考えられない)と僕の血筋のお話をしたいとおもいます。 文章が長すぎます!って出たので打った文章コピペして分割しました。大丈夫かなぁ、、、 やべえやついるな、、ってなってみんな離れないことを祈ります。どうしても、わかる方にアレがなんなのか教えてもらいたくて
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567 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 02:16:50.95 ID:LSIS7dzq0 - 最初、僕がアレを知るきっかけとなったのは本当に小さい頃でした。
みんなで白の着物(七五三できるような立派なものじゃなくてすごく粗末なものだったとおもいます。幼稚園のお遊戯会で着たコスプレ衣装よりちゃっちい感じ)を着て、神楽を舞うときのように鉢巻のようなものを額に撒きます。 大人は着替えなどを手伝ってはくれますが、実際に着物を着るのは村の子供です。年齢に上限があるのかわかりませんが、お兄ちゃん達は着物を着ていませんでした(あることをきっかけに僕はその催事?には関われなくなっちゃったのでよく知りません) みんなで輪っかをつくってくるくるまわったり、舞のようなことをします。 練習などはしません。大人達が一人一人に手本を見せるので真似しながらやる感じです。 神楽の、名前忘れたんですけど、4人くらいで回りながら舞うやつあるじゃないですか、アレとはまた違うんですよね、、 あれより華やかというか。 それを何回か繰り返して、あとはみんな家に帰ってお酒(我が家は焼酎でしたがびーるのところもあった)配られたお菓子とか食べて、普通に嬉しいイベントでした。
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568 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 02:23:13.72 ID:LSIS7dzq0 - 小さい子は歩けるなら誰でも参加させてたとおもいます。赤ちゃんもお母さんが抱っこする形で参加したりしてた。
書き忘れですが、舞った後はみんなで山に向かってお辞儀をします。 そして、あそこには〇〇さんがいるからね、と、(〇〇さんの情報はアガリビトに似ていた気がします。肌が白くて、歌を歌うヒトのようなもので、裸だそうです) ただ、先程書いたように、僕は5歳くらいの時にソレに参加できなくなるんです。 まだ5歳にならないくらいの頃、歳の離れた兄達を追って森の中を走っていました。夏休みにカブトムシをとるとか、そんなだった気がします。 朝かなり早い時間、ラジオ体操があるのでそれより前の時間でしょう。山道を駆ける兄達を一生懸命追いましたが、いつのまにかせなかが見えなくなって泣きながら帰りました。 何度も登っている家の裏の山です。迷子になんかなりません。 家の裏側から植林地になっていて、そこをまっすぐ登ると頂上近くに行けるのです。そんなとこにカブトムシはいなかったとおもいますが、、まあ憧れとかあったんでしょうね。僕は小学校に上がって友達が捕まえてくるまでカブトムシ見たことありませんでした。
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570 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 02:29:10.90 ID:LSIS7dzq0 - 泣きながらお母さんになんて言いつけようかと(僕の父は家にほとんどいないので基本的にお母さんになにかと叱ってもらっていました。)考えていると、後ろから足音が聞こえるのです。
兄達は幼くて鈍臭い僕を毛嫌いしていましたから、兄の友達が来てくれたのかも!と思って振り返ったら。 そこにはおじさん?がいました。 最初の方に書いた通り、僕は変なものが沢山見えます。山の中を歩いている最中も何かと見ていたかと思います。 それらはとても実体があるように見えてもなんとなく「これは僕しか見えてないやつだな」ってわかるんです。 でも、そのおじさん?は、なんていうか、すごく普通だったんですよね。 裸で、白くて、髪は黒くてボサボサでしたが、肩くらいまでしか伸びていませんでした。ヒゲは生えておらず、優しい笑顔を浮かべていました。 正直、男か女かわかんない顔をしていました。 父が家にいない僕はそのくらいの頃から(ぶっちゃけ歳の離れた兄弟に嫌われていたのもあります)1人で風呂に入っていて、大人の裸をしっかり見るのは初めてでしたがなんだか落ち着いていました。 「あ、この人が〇〇さんか」と、冷静に納得していました、 大人の僕なら叫んで逃げてますが、、なんであのときあんなに落ち着いていたのかわかりません
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571 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 02:29:36.11 ID:LSIS7dzq0 - ありがとう、長くなるかもだから、眠かったらねてくださいね。
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572 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 02:35:12.20 ID:LSIS7dzq0 - ソレが〇〇さんとの出会いです。そのあとはどう帰ったかわかりませんが、めちゃくちゃお母さんに怒られた記憶があります。スッゲー怖かった。
そのあと、祖母の実家の人たちが沢山来て僕と何か話したのは覚えてますが、何を話したのかは覚えていません。でもお説教とかじゃなくて、みんなニコニコしてた気がします。(本当は怖い話してたけど幼い僕に気を遣ってくれていたのかも) ソレからです。変なものが見えるのが加速して、僕に〇〇さんが遊びに来るようになったのは。 僕に〜遊びに来る、というのはその通りの意味です。僕の家じゃなく、僕が1人でいると、ガサガサって音がして、〇〇さんがいるんです。 幼い僕は〇〇さんをあまり怖いと思っていませんでした。むしろ、お母さん以外からは嫌われてると思っていた(幼馴染以外は2.3歳が離れててそれなりに狭い環境で育ってた)(実家が特殊で幼馴染と話したのも小学校にあがったあたり、僕が催事に参加しなくなって以降)幼い僕には、お父さんのような、見守ってくれる大人がいることに心強さを感じていたのかもしれません。 お風呂に入っているときは窓の外から見ていたし、1人でラジオ体操に向かっている時はついてくる時もありました。 いつも、気づいたらお風呂からあがっていたり目的地についていたりしたので別れ際には遭遇したことがありませんでした。
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573 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 02:39:35.55 ID:LSIS7dzq0 - そのうち僕は〇〇さんに心を開き始めていました。
その頃、変なものが見えるってお母さんに告げて、「人様には絶対に言わないで!」とめちゃくちゃ怒られて、お母さんともあまり話せなくなって、僕のことを見てくれるのは〇〇さんだけになっていました。 見えてしまう変なもの達は僕とコミュニケーションを取れるタイプは少ないけど、〇〇さんは僕のことを見てくれていますから。 今考えたら恐ろしいけど、めちゃくちゃ嬉しく感じていました。 〇〇さんのことを親戚やお母さんに話せなかったのは、また怒られると思ったからです。5歳の誕生日?くらいになるまでに、〇〇さんが僕のところに現れる頻度は多くなっていた気がします。 今思えば、この時点で誰かに言えばよかったけど、友達というか、見てくれる存在がいることが何より嬉しくて、〇〇さんのことをその頃の僕には大人に言う発想なんてありませんでした。 そして、誕生日が近くなった頃に事件が起きてしまいました
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574 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 02:45:57.37 ID:LSIS7dzq0 - 僕は七月の生まれです。その頃は七夕の行事があって子供と大人が公民館に集まって、短冊になにか書いたりお菓子食べたりして集会のようなものをしていました。
雨が降っていたのを覚えています。 家が少し特殊で、その頃まだ友達がいない僕は1人でテレビのある部屋でぼーっと何かを見てました。いま20代なんで、ベストハウスとかやってた頃かな。。 そしたら窓の外に〇〇さんがいたんです。 でもなんか、その日は様子が違っていて、雰囲気?がとても魅力的というか、「このまま〇〇さんについていったら楽しいな」って思っちゃって、そこから記憶がないんですが、僕飛び出しちゃったみたいです。雨の中。 気づいたらおばあちゃんの上着をかけられてて、公民館で寝ていました。時間はすごく遅かったのを覚えています。むしろ早朝って感じでした。 目が覚めたのはテレビの部屋、テレビの部屋の横に大広間があって、大人の人たちが沢山そこにいました。 そこで、僕の血筋のお話をおばあちゃんから聞かされました
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576 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 02:51:34.46 ID:LSIS7dzq0 - 普段は全く会話をしてくれないおばあちゃんの声を聞いたのは、もしかしたらこれが初めてだったかもしれません。
少なくとも会話を交わしたのは初めてだとおもいます。 神楽やら何やらを管理する祖母の血筋は、いわゆるそう言うことができる血筋?なんかよくわかんなくてごめん。 お祓いとかはできない、でも神様や神聖なものを管理する力があるらしいんです。 畑の真ん中にお地蔵さんのようなものが立っていたりとか、見たことないですか。 地蔵ではなく、地蔵のようなものです。 祖母の実家の畑にはソレがありました。 とても標高の高い村なので段々畑なのですが、ソレの一つにポツンと、地蔵のようなものがあるんです。 お母さんやおばあちゃんに聞いても「お前が知ったらダメだ」って言って教えてくれないので何なのかは今になってもわかりませんが、なにやら土地のなにかしらを鎮めるものでしょう。 (余談ですが、高校受験あたりの頃にその地蔵のようなものの首から上がごろっと(一枚岩を削り出したようなものなので普通の地蔵のように首が取れたりはしない)割れてしまった時に、周りの大人が見守る中僕が素手でソレを元の場所に戻したことがありました。まじでキモかった。) まあ、そう言うものを管理する家らしいのです。 そんなこと言われてもまったく理解してませんでしたけどね。
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577 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 02:57:45.68 ID:LSIS7dzq0 - それで、おばあちゃんから「お前はもう、××(催事?の名前)はしなくていい。」と言われて少し落ち込んだ記憶があります。
それから僕は、変なものが見えてしまうことが増えましたが、〇〇さんに会うことはなく、また、おばあちゃんという見てくれる存在ができて、幼馴染という友達もできて、〇〇さん無しでも寂しい思いをすることなく、すくすくと大きくなりました。 なんだかここまでだと、普通に変な血筋の変な家庭で育ったガキの妄言って感じですが、、僕も、去年のことがなければ普通に「子供の奇妙な夢」くらいでそんなに思い出すこともありませんでした。 去年の夏。また僕の誕生日前です。 僕はその頃デリヘルで働いてて(あんなことがあっても母親や兄と仲良くなれず、むしろ距離を置かれるようになって普通にグレた結果)毎日おじさんの相手をしてたんですが、ストーカー被害っていうのがあったんですよ。 ポストに気持ち悪い手紙や使用済みコン⚪︎ームを入れられたこともあり、かなり気が滅入っていました。そんな時です。 家に近いところに送ってもらって、1人で夜道を歩いていると、後ろから足音が聞こえるんです。
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578 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 03:03:38.15 ID:LSIS7dzq0 - なんか投稿消えちゃった、、、
それから、僕の催事?への参加はなくなりました。理由はその時には告げられず、それからはおばあちゃんと祖母実家の方々にみまもられ、幼馴染という友人もできて、すくすくと育っていきました。 いつのまにか〇〇さんなんて忘れてました。 もしかしたら、去年のことがあるまでは普通に「子供の夢」くらいで片付けていたかもしれません。なにせ変な家庭、変な血筋で色々なことがありましたから。 でも、去年の夏にまた再開したんです。〇〇さんと。 僕はその頃は既に一人暮らししてて、街中に住んでいました。 幼少期のことがあって以来、お母さんとの距離は開き、兄達とも会話しなくなり、普通にグレて高校もろくにいかず、日銭稼ぎのためにデリで働いていました。 けっこういるんですよ、デリヘルのストーカー。 同じ人間かはわからないけど、気持ち悪い手紙とか、使用済み〇〇〇ー〇入れられてた時とかあって、かやり気が滅入ってたとおもいます。。
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579 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 03:03:54.20 ID:LSIS7dzq0 - 消えちゃうな!ちょっと僕のお仕事の話したからかな、、、
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580 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 03:05:08.22 ID:LSIS7dzq0 - それから、僕の催事?への参加はなくなりました。理由はその時には告げられず、それからはおばあちゃんと祖母実家の方々にみまもられ、幼馴染という友人もできて、すくすくと育っていきました。
いつのまにか〇〇さんなんて忘れてました。 もしかしたら、去年のことがあるまでは普通に「子供の夢」くらいで片付けていたかもしれません。なにせ変な家庭、変な血筋で色々なことがありましたから。 でも、去年の夏にまた再開したんです。 僕はその頃は既に一人暮らししてて、街中に住んでいました。 幼少期のことがあって以来、お母さんとの距離は開き、兄達とも会話しなくなり、普通にグレて高校もろくにいかず、日銭稼ぎのために大人向けなお店で働いていました。 それで、その業界ってけっこういるんです。 家に着いてくる人。 同じ人間かはわからないけど、気持ち悪い手紙とか、使用済み〇〇〇ー〇入れられてた時とかあって、かなり気が滅入ってたとおもいます。。
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581 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 03:09:45.31 ID:LSIS7dzq0 - 家の近くまで送ってもらって、夜道を歩いていたら背後から足音が聞こえるんですよ。
うわっお客さんかな、、、と思って早足で歩くと、足音は遠くなって勘違いだったかもしれないとホッとしていました。甘かったです。 僕の家はアパートの2階なんですが、階段のよこにスペースをあけて、敷地を囲うように1.5mくらいのブロック塀で囲まれているんです。そこから顔を出していました。 〇〇さんでした。 正直、大人になって会っても、第一印象は「あ、なんだ、〇〇さんだったのか、、、」でした。
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582 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 03:15:42.22 ID:LSIS7dzq0 - かなり仕事で気が滅入って、でもまともに就職できる気がしないし、そもそもスーツを買うお金すらない。そんな生活を続けて〇〇さんの顔を見て、ホッとしたのが本音でした。そして、また思っちゃったんです「〇〇さんについていったら楽しい」って。
気づいたら知らない町にいました。 どうやら住宅地らしい場所で、僕はおじさんに思いっきりビンタされてました。 何が何やら分からず全力で突き飛ばすと(じっさいは非力すぎて押しのけられず、おじさんに一発もらった)おじさんはホッとした顔をして謝罪の言葉を述べていました。正直意味わかんなかったですけど、「謝るなら悪い人じゃないのか?」と謎思考で怒りは感じなかったように思えます。 話を聞くと、おじさんはなにやら霊感的なものが強い人らしく、明らかに様子のおかしい僕が前方から歩いてきて、念のため挨拶しても反応がなく、なんとなく「これはやばいのでは?」と思って咄嗟に掴んでビンタしたらしい。 実際僕はここまで歩いた(後で、家から10キロほど離れた住宅地であることがわかりました。)記憶がないし、おじさんもガチっぽいので信じましたが、なんですかね。もし勘違いだったらやばいですよね、、、、
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583 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 03:20:38.91 ID:LSIS7dzq0 - それからおじさんは「専門家じゃないから、でもそこにお寺があるし一応一緒に行く?」と優しく声をかけてくれたのですが、そう言われた途端僕の心にものすごい怒りが湧き上がってきて、「〇〇さんと一緒になれたのにあんたが邪魔した!!」「どう責任取るんだ!」とか意味不明なことを言ってしまった気がします。気づいたら怒りに任せて走り出していました。
そのおじさんとはその後会ってないけど、悪いことしたな。ごめんね、でも、本当に怒っていました。 〇〇さんについていくことを邪魔されて本当にそれが許せなかったんです。 その後、数日して〇〇さんが視界の端にチラチラ写りはしましたが、やはり前日のことがひっかかり気を引き締めて仕事の休みをもらって実家に一旦帰ることにしました。 新幹線とかめちゃくちゃ怖かった。 車両の中間地点的なところからめちゃくちゃ〇〇さんの気配がするけど、誰も反応しないし(よく考えたら全裸のおじさんがいたら警察来るよね。)たまに鼻歌のような声が聞こえて、それが聞こえるととても眠くなって、めちゃくちゃ怖かった。
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584 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 03:24:35.68 ID:LSIS7dzq0 - 実家につくとお母さんは目も合わせてくれなくて、おばあちゃんが出迎えてくれました。「どうした?」みたいな顔して。
また、〇〇さんについていきそうになった そう言うと、人って怖い気持ちになったりした時にほんとに顔が青くなるんですね、血の気が引くって言うのか、、、本当に血相が変わったおばあちゃんが急いで電話をかけていました。多分、実家だと思います。 でも、僕が幼い頃に僕を守ってくれたのであろう人達はみんな、亡くなったり結婚で引っ越したりでもういなくて、あんなにシャキッとしたおばあちゃんの背中がどんどんと丸々のは見てて辛かったです。 〇〇さんは庭にいるようでした。そのことを話せばもっとおばあちゃんを怖がらせると思って言っていませんでしたが。声が遠くなったり近くなったりしていて、歌いながら歩き回っているような感じがしました。 お母さんもおばあちゃんも、聞こえていないようでした。
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585 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 03:29:48.11 ID:LSIS7dzq0 - うちの家はもうだめだ
そうおばあちゃんが呟いて、お母さんの方をキッと睨みながら(あんま嫁姑仲良くなかったんかもしれん)「あんたのとこのご実家にいくよ」といって自室に引っ込んでいきました。 お母さんの実家は、あんまり行ったことがないけど神社を管理しているお家でした。 お母さんの地元には管理者のいない神社があり、それを守っている感じでした。 おまじないに詳しくて、本当に幼い頃はお母さんに「お腹の痛くなくなるおまじない」といっておまじないをしてもらったきおくがあります。 ちょっと泣きそうになった。見えるって話す前はめちゃくちゃ優しいお母さんだった。 後で聞いてわかったのですが、催事?は家主の方が亡くなってからやってなかったそうです。 古くて気持ち悪い習慣ですから。仕方ないですね。 ちょっと指名が入りそうなので少し抜けます(まだ大人のお仕事してるので)
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587 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 03:33:09.37 ID:LSIS7dzq0 - 補足と整理しときます
僕文章苦手なもので 〇〇さん(なんかよく分からん。すごいついてくる全裸) お母さん(家が神社を管理しててなにやら複雑、呪いごとに詳しくて霊感がある家庭。本人曰く、自分は全く見えないらしい) おばあちゃん(実家が村の中でも神様的なものを扱っている。〇〇さんの催事もおばあちゃんちがやってた) 兄達(流石にもうカブトムシは追いかけてない、霊感はないし幽霊は信じていない) 僕(変なものが見える。後で絵でも描いて載せようかな。おんなじ人がいると嬉しいので。〇〇さんにストーキングされてる) すみません!
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614 :本当にあった怖い名無し[]:2021/10/03(日) 22:41:15.61 ID:LSIS7dzq0 - ありがとうございます。めっちゃあたたかくてちょっと泣いちゃう、、、たしかに、おじいさんにも見えてたらしいけど、どんな姿に見えてたかは聞いてなかったからいつか聞いてみようと思います。
洒落怖には、ある程度完結に近づいたら書きます。
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