- 環状線
1 :くるり[]:2021/09/07(火) 20:52:53.49 ID:MlNCETq40 - 名古屋の環状線の怖い体験。
怪談です。
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2 :くるり[]:2021/09/07(火) 20:59:43.57 ID:MlNCETq40 - まだ自分が砂田橋をスナバダシと認識していた頃の記憶に、
「環状線に乗り続けてはいけない」 という話を聞いたことがありました。 よくある都市伝説のアレです。 永く忘れていたそれを思い出したのは、名古屋の友人に会いに行った帰りの電車でした。
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5 :くるり[]:2021/09/07(火) 21:28:41.99 ID:MlNCETq40 - まず一応、環状線の主要駅をまとめます
金山駅→すごい大きい駅。名古屋駅の次くらいでしょう。色んな路線と通じていた。 栄駅→オシャレなお姉さん方がよく乗り降りされてらっしゃる駅。 大曽根駅→自分降りたことがない。よく分からない駅。 本山駅→乗り換えでしか使った事がない駅。よく分からない。 八事駅→高級住宅街のイメージがある駅。お寺があって以前言ったことがある。学生さんがよく使ってるかな。 新瑞橋駅→イオンとかドンキがある駅。商業施設が沢山あって、荷物てんこ盛りの人とか時々乗ってくる駅。 …と、今回私が泊まりに行った友人宅最寄り駅の、ナゴヤドーム前矢田駅。 ……実際あんまドームに近くない気がします。(個人の感想です)
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8 :くるり[]:2021/09/07(火) 21:42:14.98 ID:MlNCETq40 - 私はその時大阪住みで、特急を使って行ったのを覚えてます。
名古屋駅で落ち合って、そのまま友人宅へ。 その晩飲み明かして、翌日は市内観光(という名の散歩)をしました。 夜の列車で大阪に帰ろうと思った自分は、まだ昼のアルコールの抜けきらないふわふわとした感じのまま、 名城線に乗り込みました。
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9 :くるり[]:2021/09/07(火) 21:43:00.43 ID:MlNCETq40 - ちょっと落ちます
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11 :くるり[]:2021/09/07(火) 21:58:08.77 ID:MlNCETq40 - 戻りました。
つづき 酒と疲労(ほぼずっと歩いていた)とで、自分はだんだんと眠たくなりました。 最後に見たのは、栄の可愛いお姉さんと格好良いお兄さん達だったと思います。 そこから先は、どうやら寝ていたようです。
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15 :くるり[]:2021/09/07(火) 22:06:54.02 ID:MlNCETq40 - 気がついたら、大曽根駅でした。
ぁあ、寝過ごしてしまったか……と、ガッカリしました。 まぁ、そのまま乗っていたらいつかは目的の駅に着くのが環状線のいい所です。 そのまま自分はのんびりと乗っていました。 環状線には、内回り・外回りがあります。 名城線は、ユニバーサルデザイン(うろ覚えです)の観点から左回り・右回りと表記しています。 その時自分は、左回りの列車に乗ったはずでした。
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17 :本当にあった怖い名無し[]:2021/09/07(火) 22:08:10.77 ID:MlNCETq40 - >>13
環状顔とは……!?
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19 :くるり[]:2021/09/07(火) 22:12:33.16 ID:MlNCETq40 - はず、というのも、乗った時には確かに左回りだったのですが、目覚めた時の列車は右回りだったからです。
大曽根駅の次に、元の名古屋ドーム前矢田駅に停車したからです。 ……ちょっと昼に飲みすぎたかな…… と、駅におりて乗り換えをしようとした時でした。
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22 :くるり[]:2021/09/07(火) 22:15:43.27 ID:MlNCETq40 - 人が、いません。
乗っていたはずの、疲れたサラリーマンさんや、きれいなお姉さん、塾帰りと思しき子供たち…… あんなにいた人々が、いなくなっていました。
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25 :本当にあった怖い名無し[]:2021/09/07(火) 22:17:45.30 ID:MlNCETq40 - >>23
まさか異世界から5ちゃんにカキコができるなんて……! 良かったぁ! ……冗談ですって…。
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28 :くるり[]:2021/09/07(火) 22:20:57.28 ID:MlNCETq40 - つづき
人っ子ひとりいない車内で、強い不審感に駆られた自分は、荷物を持って下車しようと思いました。 冷や汗が止まらなかったです。 ……が、荷物がなかった。
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30 :くるり[]:2021/09/07(火) 22:24:25.51 ID:MlNCETq40 - どこだどこだと捜しているうちにドアは閉まり、電車は発車しました。
しばらくして気づきました。 トンネル暗すぎやろ… 普通、地下鉄のトンネルにはランプがついていて、ぼや〜っと光っているものです。 ……ない。 ……暗。……怖。 ちびるかな、と思いました。
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31 :本当にあった怖い名無し[]:2021/09/07(火) 22:25:22.35 ID:MlNCETq40 - >>30
……実際ちびってました(後日談)
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33 :くるり[]:2021/09/07(火) 22:29:37.15 ID:MlNCETq40 - とにかく、荷物をさっさと捜して、見つけ次第降りなくては。
…財布も荷物の中に入れていたため、必死でした。 2両目にいた自分は、まず後ろの車両から探そうと思い、3両目へ向かいました。 ……ない。 4両目 ………ない。 5両目 …………な、ない…。 こんなことが8両目まで続きました。
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35 :くるり[]:2021/09/07(火) 22:31:45.81 ID:MlNCETq40 - 8両目に来てないのならば、最後に残るは1両目。
……ここで気づくべきでした。 明らかに、停車するまでの間が長いことに。
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36 :くるり[]:2021/09/07(火) 22:35:45.38 ID:MlNCETq40 - 深夜なら、1周50分程度、なおかつ全部で28駅のこの路線。
2分もせずに次の駅に着く という計算になります。 車両7両分。 あまりに長い…
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38 :くるり[]:2021/09/07(火) 22:38:16.06 ID:MlNCETq40 - ……なんにせよ、その時の自分は一切気づきませんでしたが、
そんなこんなで1両目に向かおうとした時です。 ……着かない。
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40 :くるり[]:2021/09/07(火) 22:43:21.99 ID:MlNCETq40 - この時点でやっと酔いが覚めます。
ドアを開けまくること20数回。 待てよ、計算上…… 1,2,3,… 8回目の移動で着くはず。 つまりドアは16回目で着くのが普通。 ん…?
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41 :本当にあった怖い名無し[]:2021/09/07(火) 22:44:27.46 ID:MlNCETq40 - >>40
14回目ですね。
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43 :くるり[]:2021/09/07(火) 22:51:30.48 ID:MlNCETq40 - 開けても、開けても、先頭車両に着かない。
こうしている間にも時間はすぎているはず。でも何処にも停車しない。 大の大人が半べそになって走りまくっってました。 ちびるかと思った。(2回目) ……というか、むしろ漏らす漏らさないのレベルだったかもしれないです。 とにかく、先へ先へと走っていると、奇妙な感覚に襲われました。 あれ、自分、止まってる…? 走ってるのに、止まってる。 非常に気持ち悪かったです。
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46 :くるり[]:2021/09/07(火) 22:56:37.04 ID:MlNCETq40 - >>45
実は自分が都市伝説…… 今どきは都市伝説もネットサーフィンするのですね…! ……まさか…。
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49 :くるり[]:2021/09/07(火) 23:01:17.98 ID:MlNCETq40 - つづき
……気持ち悪かったので、多分吐きました。 曖昧なのは、同時に激しいめまいに襲われ、酷い乗り物酔いのようになっていたからです。 普段はバスでも電車でも余裕で本を読める鋼鉄の三半規管の持ち主である自分には、人生初の感覚でした。 …今思い出してちょっと晩御飯を再生産しかけました。
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52 :くるり[]:2021/09/07(火) 23:12:01.05 ID:MlNCETq40 - ……そのまま気を失っていたのでしょう。
乗組員さんの声掛けで目が覚めました。 夢かなにか、だったのでしょうか? しかし、乗ったのは19時過ぎ、現世に帰還したのは深夜12時半。(終電でした。) 加えて、荷物は元の2両目にあるにもかかわらず、自分は何故か1両目。 しかも床に無様に伸びている。 1番、自分の中で現実だったんじゃ……と思わされたのは、自分の出したものだった。 まじまじと見すぎて、自分のげーでもらいげーした。
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53 :本当にあった怖い名無し[]:2021/09/07(火) 23:13:55.28 ID:MlNCETq40 - >>51
バグったか思たやんけ〜
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56 :本当にあった怖い名無し[]:2021/09/07(火) 23:16:17.66 ID:MlNCETq40 - >>54
さらりと言うと 乗る直前に友人と食べた味噌うどんがこんにちはしてた
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59 :くるり[]:2021/09/07(火) 23:22:46.70 ID:MlNCETq40 - さて、結論、自分は飲んだくれ判定されて駅員さんとかに生成物を片付けられ、友人宅にまた泊まることになりました。
翌朝の友人との会話の中で、冒頭の都市伝説が上がった、という訳です。 ……その友人から聞いた話だったので、問い詰めたところ、まさかの作り話。 でも、今でもあの感覚はしっかりと焼き付いています。 ……みなさんも、環状線に乗る際はお気をつけ下さいね。 これで自分の話はおしまいです。 ここまで聞いてくれてありがとうございました!
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