- 異世界総合スレ 9 (時空の歪み・パラレルワールド)
148 :本当にあった怖い名無し[sage]:2021/08/28(土) 00:03:56.39 ID:R3BhGUOm0 - たまに後ろ確認しながらしばらく歩いてたんだが、なんか意識?が集中切れた感じというか現実感がなくなって浮遊した感じになったというか、、なんかとにかく何故かいきなりハッと気がつくと前にいた仲間が誰もいなくなってたんだよな
んで周りの風景も全然変わってた 暗視ゴーグル越しに見えてた岩肌じゃなくてなぜか室内になっていた 室内といっても洋風のレトロな廊下 パニクって周り見渡しても誰もいない、後ろ振り返っても先の見えない長い長い廊下と点在する蝋燭が不気味さを倍増してた
|
- 異世界総合スレ 9 (時空の歪み・パラレルワールド)
149 :本当にあった怖い名無し[sage]:2021/08/28(土) 00:11:36.59 ID:R3BhGUOm0 - あわててたが以前にソロ遭難した経験から咄嗟に指を思い切り噛んで冷静さを保つことできた(俺の癖)
とりあえず暗視ゴーグルのバッテリーセーブの為にライトに切り替えて尚且携帯で適当に写真を撮りながら進んだ ちなみに電波は圏外だった 10分くらい歩いたら前に両開きのドアが見えてきたから開けるとそこはまた薄暗いホールと吹き抜けの天井にかなりの数の階層、ホール内に乱雑に放置された椅子類や調度があった さらにそのホールの1階内にもぐるりと囲むように大量のドア、があったんだな とりあえず整理したいから椅子に座ろうとそっちに向かったらまさかの行方不明になってた仲間が寝ていた
|
- 異世界総合スレ 9 (時空の歪み・パラレルワールド)
150 :本当にあった怖い名無し[sage]:2021/08/28(土) 00:19:56.67 ID:R3BhGUOm0 - そいつ叩き起こして聞いたんだがそいつは別の扉からどうやら入ってきたようであまりの事態に呆然としてホールまでたどり着いたが考えてる内に寝てしまってたとのこと
とりあえず今後の方針決めるために非常食を食いながら話し合った結果 ・酸欠の妄想 ・道がわかれていて知らずに入り込んだ ・死後の世界 ・いわゆる異世界だの別世界に入ってしまった ってことでとりあえず探索して他の仲間を探すことにした とりあえず1階の扉か上階か、更に下に降りる階段かってことで上に進むと決めた こっから先は少し省くが円を描くように丸い廊下に無数の鍵かかった扉があった
|
- 異世界総合スレ 9 (時空の歪み・パラレルワールド)
151 :本当にあった怖い名無し[sage]:2021/08/28(土) 00:30:36.98 ID:R3BhGUOm0 - しばらく探し続けて確か9階まで登って9階の廊下に入ろうとした時先頭のそいつが慌ててしゃがんで俺も階段の段差に無理やり押し付けられた
何でもなんかが吹き抜けの反対側の廊下横切ってるの見えたからだとか 俺は仲間じゃないか?と思ったんだがそいつ曰く一瞬だったが明らかに俺たちの着ていたような作業服や迷彩柄じゃ無いとの事だった 少し隠れていたんだがなにか布と物が擦れる音が聞こえてきた 同時にパタパタって裸足で歩いてるような音と訳のわからないブツブツ声が聞こえてきた 流石にその段階になると俺も違和感どころか本能的な恐怖心を感じ始めてた だから音を殺して俺たちは階段引き返し始めたんだよな するとパタパタ音が明らかに加速した しかも近づいてきた、完全にパニクったね、あのときは 慌てて俺たちも走って必死で階段降り始めたんだよ
|
- 異世界総合スレ 9 (時空の歪み・パラレルワールド)
152 :本当にあった怖い名無し[sage]:2021/08/28(土) 00:37:46.98 ID:R3BhGUOm0 - 必死で走りまくって俺は仲間のやつと並んで横並びに先を争って階段降りてたんだ
勿論後ろからはさっきの足音がおってきてた しかもだんだん近づいていたしなぜか足音の感じが違ってた パタパタ子供が歩くような音からデカイ男がおってくるようなだんだんという音で着実になにかが追って近づいてきてた もう荷物も俺はピッケル以外は放り投げて必死に走ってた もはや仲間がどうなってるのかすらわからなかった 汗だく涎と涙垂らしまくって必死に走ってた やっと1階についたんだが俺はそのまま自分の入ってきた扉あった方にそのまま駆け続けた
|
- 異世界総合スレ 9 (時空の歪み・パラレルワールド)
153 :本当にあった怖い名無し[sage]:2021/08/28(土) 00:46:47.93 ID:R3BhGUOm0 - んで、扉(恐らく俺が入ってきたであろうやつ)の直前10mちょいのところでなんか本能的な死の予感?あっ、もうダメだなって感じを感じたんだよな
同時に俺の肩に何か冷たい湿った塊がポンとのせられて耳元で女みたいな高めの声で何かわからない言葉で囁かれた あとはいきなり夢から覚めたみたいな感じで気づいたら俺とそいつは廃墟の外に立っていた 荷物は全て無くして俺は肩に、そいつは頬に何か変なねばねばした液体がついた状態で しかも俺たちが意識取り戻して互いの身の安全を確認して一息ついてからチームの仲間はぞろぞろ洞窟から出てきてた 俺が殿していた以上、仲間の奴らに気づかれずに先に出るってのは物理的に無理な筈だったのに
|
- 異世界総合スレ 9 (時空の歪み・パラレルワールド)
154 :本当にあった怖い名無し[sage]:2021/08/28(土) 00:53:33.67 ID:R3BhGUOm0 - どっとはらい
尚、その廃墟体験してからずっとどうも世界自体に変な感じがするんだよ 何がという具体的なことはわかんないけど強いていうなら空気というか臭いというか雰囲気というかそういう物が違う感じ 仲間内ではガスでみた妄想みたいに片付けられたが、今考えればあの無数の扉がパラレルワールドみたいな物に先で繋がっていたのかもしれない つまりあの何かに捕まった事でゲームの強制終了みたいなバグでもしかしたら別の世界と交換されてしまったのではないかと
|