- アハアハアハ
16 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 00:03:28.51 ID:/04E/oqI0 - 9月の下旬だったため、山でもパーカーを着ればあまり寒くはなかった。
|
- アハアハアハ
17 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 00:21:04.44 ID:/04E/oqI0 - 少し歩いてみると、何故だか寒気がした。冷や汗も止まらなかった。Aも寒気がして気持ち悪いって言ってた。
|
- アハアハアハ
18 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 00:35:15.61 ID:/04E/oqI0 - かなりヤバい感じはしたが、好奇心が大勝利したため、その明かりを目指して歩くことになった。(ちょっと確認するだけと言っていたBとCには後で謝ろうと思った。)といっても、横にある木々の中ではなく、俺らが走っていた道路の先だったし、道なりに沿って歩けば着くことができる距離だった。
|
- アハアハアハ
19 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 00:39:39.82 ID:/04E/oqI0 - 因みに、明かりまでかなり遠いと言ったが、大体2,3kmくらいだった。俺の憶測だが。
|
- アハアハアハ
20 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 00:44:19.86 ID:/04E/oqI0 - んでまあ数十分くらい歩いた頃から、その明かりが強くなってきて、薄らと民家っぽいものが見えるようになってきた。
|
- アハアハアハ
21 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 01:21:14.76 ID:/04E/oqI0 - 俺は、その民家っぽいものを見て、もしかしたらBの持ってる別荘がある地域かもしれないと思った。取り敢えず収穫はあったので、そろそろ車に戻ろう、とAに言ったが、Aが微動だにせず一点を見つめていた。どうかした?と俺が聞いたら、Aは、5人くらいの人がこちらを向いていると言った。始めはAが怖がらせたいだけだと思い、怖いこと言うなよ〜と、言っていたが、それでもAのことが気になった為、Aの向いている方を、目を凝らしてみてみた。
|
- アハアハアハ
22 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 01:21:52.98 ID:/04E/oqI0 - 俺は青ざめた。
何かがいた。
|
- アハアハアハ
23 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 08:35:19.79 ID:/04E/oqI0 - 明かりのずっと手前の木々の中に、本当に人のような集団がいた。顔は暗くてよく見えなかった。体をゆらゆら揺らしながらこちらに近づいてきているようにも見えた。
|
- アハアハアハ
24 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 10:34:07.52 ID:/04E/oqI0 - んで、遂に怖さが限界に達したから、Aに「早く車に戻るぞ!」って言った。Aは何故か無反応だった。と言うよりは、戻るのを拒むような顔をしていた。俺は無理矢理Aを引っ張って車の止まっているところまで戻った。数十分かけて行ったところなので、正直Aを引っ張って戻るのはしんどかった。何故Aは呼びかけに無反応で、戻るのを拒んだのか、考える暇もなかった。とにかく車に戻りたい気持ちでいっぱいだった。
|
- アハアハアハ
26 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 11:10:47.67 ID:/04E/oqI0 - 行きよりも遥かに早く歩いた(小走りと言ったほうがいいかな)ので、半分以上は時間を短縮できたと思う。無事車に戻ることができた。未だに無反応のAを車内にブチ込んで、すぐに車にロックを掛けた。
|
- アハアハアハ
27 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 11:20:50.45 ID:/04E/oqI0 - Cは寝ていた。Bは、数十分間も俺とAの帰りを起きて待っててくれた。取り敢えずBには、民家のことと、謎の集団のことを伝えた。Bも、別荘のある地域かもしれない、と言っていたが、謎の集団のことは全く心当たりがないらしく、暫く考え込んでいた。
|
- アハアハアハ
29 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 11:59:09.08 ID:/04E/oqI0 - Bは、朝になったら全員で考えよう、と言ったので、俺はそれに賛成し、寝ることにした。Bは、5分くらいで寝てしまったが、俺はやっぱり寝付けなかった。Aのことが気になった。Aは助手席に座っていたのだが、フロントガラス越しに遠くを見つめていた。また何か出てきたら怖いから、心の中で、何も出ないでくれ!と何度も叫び、Aのことが気になりつつも、やっとの思いで寝付くことができた。
|
- アハアハアハ
30 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 12:10:07.57 ID:/04E/oqI0 - 朝、俺はBとCに起こされた。Cは泣いてた。どうした?と聞いたら、Aがいないとのこと。俺は、Aの座っている助手席の真後ろのシートに座っていたので、最初は気が付かなかったが、助手席を覗いてみると、本当にAが居なかった。
|
- アハアハアハ
31 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 12:18:43.78 ID:/04E/oqI0 - 1番最初に起きたのは、俺の隣に座っているCだった。起きた時には、すでにAは居なくなっていたと言う。
|
- アハアハアハ
33 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 14:21:34.66 ID:/04E/oqI0 - やはり車のエンジンはかからず、携帯も圏外。車が通るのを待つ、という手もあったが、Bが言うには日中でもここを通る車は滅多にないとのこと。最終的に、俺とBとCで昨夜見つけた民家まで歩いて行くことにした。(朝だったため、明かりは見えなくなっていた)
|
- アハアハアハ
34 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 14:27:20.87 ID:/04E/oqI0 - もともとAには霊感があった。そこまで強い訳ではなかったらしいが、何かを感じることもあったと言う。昨夜のAの異質な雰囲気から、絶対とは言えないが、あの謎の集団が関係してるのかもしれないと思った。
|
- アハアハアハ
35 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 14:35:31.84 ID:/04E/oqI0 - そして、霊感のあるAが反応するくらいだし、実を言うと、少しだけだが俺も霊感がある。その為、あの集団に何か霊的なものを感じた。
|
- アハアハアハ
36 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 15:33:09.08 ID:/04E/oqI0 - 俺らは昨夜と同じくらいのペースで歩いていたが、朝だったため、昨夜よりも早く建物を見つけることができた。見た感じ、平家の家が4,5軒あった。途中で変なことが起きなかったため、俺らは少し安心していた。
|
- アハアハアハ
37 :蒟 蒻 Fragen und Antworten[]:2021/08/06(金) 19:07:42.79 ID:/04E/oqI0 - その安心も束の間、Bが、「こんなのおかしい」と言い出した。
|