- 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?363
23 :名無し高校生[]:2021/07/30(金) 11:50:29.34 ID:TqVlhFhO0 - 今日見た夢の話で良けりゃ。
俺と田中、A子、B男で廃墟っぽいところに肝試し?かなんかに来てたわけよ。 勿論夢で出会った3人は現実世界では全く知らん。でも何故か田中だけ苗字が分かってた。
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24 :名無し高校生[]:2021/07/30(金) 11:51:11.74 ID:TqVlhFhO0 - 俺がカメラ向けて先頭に立ち、田中はその隣をはしゃぎながらついてきてたわけ。A子とB男は俺らの後ろを冗談で「怖い」とか「いやな感じがする」とか言いながらついてきてた。
そのうち俺らはとある一室に入った。柱もボロボロで、カーテンと思しき元は黄色だったであろう布がちぎれてそこら中にまき散らしてあった。 今思えば、そこは病院だったのかもしれんな。
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25 :名無し高校生[]:2021/07/30(金) 11:53:09.67 ID:TqVlhFhO0 - そして3人で、あーだこーだくだらないことで盛り上がってるうち、俺たちは違和感を覚えるわけ。
田中の声が、しない。 最初それに気づいたのはA子だった。 A子が「あれ、田中君?」と声を発する。そこで俺とB男も気づいてあたりを見渡す。 結論から言うと、田中はいた。でも格好が異常だった。 壁を見つめて口をだらしなく開け、短パンも濡れていたから多分失禁していたんだと思う。 そしてその壁には、何故か阿修羅の絵があった。 A子とB男は何かと弄るのが大好きな奴で、普段から田中を弄っており、田中もそれにノリノリだったことは夢の中の俺は知っていた。 で、まぁ案の定A子とB男は田中のことを弄り始めるわけよ。「あれあれ田中く〜ん。怖すぎて漏らしちゃいまちたか?」とか「田中〜。お前最初『お化けなんか怖くねぇ!』って言ってたじゃんか〜」とか。 俺は「またかよ」みたいな感じで呆れながら見てた。どうやら夢の中の俺と現実の俺は、あまり性格が変わらんらしい。 でもいつもそこで乗ってくる田中が、今日は違った。 田中はあんか「うぅ....ああああああああああああああああああああああ!!!!」とか訳のわからん叫び声、というか呻き声を発しながら、A子とB男を押しのけて何処かへ走って行ってしまった。
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26 :名無し高校生[]:2021/07/30(金) 11:53:27.00 ID:TqVlhFhO0 - 俺「おい!今のは流石にやりすぎなんじゃねぇか!?」
A子「え、でも何時もこんな感じだけど!?」 B男「そ、そうだよ!!やりすぎも何も、元からこんな感じだって、『俺』も知ってるだろ!?」 俺「知ってるけどさぁ...!とりあえず今は田中を探すぞ!」 と会話を交わして俺たちは田中を探した。 それからしばらくして、田中が見つかった。 田中は壁のほうを向いて突っ立っていた。 俺「田中!!こんなところにいた...」 でも俺の言葉はそこで途切れた。 突如、田中が「ギェェェエェェェエ!!!」みたいな声を発して赤い何かに変わったから。 実物は見たことがなかった。本当に中学校の時に、美術の時間で見たきりだった。 ソレは腕が何本もある阿修羅だった。 ただ、顔が異常なほどに怒っていた。夢の中の俺はソレが阿修羅だと認識していた。 そしてゴゥっと大きな風が吹いたかと思うと、阿修羅の手の上に何かが乗っていた。 それはB男の首だった。ただ、目は黒目の部分しか見えなくなっており、今にも零れ落ちそうだった。 鼻は見事につぶれ、固く結ばれた口からは血が滴っていた。 その顔を見たところで目が覚めた。 これが、俺の見た夢の話。 これから夢の中の俺や、A子がどうなったかまでは見ていない。 オチ無くてスマンな
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