- とある公務員だけど、職務中に変な所に行った話する
1 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 22:59:53.47 ID:11BxlCvJ0 - つらつらと書いていきたいんだけどいいかな
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2 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:02:42.78 ID:11BxlCvJ0 - 明日も早いから、少し早めに落ちるかもしれない。でも、それでいいなら書いていきたい。
というか、誰に言っても信じてもらえないから吐き出したい。
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5 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:05:04.36 ID:11BxlCvJ0 - ありがとう。俺も昔のことだから、思い出しながらになる
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6 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:06:05.74 ID:11BxlCvJ0 - まず初めに、とある公務員、と書いたが事後の話を明確にするために、はっきりさせておく。
陸上のJ官だ。現役か退役かは想像に任せる
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8 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:07:42.69 ID:11BxlCvJ0 - あれは大体3年くらい前になる。その時の俺は、とある階級に昇任すべく、集合教育に参加していた。
いろんな駐屯地から、いろんなやつが集まってみっちりがっつり扱かれるんだ。
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12 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:08:40.39 ID:11BxlCvJ0 - >>7
1人…だったかな。他に同じ体験したやつを探したけどいなかったよ
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15 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:09:56.99 ID:11BxlCvJ0 - >>9
そうだな。まず結論から言うと、よくある異世界?に迷い込んだ感じの話だ。 俺も5ちゃんに書き込むのははじめてだから、慣れてない面があるけどそこはすまない
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17 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:11:47.79 ID:11BxlCvJ0 - その時は、教育も佳境に入って演習場で長期間の訓練をする形だった。
それで、何十キロという距離を行軍することになったんだ。 その時の俺は、所謂ロケットランチャーと小銃を担いで歩いていた
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19 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:13:58.09 ID:11BxlCvJ0 - もう夜も遅く、みんな疲労困憊だった。何人かは怪我とか体力切れで脱落して行ったりもしたんだ。
先に行っておくが、みんなが良く聞くレンジャー訓練ではない。 それで、野営のために全員が集合して、テント(本当は呼び方があるが割愛)を組み立てる組と、周囲を警戒する組に分かれた
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20 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:14:44.87 ID:11BxlCvJ0 - >>18
いや、人数はかなりいた。でも、夜間だから正直言って10mm前を歩く人間がうっすら見えるくらいだった
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21 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:16:55.75 ID:11BxlCvJ0 - 10mmじゃない、10mだ
それで、俺は周囲を警戒する組になったんだ。 バディ(以後バディとよぶ)とコンビを組んで、野営地から少し離れた場所に歩哨に立った。 その時はロケットランチャーは野営地に置いていったな。 お互いに疲れてたし、夜だったからタバコ吸いながら眠気と戦ってたんだ
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23 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:18:02.38 ID:11BxlCvJ0 - でも、やはり限界は来るものでな
バディが銃持ったまま寝ちゃったんだ。俺も「疲れてるからしゃあない」と思って、そっとしておいた
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24 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:19:16.38 ID:11BxlCvJ0 - >>22
小銃…あー、89式っていうアサルトライフルだ。基本みんな持って動いている。 でだ。そこから1時間くらい経った頃かな。俺も耐えてたんだけど、つい寝落ちしてしまった
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25 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:21:30.84 ID:11BxlCvJ0 - そんでどのくらい寝たかな…一応腕時計を付けてたんだが、その時は気にしてなかったな。
ふと、奇妙な音で…いや、声?だったかな。目が覚めたんだよ。 てっきり教官が近くに来たのかと思ったんだ。バレると怖いしな。 でも、その音は妙に甲高いというか、そうだな…今にして思えば、小学生くらいの女の子の声だったように思う
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27 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:24:42.40 ID:11BxlCvJ0 - でだ、その声が近づいてくるのがわかった。でも森の中だから、明確な方向とかはわからない。
何かの状況(訓練でのイベントみたいなもの)かと思ったけど、どうにもおかしいって思ったんだ。 なぜならその教育隊には女性ってのは1人もいないからな。 近くで別の部隊がいるのかとも思ったが、そんな感じでもない。 バディはまだ寝てたし、起こそうか悩んでたがそのままにしておいて銃を構えてた
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29 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:28:10.17 ID:11BxlCvJ0 - >>26
うーん…狐の鳴き声…でもないような、なんだろ。少女の声がしっくりくるんだよね。 それで、その声が近くなってきてな。流石に怖くなったんで、いい加減バディを起こした。 声のことを話したら、そいつも目が覚めたようで「聞こえるな…」って感じだった。 ふと、民間人が迷い込んだか?と思ったんで(今にして思えば場所的にそんなことないんだけどな) バディに歩哨を任せて見に行ったんだ。 声の方向はわからなかったが、とりあえず行動したかった。
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32 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:30:49.76 ID:11BxlCvJ0 - ブルーライトっていうのを基本携帯していてな。もし敵に見られても位置がわかりにくいって奴な。
それで足元を照らしつつ歩いてたんだ。 でも正直心許ないライトだったから、足を滑らせて5mくらい斜面を滑り落ちてしまった。 落ちた先が運悪く小川で、尻から落ちたから下半身がぐっしょぐしょになった
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34 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:34:02.97 ID:11BxlCvJ0 - >>31
本当は良くない。でも、その時はそうしなきゃって思ってたんだ。 で、小川に落ちて最悪と思ってたが、ふと気がつくとさっきの少女の声が近くなった気がした。 俺は震えながらも、声のする方向に銃を構えてゆっくり進んだ。 弾丸が入ってないから、武器としては棍棒くらいにしかならんが、それでもJ官の本能として構えてた。 15分くらい歩いたかな。気がついたら、周囲の植生が変だと思ったんだ
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38 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:36:54.58 ID:11BxlCvJ0 - なんというか、今までもたこともない木とか、植物のような感じだった。
よくあるホラーにありがちな、完全に変な植物じゃないんだけど、どこかこの世のものとは思えない感じがした。 スマホとか持ってたら写真撮れたんだが、その時は同じ班のやつがやらかして全員没収されてたからな。 そうだな、うまく説明できないが、急に海外の原生林に足を踏み入れたイメージかな
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41 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:39:56.25 ID:11BxlCvJ0 - 変な場所になるし、声はどんどん近づいてくるしで内心パニックだったが、ここまできたら
声の正体を知りたいって欲が勝ってな。ゆっくりと声の方向っぽいところへ向かった。 すると、急にひらけた場所に出た。上空は木が生い茂って見えないが、地面だけ整地されたかのように 綺麗になってた。 そこに、平たい石を積んだ塔みたいなのと、寂れた鳥居?みたいなのがあった
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44 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:42:46.66 ID:11BxlCvJ0 - >>39
スマホは持ってなかった。没収されて駐屯地だったからな。 >>40 うーん…夏、だったな。でも、秋口に差し掛かってたと思う。 そんで、その鳥居の奥に、苔まみれの平たい石が道のように置いてあった。日本庭園でよくあるやつって いえば伝わるかな? 声は、その奥の方から聞こえてきた。 今思えば、夜で貧弱なライトだったのによくコケ生えてるってわかったな…
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46 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:46:16.61 ID:11BxlCvJ0 - >>42
説明が難しい。多分、見た目はさほど変わんなかったのかな…その場にいたら違和感がすごいから、すぐわかったと思う。 俺はその鳥居をくぐって奥に進んでいった。でも、その時失念してたんだが、ついつい鳥居の中央を 通ってしまったんだ。中央は神様の道?っていうんだっけか。 で、鳥居を通った瞬間、感覚がやけに鋭くなった。疲れとか、下半身のぐしょぐしょとかが 一気に気にならなくなったけど、視覚と聴覚がすごい敏感になったと感じた。 そのまま銃を構えて先に進むと、ぼんやりと人影が見えた
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48 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:48:47.16 ID:11BxlCvJ0 - 声は、その人影からしていた。
そして、はっきりと見えたのは、黒髪の…小学4年くらいの少女だった。 今でも覚えてる。一糸纏わぬ裸体のとても綺麗な少女だった。 その少女が、小さな木製の祠?に腰掛けて…なんだっけ、かごめかごめ?を歌ってた
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51 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:51:37.14 ID:11BxlCvJ0 - 俺は、思わず構えてた銃を下ろしたんだ。あまりにも現実離れしすぎて、幻覚でも見てんじゃないのかってね。
足元のコケの石の道は、その祠に続いてた。 しばらく見とれていると、その少女と目が合ったんだ。 俺は、何もできなかった。思考が完全に止まってた。 すると、その少女は祠を降りてゆっくりと俺に向かって歩いてきた
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54 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:53:57.44 ID:11BxlCvJ0 - >>50
うん、完全に裸。下着も何もない。 で、近づいてきた時に気がついたんだ。下世話な話だが、男の本能とでもいうのか、少女の 恥部を見てしまったんだ。そこで気づいた。 体が綺麗だった。乳首も、前から見えるであろう陰部もなかったんだ
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57 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:56:30.41 ID:11BxlCvJ0 - 本当に、人形かと思うくらいの身体だった。
その少女は、俺に近づいて口を開いた。 でも、はっきり言って何を言っているのかわからなかった。 日本語に近い言語だったような感じだけど、意味がわからなかったんだ。 で、俺が「あ…」とか「えっと…」とか言ってると、少女も言語が通じないとわかったのか、 興味が俺から銃の方へ向かったっぽかった。
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58 :本当にあった怖い名無し[]:2021/07/25(日) 23:59:56.60 ID:11BxlCvJ0 - 複数端末…?何かおかしくなってるのかな?まぁいいや、続ける。
銃に興味を持った少女は、俺の銃を突いたり、触ったりしていた。 興味津々って感じだったが、あまり他人が触っていいものでもない。 伝わるか、わからないけど、「これはダメだよ」ってのを言いながら背中に背負いなおした。 なんというか、少女は特に残念がるでもなく、ただ無表情だった
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