- 不可思議な事が日常になってしまっている。
25 :魔女[]:2021/02/11(木) 00:12:00.04 ID:pNBKeSa50 - 次は、14歳中学2年生の時だった。その頃私は虐められていてさ、学校に通うことすら嫌になってたわ。
でもね。そんな時に、立志式をやるって担任に言われた。色紙に自分がなりたい大人を単語で書いて、それを体育館で発表するって式典だった。 正直、嫌で嫌で仕方なかった。私の気持ちを察してか、休みの日 母が買い物に誘ってくれた。アーケードに着くと母は、服屋に向い私にも好きなとこにいなと言って行った。多分、母は私が本屋に行くと思ったんだろう。 でも、私はアーケードを出てあの七五三で行った八幡様に向かった。片道15分のところにあったから、すぐ戻れば良いだろ……くらいに思ってたんだ。 で、鳥居の前について境内に入ると石段を駆け上がったの。そしたら、そこに【茅の輪】が置かれていたんだ。 【茅の輪】は8の字にくぐり抜ける事で、厄祓いなどが出来るってやつだった。私は、ラッキーと思って【茅の輪】をくぐったの。くぐり抜けた瞬間、人が消えたんだ。 本当に七五三の時と同じでさ、しかも。七五三の時は、気にしてなくて気づかなかったけど。神社の周りの住宅街やアーケードの方は全部、霧に覆われてたんだ。戸惑いながらとりあえず拝殿の方へ振り返ると、拝殿前に置かれた賽銭箱の上に誰かが座ってるのが見えたんだ。 それを見た瞬間、思った事は 「なんか、罰当たりな奴がいる!」だった。もっと他に気にするとこ沢山あるのに馬鹿な私。
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26 :魔女[]:2021/02/11(木) 00:25:54.33 ID:pNBKeSa50 - でさ、賽銭箱に座ってる人をよくよく見て見たら、七五三の時にいた仮面の人だったんだよね。雰囲気まんま一緒で、ただ違ったのが着けてる面が鼻から下の出てる上半分だけを隠すものに変わっていて煙管を吹いてたんだ。
で。その時は、普通に話しかけられたんだけど、 位置離れてたのに凄い近くで話しかけられてるような不思議な感覚だった(笑) 謎の男性「なんだよ。また迷子か?」 私「迷子……なのかな?もう、帰りたくないよ」(無意識に出た言葉。この直後、泣きながら支離滅裂に色々話) 私が話す間、男性は黙ってきていてくれた。そして、全て話終わると 謎の男性「生きるのは辛いだろうけど、もう少し頑張ってみろよ。……俺はまだ、産まれてないけど、 次は俺がお前を探しに行ってやるから、待ってろ」
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27 :魔女[]:2021/02/11(木) 00:32:12.68 ID:pNBKeSa50 - 言い終わると同時に風が吹いて私は舞い上がる砂が目に入るのを防ごうと目を閉じた。再び開いた時に、男性はまたしても居なくなっていた。
そして、周りの喧騒が戻ってきて 母「あんたね!毎回毎回何も言わずに居なくなるんじゃない!探したでしょ?!」 私「あ……ご、ごめんなさい」 それから、いじめが無くなることは無かったけど、 少し前向きにはなれた。 ただ、1度だけ自○を考えた。それが、3年に上がって少しした時に母の口から 母「あんたなんか産まなきゃ良かった!」 だから、修学旅行最終日。駅のホームに飛び込むつもりだった。人生最後に楽しい思い出を作って、私を虐めたヤツらが私を忘れて幸せになれないよう最悪な思い出にしてやろうと思ったんだ。 でも、最終日駅のホームで後ろから呼ばれた気がして振り返ったらたくさん人がいる中で1人の男の子と目が合った。着ていた着物が、あの男性と同じで哀しそうな目で私を見つめていたんだ。 気付いたら、私は泣いていて自○する気は失せていた。 「私は生きなきゃ」そう強く思える出来事だった。
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28 :魔女[]:2021/02/11(木) 00:41:02.35 ID:pNBKeSa50 - 今日は、一旦寝るわ。起きたら続きを書くね。
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30 :魔女[]:2021/02/11(木) 08:23:21.50 ID:pNBKeSa50 - おはよう。
何人くらいがこのスレを見てくれてるのかな…… 今日はまず、親友ちゃんとの話や細々した体験を書いてくね。 親友ちゃんは、中学で出会って唯一僕と仲良くしてくれた子だった。親友ちゃんが中一の時だったかな…… 親戚の方が亡くなって、お葬式に参列したらしいんだ。すると、帰ってきてから異変が起きた。 その異変ってのが、ポルターガイスト現象でね。親友ちゃんのお父さんが檀家になってる近所の寺に電話して住職さんに来てもらったんだって。親友ちゃんの家に来ると住職さんはすぐに、お祓いの準備をしたらしい。 で、その時 住職「あ、そうだ。お嬢さん(親友ちゃん)は、別室にいて下さいね」 親友ちゃん母「?何故ですか?」 住職「だって、取り憑かれやすいですよね?危ないので部屋から出ていて下さい」 と言われたらしいんだ。でも、親友ちゃんの父が親友ちゃんとは逆に除霊体質って言うのかな?取り憑かれてる人に話しかけただけで祓える人なんだって、これも住職さんに言われたらしい。 そんな親友ちゃんは、人一倍怖がりでさ。高校の夏、八幡様の境内出会った祭りに行った時、お化け屋敷に入ったら入ってすぐの廊下の隅で出てきたお化けに「ごめんなさいごめんなさい」って連呼して動けなくなってたよ。
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31 :魔女[]:2021/02/11(木) 08:28:38.37 ID:pNBKeSa50 - 弟たちと、一緒に体験した事もあったんだけど、
それがね。真っ赤な赤い月をみたんだよ。それも、凄く巨大な…… その日は、3人で夜ベランダに出ていたんだけど。僕は、小学校低学年くらいの時でさ。今もはっきりと覚えてるんだけど、去年下の弟にこの話をしたら 下の弟「?何の話?俺、知らねぇよ?」 って言われてしまった。
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32 :魔女[]:2021/02/11(木) 08:54:56.09 ID:pNBKeSa50 - そうだ。書いててふっと思い出した話があったわ。
僕の弟は今2人いて、年子なんだけどね。実は、無事に産まれて来れなかった弟も3人いたんだ。だから、未だに「何人姉弟?」って質問は答えに困るんだ。普通なら「弟が2人居て、私含めて3人姉弟です」で良いんだろうけどさ。 そう答えてしまったら、亡くなった3人の存在を否定するみたいで躊躇しちゃうんだ。 で、5人目の弟は僕が中学に上がる少し前に産まれて1年経たずに亡くなってしまったんだよね。心臓の病気だったらしい。悲しくて沢山泣いたよ。 僕が1歳になった直後、長男が産まれて。続けて解任した母だったけど、経済的に苦しくて降ろしたのが2人目の弟。三男は身ごもったことに気付いた時には、既に降ろせなくなってたらしいんだ。だから、2人目が産まれてたら三男は今いなかったと母は言ってた。 因みに、三男は産まれて退院するまで病気で呼ばれていた名前が今の名前と全然違うんだ。理由は、退院したその日に父から「〇〇って名前で出生届けだしたぞ」と言ったんだって。それまで、見舞いにも普通に来ていて母が入院中三男を名前で呼ぶのも聞いてた筈なのに退院したら名前を変えたんだよ。 変だよね?でも、この話を母から聞いた時 僕は、 産まれて来れなかった2人目が名前を持ってたんだと思った。だって、その名前ね。 1番最初の漢字を長男の名前の1番最初の感じとくっつけると1つの言葉になるんだよ。だから、産まれることは出来なかった2人目が兄弟としての証を欲しかったんだろうなって。 3人目は、流産だった。うちは父の実家で農家なんだけど、妊娠中とわかっていながら鉄パイプ(ビニールハウスの骨組み)とか運ばせてた。まだ、幼かった僕は、止める事も手伝う事も出来なかったよ。
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33 :魔女[]:2021/02/11(木) 09:07:25.94 ID:pNBKeSa50 - でさ、中一のお盆で僕は不思議な体験をした。
その日は、父。母。弟2人。祖母。曾祖母。僕の7人で墓参りに行ったんだ。だけど、墓参りが終わった後曾祖母が疲れてしまって、僕と2人で本堂で休ませてもらった。弟2人は、出店に行ってて父。母もついて行ってた。祖母は御手洗だったかな? で、曾祖母と2人で話をしていたら、急に後ろから声をかけられたんだ。 男の子「あげる!」 僕「え?」 紫色の水風船が手の中に落ちてきた。これまた不思議なんだけど、「あげる」と言われたタイミングで僕は無意識に両手を前に差し出してたの。そこに水風船を置かれた。 驚いて見ると、小学校5〜6年ぐらいの男の子が立っていた。見覚えは全くない。そして、僕が何か言う前に彼は走って行ってしまった。 直ぐに追ったんだけどね。行き止まりの部屋に入ったはずが、消えてしまったんだ。 もらった水風船は、玄関に飾った。3年くらいはぶら下がってたよ。全然萎んだりしなくて、本当に不思議だった。 でもさ、2人目の弟が生きてたらあの頃、 丁度小学5年生くらいになってたはずなんだ。
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34 :魔女[]:2021/02/11(木) 10:55:26.85 ID:pNBKeSa50 - 中学時代はそんな感じで、高校の時は。白い影を見た事と数珠が弾け飛んだくらいだよ。なんか、周りでは色々あったみたいだけど……
あ、あと。緑の彗星を見た事あったわ。 ニュースにもなってないし、誰に話しても信じて貰えなかったけど……
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38 :魔女[]:2021/02/11(木) 12:38:12.37 ID:pNBKeSa50 - 変なコメント来てるね。悪いけど、既に旦那いるから(笑)旦那が死ぬ時、共に死に地獄へでも着いていく予定なんで悪しからず。
んじゃ、次の話を書くね。 これはスーパーで品出しをしていた頃の話。元々あまり体が丈夫じゃない僕は、その頃、体力作りを兼ねてジョギングをしていたんだ。 10月で時間帯は7時頃だったと思う。僕がしばらく走ると車道脇の歩道に出た。歩道を走りながら目の前を向くと、少し離れた場所にあった街路樹の裏に人影が見えたんだ。 まぁ、気にせはずは知り続けたんだけど……そしたら、人影がこっちに向かって来て僕は「ああ、家に帰るのかな?」ぐらいに思って走り続けた。すると、すれ違う寸前で突然人影が僕の方へ向かってきたの。 ずっと足元を見てた僕は驚いて足を止めた。「下向いてたから、知り合いと勘違いして近付いてきたのかな?」そう思ってたら人影が顔を覗き込んできたんだけど、すごい近距離に顔があるのに何も見えなかったの。本当にただの暗闇が目の前にあった。周りの暗さよりも暗いその顔がすっと、僕に近付いてきて頬と頬が触れたんだ。 幽霊は冷たいと言うけど、生々しいほどの暖かい人肌だったよ。訳が分からず再び走り出した僕。 すると、街灯の下に着いた時。後ろから声が聞こえた。 謎の男性「もう少し、待ってて……」 その声は間違いなく、七五三の時にあった男性の声で僕はすぐに振り返ったけど誰も居なかった。 もっと普通に逢いに来て欲しい。本気でそう思ったよ(笑)
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39 :魔女[]:2021/02/11(木) 12:46:53.03 ID:pNBKeSa50 - それから、しばらくして僕は地元の劇団で大道具として入団した。ある時、怖い話の稽古をしていたんだけど、その時。
扉の開く音がしたはずなのに、誰もいなかったりと様々な体験をした。そんな頃、僕は小説を書いていたんだ。でも、なかなか人気が出なくて色んな所で宣伝した。すると、とある男性からメッセージが来て
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41 :魔女[]:2021/02/11(木) 13:01:34.55 ID:pNBKeSa50 - 間違えて途中送信しちゃった(笑)
届いたメッセージの内容は「自分の配信で小説を朗読させていただいてもいいですか?」そう言われ、僕は喜んで快諾。そして、配信アプリをインストールして朗読を聞きに行ったんだ。男性とは、それきりだけど、1週間してから再び配信アプリを開き枠巡りをしていた。 様々な人の話を聞くのが楽しくて色んな枠に片っ端から行きまくってたよ(笑)まぁ、出入りは自由だしね。 そんな時に、自分より少し年上の男性リスナーさんと仲良くなって連絡先を交換したんだ。 長女だった僕は、兄って存在に凄く憧れてたから男性の事を「兄さん 」って呼んでたよ。ある時、兄さんから変な連絡が来たんだ。 兄さん「明日、友人の財布を拾いに廃墟行ってくるわ」 僕「……は?」 兄さん「いや、なんかさ。理由はわかんないんだけど、廃墟に行ったらしいんだ。でさ、財布を落としてきたらしい」 僕「えっと……事情はわかった。でも、兄さんが行く理由は何?」 兄さん「それがさ。廃墟から帰ってすぐ、友人が謎の高熱に寝込んでいてだな……」 僕「何それ?B級ホラー映画の序章?」 聞いただけでもやばいのに、兄さん心霊とか一切信じてないからさ。それに言い出したら聞かないし……仕方ないから 僕「じゃあ、財布見つけたらすぐ帰りなよ?」 兄さん「わかってるって……あ、そうだ!実況配信したら面白いんじゃね?」 僕「やめろバカ!絶対すんなよ?!」 翌日、夕方すぐに枠が開かれてないか確認しちゃったよ(笑)
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44 :魔女[]:2021/02/11(木) 13:23:04.15 ID:pNBKeSa50 - まぁ、枠は開いてなかったよ。本当、安心した(笑)
そしたら、22時過ぎ兄さんから電話が来た。死ぬほど嫌な予感がしたよ。でも、無視しても後味悪いし仕方ないから電話に出たんだ。すると、 兄さん「あ、もしもし?〇〇?」 僕「何?」 兄さん「いや。今から廃墟に入るんだけどさ、一人で行くの怖いから電話繋いでてくれる?」 僕「おふ。……よし、わかった。 その代わり、いつか直接会う時に殴らせろ。いいな?」 そんなやり取りをして、兄さんは廃墟に入った。廃墟の詳細は兄さんが教えてくれたんだが【精神を病んだ人を隔離する施設】だったらしい。病院ではなく施設。 なんだが、余計にやばい気がした。そしたら、あの馬鹿兄。廃墟探索しながら実況してきやがった…… 兄さん「あ、ここ病室か……へぇ、結構広いな……ん?何だこのカーテン(カーテンを開ける音)……浴槽か…………って、うわっ?!髪が……カツラか?うげ、気持ちわりぃ……ん?わっ!めっちゃやばいマネキンあった!」 こんな感じでずっと話し続けてた。皆、想像してくれ。 実家暮しとはいえ、静かな住宅街1人の部屋夜中22時過ぎ電話の向こうからこんな感じ実況聞こえてきたらどうする?僕は殺意が湧いたよ。
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45 :魔女[]:2021/02/11(木) 13:23:28.65 ID:pNBKeSa50 - 僕「怖いわ!静かに探せ!?てか、さっきシャッター音したけど何撮ったの?!」
兄さん「え?あ、悪ぃ悪ぃ(笑)ん?ああ、マネキンだよ。明日の枠のサムネにいいかなって……」 僕「……<ダメだこいつ早く何とかしないと>」 そこから暫くは、一応静かになって次の病室に移動した時ベッドの下を覗いたらしい兄さんが何かを見つけた。 僕「お?財布あった?」 兄さん「ん?いや、違う。なんか、茶封筒が落ちてた……(開いて中身を確認する音がした)やば、〇〇。 めっちゃ良いこと思いついた」 僕「絶対にあかん事だと思うけど、聞いてやろう。なんだ?」 兄さん「この茶封筒を明日の枠で戦利品として公開する!」 僕「……………………兄さん」 兄さん「ん?」 僕「いっぺん死んだら、そのバカは治るか?」 兄さん「いや。多分無理(笑)」 僕「…………わかった。でも、それ以外の物は一切触るな。何も持ち帰るな。いいな?」 兄さん「ういっす」 僕は、半分諦める事にした。でも、あんなことになるなんて思わなかった。わかっていたら全力で止めた。 正に、後悔先に立たずだよ。
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46 :魔女[]:2021/02/11(木) 13:24:52.09 ID:pNBKeSa50 - >>42 ありがとう。これでも、小説家目指してるから褒められると素直に嬉しいよ。
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47 :魔女[]:2021/02/11(木) 13:25:29.64 ID:pNBKeSa50 - >>43 お疲れ様。ありがとうね。
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48 :魔女[]:2021/02/11(木) 13:50:05.20 ID:pNBKeSa50 - そして、また暫く無言が続いてたんだけどさ。静寂は急に打ち砕かれた。ちーんって金属同士がぶつかりあった様な音が鳴った。聞いた瞬間、背筋がゾクッとしたよ。
僕「は?え?なになに?! 今度は何?!なんの音?!?!」 兄さん「あ、悪ぃ(笑)なんか、今入った病室に仏壇が置かれてたからつい(笑)」 僕「え?まじで、今すぐ殺しに行ってもいい?」 兄さんは、僕の言葉を無視して2階へ上がっていった。後から知ったんだけど、鈴って日中は魔除になるけど夜は呼び鈴になるから鳴らしたらいけないんだって事。これを教えてくれた人に、廃墟で仏壇の鈴(りん)を鳴らしたバカが居たと話したら「その廃棄きっと、心霊スポットになってるよ……」って真顔で言われた。 でも、僕もそんな気がする。 1階は個室だったけど、2階は大広間みたいなとこに沢山ベッドが並べられていたらしい。 兄さん「広いな……わっ!」 僕「え?なになに?!」 兄さん「いや、……え?風もないのに、箸が落ちた……え?何で?」 兄さんもテンパってて、僕は電話越しだったがめちゃくちゃ怖かった。すると、 兄さん「なんなんだよ…………あ、財布あった。 俺帰るは、一旦切るな?」 僕「え?あ、うん」 テンションがいきなり戻って通話を着る兄さんに戸惑いながら「メンタル強!」っと思ったわ。 で、まぁその日はそれでおしまい翌日、僕は本当にやばい目にあいました(笑)バカ兄いつかころっ…………ゲフンゲフン。
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49 :魔女[]:2021/02/11(木) 15:10:02.90 ID:pNBKeSa50 - で、翌日の夕方。兄さんが枠を開いてマジで戦利品公開してた。何かあったらやばいし、僕は様子を見に枠に入った。凸にあがらせてもらい直接話しをしながら戦利品の公開を見守った。
すると、兄さんが茶封筒を開き中身を取り出す音がした。そして、枠の背景が変わる。それは、切り離したノートで女性の上半身だけのイラストが描かれていた。そのイラストは、例えるならホラー映画で子供が書く不気味な絵 正にそんな感じだった。あと、端っこに【3日後】と書かれていたの。 見た瞬間、全身がゾワゾワっとなり僕はカーテンを閉め忘れていた窓に目を向けた。見なきゃ良かったと本気で後悔した。だって、そこには死装束を着た黒い髪の女性がずぶ濡れで立っていたんだ。 だから、すぐにカーテンを閉めた。心臓がうるさいくらいバクバクと激しくなっていた。あと、これは理由が解らないんだが絵を見た時頭に僕の頭に【姦姦蛇螺(かんかんだら)】って浮かんだんだ。理由はわからない。 僕は、枠で話をしながらパソコンを開き【除霊方法】を検索した。今なら、すぐにわかるんだけどね。そうしてる間にも兄さんは、次の中身を背景にした。 それは、ノートの切れ端で 【「〇〇ちゃんお父さんお母さん先生、みんなごめんなさい」】 そんな事が赤いボールペンで書かれていた。イラストも赤いボールペンで書かれていた。 もう絶対やばいと思った。【除霊方法】調べながら、本当に生きた心地がしなかったよ。
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51 :魔女[]:2021/02/11(木) 17:00:24.14 ID:pNBKeSa50 - まぁ、変なのは無視して続きを書こうかな(笑)
で、最後に茶封筒から出てきたのが赤黒い何かを包んだちり紙だった。見た瞬間、気持ち悪くなった。そんで頭には【コトリバコ】って浮かんだ。 もうどうしようか本気で悩んだ。半分くらい本気で死を覚悟したよ。そうこうしていたら「初見なんですが、凸いいですか?」と書き込みがあり。 男の子が上がってきた。 男の子「あ、すいません。よろしくお願いします。 急にこんな話をしたら、変なやつって思われるかもしれないんですが……僕、結構霊感が強くてそれで、あの………… 僕の守護霊ってか、守護神がそのちり紙はそれ以上触っちゃダメだって言ってて、しまった方がいいと思います。 多分、そのちり紙【コトリバコ】みたいなものですよ」 言葉には出してなかったから、僕は本当に驚いた。そこからは、枠にいる人たちや兄に【コトリバコ】について説明をした。 説明が終わった僕に男の子が話しかけてくる。 男の子「あの、〇〇さん。多分、最初のイラストは【姦姦蛇螺】だと思うんです」 僕「あ、やっぱりそうなんですか?でも【姦姦蛇螺】って封印されてますよね?」 男の子「そうなんですが……おそらく、一時的に呼び出すんだと思います。 詳しい方法はわかりません。でも、この茶封筒を拾った相手かその身近な人のとこに行くんだと思われます…………で、あの。 大変言い難いんですが」 僕「?な、なんですか?」 男の子「たぶん。〇〇さんのところに行くと思います」 僕は、さっき見た窓の外に立つ女を思い出した。 僕「そ、それって……【3日後】ですか?」 男の子「だと思います」 前日の夜に茶封筒を発見した。それから【3日後】……明日または、明後日。時間が無いし、何より窓の外に既に来ている。 もう終わりだ。そう思った。 その時また【「初見なんですが、凸にお邪魔していいですか?」】っとコメントが来て兄さんが凸に上がらせてあげてた。その瞬間、空気が変わるの感じた。
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