- 俺のせいで、あるおっさんを精神病院送りにした話
91 :たかし ◆irkGDfQAqQ []:2020/03/27(金) 21:57:48.48 ID:SMAdzEfl0 - すまん、めっちゃみんな待っててくれてるんだな
当時のこと思い出したら、やっぱり気持ち悪くて書く気失せてくるが、頑張って書くわ
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93 :たかし ◆irkGDfQAqQ []:2020/03/27(金) 22:09:07.59 ID:SMAdzEfl0 - その日、Kは自宅には戻らなかったので、Kの両親が警察に応対していた
Kの両親曰く、Kの奇行は凄まじいようで、とても怯えていた 以下、Kの奇行 風呂に入らない、歯を磨かない 飯の用意ができてないと両親を殴りつける 両親の服に小便をかける 低年齢の男児の衣装などが飾ってある アダルトビデオを大音量で鑑賞する 母親の胸を揉む(こんなことをKの母親が自分で語っていたのかとおもうとゾッとする話だが) Kの両親は自身の息子が捕まってくれることを願うような感じで話しており、異様な雰囲気だったと警察官は母親に漏らしていた Kには罪歴などは特にないらしいが、それはやはりKが知的障害者だからなのかなと今では邪推している 俺のような被害者は、発覚しなかっただけで、実は多いんじゃないかなって
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94 :たかし ◆irkGDfQAqQ []:2020/03/27(金) 22:23:44.29 ID:SMAdzEfl0 - Kの両親はKが帰り次第、警察に連絡し、そのまま事情聴取をすることを確約され、素直にそれに従っていたようだった
Kの両親もKの奇行が恐ろしく内心、邪魔なのだろうと子供ながら思っていた その日、俺は家に帰って、風呂に入ってその日は母親と一緒に寝た 両親はいつも通りに接してくれ、根掘り葉掘り聞かないでくれたのもあってか、とても気持ちが楽だった 次の日、また次の日と時は進んでいたが、K出現の音沙汰は全くなく、2週間ほどが経過していた Kの両親曰く、自宅にあるお金がいつの間にか盗み取られた形跡があり、Kの仕業と述べていた 俺が犯されかけた当日、Kは警察が来ることを予感し雲隠れしたのではと そんな考えはどうでもいいから、俺はさっさとKが捕まってくれって思い続けていた Kが雲隠れしている中、Aとは疎遠となっていた 助けてくれたAには恩は確かにあった だが、Aを見ると、恥ずかしさと後ろめたさがあった、男なのに犯されかけたという事実を思い出させる要因となっていた 後で聞いたが、Aも気遣ってか、あまり俺とは積極的に関わらないようにしていた、トラウマになってるだろうし、と言っていた
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95 :たかし ◆irkGDfQAqQ []:2020/03/27(金) 22:36:30.94 ID:SMAdzEfl0 - そうはいっても、学校では必然的にAとは会う
あの一件以来、俺とAは目を合わせるとお互いに会釈を返すぐらいにしかしてなかったが、その関係に嫌気が差したのかAが俺に話しかけてきた A「なぁ、タカシ?今いいか?」 俺「…ん?なに?」 A「今日はよ、あそこ行かねえか?」 あそことは、俺とAの遊び場、そしてKに犯されかけた場所 俺「いやだよ!それになんで!」 A「タカシ、お前このままでいいのか?」 俺「え?」 A「来るか来ないかはタカシに任せる、でも俺はKを許せねえんだよ」 俺「一体どういう?」 A「Kな、小屋に住んでるぞ」 俺「…は?」 耳を疑った あの小屋は確かにほとんど人気がなく、雨風も凌げ、トイレもあるので、住めないこともない だが… 俺「警察が見張ってるんじゃないの?」 事件現場があった場所を調べないのか?警察は 純粋にそう思った A「灯台下暗しだな、あそこはただの小屋だし警察も特に調べず帰った、だからKはいる」 俺「でも、そんなのありえ」 A「見たんだよ、小屋にKがいるのを!」
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96 :たかし ◆irkGDfQAqQ []:2020/03/27(金) 22:51:09.62 ID:SMAdzEfl0 - 頭が二転三転する
Aによると、Kは警察が去ったあとを見計らって、小屋に移り住み、今ものうのうと生活している でもそんな状況がいつまでも続けられるわけがない、いずれボロが出るに決まってるし、バレる 俺「なら、なおのこと警察だよ!」 A「だから、言ってるだろ、タカシ、このまま許せるのかよ?」 俺「え?」 A「あいつは知的障害者だし、初犯だからな。 捕まっても、刑務所からすぐ出てきてしまうかもしれないし、もしかしたら逮捕なんてされないかもしれない、今の罪状のレベルなら、でも…」 俺「でも?」 A「これがもっと大きな罪状になったらどうだ?例えば殺人とか、そしたらあいつは死刑になる可能性だってあるんだぜ?」 俺「待ってよ、要するにAの言いたいことってKを嵌めるってこと?」 A「別に殺人じゃなくたっていい、もっとKの罪を重くするんだ、そしたらKはこの土地から二度と戻れなくなるかも知れない」 Aは笑っていた、嫌な笑いだった 例えるなら死刑が決まり、命乞いをする受刑者を嘲笑うかのような 弱者の立場を利用して、とことん潰す Aのサディズム的思想が垣間見えていた 俺「でも、でも」 A「俺はやるよ、その場にタカシがいなくてもできるからな」 俺「どうやって?」 A「あいつの前に現れて、挑発でもして殺されそうになるところを、タカシが警察を呼ぶ、第三者がその場を見たっていう証拠もあるわけだから、Kは終わりだよ」 俺「そんな簡単に行くわけ無いじゃんか!下手したら本当に殺されるかもしれない!」
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97 :たかし ◆irkGDfQAqQ []:2020/03/27(金) 23:11:59.56 ID:SMAdzEfl0 - A「フフッまぁ見てなって」
俺「本当にそんなことするの?」 A「ああ、面白いからな」 俺「待ってよ、その役、俺がやるよ」 A「へえ?本当かよ?」 俺「一番Kを刑務所に送りたいって思ってるのは俺だよ」 A「なら、気が変わらないうちに今日だな」 俺「え?今日?」 A「うん、時効ってのがあるんだよ、事件の犯人の捕まるのが遅くなると、逮捕できないらしい」(適当にAが俺についた嘘) 俺「なら、そうだね、やるしかない」 学校が終わるとすぐに俺たちはすぐに交番に向かった 事件当日の時に応対してくれた警察官がいたので、Kが小屋とは少し離れた場所で見つけたと嘘の報告をし、同行してもらうことにした Aが警察官を小屋の離れた場所に誘導すると、俺は単独で小屋へ向かう そして俺を見たKは怒りで暴れ出す、その最中に俺が大声をあげて、駆けつけた警察官にKを取り押さえてもらうという手筈だった 首尾よく進み警察官を指定の位置に配置した俺は警察の目を盗み、小屋の方に向かった 小屋に向かうに連れ、不快感のある匂い 小屋の入り口に達する頃には吐き気を催すレベルだった 小屋の中を見渡すまでもなく、当然のように部屋の中央に置かれた椅子に座るKがいた
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98 :たかし ◆irkGDfQAqQ []:2020/03/27(金) 23:28:14.75 ID:SMAdzEfl0 - Kは俺を認識すると、あのときと同じように笑顔を浮かべ、こう言った
K『お友達にならへん?』 久しぶりに見たKは顔が土色になっており、部屋の中はコンビニなどで買ったであろう弁当のゴミなどが散乱して、不潔としか形容のできない状態となっていた 俺「久しぶり」 K「ンーーンー?」ゆっくりと椅子から腰を上げる 俺「元気だった?」 K「ングっングッ」うなずく動作 俺はKが襲い掛かってくるかと思って叫ぶ用意をしていたが、思いの外、Kはおとなしかった 敵意はないようなので、俺は思い切って部屋に入ってみた K「ウゴォッ本当は本当はね!?」 突如キチ声を発するK 俺はびくっとなって、硬直する K「タカシ、タカシ、タカシがほしいんだよぉぉ、タカシが好きなんだぁ!」 俺「な、なにを言ってるの?」 俺は子供だからゲイって意味を知らなくて、ひたすらに気持ち悪かった K「タカシ、こっちきてぃぃィ」 俺「話ならここでもできるよ」 K「そばに来てほしいんだよぉ!!あんなことして、僕は謝りたいイギィッ 怖がらせてごめんンン。タカシが遠くにいなくなって離したくなかったンダぁ!離れたくない、触りたい、ンだよぁ好きなんだァ!」 俺はなんだかKが哀れに思えてきた Kは襲い掛かるでもなく、言葉で訴えかけてきたのだ 今までKは誰からも気持ち悪がられ、親からも捕まってほしいと見放されてきた 俺が隠れんぼと称して逃げなきゃ別に襲ったりはしなかったかもしれない 数分前までKが捕まることを望んでいたのに、なんとも言えない暗澹たる気持ちがたまっていた
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99 :たかし ◆irkGDfQAqQ []:2020/03/27(金) 23:39:55.40 ID:SMAdzEfl0 - 俺は無言でいる
Kは俺のことをずっと好きだと喚き立てていた そして俺は行動に出る 俺「もう怒ってないから大丈夫だよ」 K「本当にィ?!なら仲直りしたぃ!」 俺「どうやって?」 K「ンンン!判らないけど、手をつなぎだタイ!」 俺「いいよ」 Kはアガゥなどと奇声を叫び、さっと近づき、手をつないできた K「ァアガ!嬉しい!好きだよタカシ!本当に好きレ!」 俺「…」 K「タカシはお嫁さん!!タカシはお嫁さん!!」 俺「…」 K「ンんあ、ヘラっヘラヒャー!」 Kはこんな感じでずっと手をつなぎながら叫んでいた 俺は冷静に今警察が来るとまずいな、って思ってた Kが怒り狂って俺を殺そうとしたりするのかと思いきや、仲直りをしようとしてたなんて思ってなかったからだ どうしたらKを刑務所に入れられるか… 俺はすてんと倒れ込むと、Kは嬉しくなったのか、犬のように顔をなめてきた 汚い、臭い、気持ち悪いの三拍子だった やはりこいつはくそったれの知的障害者
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- 俺のせいで、あるおっさんを精神病院送りにした話
100 :たかし ◆irkGDfQAqQ []:2020/03/27(金) 23:41:08.39 ID:SMAdzEfl0 - >>99
下四行、途中の文章を書いてしまった
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101 :たかし ◆irkGDfQAqQ []:2020/03/27(金) 23:53:27.29 ID:SMAdzEfl0 - どうしたらKを刑務所に入れられるか…
俺は頭をフル回転させ、Kにいった 俺「ちょっと暑いし、外でない?」 K「ン!ん!いいよぉ!」 俺はKを外に出すことに成功した 後は、俺がKに襲われればいい 俺「実は俺もKのことが…」歩きながら K「え、え、ンーーン!」じっと俺の顔を覗き込むように見る 何度見てもその顔に慣れることはなかった、足がガクガクしてきた でも、このままだとKは捕まらないかもしれない こいつを逮捕してやるんだという意気込みで、俺はいった 俺「好きかも、とかへへ」 K「…」 Kは至近距離で俺の顔を見続け、そして突如ドンと肩を押して俺に襲い掛かった 俺がすてんと転ぶやいなや、犬のように顔をなめてきた 臭い、汚い、気持ち悪いの三拍子 やはりこいつはくそったれの知的障害者だ K「うれしれうれし! 嬉しい!!好き好き!」 そして、2週間前、あの時と同じようにKは俺の服を脱がし、胸を擦り、そして下半身のズボンを下ろそうとしてきた 俺は全身全霊で叫んだ 俺「助けてええええ!!!」 K「ングゥ!?」 俺「誰か助けて!誰かぁ!」 K「ンガッンガ!」 Kは俺が大声を出したことに驚いたが、ぐっと俺の口元を手で覆い、俺の叫び声を制そうとしていた そして、その瞬間、目前にあったKの顔が横に飛び、押さえつけられていた体に自由が戻った 警察がKの顔に蹴りを入れたのだ
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