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258 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 18:17:58.92 ID:qiksVnnG0 - >>253
いつもありがとー >>254 蛇神のこと忘れてたw 6人だね >>255 >>256 ああ、保守の神よー >>257 風に乗って散って行くだけなのです…
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259 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 18:19:35.07 ID:qiksVnnG0 - ようやく暇が出来てきたので更新頑張りますー
完結するかもですね では始めやす
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260 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 18:25:09.74 ID:qiksVnnG0 - イニエスタはローマの街を歩いていた
宗教活動は弟子たちに任せていたので一人で歩いていた イニエスタ「残るはスタエラルのみか、宣教せねばなるまい」 イニエスタ「スタエラルはファザー教の本拠地だから危険だ」 イニエスタ「どうしたものか」
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261 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 18:27:16.84 ID:qiksVnnG0 - 少年「おい、ちゃんと蹴るんだ」
少女「おにいちゃん、わたしサッカー好きじゃないよー」 少年と少女がサッカーをしていた イニエスタ「ふむ」
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262 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 18:29:16.69 ID:qiksVnnG0 - イニエスタ「わたしもいれてくれるかな」
少年「なんだよ、おっさん。サッカーできんのか?」 イニエスタは少年のボールを取り、リフティングをした 少年「すげぇ」 少女「かっこいー」
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263 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 18:32:01.23 ID:qiksVnnG0 - 少年「おっさん何者だよ」
イニエスタ「ただの奴隷だ」 イニエスタは実は宗教活動に疲れていた 禅問答も得意だったが、好きなわけではなかったのだ 楽園に帰るのに必要だからしているだけで、イニエスタはサッカーのほうが好きだったのだ
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264 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 18:35:42.36 ID:qiksVnnG0 - イニエスタは少年と日暮れまでサッカーをした
少女はニコニコしながら見ていた イニエスタ「技術は教えた。後は練習を重ねればつかえるようになるだろう」 少年「おっさん、サッカーの神様だな。ありがとう!」 イニエスタは笑った 「わたしは神か。サッカーに関してだけなら神もお許しになるだろう」
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265 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 18:38:16.02 ID:qiksVnnG0 - 少女「なんか変なおじさんがずっと見ていたよ」
少女が指を指した先には小綺麗な男がいた イニエスタ「誰だ」
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266 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 18:42:10.44 ID:qiksVnnG0 - ジュダス「お前がイニエスタか」
ジュダスは少年と少女を見た イニエスタ「二人とも帰りなさい。じきに夜になる」 少年「おっさん、ありがとな!」 少女「おじさんも夜になる前に帰らなきゃダメよ」 少年と少女は帰って行った
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267 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 18:45:06.36 ID:qiksVnnG0 - イニエスタ「見たこともない服だな、ファザー教のものか?」
ジュダス「なぜだ」 イニエスタ「わたしを殺しにきたのだろう」 ジュダスは笑った 「ちがう。わたしを生かして欲しくて来たのだ」
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268 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 18:52:49.37 ID:qiksVnnG0 - イニエスタ「どういうことだ」
ジュダス「わたしは神だ。楽園から逃げてきた」 イニエスタは驚いた 「楽園になにかあったのか」 ジュダス「ワインが切れたのだ」
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269 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 18:55:18.69 ID:qiksVnnG0 - イニエスタ「ワインが切れると神は死ぬのか」
ジュダス「違う。ワインが好きなのはわたしだけだ」 イニエスタは疑った。ジータは空からやってきたのだが、この男は歩いてきた。 イニエスタ「貴方が神であることを証明しろ」
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270 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 18:57:26.00 ID:qiksVnnG0 - ジュダスはため息をついた
イニエスタのほうをチラリと見て言った ジュダス「いいだろう。よく見ておくがいい」 ジュダスは宙に浮いた。20センチほど浮いている ジュダス「どうだ。驚いたか」
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271 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 19:00:49.63 ID:qiksVnnG0 - イニエスタ「……もっと高く飛べないのか?」
ジュダス「無理だ」 ジュダスは地面に降りた。額には脂汗がにじんでいる ジュダス「神にも得意、不得意はあるんだ。ぜぇぜぇ」 イニエスタ「お前はなにが得意なんだ」 ジュダス「……ワインを飲むことだ」
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272 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 19:04:25.91 ID:qiksVnnG0 - イニエスタはがっかりした。男が神だと言うことは信じたが、ジータに比べると頼りなかったからだ
イニエスタ「お前の望みはなんだ」 ジュダス「弟子にしてくれ」 イニエスタ「なぜだ。意味がわからん、神の貴方が弟子になるなど」 ジュダス「弟子になればワインが飲めると聞いた」 イニエスタ「わたしになんの得があるんだ」
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273 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 19:08:04.39 ID:qiksVnnG0 - ジュダス「わたしは神だぞ。なんだその口の聞き方は」
ジュダスはイニエスタの自分に対する扱いに驚いた イニエスタ「弟子になるとはそういうことだ。周りのものにも示しがつかないだろう」 ジュダス「うーん」 イニエスタ「心配するな。ワインはちゃんとやる」 ジュダス「ならいい」 イニエスタ「で、お前はなんの役に立つ?」 ジュダスは困ってしまった。失敗したらワインが飲めなくなるからである
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274 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 19:13:32.33 ID:qiksVnnG0 - ジュダス「楽園の門を開けてやろう」
リスタが門を開けてくれるとは思わなかったが、嘘も方便であると思ってジュダスは言った イニエスタ「本当か?」 イニエスタ「神が受け入れてくれるだろうか」 イニエスタの目が輝いていた。ジュダスはチャンスをものにしようと言った 「心配するな。わたしも神だ。楽園の門に関しては任してくれ!」
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275 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 19:16:03.95 ID:qiksVnnG0 - イニエスタ「お前の名は何と言うんだ?」
ジュダス「私の名はジュダスだ」 イニエスタは頷いた イニエスタ「よし、お前の名は今日からユダだ。ユダと名乗れ」 ジュダス「わかりました。イニエスタ様」
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276 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 19:38:22.48 ID:qiksVnnG0 - イニエスタ「みんな、紹介しよう。新しい弟子のユダだ」
イニエスタは弟子たちにジュダスを紹介した 弟子1「小綺麗な格好ですね。貴族の出身ですか」 イニエスタ「そうだ。貴族の暮らしに嫌気がさしたらしい」 ジュダス「よろしく、みなさん」
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277 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 19:40:35.27 ID:qiksVnnG0 - 弟子2「彼にはなんの仕事をさせましょうか」
イニエスタ「そうだな、ユダ。お前は何がしたいんだ。希望はあるか?」 ジュダス「私は計算が得意です。会計係がよろしいかと」
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278 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 19:43:18.68 ID:qiksVnnG0 - 弟子3「会計係はわたしの仕事だ」
ジュダス「私の方がうまくできます」 弟子3「なんだと」 イニエスタ「よろしい。ユダ、お前は会計係だ」 ジュダス「はい」 弟子3「イニエスタ様、あんまりでございます。私はこの仕事を誇りにしてます」
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280 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 19:46:25.19 ID:qiksVnnG0 - イニエスタ「わかっている。代わりにお前は私の側近になれ」
弟子3「本当ですか」 イニエスタ「ああ」 弟子3「身にあまる光栄でございます」 イニエスタ「次はスタエラルに向かおうと思う。この街の宣教活動を各自頑張ってくれ、終わり次第向かうつもりだ」
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281 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 19:50:16.45 ID:qiksVnnG0 - 弟子1「さぁ、みんな。食事にしましょう」
弟子2「ユダ。きちんと神に祈ってから食べるのですよ」 ジュダス「え?」 弟子2「神に今日の恵を感謝するのです」 ジュダス「わ、わかった」 イニエスタ「今日から食事にワインをつけてくれ」
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282 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 19:54:25.37 ID:qiksVnnG0 - 弟子3「ワインは趣向品です。楽しむためのものです」
イエニスタ「ああ」 弟子3「はたして神はお許しになるでしょうか」 イニエスタ「私たちは頑張っている。きっとお許しになるさ」 イエニスタはジュダスのほうを見た ジュダス「ワインはみんなで楽しむものです。飲みましょう」
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283 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 20:18:27.95 ID:qiksVnnG0 - 食卓にはワインが並んだ
いつもの質素な食事にワインがプラスされたのだ 最初はみんな戸惑っていたが、酒がまわると賑やかになってきた いつもの静かな食事と違って笑顔があふれた 弟子たちもワインがあるのも悪くないな、と思った ジュダス「みんなでワインを飲み、食卓を囲む。最高ですな」 イニエスタ「ああ」 イニエスタは笑った。みんなと笑い会えるのがとても嬉しかったのだった
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284 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 20:21:48.23 ID:qiksVnnG0 - シャイン教は宣教活動をゆっくりと行った
シャイン教のモットーは急がず、ゆっくりと過ごすことだった イニエスタは安息日を作った。何もしない時間を大切にしたかったからだ イニエスタ「おい、リフティングはうまくなったか?」 少年「10回できるようになったぞ、おっさん!」 少女「こんにちは、おじさん!」
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285 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 20:24:39.49 ID:qiksVnnG0 - 少年とイニエスタはサッカーをした
ボールの取り合いをした 少年に合わせてイニエスタは加減をしながら楽しんでいた 少女「またあの男の人見てるよー」 イニエスタが見るとジュダスがいた ワインを飲んでいる
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286 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 20:26:55.35 ID:qiksVnnG0 - イニエスタ「ああ、彼は友達だ」
ジュダス「こんにちは、お嬢ちゃん」 少女「こんにちはー!」 イニエスタはジュダスに言った 「何をしに来た。ワインなんか飲んで。金はどうした」
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287 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 20:30:00.90 ID:qiksVnnG0 - ジュダス「私は会計係です。金などどうにでもなります」
イニエスタ「不正はダメだ。ワインなら食事の時に飲んでるだろう」 ジュダス「私には足りませんな」 ジュダスはニヤリと笑ってワインを飲んだ ジュダス「二人ともサッカーが下手ですな」
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288 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 20:32:27.41 ID:qiksVnnG0 - イニエスタ「なんだって?」
イニエスタは笑いながら言った。自分よりサッカーが上手いものを見たことが無かったからだ ジュダス「少年。ボールを貸しなさい」 少年「はい」 ジュダスはリフティングをした。イニエスタに引けをとらないくらい上手かった 少年「すげえ」
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289 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 20:35:54.22 ID:qiksVnnG0 - イニエスタ「うまいな」
ジュダス「私にはシルトという友人がいました。彼とはよく腕を競ったものです」 ジュダスはイニエスタのほうへボールを蹴った ジュダス「どうです。私と勝負しませんか?」 イニエスタ「なんだって?」 ジュダス「私があなたに勝ったら不正に関して目をつむっていただきたい」
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290 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 20:38:04.91 ID:qiksVnnG0 - イニエスタは笑った
イニエスタ「いいだろう。私が買ったら不正はやめろよな」 ジュダス「ふはは、いいでしょう」 少年「わくわく」
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292 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 20:46:35.14 ID:qiksVnnG0 - イニエスタとジュダスは勝負を始めた
イニエスタがボールを取り、ジュダスが取り返した ジュダスが取り返したボールをイニエスタが取り返す イニエスタ「なかなかやるな」 ジュダス「あなたこそ」 イニエスタは驚いた。ジュダスは自分と同じくらいサッカーが上手かった。もしかしたら自分よりうまいのかもしれない イニエスタは自分の限界がジュダスといれば越えられるかもしれないと思った ジュダスは嬉しくなった。イニエスタとのサッカーはシルトとの思い出を揺り起こした。それくらいイニエスタはサッカーが上手かった ジュダスはイニエスタといつまでも勝負をしたいと思った 少年「すげえ。ファンタジスタや」 少女「どっちもカッコイイねー!」 周りに観衆ができた。子供達だけではなく、大人の女や男も二人を見てた 観衆1「どっちが勝つんだろうか」 観衆2「かっこいいわ」 観衆3「勝負がつかないところを見ると同じくらいの実力か」 観衆4「おれもサッカーまたやろうかな…」
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293 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 20:54:28.90 ID:qiksVnnG0 - やがて日が暮れた
イニエスタ「ははは、勝負がつかないな」 ジュダス「お預けということになりますな」 二人は笑って肩を組んだ。観衆は拍手をして、各自の家へと散っていった 少年「すごいな、おっさんたち」 少女「みんなみてたよー」 イニエスタ「ありがとう。二人も夜になる前に帰りなさい」 少女「はーい!」 少年「じゃあなー!」 少年と少女は家に帰った
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294 :1 ◆v18ZpmM4CE []:2017/10/15(日) 21:00:35.39 ID:qiksVnnG0 - ジュダス「では、私の不正についてはお咎めなしということで」
イエニスタ「おい、私は負けてないぞ」 ジュダスはワインを飲んだ 「勝負がつくまでは保留にしましょう、いいですね」 イニエスタは笑った 「いいだろう。約束してやる」 二人も自分たちの家に帰って行った
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