- 【通信】質疑応答・雑談スレ16【155kHz】
847 :本当にあった怖い名無し[sage]:2011/09/20(火) 13:04:34.71 ID:qs4axwR+P - 「そんなの決まってるだろ」と、ここでサラッと結末が予想できる人は常識派ですね。死に神は旅立ち
若者の肉体は本来の持ち主でありいったんは死んだはずだった魂の元に返る。そして娘と若者はこの 世で結ばれるのです。 このシナリオが私は本気で予想できなかった。エンディング、可能性としては似たようなシーンも考えた けれども、それでもこう来たか、でした。 むしろ私の考えた可能性はどうしたら死に神と娘は結ばれるかという方向性でした。そして正直エン ディングにはちょっと違うんじゃないの?と軽く違和感を感じる部分がある。しかし常識的な考え方なら やはりエンディング通りなのですね。 この私と常識の感覚の違いは何か。これがちょっと気になる部分ですね。 私は人間の意識は巨大な認識の集合体の側面があるという意味のことを申しました。この観点から 映画のストーリィについての死に神×娘という方向を考えてしまう私の感性と、若者同士の恋愛に収束 させてゆく常識との差を考えてみますと、結局私の認識と世の中の認識=常識との差ということになる。
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848 :本当にあった怖い名無し[sage]:2011/09/20(火) 13:11:11.52 ID:qs4axwR+P - それでは常識とは何か?多くの人がこれが当然であると考える社会のお約束ですね。
行動や思考におけるお約束の部分です。常識というと当たり前の事ばかりなので皆さんあまり意識 されてないかもしれませんが、これが私などには気が遠くなるほど膨大な量の智慧の集積に思える。 そしてこの部分がどう考えても私には弱い。 だって、大学進学して都会の人々と交わるようになって他人様の家の様子を拝見してみますと、もう 明らかなカルチャーショックを感じる。育ってきた私の家とはまったく違う。「お里が知れる」なんて 言われても肯(うなず)くしかない。で、もうどう行動してよいかわかんないから他所(よそ)の家では 借りてきた猫になってしまう。 細かい行動に関して言えばいろいろあるんですが、まずびっくりしたのが親子兄弟が相手の意志を 尊重する、確認し合いながら会話している姿でした。お前は何を言っているんだと思われるかも知れ ません。それが普通な人にとっては何にびっくりしたかが理解できないでしょう。しかしそれが普通でない 環境で育った私にしてみると、その発想はなかったわ、なんです。
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849 :本当にあった怖い名無し[sage]:2011/09/20(火) 13:14:43.43 ID:qs4axwR+P - それと比べますと私の育った環境などはいつも親の押しつけ的な会話が中心でして、何事も親の都合で
生活している。親が振ってくる話題は「どうした?」「ああしろ」「こうしろ」の話題が中心ですから子供の 方も親との間で反論とか報告とか要求とかの生活上の実務的な話はしても会話のキャッチボールが あまりないんですね。楽しむための会話がない。また雑駁(ざっぱく)な雑談的な会話が少ない。今こうして 振り返って見ますと、実に面白みのない会話環境で育ってきている。 そして親の方に子供を一人の人間として扱うという感覚が無いというか、子供の気持ちを尊重する感覚が ない。親の方は自分の気持ちが全てでそれに従わないと怒り出す。子供がどう思っているか聞かなきゃと いう認識がそもそも無い。親にしても意識の中に無いものは出てこないんです。そういう認識を自己が獲得 するまでは。
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850 :本当にあった怖い名無し[sage]:2011/09/20(火) 13:19:24.34 ID:qs4axwR+P - それは誰かが「子供はどう思ってるの?」と聞けば、その時はああ子供の気持ちはどうだろうと思うのでしょう
けれども、自分の心の中の言葉として、あるいは意識に涌いてくる気持ちとして子供に「どう思ってるの」と 聞こうというものがない。相手も自分と同じように一人一人気持ちがあり、気持ちを尊重しなければいけない 相手の納得を得ながら進めることが大切だ、という認識が親の側にないのです。 だから親は子供のことを考えてやっている、良かれと思ってやっているのですが、それが全てにおいて親の 押しつけになってしまっている。自分があり、自分と同様に相手もある。子供も一個の人格だ、という認識が 親の側に欠けている。そして子供は自分の一部くらいに思っている。 そうなりますとそれは親からするとそれは善なのだけど、子供からすると迷惑になる場合がある。いやまあ 一般的に言えばほとんどが迷惑になりかねない。私の場合は親の言葉を納得して受け容れる事が多かった ので迷惑とまで感じることは少なかったが、子供が納得できなければこれは迷惑きわまりないことでしょう。 この辺は609氏のご家庭と似ているのではないかと思うのです。
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853 :本当にあった怖い名無し[sage]:2011/09/20(火) 13:28:40.91 ID:qs4axwR+P - それを子供の立場から言うと、親は自分のことしか考えてない、と言う表現になりますね。子供のため子供の
ためと言いながら、本当は自分の都合しか考えて無いじゃないか、子供の立場で考えてくれているのかという 文句が出てくる。 そして子供の気持ちを理解しようとせず、子供の気持ちを押し殺すような扱いを続けていると、これは親を殺 すしかない、という想念が当然涌いてくる。なぜなら親の方が子供との対話というチャンネルをそもそも設けて ないので、子供にとって話し合って親に理解して貰う、という選択肢が普通では出てこないのです。そして子供 の考えを対話によって導くのではなくて、ただ押しつぶす方向で指導しようとするとそれは子供を圧殺している に等しい。なぜなら人間とは肉体ではなくて考えるエネルギーが本質なのですから、その考えを押しつぶす行為 は本質的に子供の存在自体を否定しているに等しい。
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856 :アラサー女 ◆EgHTFQZo3s [sage]:2011/09/20(火) 13:41:45.00 ID:qs4axwR+P - あれまたやっちゃった。p2からの書き込みなのでコテ再設定しなければいけないのを忘れてました。
さて続きです。 「殺す者は殺される」ですね。因果応報が作用してくる。そうならざるを得ない論理的仕掛け、論理的構造を を親が作ってしまっているのです。その構造に乗るかどうかは子供がどれだけ二進(にっち)も三進(さっち)も いかない気持ちに追い込まれたか、そして子供の側の理解力や個性に依存する。へたれた性格の子供なら精神的 に参ってしまって病んだかも知れない。ひるがえって親を殺すしかない、と行動に移した609氏はある意味 たくましいと言えなくもない。もしそうしなければ今頃609氏はこの世に居ないかも知れないからです。 決して褒めて推奨しているのではありません。善悪を超えて眺めてみるとそう見える、ということです。そして 善悪を超えて、こういう親の立場に立ったとしたら、「お前をそこまで追い込んでしまっていたのなら、そしてお 前がそれで心の自由を取り戻せるのなら、仕方ない殺されてやるよ」と言わざるをえないですなぁ。 一旦善悪という見方から離れましょうというのはそういうことでして、善悪という見方がかえってものの見方、 理解を限定してしまうところがあるのですね。そうするとやはり全体を捉えてゆくことが難しい。偏った判断に 陥ってしまうことがあるのですね。
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857 :アラサー女 ◆EgHTFQZo3s [sage]:2011/09/20(火) 14:09:39.51 ID:qs4axwR+P - さて私の場合、そういう環境を作ったのは父母なのですが、実際は父親が家庭に及ぼした影響
力が大きい。父親にとってはそうするのが当然であった。なぜ当然かというと、父親はごくごく 儒教的意識の持ち主だったからです。 父親は祖父の言う言葉に絶対服従、いつも祖父の意を汲んで尽くす気持ちで子供時代を過ごした のだそうです。母親を幼児に亡くしておりましてあまり面倒を見てくれる大人が周辺に居なかった。 近所の人や年の離れて結婚した長姉が食事の世話をしてくれて育ったそうで、父親である祖父は あまり子供のことを構わなかったようです。
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858 :アラサー女 ◆EgHTFQZo3s [sage]:2011/09/20(火) 14:11:50.55 ID:qs4axwR+P - それは多分、誰かが教えたからそうしなければならないと思ったのではなくて、父親自身の魂における
意識の傾向だと思うのですね。そして私が父親を見ておりますと、思想や行動様式がいかにも両班 (やんばん)的である。多分、父親は朝鮮文化圏で複数回転生した経験があるのではないか?私は そう判断しております。 実際、弟の記憶によると、かなり古く、文明というよりもっと前の記憶のようなのですが、父親はどうも 朝鮮と満州の間辺りで生まれていて、その地に旅行したときにそこで世話になったことがあるという。 弟は神話よりもまだ前の時代の朝鮮で生まれていたようなのです。そういう転生の記憶をたどるとき、 不思議とあれは誰だ、というのがわかるらしいのですね。
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859 :アラサー女 ◆EgHTFQZo3s [sage]:2011/09/20(火) 14:48:28.48 ID:qs4axwR+P - そしてその後も文明期の朝鮮で転生をした経験があるのでしょう。その時の考え方が意識に
出てきているのだと思っているのです。 その考え方は下の者が上の者に仕える、という上下の秩序が中心です。まあ秩序があるのは 悪くはないんですが、上下関係での人の関係は上が責任と義務を果たしてゆかないと成り立たない。 ところが父親の場合は責任と義務を追及するのではなくて、見ておりますと上が下に施すことの 満足、下が上を喜ばすことの満足、これが価値観の核心にあるように見える。だから押しつける ことに疑問を抱かない。食事の不満足が父親にとって最大の不幸・不足に思えることになる。 これは伝統的な日本人の考え方じゃないんですね。伝統的な日本人の考え方は家父長的な上下 関係と思われがちですが、実は同時にものすごく平等意識も強いのです。和という考えには基本に 平等意識があるんですね。
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860 :アラサー女 ◆EgHTFQZo3s [sage]:2011/09/20(火) 14:49:36.11 ID:qs4axwR+P - 農民の意識というのは田を持った者同士平等でして対等の関係ですから互いに水の取り合いが
起こる。それを話し合いでお互いの納得を求めてゆく。そして協働作業で和を培ってゆく。村方でも 町方でもそれぞれの分野でそういう直接民主主義的な自治が行われていたのが江戸時代以前の 姿です。誰かが人の上に立って、尊敬されるのと指図するだけが役割の人がいる、というかたち ではないのです。それは大陸的・半島的な儒教思想なんです。 そうしますと父親の場合はそうした大陸的なあるいは半島的な儒教思想を克服する、といことが 人生における一つの課題だったのかもしれません。
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861 :アラサー女 ◆EgHTFQZo3s [sage]:2011/09/20(火) 15:05:24.58 ID:qs4axwR+P - 半島に生まれていたとしたら多分父親の考え方は社会常識と調和するのですね。何の問題もあり
ません。 ところが日本の社会常識とは根っこのところで食い違いがある。そういう意識が支配する家庭で 育った場合にどうなるかということです。家庭の親子関係の中で日本の社会常識を吸収することが 出来ないのです。 そうなると社会常識を学ぶ次のチャンスはどこかとなると、子供にとっては学校や地域における友達 との交流しかないですね。ところが私の場合、地域にちょうど遊び相手になる同年代の子供がいな かった。さらに学校に入学してもいきなり疎外感を味わうことになった。同級生の子供達はお互いに 保育園・幼稚園から上がってきたの仲間同志なのですが、私は保育園も幼稚園も通っていなかった。 友達同士の輪の中に入っていけずに浮き上がってしまった。小学入学時点でいきなり転校生同様の 立場に置かれたのです。
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863 :アラサー女 ◆EgHTFQZo3s [sage]:2011/09/20(火) 15:18:39.30 ID:qs4axwR+P - 結局高校卒業まで友人が居ないことはなかったけれども私はそれほど賑やかな友人関係を
作ることが出来なかった。そして次の社会常識に触れる機会の大学時代を迎える事になる。 そこで初めて他人様のご家庭に触れて自分の育った家庭が社会常識から離れている、と気づいた のです。それまで想像もしなかった発見に愕然(がくぜん)としたものです。 そう言えば子規さんも東京に進学したときに言ってましたね。ご自分のことを 「世の人は 四国猿とぞ 笑うなる」 って。彼もご自分の常識・ものの見方と都会の常識との違いに気づいて愕然とするところがあった のでしょう。相当苦労されたことと思います。それにも関わらず彼には自負と言いますか、誇りと いいますかしっかりした芯があった。人に笑われても 「四国の猿の 小猿ぞ我は」 と心中で胸を張った。この誇りが揺るがなかったからやっていけたのだろうと思います。 さてこの揺るぎなさはどこから出てくるのか。今回はここまでにして、次はこのあたりをテーマに 意識の追究をしてみたいと思います。
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864 :アラサー女 ◆EgHTFQZo3s [sage]:2011/09/20(火) 15:37:38.58 ID:qs4axwR+P - >>851
それは厳しいですね。 あなたのお気持ちが一番なので、貴方が何を大切に考えどうしたいのか、 最終的にはその選択を迫られることになりますよね。 後ほどあらためてあなたの後ろの方もお招きして意見をお聞きしてみます。 数日いただくかも知れませんが見詰め直すうえでのご参考になさってみて 下さい。 >>852 被災地に行ってらっしゃるのであれば、少なくとももう地震の心配は無いの ではないでしょうか?地震があったとしても被害を及ぼすほどの地震にはなり ようがないと思います。 ご安心いただいてよいそうですよ。
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865 :アラサー女 ◆EgHTFQZo3s [sage]:2011/09/20(火) 15:39:39.98 ID:qs4axwR+P - 長々と失礼しました。それでは又後ほど。
夜になるか明日になるか。 今から眼鏡直しに出かけてきます。
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