- 【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ10【友人・知人】
259 : ◆i9Nf8biD3. [sage]:2009/07/18(土) 14:44:29 ID:nZ6sbpEr0 - テスト
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260 : ◆0fO6jMfX/o [sage]:2009/07/18(土) 15:06:29 ID:nZ6sbpEr0 - 私にも昔霊感もちの友達がいた。
いや、いまでもいるのはいるのだが、精神を病んでしまって繋がりは薄くなっている。 ステレオタイプな話しかないので面白くはないでしょうが暇つぶしにどうぞ。
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261 : ◆0fO6jMfX/o [sage]:2009/07/18(土) 15:07:09 ID:nZ6sbpEr0 - その友達はCといった。
小学校の4年生からの付き合いだ。 もともとオカルティカルなものが好きな私に比べて、彼女はそういったものには 興味がなさそうな、そういう話を振っても乗ってこないような子どもだった。 あるとき、中2病まっさかりな私がパワーストーン的なものにはまった。 だが、石を買うたびにすぐに割れてしまったり、なくなってしまったり、 なくなったといっても家の中で置き場も決めておいたのに目を離したら忽然と消えるような ちょっと気持ち悪くなるくらいそういった事が続いた。
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262 : ◆0fO6jMfX/o [sage]:2009/07/18(土) 15:08:14 ID:nZ6sbpEr0 - 放課後、Cと遊んでるときになにかの拍子に石がなくなるという話をした。
まあ元々そういったことに興味のなさそうな子だし、流されるだろうなと予測してた。 「石っていうのは、意思を持ったものなんだよね、だから相性の合わない人の所にはいつかない」 「いつかないだけだったらまだいいけど、場合によっては不幸を招く」 「それだけなくなる、破損するって事が続いてるってことは相性が悪いのは決定的だから石をお守りにするのはやめたほうがいい」 ???でした。 オカルト的なことにまったく興味なさそうだったCがいきなりなにを言い出すんだと、 「私も石とは相性が悪いらしい、お寺さんで言われた」 「あんまり軽々しくそういうものに関わるのはよくないよ」 お寺さん? なんなんだ?
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263 : ◆0fO6jMfX/o [sage]:2009/07/18(土) 15:08:55 ID:nZ6sbpEr0 - 「私の家系は霊感強いから、相談に乗ってもらってるお寺がある。住職さんが強い力を持ってるから頼っている」
もう、わくわくてっかてかの私を尻目に、それ以上はその話を話してくれないCでした。 この頃小学校の高学年くらいだったと思うけど、その後思春期の大分部をCと過ごすことになり、 おそらく、霊感の強いという彼女とやたら一緒にいたせいで色々怖い目に遭う。
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265 : ◆0fO6jMfX/o [sage]:2009/07/18(土) 16:41:56 ID:nZ6sbpEr0 - 中学生のときにあった話
中学生のとき、CとYと中間試験前の寒い日にカラオケに行った。 中学生で元気一杯なのでフリータイム7時間。 2時間くらいして少しまったりしてきたあたり、そこのカラオケのドアは扉の真ん中よりは 少し上にはめごろしの窓がついてた、店員が中の様子確認するのに使うんだと思うけど、 んで、歌うのにも飽きてた私はぼーっとその窓を眺めていた。 スー、って感じですべるような足取りで廊下を白い着物を着た女の人が歩いていった。 この時期にあんな浴衣みたいな薄い着物じゃ寒かろうに? 入り口からトイレ(突き当たり)までの一本道な感じの作りだったので、トイレに行ったんだろうなーって ぼけーって眺めてた。
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266 : ◆0fO6jMfX/o [sage]:2009/07/18(土) 16:42:37 ID:nZ6sbpEr0 - しばらく経って、また先ほどの着物の女の人が通る、
またしばらく経って通る おいおいトイレ行き過ぎだろwって思った。 で、いい加減何回も見たので少し面白くなって、CとYに、 「なんかさっきから何回もトイレ行ってる女の人がいるよ、この寒いのに白い浴衣なんだよw頭おかしい人なのかなー?」 言い終わるか終わらないかの刹那、Cが 「言っちゃだめ!」 Cが叫んだ瞬間、背後に(ドアが私の背後だった)ただならぬ気配を感じて振り返ると、 はめごろしの窓にびっちりと、(3〜4人?)緑色の顔の人が張り付いている、 うわぁ・・・ とりあえずフロントに助けを求めようと内線を取ろうとして気づく 足が動かない、 粘着質な液体で部屋の中を満たしたみたいに部屋の中の空気が重い ここまできてやっと気づいた、 これって心霊現象? そもそも最初から全部おかしいじゃないか、真冬じゃなくたって、今の時代に無地の浴衣でカラオケなんか来るか? トイレのほうに歩いてる姿は何回も見たがトイレから戻るところは一回も見ていない 窓に張り付いた人の顔を見たとき、幽霊じゃなく変質者っていう発想しかなかった あんなに緑色の顔をした人間がいるのだろうか?-
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267 : ◆0fO6jMfX/o [sage]:2009/07/18(土) 16:44:07 ID:nZ6sbpEr0 -
そもそも魅入られていた? 「どうしよう?」 情けない声でCに聞く、 「とりあえず、今更だけど気づいてない、関係ないって顔をしよう、それしかない。」 徐霊だのなんだのはできないんですか?そうですか。 とりあえず空気が悪すぎるのでなんとかしようってことで、ひょっこりひょうたん島を入れて3人で熱唱。 何回も何回もひょうたん島 30分くらい経っただろうか、空気が軽くなって足が動くようになってる、 今だ、ってダッシュで逃げ出す3人。 「出れてよかったねー」 「なんだったんだろうねー?」 と、さっきまでの恐怖を振り払うようにとぼけた会話をしつつ解散した。 次の日、遅刻がデフォルトだった私が、3時限目の放課あたりに学校に行くと、 教室の隅で泣きそうなYと深刻な表情のCが 「どうした?」 聞くとYが半泣きで答えた 「昨日、帰った後ですぐに眠くなって寝ちゃった、で、夜中に目が覚めて勉強しようと思って机のうえを見たらノート一冊に 死ね 殺す ってずっと書いてあった、私の字じゃない、乱暴な感じの字で・・・」 うぇ? なんでY? 「とりあえず私が預かってお寺に持っていって処理してもらう。Yに憑いてるかもしれないからそれも見てもらう」 とC。 「Yも行かないといけないの?」 「住職さんの力が強いから直接会わなくても大丈夫だと思う」 「ノート見た感じでも今Yを見た感じでも大丈夫だと思う」 翌日、 「もう大丈夫だって。」 とだけCに報告された、 突っ込んで聞いてもはぐらかされて細かいところは教えてもらえなかった。
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268 : ◆0fO6jMfX/o [sage]:2009/07/18(土) 16:44:47 ID:nZ6sbpEr0 - 数年たったある日聞いてみると答えてくれた。
「あれは、ただの浮幽霊的なものでそんなに力も強くないし大丈夫だった。」 「問題はYで、多分なにか精神的に弱ってたと思う、たいした力のない霊でも、Yに憑く事で力を増幅させてノートに字を書くっていう形で現実に干渉してきたんだと思う。」 たしかに、CはYとはそんなに仲がいいわけではなかったので知らないだろうが、その時期のYは家庭内の問題でひどくナーバスになっていた。 ただ、本当に複雑な事情があったし、世間体のいい話でもないので、Yがそういう状態にあるっていうのを知ってるのは私だけだった。 結局、私も後々関わることになるくだんの住職が超絶パワーの持ち主なので憑いてた霊に関しては消滅させてくれたらしい。(消滅っていう表現であってるかは分からないが) まあよくある話だし、ステレオタイプだが、私にしてみれば人生初の心霊体験だったので本気で怖かった。 で、はっきり幽霊だと認識できるような状況なのにそれを認識せず興味を持って幽霊に対して気づいてる事を気づかせるという私の体質はここから始まった。
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