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116 :自夜[]:2006/12/12(火) 09:31:47 ID:Jo6IBtXd0 - >>115さん
普通に今の人生を覚えている程度には覚えていますよ。 時代は今で言う戦国時代ですかね。乱世っていう感じはしなかったですが。 普通の農村の娘でしたよ。まぁ、村が焼かれて放浪したり、最後には野垂れ死ん だわけですが。 まぐろさんと捜査官さんに迷惑でなければ、もうちょっとお話ししてもいいですけど。
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- でどうやって幽霊と幻覚みわけるの?
28 :自夜[]:2006/12/12(火) 10:08:58 ID:Jo6IBtXd0 - 先にゾクってくるのが幽霊で、後でくるのが幻覚ですよ。
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- でどうやって幽霊と幻覚みわけるの?
32 :自夜[]:2006/12/12(火) 10:49:31 ID:Jo6IBtXd0 - >>29さん
脳の活動ってのは物理的には電気信号(と電気信号を伝達するための化学反応)で しょう。 幽霊ってのは実体のない念(又は精神)だけのものだから、そこらにある空気やら なんやらを媒体とした電気的な反応やら圧力的な反応やらがその物理的な正体なわ けですよ。脳細胞の代わりにそこらへんのものを使っているわけ。いろんな意味で 空間の歪みと言ってもいいかも。電波でもいいですが。 (プラズマでもいいんですが、これだとどっかのせんせーみたいですね) だから普通には体の奥(脊椎)がまずこの空間の歪みを感じてゾクってくるわけ。 その後でこの空間の歪みが視神経やら皮膚の神経やらを刺激して見たり感じたり するわけです。 一方、幻覚は脳内に発生する疑似信号ですからまず見えて、その見えたことに反応 してゾクっとかゾ〜とかするわけです。 ただ、ゾクッとする疑似信号もあるわけですし、幽霊によっては気配を消す(つま り、空間の歪みの範囲を小さくする)能力を持った人もあり、そんな人はいきなり 目の前に現れたりしますから、そう単純ではありませんですがね。
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35 :自夜[]:2006/12/12(火) 11:13:48 ID:Jo6IBtXd0 - >>33=34さん
匂いがするのは幽霊でなく妖怪ではないでしょうか。 幽霊も雨の前のような水っぽい匂いがするときはありますが。
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- 幽霊にレイプされちゃった!!
57 :自夜[実害がある分、妖怪かな]:2006/12/12(火) 11:38:25 ID:Jo6IBtXd0 - >>56さん
人間が一番恐いです。
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37 :自夜[]:2006/12/12(火) 11:43:36 ID:Jo6IBtXd0 - >>36さん
幽霊だったときの記憶と、人間になってから得た科学知識から、私はそう思っています。 もっと、なんか精神世界とか異次元とか考える人が多いみたいですが、そんなもんは ありませんでしたしね。
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- でどうやって幽霊と幻覚みわけるの?
39 :自夜[]:2006/12/12(火) 12:15:26 ID:Jo6IBtXd0 - >>38さん
ぶらぶらしてました。幽霊って(私の場合は)あんまり自我ってないんですよ。 で、人間が居るとふらーっと近寄ってぼーっと見る。飽きたらまたふらふらさまよう。 まぁ、死んで幽霊になったんで当たり前ですが、生きてる感じがしませんでしたね。
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41 :自夜[]:2006/12/12(火) 12:36:10 ID:Jo6IBtXd0 - >>40さん
前世の記憶まであります。その前はないから、なにもなかったんじゃないかな。 で、幽霊時代はぼーっとしてることが多かったですね。たまに妖怪さん達と世間 話するとかはありましたけど。 まぁ、この世に念が残ったまま死んじゃったので幽霊になったわけですが、私の 場合、その念は子供でしたね。数えで5歳くらいの女の子残してしんじゃった。 この子の逝く末が心配でねぇ、幽霊に成り立ての頃はついて回っていたんですが、 あるときからどーでもよくなって、その後はひたすらぼーって。
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44 :自夜[]:2006/12/12(火) 13:52:41 ID:Jo6IBtXd0 - >>42さん
暇っていう感覚がないんですねぇ。念以外の感覚がほとんどない。だから、何か し忘れているなぁって漠然と思っているだけで、あとはぶらぶらと。 で、どうかした体質の人間の近くによると、ああ、忘れてたのはこれに取り憑く ことかぁ、とか勘違いして取り憑いちゃう。そのうち、これ違うわ、って思うか 飽きちゃうかして離れる。で、またぶらぶら。 取り憑くっていってもその人の肩に顎のせて「だりぃ」とかやってただけですがね。
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47 :自夜[]:2006/12/12(火) 14:21:29 ID:Jo6IBtXd0 - >>43さん
こんにゃくとか白滝系の生臭さだけではどんな妖怪かは判りませんねぇ。 妖怪たちは人間からてきとーに呼ばれていますが、本当の名前が別にあるそうで、 今度会う機会があったら一度尋ねてみてはどうでしょうか。多分、自慢たらたら 教えてくれると思いますよ。
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48 :自夜[]:2006/12/12(火) 14:42:13 ID:Jo6IBtXd0 - >>45さん
難しい質問ですね。哲学系は苦手なんでなんですが・・・・・・・・・ 人間ってのは有機体で出来た生命体で、所謂哺乳類一般に見られる特徴を持ち、 万物の霊長と勘違いしている馬鹿野郎共、ってな認識を持ってますんで、私にとっ てはそれが命題の答えです。 人間如何にして生きるべきか、なんて命題には、なんかのはずみで生まれたもん しゃーないやん、死ぬまで生きるしか。まぁ、どんな逝き方してもたいして変わらん から気楽にやりますわ、ってな答えを用意してます。 で、幽霊だったことと科学知識ですが、幽霊だったときの現象は概ね陽子やら中性子 やら電子やら重力やら電磁力やら強い力やら弱い力の範囲で説明はつくなってこと です。クォークやらニュートリノまでは要らないな と。幽霊だったころは、そんな知 識は持ち合わせていませんので、「あぁ、私は幽霊なんだ」としか思ってませんでした。 では、なぜ人間が存在するのか、念を残して死んだ人は幽霊になりやすいか。 これについては私は答えを持ち合わせていません。そんなことどーでもいいし。 強いて言えば、あるがままが全て、色即是空、空即是色ですかねぇ。
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52 :自夜[]:2006/12/12(火) 16:32:20 ID:Jo6IBtXd0 - せっかくコテなんだから、名前で呼んでくれてもいいのに、 ぶちぶち
>>49さん 判りません。幽霊やってたのが200年くらい、その後空白が200年くらい。 今回普通に生まれて20年くらいたって、突然生前と幽霊だったときの記憶が蘇り ました。多分、偶然か、何かの弾みでしょう。 >>50さん 原理的には可能ですね。媒体である空間自体をなくなしてしまえば、空間の歪も なくなると思います。試してみてください。 >>51さん 私は欲しくないなぁ。あ、私ね、全然霊感ってないんですよ。
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54 :自夜[]:2006/12/12(火) 16:59:14 ID:Jo6IBtXd0 - >>53さん
ん〜・・・じゃぁ、貴方が名前付けたらどうでしょう。妖怪おあづけ、とか、 妖怪すえぜん、とか、妖怪じらし、とか。妖怪すっぽんぽん、でもいいけど。
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118 :自夜[]:2006/12/12(火) 17:01:36 ID:Jo6IBtXd0 - >>117のまぐろさん
それじゃ、お言葉に甘えて、ぼちぼち身の上話でも・・・・・・ 生まれたのはつちのとい(己亥)の年、天文8年になるのかな、 当時はだれも年号なんて使ってませんでした。京から遠かったし。 今からざっと470年前ですか。生まれた場所は普通の農村。 50戸くらいの集落。300〜400人くらいですか。兄弟は多かった ですね。7〜8人。生まれてすぐ死んだのも加えると10人以上。 んで、私は末っ子。とーちゃん、かーちゃんは村中でも年寄り の部類だったかな。一番上の兄が嫁さんもらってそのお祝い の時に「きれいなひとやな〜」って思ったのが前世での記憶 の始まり。 たぶん、続きます。
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58 :自夜[]:2006/12/12(火) 17:22:36 ID:Jo6IBtXd0 - >>56の海賊さん
そのまんまです。「じや」です。 前世の境遇が似ているんで、某大物漫画家(故人)の作品の登場人物からパクりました。
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60 :自夜[]:2006/12/12(火) 17:35:55 ID:Jo6IBtXd0 - >>59さん
前世までです。その前はありません。 生まれは天文8年、己亥の年です・・・・・・ 来年、年女か?
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63 :自夜[]:2006/12/12(火) 17:48:17 ID:Jo6IBtXd0 - >>61さん
どっから見ても、普通のおばさんです。娘2人に旦那が1人。
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67 :自夜[]:2006/12/12(火) 18:08:08 ID:Jo6IBtXd0 - >>64さん
今から考えれば・・・ですよ。 生まれが天文8年(1539年)、野垂れ死んだのが永禄7年(1564年)。これは記憶がはっ きりしてます。 幽霊やってる間に風の便りに秀吉さんが天下とったとか、徳川さんの時代になったとか、 キリシタンの一揆が失敗したとか、人間より犬のほうがえらくなったとか、浅野の莫迦 殿が狂ったとかは知ってますが、天明の飢饉は知らない。 だから、まぁ、そんなもんかなってとこです。 >>66さん まぁ、しょうがないですね って、楽しみにしてくれても、たいした話はできないですよ。
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120 :自夜[]:2006/12/12(火) 18:21:54 ID:Jo6IBtXd0 - >>119さん
まだ、はじまったばかりなんですが。 でも、文書を書くって難しいですね。(現世では)これでも文学少女だったんですが。 で、今のうちに書いておきますが、私のHN「自夜」は前世の境遇が似ていることから 某大物漫画家の某作品の登場人物からパクったものです。 本人がバラしているんだから、今後パクりだ、ってな指摘は無効ですよん。 では、次回予告・・・・・(−_−;文章が思いつかん・・・・・ では、第2話 村祭 お楽しみに。
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121 :自夜[]:2006/12/12(火) 18:40:39 ID:Jo6IBtXd0 - 第2話 村祭
せっかくの連載物ですからサブタイトルつけました。 第1話は「物心」にしておいてください。 私の育った村は三方を山に囲まれ、一方は開けていました。 開けた先の方、5里ほどいくと、港がありました。米は半分は 年貢に、残り半分は納米として氏神様に納める習わしで、 日頃は米のご飯を食べることはありませんが、雑穀もけっこう とれていましたし、山にはうちの村の猟区があって、鹿、猪、 兎、山鳥などがとれ、また港まで行けば交換で魚も手にはい るので、食生活は今と比べても、そんなに遜色あるものでは ありませんでした。それでも時々下米と言って氏神様の所に 集まって食べる米のご飯は御馳走でした。 山の方、4里くらい離れたところにおっきなお宮さんがある村 があって、お祭りの時に連れて行ってもらうのがとても楽しみ でしたね。そこでは餡入りの餅が売っていて、この世のもの とは思えないほど美味しいと思っていました。餡と言っても 甘くはなく、塩味の餡なんですがね。 たぶん、続きます。
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122 :自夜[]:2006/12/12(火) 20:45:56 ID:Jo6IBtXd0 - 第3話 童遊
食べ物のはなしの続きですが、味付けはだいたい塩味で したね。副食はもちろん、主食の雑穀、だいたい粥にするん ですが、これも塩味。海水だけで作った魚の干物ってあり ますよね。全部そんな味。味噌とか醤油とかはなかったなぁ。 塩は港で交換で手に入れていました。港の方は穀物が 育たない土地なんで、けっこういい率で交換していたよう です。 服装は男も女も老いも若きも単衣、着流しですね。野良 作業の時はこれにズボンみたいなのを履いて足に布を まきつけます。今から考えると破傷風の予防でしょうか。 蝮よけだったのかも知れません。足に巻く布は柿の皮を 腐らせた汁に漬け込んでいましたから。 野良作業は大人の仕事。10歳くらいまでの子供は遊ぶ のが仕事でしたね。 男の子の遊びは戦争ごっこ。時代ですねぇ。でも、今みた いに情報が発達していないから、いい加減な知識でする 訳ですよ。なぜかお姫様を連れて逃げた方が勝ちみたい なルールになってたり。また、そのお姫様役(男の子)の 仕草がおかしくて、観戦組(大人+女の子)も大笑い。 女の子の遊びの主流は、まぁ、いまで言うとままごとです かね。何故か、題材は家事ではなく、野良仕事なんですが。 たぶん、続きます。
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123 :自夜[]:2006/12/12(火) 22:40:12 ID:Jo6IBtXd0 - 第4話 教育
学校みたいなもんはありませんが、1里ほど離れた隣村 のお寺に行くと、坊さんがいろんなことを教えてくれましたね。 「じんせーむなしーもんだ。はなねーもんだ」ってのが口癖の 坊さんでしたが、私よりずいぶん長生きしてます。80くらい まで生きたんじゃないかなぁ。床の上で往生されました。 ずるいですね。こっちは野垂れ死にですよ。野垂れ死に。 それはさておき、坊さんから教わったことで一番印象に残っ ているのは算術です。なんでも役人に年貢をちょろまかされ ないように百姓には算術が必要とか。方程式はなかったけ ど、今で言う鶴亀算くらいまでは教わりましたねぇ。何故か 出てくる動物は雉と猪でしたが。勉強と言うより、クイズ感覚 でしたね。 読み書きも教わりました。仮名だけでなく漢字もけっこう教 わりました。とーちゃんかーちゃんも読み書きできたから、 識字率はけっこう高かったのだと思います。 でも、氏神様の祭りでは仮名でも漢字でもない字を使って いましたね。これは、結局教わることなく終わりました。 一番上の兄は知っていたようですから、総領にしか教えな いのかも知れません。 遠いところ(歩いて一月くらい)の所に京というそれはそれは 大きな町があって、天皇様(呼び方はちがったかもしれませ ん)とそれをお守りする将軍様がお住まいになられている。 ってなことも、この坊さんから教わりました。 そして、全国に太守様(守護大名のことですかねぇ)が派遣 され日本を治めていなさるが、最近は私腹を肥やした莫迦 共が幅をきかせてあちこちで戦が起こっているという話も ききました。 たぶん、続きます。
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71 :自夜[]:2006/12/12(火) 22:46:59 ID:Jo6IBtXd0 - >>69さん
必ず先にお風呂に入られてしまうんですか? それはお風呂に入りたくて入りたくて入りたくて、で、願いかなわず死んでしまった人の幽霊かもしれませんね。 前言撤回します。で、白滝の臭いがするのはお風呂の後で、すき焼が食べたくて食べたくて食べたくて・・・・・・ やっぱ、ちょっと無理がありますね。
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74 :自夜[]:2006/12/12(火) 23:22:28 ID:Jo6IBtXd0 - >>73さん
じゃぁ、こんどカセットコンロとすき焼なべと用意して、お肉入れて砂糖入れて醤油 かけて、ビールもちょっとかけて、今、まさに白滝と糸蒟蒻を入れようとした状態で お風呂沸かして待ってたらどうでしょう。裸で汁がかかると熱いから前掛けも用意して おいて。 もちろん、傍から見たら(きっぱり)お間抜けですが、気にしちゃいけません。
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125 :自夜[]:2006/12/12(火) 23:25:30 ID:Jo6IBtXd0 - >>124さん
この前も、どこぞのスレで間違えられましたが、「びゃくや」ではなく「じや」です。 そこんとこ、よろしく。まぁ、どーでもいいですけど。
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126 :自夜[]:2006/12/12(火) 23:44:54 ID:Jo6IBtXd0 - 第5話 文化
今までとーちゃんかーちゃんと書いてきましたが、正確には 「ととちゃ」「かかちゃ」のように言っていたと思います。 当時の発音は、今の日本語よりもっとにゃーにゃーした感じの ものでした。名古屋弁ほどでもありませんが。だからほんとは かかちゃでなく、きゃきゃちゃみたいな感じかな。 上の兄は「うえのおにちゃ」でしたか「うえの」「なかの」「しもの」 と「おにちゃ」「おねちゃ」の組み合わせで兄弟を呼んでいた と思います。実際の数は組み合わせより多いので、区別する ときは「なかの」に「うえの」「しもの」をくっつけて呼んでましたね。 坊さんは「ぼーさん」でした。名前を呼ぶことはまずありません。 上の者が下の者を呼ぶときはあだ名みたいなもので呼んでま した。だからというわけではありませんが、兄弟の名前は覚え ていません。 百姓は公式には名字はもてませんが、役人がいないときは 普通に名字を使っていましたね。役人は滅多に村にきませんし。 役人といえば、家族からは役人は恐い者だと教えられてきまし た。でも、坊さんは「こわがらんでえー、百姓がうえじにゃ、やつ らもうえじにじゃ。わしもうえじにじゃ。百姓には頭下げんといか んのや」 と言われました。ずるい坊さんでしたが、徳はあったのかもしれ ません。 たぶん、続きます
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127 :自夜[]:2006/12/12(火) 23:59:45 ID:Jo6IBtXd0 - 第6話 酒宴
おっきなお宮さんがある村には今で言う作り酒屋があって、 お宮さんと店主様に献上する酒を造っていました。が、 私ら百姓の口にはその酒は入りません。 ちなみに、そのお宮さんの祭神は戦いの神様で、建物こそ 建て変わっていますが、今でもその祭神さんをお祭りしてい ます。 驚くことに、酒屋さんも今もあります。当時からずっと続いて いるかどうかまでは知りませんが。 私らの氏神様はそのお宮さんに仕える立場の神さんということ になってますが、実は例の文字で戦いの神様に負けた土着 の神であり、以後その神様に仕えているが、いつか仕返しし てやるということが書いてある木板がご神体であることを村の ものはみな知っています。 その氏神様は今では場所が変わり、見かけは立派な神社に なっていますが、ご神体が昔のままかどうかは判りません。 祭神の御名前は昔のままですし、由来が一切記されていない ことから、私らの氏神様に間違いないと思います。 それはさておき、私らの村の男衆は酒好きで、週一とまでは いきませんが、月一以上のペースで氏神様のところで酒宴を 開いていました。酒は納米から作った濁酒で、もちろん役人に は内緒です。 ひょっとしたら、氏神様の志を尊び、時々集まっては誓いを新 たにし、「いつか復習してやる〜〜」と気勢を上げていたのかも しれません。 単なる酒好きにしか見えませんでしたが。 たぶん、続きます。
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