- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
648 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 08:47:29 ID:YTakKouy0 - >>644-646
はい。リクはいつでも歓迎します。もっともリクとネタの境界線が 曖昧ですけど、丸投げで私に任せてくれるようなのがリクです。 希望通りにならないかもしれないけど御了承下さい的な。 『天文部のその後の話を書いて下さい』とか、『最近サエとトオルが 余り一緒にいませんね。書かないんですか?』とかその程度で リクと判断しています。 1upキノコwwwむしろ怖いっていうか、あったー!みたいな。怖くは なさそうですね(笑) 楽しかったならそれはそれでいいかな。でも 少し研究して、ゾッとするようなのを書いてみたいですね。頑張るです。 感想サンクス^^ >>647 巧く表現したいなぁ。色々研究してみます。自分では知って書いてる からなかなか難しいけど…。また投下してみて様子を見て…という ことを何度かするかもしれんです。ってかするでしょう。手ごたえは あったかな。 先日一番搾りさんを出したんで、白米さん、いっとこうかなと(笑) コテハンさんは順番に食われます(笑) 他意はないですよ。読者 サービス?食われてるのにww
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
651 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 20:07:44 ID:YTakKouy0 - さてここらで怖い話でもするか。
岡崎リョウコは、同じクラスの広島コイを伴って、都内に繰り出していた。 祝日の上、クリスマスを目前にして都内は賑わっていた。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
652 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 20:17:44 ID:YTakKouy0 - 広島コイは苗字の通り広島出身で、父親は大の広島カープファン。
名前のコイは、カープの『鯉』を明らかに表していた。 その為彼女は自身の名前がひどく嫌いで、インターネットなどを通じて どうにか名前を変える方法はないものかと調べるほどであった。 なので、名で呼ばれることを嫌い、友人たちからは苗字の頭を取って 『ヒロ』と呼ばれている。 受験で忙しい時期だが、息抜きの意味合いも兼ねて、買い物に誘った リョウコについてきてくれた。 「すごい人だね」 コイはごく普通に、デニムのパンツに、ダウンジャケットを羽織った活動的な 恰好をしていたが、岡崎リョウコは膝丈のスカートにレザーブーツ、ファーの ついた毛皮風のコートとかなりゴージャスなファッションである。 実は岡崎リョウコ、美人ではあるが、ファッションについては疑問符がつくことが 多い。今日のファッションも何か、どことなく浮いている感じだが本人は気にして いない。 待ち合わせた駅で会うなり、すごいかっこだねと言われたが、そう?の一言で 終わってしまった。コートは一見高そうだが安物らしく、ファーの毛が抜ける。 それが顔に絡むようで、リョウコはしょっちゅう頬の辺りを手ではたいていた。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
653 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 20:18:53 ID:YTakKouy0 - 「何してんの?」
「抜けるの。毛が。くすぐったくて
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
654 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 20:24:30 ID:YTakKouy0 - (ごめん途中で送信した…頭からいきます)
「何してんの?」 「抜けるの。毛が。くすぐったくて」 「あぁ…」 リョウコの目的は、ベトラへのプレゼントだった。十二月二十四日が クリスマスだということはベトラも知っていて、地球に来ると言っていた。 その時に何かプレゼントしようと考えていた。 できればその勢いで再度改めて告白してみようかという魂胆もある。 そう考えるだけで、少し心拍数が上がる。 どんなものをあげたら喜ぶだろう。もちろんリョウコはベトラの住む家や 部屋を知らない。ユニーダでのファッションさえよく知らなかった。 ベトラが地球に来る際には地球人としておかしくない恰好をしてくる。 しかしそれが彼にとってどんな服装なのかは聞いたことがなかった。 素敵だと思って着ているのか、それとも変だと思いつつ仕方なく着ている のか。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
655 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 20:33:48 ID:YTakKouy0 - とりあえず、部屋に置いておけるものか、さり気なく身に
つけてもらえるような物が良かった。 指輪はサイズが分からないし、リョウコにとって指輪は かなり特別なもので、まだ恋人と決まったわけでもない 彼にあげるべきものではない気がする。 ペンダントかチョーカーのようなものがいいかなと漠然と 考えていた。 「つき合わせちゃってごめんね。お昼おごるよ」 「えーそぉ?じゃあ何か適当に食べようか?」 彼女の遠慮のないところがリョウコは好きだった。気を使われるのは 嫌いだし、自分も気遣いが少し苦手である。 「何食べようか?」 「和食がいいな。ごはんもの」 てきぱきとしている。リョウコは相手に遠慮してそういった時に、何でもいいと 言いがちだ。その点コイは違う。きっぱりと主張する。その為よく学校では 男女問わず色々な人間と言い争いをするが、本人いわく喧嘩をしているわけ ではないと言う。彼女自身がさっぱりしているせいか、確かにその割りに特に 嫌われているふうでもなかった。多少恐れを抱いている者はいるようだが。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
656 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 20:39:49 ID:YTakKouy0 - コイはずんずんと先を歩いて、適当に見つけた『和定食 大木屋』
という看板を見て、ビルに入っていく。 店の雰囲気も知らずよく入っていけるものだとリョウコは感心した。 大人っぽく見えるとはいえまだ中学生の女子である。店の雰囲気に よってはなかなか立ち入る勇気がない。例えばリョウコは松屋や 吉野家といった牛丼チェーンに一人で入れない。何となくあそこは 男性が行く場所という偏見ではないが、イメージがあり、何となく 入ることがはばかられる。 果たして、大木屋は入ってしまえば何と言うことはない清潔な定食屋 だった。女性客も多い。 気になったのは、店の窓辺の角に小さい人だかりができていること だった。 テレビカメラのようなものが見える。 「何か撮影してるんだ」 「なんだろう?」 美味しいと評判で、そういったグルメ番組の取材か何かとも思ったが どうも違うらしい。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
657 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 20:50:35 ID:YTakKouy0 - 「あ、あの人みたことあるよ。踊る大捜査線の人だ」
コイが言うがリョウコはテレビを余り見ないのでよく 分からない。コイも名前まで知らないようだったが、 強面の暴力団員風の役者である。何かのロケーションを しているようだった。 店員が遠慮がちに、すいませんドラマの撮影をしている んですがそれでもよろしければと告げた。コイとリョウコは それを了解して、そろそろと店の奥へと入っていく。音を 立ててはいけない気がした。 どういうシーンなのか、暴力団員風の男が演技を始める。 「あぁ?仕事。バカヤロウ飯ぐらい喰わせろ!…わぁったよ。 行くよ。すぐ行くから。…うん。…あぁ。じゃあな」 まなじり吊り上げて携帯電話を乱暴に切ると、そこへ店員が トレイに乗せた食事を持ってくる。 「そぼろ御飯お待たせ致しました」 「へへ…悪ぃね。サンキュサンキュ」 暴力団風の俳優は笑うと愛嬌がある。彼はどんぶりに入った そぼろと御飯を軽く割り箸で嬉しそうに和えると、実に美味そうに 食べ始めた。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
658 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 20:57:24 ID:YTakKouy0 - カットが入り、その場で監督らしい人物が映像を
チェックして、オーケーが出たらしい。 「寺島さんオッケーです」 「おぅ。これマジでウマいよ。箸止まんねぇ」 がつがつと食べる必要もないそぼろ御飯を寺島と 呼ばれた俳優はがっついている。 「ははは…全部食べちゃいますか?」 「食いモンはよ、残しちゃだめだなんだ。あー美味いな」 本当に美味そうにそぼろ御飯を食べている。ここで撮影する シーンはされだけなのか、スタッフが色々と片付けをしている 間も彼はそぼろ御飯を食べ続けた。 結局、リョウコとコイもそぼろ御飯を頼んだ。 「ほいじゃ皆さん、どうも御迷惑おかけしました!」 妙に律儀なその俳優は店の客にそう挨拶して腰を折って店を 出て行った。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
662 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 21:06:20 ID:YTakKouy0 - 確かにそぽろ御飯は美味しかった。その上安い。
量もかなりあったが二人は米一粒残さず食べて、 大木屋を後にした。 「ちょっと得したね」 ドラマのロケーションに出くわしたことである。二人とも 初めての経験だった。 「テラシマさんって言ってたね」 「そうそう寺島…ススムさんだったかな」 「怖そうだけどいい人だったね。普通あんな挨拶するのかな?」 「どうだろね」 他愛のない話。二人の会話は雑踏に解けていく。クリスマスソング。 サンタクロースの恰好をして店のビラを配る者。 いやでもクリスマスが近いことを見せ付けられる。 一緒に過ごす人がない人はやはり寂しいのだろうかと思いつつ、 リョウコはコイの横顔を見た。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
663 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 21:15:39 ID:YTakKouy0 - 彼女とはほとんど恋愛の話をしたことがない。
こざっぱりしているので恋愛などくだらないと断じられそうだった。 今回の目的も特に告げてはおらず、ただ息抜きに買い物でも、と 誘った。 コイはクリスマスソングにもサンタクロースにも心を奪われる ふうでもなく、ただショーウインドウに飾られた服や物を見て、 興味があれば何か一言二言言ってくる。 やはり彼氏はいないのかな。気が強いけどやっぱり好きな人の前だと 違うんだろうか。 リョウコはそんなことを思いながら、友達といっても自分がコイの何を 知っているわけでもないことに気付く。 リョウコはコイと話を合わせつつ友達とはなんぞやと色々と考えていた。 木下サエ。草壁アヤ。広島コイ。雪野カエデ。友達と言って挙げれば きりがないが、高校に行ったらどうなるのだろう。みんなばらばらだ。 特にアヤなどは遠い遠い世界。そうさっきの俳優さんがいたような世界に 行くんだ。カメラがあって、ライトが当たって。あの俳優さんと、アヤが 競演するようなことがあるかもしれない。 そうなってもメールしたら返事とかしてくれるのかな。 リョウコは少しさびしい気分になった。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
664 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 21:20:00 ID:YTakKouy0 - 「ね、ヒロ」
「んー?」 「高校行ったら離れちゃうね」 「うん。あたしはリョウコみたいに頭よくないから」 「どうなるんだろ?」 「え?」 「高校に行ったら高校で友達ができるよね」 「うん」 「そうなったら、クラスのみんなとか」 「あんま会ったりはしなくなるだろうねぇ」 こともなげに言う。リョウコはやはりそうか、そうだよなと、少し 気落ちした。しかし高校に入れば高校に入ったで、そちらの 新しい友達と楽しくやっている自分も想像できる。 そんなものなのかな。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
665 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 21:28:32 ID:YTakKouy0 - 自分の父や母。両親にも中学時代があったはずだ。
しかし、親の中学時代の友人が家にやって来たことはないし、 存在自体を知らない。 同窓会の案内が来たがどうしようなどという話は食卓でする ことがあったが、特に嬉しそうというわけでもない。参加すると いっても何となく義理というか、そのような感じで、行けば楽しんで いるのかもしれないが、それきりだ。 自分もそうなってしまうのだろうか。 リョウコはそれはいやだなあと思った。両親は言った。友達は大事に しなさい。友達はたくさん作りなさい。友達に嫌われないようにしなさい。 しかし当の親に友達の影が見えない。母は一緒に買い物などに行くと、 近所の人とさも仲がよさそうに話している。 しかし家に帰ってくれば、その人を余り快く思っていないような素振りを 見せる。 どこの旦那さんがリストラにあったとか、どこの奥さんは不倫してるとか。 話といえばそんなことばかりで、褒める時は父親をたきつける時ぐらいだ。 誰々さんの家は毎年海外に旅行に行く、誰々さんは家を改築するらしい。 気分良く褒めているとか憧れているわけではない。何か陰湿な感情を 感じる。そんな話をすると決まって父も嫌な顔をするのだ。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
666 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 21:35:20 ID:YTakKouy0 - 「ねぇリョウコ、聞いてる?」
我に返る。そうだそうだ。ベトラのプレゼントだっけ。 クリスマスなんだから変なことばかり考えちゃだめだ。 「え?なんだっけ?」 「やっぱ聞いてねーのかよ!」 「ごめごめ…ちょっと考え事してて…」 「ほらあのお店。可愛くない?」 「あー」 何か変わった雑貨屋がある。『ラムタラ』とあり、アクセサリーやら 天然石を扱っているようだ。細長い雑居ビルの一階にぽつんとある。 両隣を派手なショーウィンドウに挟まれて、申し訳なさそうにぽつんと あって、皆から全く無視されているような店だった。 「へー。アメジストって持ってるといいんだって」 「うん。アメジストは割りと万能のお守りって感じ。昔っからパワー ストーンとしてはメジャーだったみたい」 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
667 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 21:40:38 ID:YTakKouy0 - 「あぁ、リョウコってオカルト部作ったんだっけ?」
「同好会ね」 「こういうの詳しいの?」 「石はちょっと専門外かな…」 「へー…色々あるんだぁ…」 色々と自分の意見を主張する割り、コイは人を尊重もする。 だから人の趣味や行動をあからさまに否定し馬鹿にするような こともなかった。嫌われない秘訣はその辺りにあるのかもしれない。 「アメジストは枕の下に置いて寝るといい夢が見れたりするって」 「へー…」 「で、あたしも持ってて。実際やったんだけどさ」 「どうだった?」 「寝てる間に枕がずれたみたいで、寝返り打った時に思い切りアメジストに おでこぶつけちゃって起きちゃった」 「だめじゃん」 二人は笑いながら、店の外にちょこんと出ている天然石コーナーに見入って いた。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
668 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 21:49:04 ID:YTakKouy0 - 「あ、これこれ。あるよ」
石売り場の横にクリアファイルに入った石の説明書きが あった。どの石はどんな効力を持つかが書かれている。 「魔術グッズのお店なのかなぁ?」 何となく、入りにくい雰囲気があり、リョウコは言った。入りにくいが オカルト好きとしては気になる。 「入ってみようよ」 頼り甲斐があるというか傍若無人というか、コイは何の遠慮もなく 店に入っていく。 狭い店だが、護符やパワーストーンを加工したアクセサリー、魔術用の 短剣、タロットカード、水晶玉などが所狭しと展示されている。 「すげ…」 髑髏をかたどったキャンドルなどもある。悪趣味といえば悪趣味だ。 リョウコは西洋魔術の知識が多少ある。タリズマンを模したペンダント などにも意味が分かるものが幾つかあった。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
670 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 21:55:48 ID:YTakKouy0 - 一応、店の人が書いたのだろう簡単な説明書きがある。
と、リョウコは気になった。 真っ先にコイが手にしたペンダント。そこには『浮気防止』と 説明がされている。人気商品らしい。 浮気防止。浮気ということはコイには彼氏がいるのか。 「浮気防止だって」 それとなくリョウコは言った。コイはそれでもペンダントに 見入っている。 「うん。彼氏にあげようかな?」 もう話したつもりで言っているのだろうか。しかしリョウコはコイの 口から一度も彼氏の存在を聞いたことがない。口が滑ったのか。 それとも別に内緒にするつもりもないのか。 「え、ヒロ、彼氏いるの?」 はと我に返る様に彼女はペンダントを元の場所に戻した。まさに 我に返ったという感じだった。 「え、あ、いやいや。うん。はは…。できたらいいなとか」 あのペンダントに見入っている時のコイの目が気になった。魅入られた、 という印象。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
671 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 22:02:11 ID:YTakKouy0 - そのペンダントは太陽のような形をしていて、左半分の顔は
笑顔で右半分の顔が泣いている奇妙なデザインだった。 「それ人気なんですよ」 真っ黒い髪を腰まで伸ばした若い不健康そうな店員が声を かけてきた。 「彼氏いるの?浮気防止なの」 「あ…そうなんですか。いや、今はいないんで」 「そう。こっちのは恋人ができるよ。ほら、デザインもいいでしょう?」 主に店員はリョウコに話しかけてくる。その間もコイは何かに 憑かれたように店内を行ったり来たりしている。 意外とそういうものに敏感な体質なのか。そういうのもあるのかも しれない。リョウコは胸が騒いだのでその直感に従うことにした。 「行こう」 半ば無理矢理コイを連れ出す。店を一歩出てしまえばいつもの彼女 だった。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
672 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 22:06:54 ID:YTakKouy0 - 「大丈夫?」
「何が?」 けろりとしている。気になってリョウコは訊ねた。 「もう一回さっきのお店戻ってみようか?」 もし彼女が仮にいるとする妙なこの世のものではない何かに 憑かれたか魅入られたかすれば、戻りたがるような気がした。 しかし彼女の応えは 「何で?もう全部見たじゃん」 だった。リョウコは安心した。悪魔や魔術に関しては、信じざるを 得ない体験をしている。(第三十六話 『紅蓮栄華』 参照) 二人は買い物を続けた。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
673 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 22:13:59 ID:YTakKouy0 - 結局、暗くなってきたがめぼしいものはなく、リョウコはベトラに
少しずつ編んでいたマフラーをあげることにした。 なんとなくいきなり手作りの物では相手が引いてしまうような気が して、編みはしたもののあげるのはやめようと思っていた。第一から こちらは冬だがユニーダの気温が分からない。 進んだ星だから年がら年中快適そうだ。防寒具など必要ないかも しれない。 しかし色々と見るうち、やはり自分の気持ちの入ったものをあげたく なってきた。 つづく
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
674 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 22:20:20 ID:YTakKouy0 - 帰り道、都心のスクランブル交差点。隣の若いOL風の女性が携帯電話で
何やら話しているのをリョウコは何となく聞いていた。 「え?合コン?いきなり?十一時ぐらいからだったらいいよ。遅くなるけど」 見れば彼女の胸元に太陽のデザインのペンダントがあった。左半分の顔は 笑顔で右半分の顔が泣いている。 「…うん。いいのいいの。どうせ遅くまでいないから。適当に追い返すからさ。 プレゼントだけもらって。あはは……わかった行く行く」 そんな話をしながら、その女性は何を思ったか当たり前のように歩き出した。 信号はまだ赤だ。彼女は巨大な車輪に踏み潰されて恐らく死んだ。 目撃した者達は騒然とするが、その声は都会の雑踏に消える。 浮気は、防止された。 終
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
678 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 23:10:59 ID:YTakKouy0 - >>675
やっぱ変か…>広島コイ 何当てはめてもしっくりいかなくて 悩んでたら本人がコイでいいって言うから…。(笑) なんか最後恐ろしい話にしてしまって申し訳なかったです…。 合コンに行けなくなるぐらいの怪我でよかったんだなぁ…。 合いの手感想ありがとう。ちなみにオカルトなお店のイメージは 池袋サンシャイン通りにあるお店です。本当ちっこいけどその まんまそんな感じのお店があるですよ。占いもやってくれます。 あと入りにくいけど渋谷のトライアングル?だっけ。あそこもいい。 ただ本当に入りにくい…。ビームスの向かいだったかな…。 >>676 コテハンさんはどんどん食べられます(笑) そろそろ最下層だった のでage時だったと思うです。俺も今夜遅くになったらageようと 思ってたので。やっぱ広島コイ変かぁ…。 だって本人が面白いからそれでって言ったんだよ確かに!俺 悪くないよー悪くないからねー(笑)
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
679 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 23:21:59 ID:YTakKouy0 - ででーんと正解発表〜。
>>625-640 の実験作の答え(?)でーす。←なぜかテンション↑↑ 実は二つ、あったんですよ。えぇ。一つ目は >>639 ですね。郵便配達の赤いスーパーカブ。いるわきゃあないんだ。 深夜12時過ぎですよ。そんな時間に配達なんて…ねぇ。普通、 しないですよ。公務員ですよ? 何かぁ、そこで事故で亡くなったか、そんな郵便配達の方が、 いらっしゃったのかも、しれない。この話聞くとねぇ。なんか寂しい ような、妙〜な気分になるんですよ…。 ところがね、違う。違うんだよ。そこだけじゃあないんだ…。 >>631 ゆ〜っくり、行の一文字目を見ていくとね。全部ってわけじゃない。 途中。奇怪な、何か、メッセージが浮かび上がってくる。そんな気が するんですよ。えぇ…。
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
684 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 23:44:34 ID:YTakKouy0 - >>680
リョウコは私の中で完璧になりすぎて、何か欠点欠点と 探した末に、ちょっと服が微妙という。微妙というか似合ってる んだけどね。やや場違い。ただ美人だからそれなりハマる。 ハマってて誰も突っ込まないからそのまんまみたいな(笑) ちょっと中3にしてはゴージャス系なんですね。それは彼女の 大人びて見えるコンプレックスの現われでもあります。 同世代の子と同じ服を着ても似合わない。自分の顔に合うように 大人っぽくしなくちゃと思った結果、ゴージャスになってしまったと いう。 でもそれはそれで俺的には萌えポインツで欠点にするつもりが 欠点にならなかった…リョウコ…ハァハァ…一人パリコレみたいな 中3…で見た目大学生…ちょっといいかも…。だいぶいい…。 携帯から長文サンクス。たまには顔出してね。心配だから。 誰かに食わすけど。チョコワ(笑) >>681 悪意はないです。ただ先生の方が酔っ払ってフラフラしてた だけで誠実な配達のおじちゃんです。次回の『天国!地獄! 大反省会』に出るかも(笑) 実は白米さまを一番警戒してました(笑) 結果二つ仕掛けるというちょっと反則を…。だって鋭いんだもん。 フェアじゃなかったかな。すまんでした。謝ることでもないけどww >>682 二つ仕掛けといたのは正解だったな…しめしめ(笑) 今度進化系をお見せしますのでまたその時も感想 お願いするです^^
|
- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
685 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/23(木) 23:46:03 ID:YTakKouy0 - >>683
怖ぇ!荒らしかと思った…怖いよ… 今から解読してみるけど…あーびっくりした… はじめ普通に読もうと思ったよ…自分が日本語 読めなくなったかと思って頭くらっとした…。。
|