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メリーさんを追う者
Lady メリー ◆MERRY.VeEM
私メリーさん【五人目の犠牲者】

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私メリーさん【五人目の犠牲者】
522 :メリーさんを追う者[sage]:2006/11/13(月) 10:43:28 ID:pG//PiVu0
 スコットランドヤード、ロンドン市警共に、今回の大規模テロは、
イスラム過激派でも、アイルランド民族戦線いずれの組織も関係がないと判断するに至った。
一般人が潜入できない場所への爆弾の取り付け、
爆弾の性能、威力、どれも通常のテロ組織のものではありえないのだ。
まるで一国の最先端の科学技術でも持ってないと・・・。
そしてまだ、悲劇の混乱から覚めやらぬうちに、
追い討ちをかけるようにさらなる非常事態に発展する。
正体不明の爆撃機が国内を飛び始め、国の重要施設を破壊し始めたのだ!
そしてそれは、フランス・・・スェーデン、ポーランド、ロシアでも!
イギリス政府は戒厳令を発したが、
軍の中でクーデターまでもが起こり、
イギリス建国以来かつてないほどの混乱がこれから訪れようとしていたのだ・・・。

ここは上院議会・・・。
国会は紛糾し、怒声が飛びかう・・・。
軍の不祥事を理由に緊急喚問された、空軍参謀総長ウーサー・ペンドラゴンが証人台に上がる・・・。
証人の言葉を待つため、議場は多少静かになったが、いまだ各席からヤジが飛ぶ・・・。
 「・・・皆様!」
議長による証人への形式的な質問の後、
その熊をも思わせる恰幅のいい初老の男、ウーサーは口を開く。
 「皆様、今回の軍のクーデター、及び、一連のテロ事件・・・
 それに対して、空軍参謀総長として、女王陛下からここにおいでになる議員の方々、
 そしてもちろん、国民の皆様に対し、深く・・・深くお詫びしたいと思います!」
場内からはさらに罵声が響く・・・。
だが、ウーサーはひるまず言葉を続ける。
 「そして皆様に、さらにお伝えしなければいけないことがございます・・・!
 これらの事件は、・・・実は全て私が命令したことでございます!」
途端に場内は沸き返る・・・誰もが想定すらしない言動が、
空軍を統括する責任者の口から流れ出たからだ。
私メリーさん【五人目の犠牲者】
523 :メリーさんを追う者[sage]:2006/11/13(月) 10:47:36 ID:pG//PiVu0
 「お静かに! だが、事件はこれだけで終わりません、
 むしろ始まりなのです、
 既に世界各地で同様の事件が起きてるはずです・・・。
 別に私は気が狂ったわけでもありませんよ、
 命令したのは私ですが、同じ志を持った仲間が世界各地に散らばっておるのですから・・・!
 なぜ、こんなことをしでかしてしまったのか、
 死に行く皆様はそれだけでもお知りになりたいでしょう、
 ・・・振り返ってみてください、
 自分たちの過去の振る舞いを・・・、
 皆様、一人一人は大した罪をお持ちではないとは思います、
 ですが、人が集まり、民族、宗教、国になったとき、我々人類はいかに罪深い行いをしてきたか、
 身に覚えがあるはずです!
 自らの悦楽のために動物を殺しまくり、森林を焼き払いし、大地を掘り起こし、地球を核で汚す!
 人間同士ですら互いを殺し合い、隣人とも血で血を洗う・・・!
 人類は・・・罪を犯しすぎました、
 これ以上・・・、これ以上如何なる罪を負うつもりでしょうか?
 もう、良いではありませんか、
 多くの平和主義者、祈りを奉げる者がいつの時代もおりましたが、
 ・・・彼らが何を為したのでしょう?
 何も出来ないではありませんか!!
 さぁ・・・、一度全てを元に戻してしまいましょう・・・、
 もう一度、人間は最初からやりなおすべきなのかもしれません・・・、
 いいえ、我々はその新しい世界に安住するつもりもありません、
 いかなる大義名分を抱えようと、我々のやってることは、殺人であり許されるものではありません・・・、
 自分の罪の深さ、恐ろしさは覚悟の上です・・・、
 我々は、天国の主の下にたどり着くことは出来ないでしょう・・・、
 願わくば、我々の手に掛かった犠牲者達が、主の哀れみと慈しみの恩恵に預かれるように・・・、
 それだけを真に願うものです・・・
 私は責任者・・・私の罪が一番大きい・・・、
 それを述べるためだけに、この証言台に参りました・・・
 それで・・・思い残すことはございません・・・一足お先に・・・地獄の炎に焼かれてまいります・・・!」 
私メリーさん【五人目の犠牲者】
524 :メリーさんを追う者[sage]:2006/11/13(月) 10:50:13 ID:pG//PiVu0
 それだけ言うと、騎士団総司令官ウーサー・ペンドラゴンは証人台の机の下から、
短銃を取り出した・・・!
既にその準備を事前にしていたのだろう、
彼は何の迷いもなく、
銃口をこめかみに当て、
目から一筋の涙を流した跡、
いとも簡単にその引き金を引いた・・・!
すぐにその巨体は、
議場の床に、大きな音を立てて崩れ落ちた・・・。
そしてこの様子はテレビで生中継されており、
イギリス全国民にその一部始終が知らされることになったのである・・・!

ここにも二人の女性が・・・その様子をテレビで眺めていた・・・。
いや、眺めていたと言う表現は正しくない・・・。
その内の一人がつぶやく・・・。
 「アイム メァリ ラブゥ・・・お送りするはブゥードゥーマジック・ソウル プロヴィデンス・・・。
 グッナイ、ベィビー・・・。」
そして・・・、もう一人、レースとフリルのメイド服を着た魅惑的な白人女性、
その少女は隣の黒人女性に向かって微笑んだ・・・。
 「お見事ですわ、任務完了ですね?
 術の対象者の隠された本心を引きずり出し実行させる・・・そんな術なんでしょうか?」
 「アンタも見届け役をこなしたってことだね、
 しかもずうっと、あの男にメイドとして仕えてたんだろう、
 マインドコントロールを完全なものにするために・・・。」
私メリーさん【五人目の犠牲者】
525 :メリーさんを追う者[sage]:2006/11/13(月) 10:54:59 ID:pG//PiVu0
 「まぁ? そんな大した事じゃございませんことよ?
 女性なら、男の人を意に従わせるなんて・・・誰でもやってることでしょう?
 あなたに渡す髪の毛を拾うのも簡単だったし・・・。」
 「しかし、会った事もない人間にまで、術が効くとは・・・、黒十字団が作った人形の効果は凄いな・・・。
 どうやって作るんだ、こんなの?」
 「あまり余計なことは詮索しない方が、お互い身のためですわ、
 ビジネスはビジネス、割り切っていきましょう?」
 「ああ、なら、気づいてると思うけど、
 あの男、わたしの術で本心を強化させなくても・・・たぶん自分で引き金を引くつもりだったよ・・・。
 心の中は、罪の意識と自分を責める心情でいっぱいだった・・・。
 でも、報酬はちゃんと頂くよ・・・。」
 「もちろん、どうぞ、別にわたくしが払うわけじゃございませんですし、
 わたくしもわたくしの仕事をしただけですもの。」
 「・・・ドライだね、あの男には、アンタに対する恋慕の情もこびりついてたみたいだけど・・・?」
 「まぁ! 気持ち悪いですの、あんなお爺さん、仕事でもなければ近づきたくもないですわ。」
 「・・・そういうわたしも似たようなもんか、世界がどうなったって知ったこっちゃない・・・。」
 「うふふ、そうですよ、メリーさんはメリーさん、誰かに自分の人生を干渉されるなんてまっぴら。
 自分のやりたいようにやるだけですわ。」
 「アンタも・・・か、
 そういえば、名前は聞かなかったな、一応覚えておこうか?」
 「わたくしですか? わたくしはベアトリチェ・・・
 ベアトリチェ・メリーよ、
 今後ともよろしくお願いしますね、メァリ・ラブゥさん?」

この後、全世界に騎士団の侵攻が始まっていく・・・。
同時に、各国の反乱軍やテロ組織がそれに便乗して、混乱に拍車がかかるのだが、
破壊と暴走を止めるために立ち上がった一人の男、及びその仲間たちによって、
騎士団の狂気に走った野望は打ち砕かれる事となる・・・。
それは・・・「語られない物語」で、その物語の一端を明らかにしよう。
私メリーさん【五人目の犠牲者】
526 :Lady メリー ◆MERRY.VeEM [sage]:2006/11/13(月) 11:05:00 ID:pG//PiVu0
☆ 誰も見ないと思うけど、久しぶりにB.G.M置いときますね。
Lady メリー第三章で使ったやつですが、youtubeにありましたので。
・・・ただ、あちきが好きなのは、歌手が違うんだよなぁ。
もっと・・・情熱的な歌い方を。
http://www.youtube.com/watch?v=Ew2lojVRh5c
私メリーさん【五人目の犠牲者】
527 :Lady メリー ◆MERRY.VeEM [sage]:2006/11/13(月) 21:09:59 ID:pG//PiVu0
・・・最終話できたけど・・・、
誰もいないかにゃ・・・?
占有するのも気が引けるし・・・、もうちょっと待とう・・・。
私メリーさん【五人目の犠牲者】
529 :Lady メリー ◆MERRY.VeEM [sage]:2006/11/13(月) 21:54:33 ID:pG//PiVu0
>>528 どんなトリを探そうとしているんだろう!?

私メリーさん【五人目の犠牲者】
531 :Lady メリー ◆MERRY.VeEM [sage]:2006/11/13(月) 22:07:38 ID:pG//PiVu0
なんてむちゃを・・・。
以前「Lu○ifer」でやろうとして私は諦めたのに・・・。
そんな長いトリを・・・。
私メリーさん【五人目の犠牲者】
533 :Lady メリー ◆MERRY.VeEM [sage]:2006/11/13(月) 22:34:24 ID:pG//PiVu0
>>532 あたり!
わしはビデオ屋さんでレンタルしました。
現代の「ラプンツェル」が主人公なんだっけ?

最初聞いて、「こ、この曲は!」
と思ったんですが、わしの大好きな歌手が歌ってるのは、それこそ日本では発売してないので・・・。
海外から取り寄せるのもなぁ・・・。

てか、電撃氏、作品うpまだぁ?


じゃ、そろそろ行きますね。
最終回・・・語り手は彼女に任せます!


私メリーさん【五人目の犠牲者】
534 :メリーさんを追う者[sage]:2006/11/13(月) 22:37:22 ID:pG//PiVu0
 みなさん・・・
 みなさん、はじめまして! 麻衣です!
・・・あ、はじめましてじゃないのかな?
ま、いっか・・・。
物語はこれで終わりです。
長い間、読んでいただいてありがとうございました。
一まず、あたしたちもお休みいたします。
え? この後また、何か事件が起きるんじゃないかって?
何かやな予感がする?
うーん、今のところ、あたしの予知夢にはひっかかってこないなぁ・・・、
でも・・・、昨日、ずーっと夢でうなされてたんだけど、
あれは予知夢だったのかなぁ・・・過去に起きた出来事を透視したのか、
不思議な夢を見たんです。
遠い・・・遠い世界の出来事・・・、
すごく綺麗な女の人が出てきて、どことなく・・・
お人形さん、メリーに似ていたわ・・・。
そばには、これまた古めかしい衣装に身を包んだ長身の髭を生やした男の人・・・。
二人は恋人同士なのか、ちょっとロマンチックな雰囲気だった・・・。
でも、また夢の中の光景は飛び飛びで・・・、
そう、あいつが出てきたの!
「少年」!
今、考えてみると変なの。
アイツのことは、あたしの能力じゃ「視れない」はずなのに・・・。
もしかしたら、誰か他の人が視た映像が・・・あたしの夢に流れ込んできただけなのかも・・・。
あ、それでね、あたしの夢にでてきた少年は、あたし達が会った彼とは、少し様子が違ってて、
・・・なんか、どっかの偉い人みたいな服装・・・白い法衣みたいなのを纏ってた・・・。
まわりは戦争してた・・・。
今みたいな機関銃とかじゃなくて、古い時代の? 槍とか弓とか・・・、あ、でも大砲がある・・・。
いつの時代なんだろ?
私メリーさん【五人目の犠牲者】
535 :メリーさんを追う者[sage]:2006/11/13(月) 22:38:12 ID:pG//PiVu0
それで、
「そこ」は戦場を見渡せる小高い丘、
草むらには「少年」と・・・誰だろう、腰に剣を指した白人の将校みたいな人がいる・・・、
どこかで会ったかな・・・?
いや、誰かに似てる・・・?
外人さんの知り合いなんて・・・マーゴお姉さんに似てるのかしら?
二人は言い合い・・・っていうか、一方的に将校の人が興奮してる・・・。
怒鳴ったり・・・悲しそうな顔になったり・・・。
相変わらず少年は冷静だけど、
あたしたちに会ったときみたいに、嫌味っぽい態度は見せない・・・。
すごく静かだ・・・。
あ!
将校の人が短剣を抜いて!
・・・危ない!
えっ!?
・・・刺された・・・。
少年が刺された!?
どうして!?
あの人の力なら簡単に避けられただろうに・・・。
・・・一番戸惑ってるのは、刺した人だ・・・。
あの人も、こんな簡単に「少年」を刺せるなんて考えなかったのかも・・・。
でも、まだ・・・「少年」が何か将校の人の耳元に語りかけている・・・。
なにか、とんでもないことを話したの?
将校の人は大声を叫びながらその場から逃げ出したわ・・・。
泣きながら、全てを放り出すかのように・・・まるで父親に叱られた子供みたいに・・・。
あ!
空から強い光が彼を!?
・・・消えた・・・
将校の人は地上から消えた・・・蒸発しちゃった・・・。
「少年」は!?
・・・お腹から血を出してうずくまってる・・・。
私メリーさん【五人目の犠牲者】
536 :メリーさんを追う者[sage]:2006/11/13(月) 22:38:52 ID:pG//PiVu0
ほんとに刺されたの!?
声・・・聞こえる、少年の声・・・。
 「○○○○(人の名前? さっきの人?)、
 ・・・人間とは弱い生き物だな・・・、
 私が人間だった時の・・・○○(誰?)の・・・お前の心の弱さが、
 こんな戦争を起こしたようなものだ・・・、
 何故、『アイツ』は・・・『人間』に・・・『こんなもの』を・・・『心』を与えたのだろうな・・・?
 天使である私に すら・・・影響を・・・。」
・・・消えていく・・・。
「少年」の姿がどんどん透けていって・・・。
あ・・・、
いなくなっちゃった・・・、
まさか・・・死ん・・・じゃった、の・・・?

・・・また、
光景が変わる・・・。
この人は?
凄く背が高い、金髪の人・・・
あ・・・、
わかる・・・
顔や体つきは違っても・・・
この人は・・・レッスルお爺ちゃんや、昨日あたし達を助けてくれた大きいお兄さんと同じ「匂い」がする・・・。
誰かに語りかけている・・・。
未来・・・。
私メリーさん【五人目の犠牲者】
537 :メリーさんを追う者[sage]:2006/11/13(月) 22:39:36 ID:pG//PiVu0
 「・・・私の運命を教えようか・・・?
 天空の神々が恐れているのは私の『未来を見通す力』・・・そして人間の『心』・・・。
 だが、私の命も残り少ない・・・。
 いずれ人間は進化し・・・その父親の力も追い抜くであろう・・・。
 父親とは・・・!?
 そう、『人間を創り上げた』私のことだ・・・!
 ギリシア神話を知ってるかね?
 天空を支配していたウラヌスは、その息子クロノスに、
 そのクロノスは更にその息子、ゼウスに取って代わられる・・・。
 いま、天空を支配しているのは、ま、名前なんか人間が勝手につけたものだが・・・、
 ゼウスとしておこうか。
 そして私もその親殺しの連鎖からは逃れられない・・・!
 遠い過去において、自らの似姿である人間を造った私は・・・!
 自分の育て上げた人間達に殺されるのさ・・・永久にね・・・。
 生き返ることも復活することもない完全な死・・・。
 それが、私の・・・運命・・・。」
・・・。
この人は・・・
私たちリーリトの生みの親・・・。
まさか・・・?
今の言葉は・・・どういうことなの・・・?
あ!
場面がまた・・・。
また綺麗な女の人・・・、
でも最初に見た人とは違う・・・
綺麗な黒髪と、ダークグレーの瞳・・・
どこかの王女様みたいな・・・時々甲冑に身を包んで・・。
? どうしたの? 磔にされてる・・・!?
あ・・・足元に火がつけられた・・・焼かれる?
火炙りにされてる・・・!?
私メリーさん【五人目の犠牲者】
538 :メリーさんを追う者[sage]:2006/11/13(月) 22:40:53 ID:pG//PiVu0
どうして?
この女の人が何をしたの?
イブ?
魔女?
やめて!
その人を殺さないでッ!!

・・・男の人が苦しんでる・・・
彫りの深い・・・髪の毛は白髪が多い・・・。
まだ若そうなのに・・・。
さっきの火炙りにされた女の人のことで苦しんでるの?
どうして・・・
自分で・・・
自分で彼女を殺しておいて!?
・・・なぜかそれがわかるわ・・・、
アダム?
「後から全てを知る者」エピメテウス?
さっきっから、なに?
何なの!?
頭に人の言葉が流れ込んでくる・・・。

あなたは・・・
あなたは誰なのっ!?
私メリーさん【五人目の犠牲者】
539 :メリーさんを追う者[sage]:2006/11/13(月) 22:41:39 ID:pG//PiVu0
あれは・・・
あなたは・・・
「人形」
メリー・・・
ママ・・・?
違う・・・ママじゃない・・・。
人形メリーだけど、ママじゃない・・・。
といっても麻里ちゃんでも絵美里ちゃんでもない・・・。
また、誰か別の人が入ったの・・・!?
あなたは・・・一体!?

 「私は・・・見届ける・・・運命の鎖から弾かれてしまった者・・・、
 夢を見ている可愛い子・・・、
 あなたは私と同じ時代にいるのかしら?
 それとも過去の世界にいる子?
 それとも・・・遠い未来から、私たちの世界を覗いているの?
 私がヒトの姿をしていた時の事を・・・。」

ねぇ! どうしてあなたはその人形に住んでるの?
ママはどこにいったの?
・・・
ねぇ!?
答えてよ!
あなたは誰なの!?
あ・・・
薄くなってく・・・
消える・・・!?
夢から醒めてく・・・。
ねぇ、あなたは・・・
あなたは誰なのっ!
メリーっ!!
私メリーさん【五人目の犠牲者】
540 :メリーさんを追う者[sage]:2006/11/13(月) 22:42:43 ID:pG//PiVu0
・・・
・・・
てな、感じでずーっとおかしな夢、見てたのね。
あたしの場合、ただの夢か、そうでないのかは、
もう、経験上、わかるんだ。
でも、少なくとも、うなされながら視たこの光景は、
近い未来に起きる予知夢でないのは確実みたいだし・・・。
とりあえず忘れちゃってもいいのかもしれません。
今は、あのリジーボーデンの濁った怨念が、
誰か他の人か、一度でも視ちゃったあたしに変な影響を与えないか心配するだけです。
・・・そう言えば、あの「少年」が『覗きすぎると奥底に引きずりこまれる』って言ったのは、
あーいうことだったんだ・・・。
だいじょぶかな・・・。
あ、あと少年で思い出したけど、レッスルお爺ちゃんの事は、あとで教えてもらいました。
ご丁寧にテレパシーで頭の中に、そのやりとりを送ってきました。
・・・でもいきなり頭の中に送ってくるなんて、
これってプライバシーの侵害とか、個人情報保護法に反しないのかしら?
・・・すいません、じょうだんです・・・。
では、そろそろ、お別れの時間です。
この後、どんな事件が起きるかは(あたしはこりごりです)、
作者さんに任せます。
何かイメージがあるらしいんだけど、
あたしは当分パスです。
では、みなさん、さようなら、
お元気でいてくださいね、ばいばーい!!

      ・・・麻衣。
私メリーさん【五人目の犠牲者】
541 :Lady メリー ◆MERRY.VeEM [sage]:2006/11/13(月) 22:49:30 ID:pG//PiVu0
☆ はい、おしまいです。
今回もやりたい放題させていただきました、ごめんなさい。
読んでくれるヒトには頭が上がりません、
本当に有難うございました。

「語られない物語」は日を改めてやりますね。
2レス分で終わります。
では!


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