- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
282 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 00:49:10 ID:DWBwHxgL0 - >>279
いや頑張るったってタイミングの問題だから(笑) 何かいやなことあったの?大丈夫?携帯からか…面倒かも しれんけど何か吐き出したいことあったら雑談の方にでも 寄って下さいな。 ゆっくり休んでね。また元気の出るような楽しいお話頑張って 書きますんでよろしくです。感想ありがとう^^ >>280 もう読み手が減ってるんだか増えてるんだか合いの手ないな 感想ないなと思うと、まとめて読んで来ました!みたいな人が 現れたり、みんな本当丁寧にsageてくれるんで沈下してる時って 逆に目立つんだよね。下から10番目以内とかにいるから(笑) だからそんなの見つけて読んでくれる人もいるんだろうなぁ。 まぁ分からんのでおっしゃる通り私なり頑張ります。どうもでした^^ >>281 ありがとう。ちょうどよく合う人は合うみたいね。でも時折ド深夜とか、 真昼間に投下しても誰かしらいるんで驚くことがあります。 結構携帯から読まれてる人多いんだなぁ。確かにだらだら小説が 続いてるだけだから携帯向きなのかな。また読んでね^^
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285 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 20:51:24 ID:DWBwHxgL0 - さてここらで怖い話でもするか。
新生オカルト同好会。通称『軽子沢調査隊』は元テニス部主将、 須藤アリサを迎え、四名となった。 つづく
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286 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 21:01:23 ID:DWBwHxgL0 - 四名となっても学校からは正式な同好会とは認可されない。
須藤アリサはどうもそこが気に入らないようだった。三人ぐらい 適当に勧誘できないものかとも思ったが、残る三名が別に どうでもいいような感じなのでそれにならっている。 以前のオカルト同好会と同じく活動日は月、水、金の週三日。 しかし何をするわけでもなく、隊長、雪野カエデはやっと買って もらった携帯電話をいじり回し、霧原トオルは灰色の外をぼけえと 眺め、サヨリは黙って座っているかと思えば突然優雅に踊りだしたり ボールペンの先端を不思議そうに見つめていたり、それだけ。 須藤アリサは適当に雑誌を読んでいた。 四人、固まるわけでもなく、離れるわけでもなく。 しかし今日は違った。隊長、雪野カエデの姿がないと思ったら、 突然二年A組のドアがぴしゃりと開き、カエデが息急ききって 現れた。 「ついに出ました!」 「何が?」 「お化け!」 ああそうだ。オカルト同好会なんだったなと須藤アリサは改めて 思うのである。 つづく
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287 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 21:17:48 ID:DWBwHxgL0 - 「どんなお化け?」
「超キョーレツなやつですよ。噂を聞きました」 「…どんな噂?」 「死んだレイプ魔の怨霊です…」 聞けば、北方公園(第三十九話 『炉火純青』 参照)の公衆便所付近に、 死んだ強姦魔の怨霊が現れるという。毎夜というわけではないらしいが、 『犯したい…犯したい…』と無念そうに呟くかすれた男の声をかなりの数の 人間が聞いているらしい。 北方公園は緑豊かな、都内最大級の緑地公園である。夜ともなると、暗く、 かなり物騒だ。 しかしカエデは今夜あたり、行ってみないかという。意外と肝が据わって いるのが彼女である。 「でもウチらだけじゃ危ないよ。幽霊以前の問題で」 「山形先生についてきてもらおうか?」 四人はトオルについて職員室に向かった。本来ならばトオルが守ってやる べきなのだろうが腕っぷしにはとんと自信がない。 つづく
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288 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 21:21:52 ID:DWBwHxgL0 - 「ダメだ。冗談じゃないぞ」
「えー先生らしくない!強姦魔の怨霊ですよ!」 「どういう意味だいそりゃあ?」 「…同類ってこと?」 「教師をからかうのもいい加減にしなさい」 「全裸の痴女の怨霊だったら?」 「行く」 「ほら!」 「でも一人で行く!お前らは連れて行かん!」 「何でですかー?」 「何かあってみろ。今度こそクビが飛ぶ。四人も面倒見切れるか。 ましてや夜の北方公園なんて」 「ケチ」 「ばか」 「何とでも言え。絶対に行かんぞ」 つづく
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289 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 21:37:00 ID:DWBwHxgL0 - ところで、須藤アリサをこんな身体にしたのは山形ユウジロウで
ある。(第五十七話 『陰の宴』 参照) 何か遺恨がありそうだが意外と二人、口裏を合わせたかのように その辺りの事情については黙として語らず、反目し合うこともない。 それどころか、『情報倫理学』の授業では仲良く語らったりもして いる。しかしそれも、彼女の自殺騒動があった頃からだ。それまでは 彼女はユウジロウに対して強い恨みを抱いていたし、その忌々しげな 視線をユウジロウは知りつつも甘んじて受けていた。 ちなみに、サヨリとアリサの怪我の具合であるが、当然のように完治 しておらず、お互いまだギプスも取れていない状態である。 須藤アリサは左腕をまだ三角巾で吊っていて、サヨリも首にコルセットを していた。 いずれにせよユウジロウは動きそうにないので四人は諦めた。 「…どうする?」 「軽子沢警備隊を臨時召集。再結成します」 「新聞委員!」 「え、軽子沢警備隊って何?」 つづく
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290 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 21:45:11 ID:DWBwHxgL0 - 『軽子沢警備隊』(第百一夜参照)悪魔化したケンシロウの
大殺戮を見事食い止めた、預言者ダマクルス率いる、 軽子沢中学最強メンバー。 岩倉ヒョウゴがかのままであれば彼を入れるべきかも しれないが、今やかれはゴマフアザラシの赤ちゃんのような 姿になっている。 地理の授業も大人気だが何故か愛媛のことしか教えない。 ちなみに岩倉ヒョウゴと愛媛を結ぶ線は全くない。出身も、 育ちも、立ち入ったことすらない。 ただ彼はミカンが大好きなのだ。お昼、福岡先生にむいて もらって、もしゃもしゃとミカンを食べる愛らしい姿を見るため、 お昼休みの職員室は生徒だらけになる。 度々誘拐されかかるのがたまにきずだ。 クラブハウス端。新聞委員会編集室。 「…国内担当はマサトだが…」 「…相変わらず幽霊は苦手?」 「いいや。克服したつもりだ」 「じゃ、ついてきて」 つづく
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291 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 21:56:20 ID:DWBwHxgL0 - 今回はフルメンバーである。前回、長野シュウイチは参加しなかった。
何故なら彼には『内調』であるという疑いが持たれていたからだ。 しかし実は『素晴らしき子供たち計画』は、単なるスポーツ少年育成 計画であり、同様に『内調』とは名ばかりで、単にスポーツに長ける 生徒を十二名集めた、体育会系生徒の集団である。 何を調査していたかといえば、運動部に所属していないながらも、 運動能力の高い生徒の捜索、発見、そして運動部への勧誘などを 行っていた。 実は長野シュウイチ、今では新聞委員が多忙でほとんど活動して いないが、所属は陸上部で、短距離では全国クラスの俊足を誇る。 そのように疑惑が解消されているので今回は『軽子沢警備隊』に 正式メンバーとして加わった。 雪野カエデ隊長を筆頭に、部隊長的場リュウジ、特攻隊長志賀マサト、 斬込み隊長霧原トオル、女番長須藤アリサ、裏番長サヨリ、そして 係長長野シュウイチ。以上七名である。 「やっぱり一番かっこいいのは係長ね」 「あぁ。係長を取られたのは悔しいな」 「係長いいなー」 つづく
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292 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 22:05:54 ID:DWBwHxgL0 - 「…あの、特命係長とかじゃダメですか?」
「だめだ。普通の係長だ」 「…」 とりあえず身の安全は新聞委員会によって保障される。カエデ、トオル、 サヨリ、アリサは幽霊に対して強い抵抗はないから、仮に何か恐ろしい 幽霊が出て、リュウジやマサト、シュウイチが逃げ出したとしても特に それは問題ではない。 オカルト同好会にとって怖いのは幽霊ではなく、人間の方である。対人と ならば新聞委員会が完璧にバックアップできる。 須藤アリサは新聞委員会が本物の銃器を携行していることにひどく 驚いたようだった。これについては厳しい口止めがされる。 「…わかった…言わない…」 一方で、トオルやサヨリ、カエデにとってそれは当たり前のことで、何と エキサイティングな連中なのかとアリサは心の底から、沸き立つ好奇心に 歓喜した。 こんな面白い連中がいて、こんな楽しい世界があるなんて! つづく
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293 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 22:12:09 ID:DWBwHxgL0 - 新聞委員会は取材車、つまり自転車で、オカルト同好会はバスで
現地に向かう。着いた時間は七時。 「…少し早ぇんじゃねぇか?」 「…いえ、暗くなり次第出るそうですよ…」 「…大丈夫?」 トオルがそっと的場を気遣った。前髪から覗く瞳。彼は一瞬あの夜を 思い出すのだ。(第八十七話 『荒療治』 参照) 長野の山中。霧原家所有の洋館で彼はトオルの口を犯した。あの 潤んだ瞳。少しからむ舌。 「ハウっ!!」 「どうしたリュウジ!」 「…いや…何でもない…」 「すごい汗ですよ…」 「帰った方がいいんじゃねぇか?俺一人で何とかなるぜ?」 恐らく幽霊に恐れを抱いているのだろうとマサトが気にかけた。しかし リュウジは首を振った。 「…いや、大丈夫だ。行こう…」 つづく
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294 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 22:17:22 ID:DWBwHxgL0 - 「カエデちゃん、ところでトイレってどのトイレ…?」
「…それが分からないんですよね…」 「全部で六つもあるよ」 「…全部回るとバスがなくなるわ…」 「ちょっと待て」 公園の案内板をしばらくリュウジは眺めていた。 「…強姦魔の怨霊だといったな…?」 「そうです」 「…」 頭の中で思い描く。自分だったらどうするか。広い道路に面した 二つのトイレは強姦に向かない。また、裏口近くにあるトイレも同様だ。 最も人目につきにくく、また悲鳴を上げられたとしても周囲に聞こえづらい。 かといってターゲットが全く立ち入らないほど奥まっていてはならない。 怨霊が、自分がいつも獲物を求め身を潜めていたトイレに死後も現れると 仮定すれば、最も適切なトイレは南東のトイレだった。 つづく
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295 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 22:25:33 ID:DWBwHxgL0 - 「…公園内には太い散策ルートがあり、ここから細い散策ルートに
分岐している。恐らく公園を一周する際、最短ルートになるのが 太い散策ルートだ。そして細い散策ルートは林の中を通る」 「どういう意味?」 係長が聞いた。 「…。手っ取り早く公園を一周したい者は太い散策ルートを行く。 そのルート上にはベンチなどもある。当然そこでいちゃつくカップル などもいるだろう。 一方で、本格的に長距離のランニングをしたいが為にこの公園を夜 訪れる者はここから分岐する細いルートを選択する可能性がある。 こちらの方が距離が長い」 「なるほど」 「ここに便所がある。運動目的でやってきた女を捕らえるにはいい位置だ。 しかも周りは林になっている。悲鳴が漏れにくい。そして暗い。周囲にベンチ などもないから、タムロする者も少ないだろう。強姦魔が出るとすれば、 ここだ!」 リュウジの推理した公衆トイレに向かう。街路灯は立っているが林の枝に 光は遮られ、尚暗い。 「…なるほど…犯すにゃいいな…」 つづく
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296 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 22:35:12 ID:DWBwHxgL0 - 「…でもこんな所女一人で来る?」
「慣れの問題だ。初めは恐らく明るく人もいる太い散策ルートを 選択する。しかしそこで何事もなければ、公園全体が安全だと 人は錯覚を起こしやすい…」 繁華街などでもそれはいえる。治安が悪い、物騒、暴力団事務所が ある、などと伝え聞いて、初めて行く際にはおどおどと遠慮がちに、 なるべく人の多い、安全そうな道を行くのでどうということはないが、 いざ慣れてしまうとそこに落とし穴が待っている。油断して、大丈夫 だろうと一本路地を入ればそここそが危険地帯ということはよくある話だ。 いよいよトイレが見えた。コンクリートの冷たい壁のそれは、小さな 牢獄のような冷たさがある。中から漏れる明かりがぼんやりとしていて かえって不気味だ。 「…間違いない感じ…」 「何か聞こえるか?」 「…もう少し近づいてみましょう…」 サヨリを先頭に近づいていく。リュウジはベレッタ9ミリピストルを出した。 「…待って。何か聞こえる」 つづく
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297 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 22:39:42 ID:DWBwHxgL0 - 『…してぇ……してぇ……』
確かに公衆トイレの方向から聞こえる。それは全員が聞いた。 「…聞こえるが…幽霊なのか…?」 更にゆっくり近づく。 「……犯してぇ……犯してぇ……」 「!」 『リュウジ…大丈夫か?』 『…何とかな』 『入ってみます?』 『ここまで来たんだから…』 薄暗い公衆トイレの中。男子用トイレの個室の扉が一つだけ閉じている。 どうやら声はそこから聞こえるようだった。かすれた男の声。 『…一発撃ち込んでみるか…』 リュウジが個室のドアにベレッタを向けた。 つづく
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298 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 22:44:38 ID:DWBwHxgL0 - 瞬間である。
「犯してぇっ!!」 ばたんと激しい音を立て個室のドアが開いたかと思うと全裸の 中年男が飛び出してきた。 「デタ━━━━━(゚Д゚;)━━━━━━!!!!!」 一目散に逃げ出す軽子沢警備隊。しかしサヨリは背中で感じた。 「!」 サヨリは逃げ走るカエデとアリサの手首をつかんで立ち止まった。 「サヨリさんっ!離してっ!」 「サヨリ!」 「お待ちなさい!」 「犯してぇっ!」 全裸男は叫びながら三人の横を素通りしていった。 「…え?」 「…視線、あんまり感じなかったから…」 「どういうこと?」 つづく
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299 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 22:47:24 ID:DWBwHxgL0 - 「…あたしたちを見てなかった。視線が薄かったの」
「?」 「じゃあ…」 「でもあの人、生きてますよね?」 「生きてるどころか…」 「おい!なんだアイツ女無視してこっち来るぞ!」 俊足シュウイチはたちまち見えなくなるほど遠くまで逃げている。 マサトとリュウジは振り返る余裕もない。 つづく
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300 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 22:52:42 ID:DWBwHxgL0 - 山形ユウジロウは、まさか軽子沢調査隊だけで公園に
行ってしまったのではないかと心配で、見に来ていた。 案内板で自分がレイプするに待ち伏せるとすればあの トイレだと南東のトイレを目指す。 するとと向こうから物凄い速さで新聞委員会、長野シュウイチが やって来てたちまち通り過ぎていった。 次に走ってきたのは志賀マサトと的場リュウジである。 必死の形相だ。 問題は次だった。 「犯して犯して」 と懇願しながら全力疾走する五十二歳。全裸の徳島剛三が二人を 追って駆け抜けていった。 終
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302 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/08(水) 22:58:15 ID:DWBwHxgL0 - >>301
別方向に逃げますた。(忘れてたwww)
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