- 【エロ】山形先生Part5【オカルト】
146 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 00:19:20 ID:Ce/hIOLA0 - これ勢いで書いたけど大変だぞ。リュウジの自由が利かなくなるし。
リュウイチ同様心霊写真って殺すってもトモミタン未亡人になっちゃうし 心霊写真サヨリが破いちゃったし…。 せめてデコピンシーンがなければな。デカいだけで普通の人間より非力 とか設定つけられたんだけど。 やっぱ熱あると駄目な。滅茶苦茶だよ(笑) まぁどうにでもなります。転任 させるのも面白くないんで、切り札キャラかな。
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149 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 01:50:08 ID:Ce/hIOLA0 - >>147
ないないww いざとなればアンチマテリアルライフルが…(笑) そもそも 誰が強いって物語じゃないから(笑) 新キャラ続出でレギュラーが目立たなく なるのって寂しいですよね。鳥山先生も辛かったろうなぁ…。ヤムチャなんて ネタにされてたしね…。そういうことは基本的にしません。 >>148 正にオカルト。いいかもね。水かけたら溶けるとかw
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151 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 12:38:02 ID:Ce/hIOLA0 - さてここらで怖い話でもするか。
二年ほど前の話である。奈良トモミは某県の中学に通っていた。 おとなしい、娘だった。 つづく
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152 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 12:46:13 ID:Ce/hIOLA0 - 彼女の住む小さい町では何年か前からある噂があった。
町の北側にある森に入ってはならない、と。 その森の中には、明治の頃の貴族だか華族の建てた、西洋風の 建物が建っていて、深い森の向こうにその、城のような建物の尖塔が ちらちらと見えたものである。 それを何者かが買い取るか引き継ぐかして、住んでいるらしいのだ。 森は深く、その洋館に向かう道の一本もない。森に入れば、その木々の 深さに洋館は見失われ、たどり着くことも困難であるとされた。 万に一つ、そこへ立ち入ったとしても、そこには何か得体の知れない 狂人が住み着いていて、来た者を殺すというのである。 奈良トモミはある日、何の躊躇いもなくその森へと入って行った。 半ば死ぬ気であった。おとなしく、真面目そうであるのに、頭も悪く、また 運動神経もない。 一方で、呪いや、魔術といったオカルトに興味を持ち、彼女は自身の死に よってそれを立証することはできないかと思うようになった。 彼女は近隣の、行けば祟られる、触れれば呪われる、といった場所や、 いわくつきの『モノ』に近づいてはタブーとされる行為を繰り返した。 しかし何事も起こらない。 つづく
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153 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 12:54:04 ID:Ce/hIOLA0 - そして彼女はその城へ近づくことを決めた。
森は深く静かで、この先に件の中世ヨーロッパ風の建物が あるなど信じられもしなかったが、一日がかりでやっとその 建物を見ることができた。 広々とした庭に一人の美しい男がいた。褐色の肌をした、健康 そうな男である。年齢は二十歳程度見えるし、もっとだいぶ上の ようにも見えた。 彼は庭の芝を刈っていた。彼が狂人には見えない。 「こんにちわ」 声をかけると彼は不思議そうに首をかしげた。 トモミは一目で彼に恋をした。しかし彼は何も喋らず、彼女が声を かけるといそいそと洋館に引き込んでしまうのだった。 それから毎日のようにトモミは彼の所へ出かけた。彼の態度も次第に 変わり、挨拶をすれば、微笑むほどになった。口を聞けない人かとも 思ったが、彼が最初に言った言葉は、 「見つかったら怒られるから」 であった。 つづく
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154 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 12:58:43 ID:Ce/hIOLA0 - 見つかったら怒られる。やはり誰か別の人が洋館の中に
住んでいるのだろうか。それが狂人なのだろうか。 トモミは構わず彼の元へ通い続けた。 いつの頃からか、彼も彼で、トモミの来訪を待っているかの ような素振りを見せるようになった。 二人は自然と愛し合っていた。 それを洋館の窓から覗く目があることに二人は気付かない。 洋館の主、岩倉ケンゾウである。 ある雨の日、トモミはどうしても心寂しくなって、森に潜った。 さすがに雨とあってか、彼の姿はなかったが、玄関の巨大なドアの 前に、一人の老人が立っていた。 彼は館の中へ彼女を招き入れた。 彼は、男の父親だという。 つづく
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155 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 13:05:37 ID:Ce/hIOLA0 - トモミは遠慮もなく、息子を愛していることを告げた。
ケンゾウは困った顔をした。 トモミはわけをしつこく聞いた。彼の口から出た言葉は信じがたい ものだった。 彼の息子の名はヒョウゴといった。岩倉ヒョウゴ。そしてその父ケンゾウは 彫刻家だった。 ヒョウゴは幼い頃から天才肌で、頭がよく、また運動神経もよく、正にトモミとは 正反対の少年時代を過ごす。そして東大へ入学。ロケット技師を目指した。 しかし、大学を卒業したある日、悲劇が起こる。自宅前で、母ヨウコもろとも、 突っ込んできた自動車と門柱の間に挟まれ、死んでしまったのだ。 余りに突然の死。同時に愛する二人の存在を失ったケンゾウは絶望し、その死を 受け入れることもできず、遺体とともに暮らした。 そして狂ったように彫刻を作っては売り、今まで売る気がなかった傑作までもを 売り払い、金を作ってこの洋館を買い取った。 そこでケンゾウは魔術を一から独学で学ぶ。二人を蘇生させる方法を研究するに 没頭した。 つづく
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156 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 13:15:30 ID:Ce/hIOLA0 - そして腐乱が進むに進み、単なる白骨と化した二人の遺体と、ある特殊な
土と、細かく砕いた鉱石を混ぜ、更に様々な魔術的な手法を用いて、遂に 『生ける土』と呼ばれる土を作り出すことに成功する。 元は彫刻家である。彼はその土を、息子そっくりの人形に仕上げたが、土が 足りず、遂に妻の人形を作ることはかなわなかった。 そしてまた魔術的な手段を踏むとどうだろう、その息子の形をした単なる土 人形が動き出し、言葉まで喋るではないか。 ケンゾウは喜んだが、息子ヒョウゴそっくりに作られたその人形には、全く 当時の記憶がなかったのである。 彼は再び絶望しつつも、形だけの彼との生活を続けていた。 ヒョウゴはケンゾウの言うことならば何でも聞いた。しかし聞くだけだった。 彼が自分で何かわがままを言ってくるようなことはない。ケンゾウはそれが たまらなく寂しかったのである。 何度かの訪問の後、トモミはヒョウゴとの結婚を考えているとケンゾウに 切り出した。ケンゾウはしばらく考えさせて欲しいといったきり、何ヶ月も 悩んだ。 ケンゾウは長年の絶望と無理が祟って身体を壊している。彼はトモミとヒョウゴの 結婚を許した。ヒョウゴは死亡届もだしておらず、戸籍上は生きた人間そのまま であるから、結婚も問題はない。 つづく
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157 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 13:26:06 ID:Ce/hIOLA0 - トモミは、彼女に冷たくあたる義理の母と父の家を抜け出し、
駆け落ちのような形で結婚式に望んだ。 彼女も幼い頃、父と母を亡くし、叔父と叔母に育てられた 孤独な少女だった。 新郎、ヒョウゴと新婦トモミ。そして岩倉ケンゾウだけが出席する 慎ましい結婚式が執り行われた。 二人が永遠の愛を誓ったその時、ケンゾウは静かに死んだ。 彼はヒョウゴ、即ち『生ける土』の扱いを自らまとめた一冊のノートを 抱えていた。 皮肉にも、そんなケンゾウの命日と結婚記念日は同じ日となった。 複雑な初夜、彼女はヒョウゴに風呂を勧めた。 彼が風呂に入っている間、彼女はケンゾウの書き残したノートを眺める。 『ヒョウゴは主の命令にのみよく従う。今までは私が主であってが、結婚に あたり、トモミさんが主となるように、変えておいた。ヒョウゴはトモミさんの 言うことなら何でも聞く。ただし幾つかやってはならないことがある』 ページをめくると、最もやってはいけないこととして、 『水に当てること』 とあった。 つづく
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158 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 13:42:43 ID:Ce/hIOLA0 - 慌てて風呂を覗くと果たしてヒョウゴは浴槽で溶け、単なる泥と
化していた。トモミは泣きながらその土をこね、新たにヒョウゴ らしいものを作ったが、それでもプロの彫刻家であったケンゾウに 及ぶはずもなく、二度と、あの褐色の美男に出会うことはない。 更にノートには『生ける土』はまだ少し残っている、とあったので、 洋館に戻り、土を足したり削ったり何とか恰好を整えようとしている うち、ヒョウゴの身長は三メートルを越す巨体になってしまった。 そして、年月は経ち、軽子沢中学への赴任が決まった日、つい うっかり、トモミは、 「生徒にナメられないようにしっかりね」 と言ってしまったのだ。そしてまたうっかり、疲れたというメールを 出せば引越しを手伝う為に仕事そっちのけで帰ってきてしまった。 「もう…ちゃんと先生の仕事しなきゃだめでしょ!」 怒られて落ち込むのはいいが、それにしても三メートルの巨体は マンションには邪魔だった。トモミは彼を風呂場で溶かして、今度は 小さく仕上げた。大きさと知能は特に比例しないので問題はない。 岩倉ヒョウゴ。十七歳の幼な妻の手でこねこねと、身長四十センチの 異様に可愛いくまさんとして再生。生徒さんにに優しく、丁寧に、分かり やすい授業をしてあげるんだよ、と告げられすっかり人格も変わり 翌日、軽子沢中学で大ブレイク。 終
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160 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 18:44:24 ID:Ce/hIOLA0 - >>148
勝手ながら正式採用させて頂きました。 本当にありがとうございます。
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161 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 20:11:48 ID:Ce/hIOLA0 - (以下の話は実験作です。まとめサイト掲載はしなくても結構です)
さてたのしいおはなしでもしましょうか。 いわくらヒョウゴは、かるこざわ中学校の先生です。 とても大きいからだで、そのすがたはまるでおそろしい、おにのようでした。 www.younganimal.com/berserk/world/old/img/zod01.jpg つづく
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162 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 20:13:15 ID:Ce/hIOLA0 - でも、いわくら先生はにんげんではないのです。ほんとうは、
土からつくられたにんぎょうなのでした。 先生はけっこんしていて、なかのいいおよめさんがいました。 およめさんのいうことを先生はよくききます。先生はとても大きいので、 家の中でも、じゃまです。そこでおよめさんは、お水で先生のからだを とかして、小さい小さいくまさんに作りかえました。 ttp://img04.shop-pro.jp/PA01012/814/product/2160954_o2.jpg こころもやさしいくまさんになったいわくら先生は小さいからだで いっしょうけんめい学校にいきます。 学校では、またあのおそろしいおにのようないわくら先生が来るのか とみんなびくびくしていました。 ところがやってきたのは、小さくかわいいくまさんだったのです。 女の子はかわいいかわいいとさわぎはじめました。 しかし、くまさんといっても先生です。いわくら先生は、 「じゅぎょうをはじめます」 と言って、こくばんを見上げています。小さくて、こくばんに手が とどかないのです。 つづく
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163 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 20:14:15 ID:Ce/hIOLA0 - 「だれか、だっこして」
女の子は、わたしがだっこする、わたしがだっこするとさわいで、 いわくら先生をみんなでだっこしたがりました。 いわくら先生はふかふかで、とてもかわいいからです。 いわくら先生をだっこするととてもしあわせなきぶんになれるのです。 おひるになりました。いわくら先生はじっとしています。 となりのせきのふくおか先生が、 「おひるごはんは、たべないのですか?」 とききました。するといわくら先生はさびしそうに言いました。 「からだが小さくておべんとう、もってこれなかった」 ふくおか先生はかわいそうになって、じぶんのおべんとうにはいって いた、小さいコロッケをあげました。 「ありがとう!」 小さいコロッケをもらっていわくら先生はごきげんです。 でも、コロッケのあぶらで手がベタベタになってしまいました。 ふくおか先生は、ティッシュでその手をやさしくふいてあげました。 つづく
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164 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 20:14:48 ID:Ce/hIOLA0 - それをみていたのは、やまがた先生です。やまがた先生は、ふくおか
先生のことが、ほんとうはすきだったのです。 すきなふくおか先生から、コロッケをもらったり、やさしくして もらえるいわくら先生が、やまがた先生はだんだんいやになって きました。 やまがた先生は、なかのいいせいと、まとばリュウジにおねがいして、 いわくら先生をころしてもらうことにしました。 まとばりゅうじは、 「やってみよう」 といって、アンチマテリアルライフルをもちだしました。これは、 ヘリコプターでもうちおとす、つよいつよいてっぽうです。 まとばリュウジは、たかいたかいビルの上から、ねらいました。 てっぽうにはぼうえんきょうがついていて、とおくのものもよく みえます。そこに見えたものは、かわいいかわいいくまさんでした。 まとばリュウジはびっくりしました。いわくら先生があんなかわいい くまさんになったことをしらなかったのです。 あまりにかわいいので、まとばリュウジはてっぽうをうつことが できませんでした。かわいいものが本当はだいすきなのです。 まいしゅうないしょで、ドラえもんやクレヨンしんちゃんを見ています。 つづく
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165 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 20:15:51 ID:Ce/hIOLA0 - なにもしらないいわくら先生は、一日のしごとをおわらせてかえろうと
したところをつかまってしまいました。 つかまえたのは、サヨリといういろの白い女の子です。 「あら、ゴーレムなんてひさしぶりに見るわ」 土からできたいわくら先生はゴーレムというようかいなのです。 サヨリが、いわくら先生を水につけると、先生はとけて、どろに なってしまいました。 こねこねとこねてサヨリはかわいいくまさんだったいわくら先生を にくまんのようなへんなかたちに作りかえてしまいました。 サヨリはにくまんになったいわくら先生をあたまにのせて、家に かえろうとしました。 いわくら先生は、いやだなあ、こまったなあとおもって、いきおいよく サヨリのあたまからとびおりると、ぴょんぴょんととびはねてバスに のりました。これでじぶんの家までかえれるはずです。 「にげられた」 サヨリはちょっとざんねんそうでした。 バスのうんてんしゅはふしぎでした。なんでにくまんがのっているのか わからなかったからです。 終
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168 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/11/01(水) 20:57:42 ID:Ce/hIOLA0 - >>166
すごい…こんな中途半端な時間でしかも下打ちコピペなのに即レス… 読んでくれてありがとう^^ >>167 いや、助かりました。おかげで楽しいキャラクターがまた一人増えました。 便利です(笑) スピンオフにしなくても、日常の中で、ちょっと、『今日の 岩倉ヒョウゴはガチャピンだった』とか入れることで存在をアピールできる ので、いいです(笑) わざわざROMなのにレスどうもです。これからもよかったら読んでください。 ありがとうございました^^
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