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本当にあった怖い名無し 【夏と冬】「超」怖い話Part22【怪コレ】
実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】

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【夏と冬】「超」怖い話Part22【怪コレ】
706 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 02:10:00 ID:R/gx5nwK0
新作でお送り、とはあるけど、「オール新作」とは書いてない罠。
【夏と冬】「超」怖い話Part22【怪コレ】
715 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 12:40:54 ID:R/gx5nwK0
>714
国会図書館には、日本で刊行されたすべての出版物が納められてるらすぃ。
永久保存が原則だとか。一時期一世を風靡した「ウホッ」のアレも、
絶版になっていたものを国会図書館で発掘してきた神がいた結果、
再び日の目を見ることになったんだよね。確か。

そういえば、超-1の講評をやってたサイトのいくつかはTBを辿ってみたら、もうなくなってた。
いつまでもあるのかと思えば、一年ももたないこともあるわけで。
「電子化されたデータは永続するように見えて揮発性が高い」という指摘は、
大はずれでもないのかもしれない。紙媒体にこだわるのは出版人の体質なんだろうけど。


【夏と冬】「超」怖い話Part22【怪コレ】
718 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 13:39:42 ID:R/gx5nwK0
>>717
あ。そうかw
【夏と冬】「超」怖い話Part22【怪コレ】
721 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 14:49:03 ID:R/gx5nwK0
発売予定
http://www.takeshobo.co.jp/html/h_yotei/yotein11.html

竹書房の新刊予告では600円になってる。

実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
16 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 15:30:41 ID:R/gx5nwK0
まずは評論のための引用w
http://blog.bk1.co.jp/genyo/archives/2006/10/post_689.php

 『てのひら怪談』プロモーションの一環として、来月下旬頃からポプラ社のウェブ・マガジン
「ポプラビーチ」で「てのひら怪談」の新作集中連載がスタートすることになりました(ポプラ社
さんの迅速な対応に感謝)。
 まずは今回の単行本『てのひら怪談』を代表する書き手に、ということで、第4回の入選者
11名に、第1回〜第3回の大賞受賞者3名を加えた14名の皆さんに、このほど書き下ろし
競作を依頼しました。

 とはいえ、何作ぐらい掲載できるかは未定なので、全員の作品が陽の目を見る保証は、
まったくありません(鬼)。
 その代わり、採用された作品は今後、広告等でも「てのひら怪談のサンプル」として転載紹介
される可能性があります。

 小生としては、800字というミニマムな器ならではともいえる、こうした新作発表の機会を、
今後ともいろいろな形で模索していきたいと考えています。今回は最初の試みということに加
えて時間的・物理的な余裕もないので、入選者限定としましたが、いずれ折を見て、もっと
対象者を拡げたトライアルの場も設けていけたらと思っています。継続へ向けての御支援・
御協力を切望する次第です。

実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
17 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 15:41:29 ID:R/gx5nwK0
すでに怪コレ3が「書き下ろしを収録する」ということを先行して発表しているため、
たぶん、これを巡っては「てのひらが怪コレを真似た」という批判が出るのではないか
と思う。

が、すでに指摘した通り「もしてのひら怪談を人材育成のために推進するなら、
持てるリソースを全て突っ込んでくるだろう」というところから見ても、この戦略は十分あり得たこと。
どちらがどちらを真似る云々というよりも、bk1・幽、超-1がいずれも
「素人をかき集めて、そこから人材を確保しよう」という企画意図の点で共通している以上、
集めた人材をプールする、または露出させていくためには、「作品集を出す」「書き下ろし」
などの方法を取るのは当然で、どの段階でそれができるか、継続的にできるか、
というサポート側のリソースの差以外に、進む道は似通ってくると思われる。

この後の展開としては、てのひら本体の発売までの間に「てのひら掲載者を、曲がりなりにも
事前に露出(商業デビューを果たした、という勲章・肩書き)させる」ということ。
これがポプラビーチでの先行露出なのだと思われる。言わば、後から出るてのひらが「素人の作品集」
ではなく、「雑誌デビュー(Webだけど)を果たしたプロですよ」という名目保証を付けよう、ということかも。

この辺り、目的はまったく違うのだろうけど、超-1から選抜した二人に超怖でのデビュー前に
原稿を書き下ろさせる、超-1の「自主トレ」と若干似ている。Webを使っている点、本番の前に
事前に低コストのWebに腕前を披露させる点などが。
この辺も、「先行する超-1・怪コレのアイデアを、てのひらが真似ている」という指摘は出るだろうが、
やはり、似たようなことをやっている以上、似たようなフォローアップになっていくのは避けられないこと
ということになるのではないだろうか。カードを切るのが早いか遅いかの問題だけだし。


実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
18 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 15:53:14 ID:R/gx5nwK0
というわけで、流れを年表的に追ってみよう。

bk1が第三回からブログ利用スタイルに(2005夏)
幽が文学賞を募集(2005/12)
超-1開催発表(2006/1) ※超-1「作品集検討」を開催発表時に告知
超-1開始(2006/2)
超-1作品集(怪コレ)決定(2006/5)
bk1〆切(2006/7)
超-1結果発表(2006/7)
bk1結果発表(2006/8)
超-1自主トレ開始(2006/8)
bk1作品集(てのひら)の模索を発表(2006/8)
bk1てのひら・ポプラ社からの刊行が確定(2006/8-9)
超-1怪コレ1を発売(2006/9/30)
超-1怪コレ2を発売(2006/10/28) ※超-1怪コレ3を告知。同時に書き下ろしを発表。
bk1てのひら著者をポプラビーチで露出を決定(2006/10/29)
超-1怪コレ3を発売(2006/11/30)
超-1第二回の開催を告知(2007/1/30)
超-1第二回を開催開始(2007/2)
bk1てのひら怪談を発売(2007/2)

超-1第二回は、どこからもそういう情報がないので、あくまで予想ということでw
あるとしたら、加藤氏編著の冬の超怖で発表があるだろうし、主催も第一回同様加藤氏だろう。

そうだとすると、2月の怪コレ開始とてのひら発売が時期的にぶつかる。
対象読者が違う(てのひらは実話も創作もどちらもあり、怪コレは実話のみ)というのはあるにしても、
冬場、怪談が小康状態になる時期に怪談本が出たり、怪談関連コンテストが隆盛するのは喜ばしいこと。


実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
19 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 16:05:57 ID:R/gx5nwK0
ここまででたびたび出てきた、「実話怪談の読者は創作怪談をどれほど読むのか(及びその逆)」について。

実話怪談の読者は「そんなことないだろう、あってほしくない、でも万一あったらやだな」という
不安を楽しむことを目的に、確信できない懐疑心を弄ぶために実話怪談を読む。
創作怪談の読者は、実在するかどうかはさておき、物語としてのおもしろさを求めて読む。

第一群は双方を「実話怪談を読むときはそうするし、創作怪談のときは別のつもりで読む」という形で
区別して読み分けている人は存在するだろう。つまり、「別物として区別した上で双方楽しむ」人。

第二群は、「実話怪談の楽しみ方が好きで、創作怪談は実話ではないので受け付けない」という人。
これは鏡像として第三群「創作怪談の楽しみ方が好きで、実話怪談は胡散臭いので受け付けない」という人もある。
どちらも趣味・好みの問題だが、人によってはどちらかしか選べない排他的なものかもしれない。

怪談を「全て実話」だと思う人はいないだろうが、怪談を「全て作り話」として楽しんでいる人はいるかもしれない。
なので、これを第四群とする。

怪コレ/超-1の場合、その中から「実話怪談が好きな人(第一群と第二群)のためのもの」と割り切っている。市場は半分しか狙えない。

てのひら/bk1・幽の場合、第一〜四群の全ての欲求も満たすことで、市場を大きく見積もろうとしている。
第四群は著者の意図とは無関係に読者として楽しめるだろう。
第二、三群は果たしててのひらを楽しめるのだろうか?
第三群が「実話も全て創作」という第四群の視点に進化するなら、楽しめるかもしれない。
第二群はてのひらを選びにくいような気はする。
そうすると、てのひらは第一、三、四群が選ぶ、ということになる。

第一群はどうだろうか。ある程度は楽しめるだろうけれども、楽しみ方の異なる実話怪談と創作怪談を
ない交ぜにしてある「てのひら怪談」という本に、どう接するのだろうか。

【夏と冬】「超」怖い話Part22【怪コレ】
725 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 18:20:09 ID:R/gx5nwK0
>>724

>>723は、前に「読解力がない」と指摘された方の人じゃないかな?予想だけど。
>708は「最終章=怪コレは3までだとすると」ということに言及してるのだけど、
>>724は「終わりと言ったら終わりに決まってる」という単純な入り口で思考停止していて、
>708は「次回超-1があるとしたら、怪コレではない名前で作品集が出るのかも?」
という方向に言及していて、おそらく本人が気になっているのは「次があるとしたら」の点なのだと思う。

つまり、「怪コレ最終章」にはいくつかの読み解き方があって、

1)怪コレ4はない。
2)怪コレ3の後、怪コレはもう出ない。今後ずっと出ない。
3)超-1が来年もあるとしたら、怪コレ4は今年は出ない。来年出るかも。
4)超-1が来年もあるとしたら、怪コレ4は別の名前のシリーズとして出るのかも。
5)怪コレ3が最終章だから、超-1は来年はないのかも。

などなど、いろいろと憶測を広げることができるわけだな。
読解力(少ない文章から読み解きうる可能性を列挙する能力)の点では、
>708のほうが読解力が高く、字面通りにしか受け取らない>>723のほうが低い
ように見える、と書くと挑発してるように見えるかもしれないが、そういうつもりはない。

実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
21 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 18:32:48 ID:R/gx5nwK0
>>20
一冊の本として見た場合は、てのひらはAの「創作怪談の中に実話らしきものも入っててお得」になるだろうな。
その意味で、そもそもの「怪談には創作も実話もなく、すべからく怪談文芸」というのは、実話怪談を
創作怪談の枠の下位「生々しさをへたくそな文章で再現したもの」という位置に押し込むもの、
という解釈は、あながち間違いではないのかもしれないなあ。
【夏と冬】「超」怖い話Part22【怪コレ】
729 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 20:01:16 ID:R/gx5nwK0
>>728

1行目と2行目が繋がってないよホンネマン!!!!111!!1!
【夏と冬】「超」怖い話Part22【怪コレ】
732 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 20:13:14 ID:R/gx5nwK0
>>731
創作板から来た方ですか?

来るところ間違ってます。

実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1161661757/

こちらにどうぞ。話はそっちで聞く。
実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
24 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 20:50:29 ID:R/gx5nwK0
>>23
ホラーが「怖くて珍しくてグロい着想に単純に怯えたい」という欲求を満たすものだとするなら、
確かに「消費目的(存在目的)がはっきりしている」という点で実話怪談と似ているかも。
その心は「実用的」だということかw

ところで、ホラーと怪談の違いっていうのが、やっぱりよくわからん気がしているのだが、
要するにホラーっていうのは「書かれている内容の中にカタカナの存在を許容するもの」で、
怪談というのは「和風、かつ時代がかっているもの」というのが、構成条件なのかな。
現代を舞台にした怪談でも、現代的な要素や用語が出てくると、途端にホラーになってしまうというか。
よいとされる怪談を怪談文芸の人々にあげさせてみると、出てくるのは「一昔前の日本の古典」に
集約されていくような感じだし。
懐古的な怖い話=文芸的な怪談なのかしらん。

実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
27 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 21:33:16 ID:R/gx5nwK0
>>25

ホラーが上位カテゴリで、創作怪談小説と実話怪談は、その下位カテゴリじゃないかって気がしてきた。

【ホラー】
恐怖を感じさせることが成立条件。
実話、創作は問わない。
題材には特に制限がない。

【創作怪談小説】
恐怖を感じさせることが成立条件。
実話、創作は問わない。
ホラーのうち、スーパーナチュラル(超自然)的要素の題材に制限。

【実話怪談】
恐怖を感じさせることが成立条件とは限らない。(不思議な話、怖くない怪談もあるので)
実話(体験者が存在するもの)に限る。
ホラーのうち、スーパーナチュラル(超自然)的要素の題材を扱うが、体験者さえいれば題材に制限はない。

で、実話怪談と創作怪談小説の関係は、「創作怪談小説の下に実話怪談が含まれる」のではなくて、
「ホラー」という大分類の中に「体験者はいるか?いないか?」という選択があって、
体験者がいる→実話怪談
体験者はいない→創作怪談
と分かれるのかもしれん。
実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
28 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 21:35:26 ID:R/gx5nwK0
>>27
創作怪談小説が「不思議であれば怖くなくてもいい」というのを許容するなら、
創作怪談小説と実話怪談のそれぞれの一行目は、実話怪談の一行目と
共通でもいいのかもしれない。
ホラーは「怖くないホラー」は許されないw ので、そこがホラーを上位分類に
置いていいのかどか悩むところだな。

実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
30 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 21:44:12 ID:R/gx5nwK0
>>29
超自然の存在を信じるビリーバーがいるのがオカルトで、実話怪談はオカルト、
超自然の存在を信じないのが創作怪談、という単純な分け方をされてるのかもw

1)「超自然の存在を全面的に受け入れる読者」
2)「超自然の存在を全面否定はできない読者(疑うが否定しない読者)」
3)「超自然の存在を全面否定する読者」

というのがいて、実話怪談の主読者層は(1)、だから実話怪談を読む奴がオカルト、
という否定論はオカ板ではよく見かけるんだけど、実際には(2)の構成要素が多いんじゃ
ないかという気もするな。

「恐怖は感じさせなくても、超自然が存在することを肯定的に描く」のが創作・実話の
共通の構成要件だとして、その存在していることについて、上記(1)(2)か、(3)かで、
読者の傾向も変わってくるような。

超自然の存在を肯定的に描くにあたって、実例を紹介するのが実話怪談。
著者の想像を開陳するのが創作怪談小説。
実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
33 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 21:56:53 ID:R/gx5nwK0
>>32

「〜のかも」と書いてるだろ。かも、と。
「俺は○○○だが、×××だ」という人が実際にここで発言しない以上は、
「〜と思われている、かも?」と想像するしかない。
おまえの想像は違うぞ、という反論や、別の視点からの意見があれば、どんどん示してほしい。
それを汲んで、また考えを組み立て直すなり、修正するなりするから。

>>31
実際のとこ、どういうつもりで怪談を読んでいるか?というのは、読者によってずいぶん
違うだろうから、個々に聞き取りでもしてみないと完全にはわからないかもね。どれが多数派なのかは。
あり得る意見を3個並べ、それを100人に選ばせたときに、意見が33人ずつに分かれるとは限らない。
70人、29人、1人、という分かれ方をするかもしれない。それでも意見は三種類、みたいな。
その意味では、こういう可能性・選択肢の想定をした後に、その選択肢のどこに含まれるかを
カミングアウトしてくれる人がたくさんいたほうが、議論の精度は高まると思うのだが、何しろここは
オカ板の隔離スレであるからしてw
多くは望むまい。
実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
35 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 22:00:05 ID:R/gx5nwK0
>>32
ちなみに、「超自然の存在をまったく信じない否定論者」が、実話怪談(体験談によって肯定しようとする)
の大ファンだというのは、どういう理由から?

1)まったく信じないが、信じている人(体験者、他の読者、著者)を嘲笑するため
2)まったく信じないが、万が一の例外(信条を変えてしまうかもしれない出会い)を求めて
3)まったく信じないが、創作として一流だと思うから

少々シニカルなものもあるけど、今思いついた想定はこんなところ。
もちろん、そのどれでもない(4)の回答があるのだろうと思うので、後学のためにご意見を冀う。
実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
39 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 22:15:37 ID:R/gx5nwK0
>>37
大衆に消費されて忘れられていくだけの単なる娯楽から脱却し、未来に渡って
長く記憶に留められる作品を書きたい、という焦燥感はあるのかもしれん。
四谷怪談によって鶴屋南北の名前が数百年に及んで人の記憶に残り、
泉鏡花の名前が長く気高く語られることに続きたい、とか。

でも大衆娯楽からの脱却(芸術性の向上)っていうのは、同時に大きな消費市場
である大衆というマーケットに対して開放的になるのではなくて、「わかる人にだけ
わかる上級品」という性格をどうしても持ってしまう。
もちろん、わかりやすさが大衆向け、わかりにくさが通向けなんていう痛いことを
言うつもりはないけれど、「消費される大衆娯楽からの脱却」は、一大消費者
である大衆との決別でもあることは間違いないわけで、厳しい船出になることは
間違いなかろうな、と。

そのときに、こぎ出す船にはできるだけ多くの客を乗せていきたいわけで、
実話怪談というよく伝馬船を利用する客を、怪談文芸という新造の客船に
乗せていこうとしている、のではないか?w
実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
40 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 22:16:44 ID:R/gx5nwK0
む。ケコ━━━━(・∀・)人(・∀・)━━━━ンの予感 >>38

実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
43 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 22:22:42 ID:R/gx5nwK0
>>41
怪談文芸という客船の目的や行き先が、伝馬船と同じなら乗る客も多いかもしれない。
ただ、「ちょっと湾内を移動」という程度の目的で頻繁に伝馬船を使ってるだけの人が、
年に一度太平洋を横断するクルーズに出る客船に乗る意味があるか?と問われると、
船の性格が違う以上難しいんではないかという気はするよね。

それを「船には変わりない(創作も実話もない。怪談は怪談)と言ってしまうのには
無理があるのではないか」というのが先日来「珍説」と呼ばれてしまっている主張の骨子であるわけ。

客船の船長が、そこらへんの客の都合や事情をどのくらい把握しているのかは気になるところかな。
実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
45 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 22:28:13 ID:R/gx5nwK0
>>42
たぶん、実話怪談と並べて比較論考すべき存在として、「民話」「伝承」っていうのがあるんだと思うよ。
それはたぶん、創作怪談小説と実話怪談の中間的存在としてあって、創作怪談小説側からは
「古典」とか呼ばれるw
実話怪談側から見ると、未昇華の体験談、という位置づけ。

さらに、実話怪談から発展していくものとして、「実話怪談の検証」というのがあって、これも
民話・伝承に近い側に寄っていくのかも。

種明かしや由来、かつてあった事件の実証をするっていうのは、現代実話怪談以前には
あったスタイルだけど、(かつてここでは陰惨な殺人事件があって、とか)その辺りを本文中に
ちりばめて信憑性を出そうとする手法は、現代実話怪談ではだんだん古びてきてる気がする。
もしくは、「以前のことを検証する」っていうことそのものが、実話怪談とはまた別のカテゴリー
になりつつあるのかもしれない。
実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
46 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 22:29:06 ID:R/gx5nwK0
>>44
機関長の腕前を買われた加藤氏は超-1→怪コレを立ち上げて(ry
実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
50 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 22:56:40 ID:R/gx5nwK0
>>47
>「俺様の体験談を文芸作品としてミリオンセラーに」
いないとは限らないし、すでにいるけどw、もしそういう「体験者かつ著者」という人がいたとしたら、
自分で自分を主人公とした作品を書いちゃって、手柄独り占めになるような気がする。


・人間は目が二つで子供を産むが、目が二つで子供を産むものが全て人間かと言ったらそうとは言えない。
・石垣は石を積んで作るが、石を積んだだけで石垣になるかと言われたらそうとは言えない。

この例示は目新しいものではないけど、「怪談における創作怪談の目的と実話怪談の目的の相違」と
「怖い話ならなんでも怪談」を説明するものとしては不適格だろうか?

飯の好みと同じように恐怖には好みがあるのであって、好みの差が実話怪談と創作怪談を分けている。
それを「好みが違おうが怪談は怪談だ」と言われるとリンダ困っちゃう、という話だと思うのだがなあ。
実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
52 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 23:02:27 ID:R/gx5nwK0
>>49
拠り所を求めてそれに寄りそうのは楽なんだと思う。
「なるほどそれ禿げ同」と言って、誰かの案を支持することは、自分で意見を考えるより楽だ。
誰もが意見を考えられるわけではないだろうし、自分よりうまく案をまとめられる人間に
便乗するというのも、別に悪いことでもないと思う。

問題は、それ以外の意見を考える余地を奪ってしまう、という点かな。
自分が支持した意見を言った人を否定されると、自分自身も否定されたような気持ちに
なってしまうのだろう。支持者、支持意見への同化が激しいが故に、「もしかしたら他にもある
かもしれない可能性」を考えることができなくなってしまうのは恐ろしいこと。

ただ、>49で挙げられているような志向(=結論を求めようとする志向)というのは、
安心できる基準を捜し、集約されるオチを渇望する物語を志向している人には、
受け入れられやすいんじゃないだろうか。

実話怪談は「考えられ得る選択肢・可能性」を展開拡張することを志向する。
創作怪談は「著者の考えたオチにストーリーと読者を収束させていく」ことを志向する。
その読者性質の差が、ものの考え方にも出てしまっている、ということかもしれない。

小説っていうのは、著者という絶対者の方針に身を委ねるのが正しい読み方だもん。

実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
54 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 23:08:44 ID:R/gx5nwK0
>>51
なるほど。

では、創作怪談が全て著者の想像で成り立っているのではないとすると、だ。
前スレで「全ての創作怪談のうち、100%著者の想像で成り立っていない
創作怪談(実話や事実に基づいて書かれた創作怪談)は、すべて
実話怪談のバリエーションと考えてよいのではないか?」という意見があったが、
それについてはどう思う?

a)100%の創作(実話や既存の要素を用いない)
b)99〜1%の創作(実話や既存の要素を用いている)
c)99〜1%の実話(実体験談に基づいているが、再現などに創作的描写がある)
d)100%の実話(体験者当人が自分の言葉でしゃべっているものに、一切の手を加えない)

実話怪談の大部分はおそらく(c)だ。
創作怪談の大部分がどれかはわからないが、>51の説をとれば(a)と(b)になる。
では、(b)と(c)の境界ってどこにあるんだろう。
(c)と(d)の境界は明確だが、(b)と(c)の境界が曖昧だとするなら、何をして実話怪談、
何をして創作怪談と分けることになるのだと思う?

実話怪談と創作怪談について考察するスレ【2】
55 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 23:11:12 ID:R/gx5nwK0
(b)と(c)の垣根は曖昧だから、「創作怪談も実話怪談も区別はなく、そもそも区別するのはおかしい、
全ては怪談文芸である」というのが、某スレの基調意見(東論)だったが。

でも、明らかに実話怪談の楽しみ方と創作怪談の楽しみ方を同じだとは思えない。
やはり体験者(体験談)の有無が最大の相違点かねえ。
【夏と冬】「超」怖い話Part22【怪コレ】
742 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 23:11:58 ID:R/gx5nwK0
>>741
それは読むほうも主催者も得点計算する人も死ぬなw
死々塁々。
【夏と冬】「超」怖い話Part22【怪コレ】
744 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/29(日) 23:29:32 ID:R/gx5nwK0
>>743
来年はロールか大豆のどちらかを首にすることを前提に、
足切り入れ替え制になるかもwとガセ憶測を飛ばしておこうw

すべて公開しないで募集をしたら、あれほど超-1は盛り上がらなかった
だろうなあと思う。盛り上げて数が来るように促すんだったら、やっぱり
公開制になるんじゃないかな。
発売後に収録作は冒頭以外読めなくなるような措置は怪コレ1、2ともに
やってるようなので、超-1の読者(閲覧者)が怪コレの部数を超えてない
限り、公開された話を収録した本を出すというのは、不利益ではないのかも。

痴漢男も電車男もきっこの本にしてもそうだけど、ネットで一度すでに公開
されているものを、もう一度本にするという商法は最近は珍しくないし。
怪コレ3は確かに来年の超-1(があるとしたら)の試金石になるのかもしれない。

やるとしたらいつ告知があるんだろう。



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