- : 【エロ】山形先生Part4【オカルト】
624 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/22(日) 00:09:59 ID:d1rNLl0v0 - 「こんにちわ。お邪魔します」
元オカルト同好会木下サエは相変わらず快活だ。一応、毎週土曜日の 午後一時から、六時までが勉強の時間ということになっていたが、恐らく そのうちの延べ二時間は雑談か休憩である。 彼女の苦手は数学と英語だった。当然アカネもそれらを集中的に教える。 山形アカネ、実は英語に堪能で、支障なく英語圏の人間と会話することは できたが、実際の英語と、中学校で習ういわゆる受験英語の違いに戸惑って いた。 ここはこうだろうと思い教えると、参考書の答えでは違うことが書かれていたり する。その点で、木下サエも英語に関しては若干の不安があった。 しかし木下サエは特にランクの高い高校を狙っているわけではないし、最悪中卒 でも何とかなると思ってすらいた。最終的にある程度収入のある人間と結婚して しまえば学歴など関係なくなる、そんな考えがどこかにある。 アカネも彼女のその考え方を知っていたから、それほど真剣に勉強を教え込む つもりもなかった。逆に彼女が本気で勉強したいと思うならば家庭教師役など かって出ることはなかったろう。 場合によっては相手の人生に関わることである。そんな大きな責任は背負えな かったが、サエの、適当でもいいので、という申し出で、とりあえず引き受けていた。 つづく
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625 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/10/22(日) 00:19:22 ID:d1rNLl0v0 - 「トオルとは最近どうなの?」
「相変わらず…かな?」 休憩中、ローズティを飲みながらサエは言った。 「でもトオルからすれば不安だろうね」 「え?どうしてですか?」 「だって、学校離れ離れでしょ?不安になるよ。やっぱり」 「そうかなぁ?今も別に学校じゃ話さないよ?」 「すぐに話そうと思えば話せる、会おうと思えば会える、同じ学校っていう 環境と、そうじゃない環境って、だいぶ違いあると思うな」 「そうかな…」 「特にサエちゃんは美人だしね」 ローズティの暖かい湯気の中でアカネは優しく微笑んだ。 「そんなことないよー!」 つづく
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626 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/10/22(日) 00:28:40 ID:d1rNLl0v0 - 「放っとかないと思うよ」
「…なのかな…」 少しサエは照れた。彼女は理想の女性としてアカネを見ていた。その女性から 褒められたのだ。何か気恥ずかしい。 「…こんな、男顔だし…」 「…だったら女の子にも注意しないとね…」 「え?」 アカネは立ち上がると、サエの隣に座り、じっと顔を見た。 「…すごい、きれい…」 「…あの…え?アカネさん…」 手と手が重なって、顔が近づいて、その鼓動に耐え切れず目を閉じると、くちびるに 柔らかく熱い感触があった。どこか淫猥な、それでいて何かそそる匂いがした。 肩に手が回り、手に重ねられた手が胸の突起に。うっとりとして思わず出した舌を、 アカネの柔らかなくちびるが挟んだ。 つづく
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627 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/10/22(日) 00:37:47 ID:d1rNLl0v0 - これ程長く濃厚なキスを、トオルともしたことがあっただろうか。
ブラの上からでも分かるほどに乳首は隆起し、逃れたい思いと、 このまま快感に溺れたい欲の狭間で、木下サエは喘いだ。 濡れている。気持ちがいいのも事実だ。逃れたい。逃れられない。 両の足の間を、アカネの指は的確に攻めてきた。 「…トオルには…内緒、ね?」 やっと開放されたくちびるは、まだ続けてアカネのくちびるを求めて、 小さく震えている。それに応じるように、またくちびるは重なった。 息をついて、大きく口を開くたびにアカネの舌が入り込んでくる。 何でこんなことをするのだろう。今までそんな素振りを見せたこともないのに。 その疑問は快楽に打ち消される。 「…サエ…あたしのも触って…」 いいのだろうか。自分は今、とんでもない世界の入り口に立っていて、進めば 二度と戻れないような気もしたが、女の丸みを帯びた、アカネの肉体を知りたい とも思った。 つづく
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631 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/10/22(日) 00:46:01 ID:d1rNLl0v0 - 気付けば二人、乱れた衣服でソファにもつれ合っている。
サエは遠慮がちにアカネの肉体に触れた。その弾力は脂肪でも なければ筋肉とも違う。一度触れたら、もう離したくないような、 吸いつく様な魅力を持っていた。 乳首舌先を這わせながら、 「…マゾだったっけ?」 というなり、アカネはサエの乳首を軽く噛んだ。指を差し入れていた ヴァギナが一瞬、きゅんと締まった。 「すごい…敏感なんだね…」 「…ぃやぁ…アカネ…さん…それ以上されたら…」 「…どうなるの?」 強く乳首を指で弾く。また、女性自身は締め付けて、サエはのけぞった。 「…ねぇ…どうなるの…」 「…おかしく…なっちゃぅ…」 「…なって…?」 つづく
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632 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/10/22(日) 00:58:00 ID:d1rNLl0v0 - 何をしたのか理解できなかった。陰行流艶術、『小手返し』。アカネは
陰行流艶術を学んでいない、あくまで彼女が知っているのは陰行流艶遁術。 『お留め』である。しかし度々兄、ユウジロウから攻められるうち、いくつか 基本的なテクニックは覚えてしまっていた。 「っあぁっ!…だめえぇぇっ!そこっ!だめなの…!」 「でもすごい濡れちゃってるよ?」 「…んっ…っ…」 「…まだいっちゃだめ…」 「…いかせて…お願い…いかせて下さい…」 「トオルに随分調教されちゃったんだね…すごい…やらしー…」 「やだ…そんなこと…何で…」 サエは涙を見せたが、それがマゾヒストの感涙であることをアカネは知っていた。 アカネは親指を彼女のクリトリスに、中指と人差し指を内部深くに挿入して、両面 から責めた。この手の形を『カギ手』という。非常に有効なのだが、欠点はかなりの 器用さと修練が必要なことと、何より指がひどく疲れるのだ。 また親指にはそれほど力を入れず、逆に、挿入した二本の指にはある程度の力を 込める必要がある。 つづく
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633 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/10/22(日) 01:08:03 ID:d1rNLl0v0 - やはり修練なしでは厳しいものがあったが、それでもサエは愛液を
ほとばしらせて、絶叫のうちに果てた。 「…霧原…ごめん…霧原…ごめん…」 茫然自失として、突っ伏し、泣きながら呟く彼女を見て、アカネはひどい 自己嫌悪にかられ、彼女を抱き起こして、そのまま抱きしめると涙を 浮かべて何度も謝った。 月に何日か、生理の周期に関係するのだが、山形アカネは異常に性欲が 昂ぶる日がある。それは突然にやってくるのだ。普段は自慰で済ませていた。 しかしよりによって今日は、木下サエという相手と共にいてしまった。 その昂ぶりは抑えることができず、遂に事に及んでしまった。穢れた山形の血で また一人汚してしまったのだ。 しかしサエはアカネを許した。サエにそんなことはなかったが、リョウコや他の友人 から、どうしてもしたくなる日がある、という話は聞いたことがある。 「…女同志だし…浮気ってわけじゃないし…」 「ごめんね…」 つづく
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634 :本当にあった怖い名無し[sage]:2006/10/22(日) 01:18:50 ID:d1rNLl0v0 - あっさりした性格の本領発揮というか、既にサエにとっては、憧れの
アカネの素肌を見、触れられてよかったということと、気持ちよかったと いう点で、謝られるようなことではないという思いに至っていた。 その後二人はいつも通り六時まで勉強をし、今日のことはなかったことに しよう、と言い残してサエは帰宅した。 一方ユウジロウは庭で下半身を血に染めて倒れていた。ジムが休日で 混んでいて、行く当てもなくぶらぶらし、やることもないので家に帰ろうと ドアの前で不穏な空気を感じ、庭から覗いた。 そこにはレズビアンショーが待っていた。早速全裸になりオナニーを 始めたところ、なぜか機嫌の悪かった愛犬ユタカにイチモツをかじられた のだ。 夜になってアカネによって発見され、救急車で運ばれた。 翌週。土曜日。午後一時。まだイチモツのケガが癒えておらず、オナニー 禁止を言い渡されているユウジロウと入れ替わるように木下サエが入ってくる。 普段はバッグから参考書を出すところを、彼女は手錠と、バイブレーターを 出して、潤んだ瞳で言った。 「アカネお姉さま…今日はこれでいぢめて下さい…」 終
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635 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/10/22(日) 01:20:41 ID:d1rNLl0v0 - >>628-630
…おまいら…激しくワラタwww 『オリオンの三連星』と名づけよう(笑)
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637 :作者 ◆gby2MQSCmY [sage]:2006/10/22(日) 01:36:52 ID:d1rNLl0v0 - >>617
一応リクエストとして受け取りました。実際そろそろ書かないととは 思っていたのですが…。ちょっとキャラクター増やしすぎて…。 それぞれのファンの方には申し訳ないと思っております。 また、今回の話、頭で、主役交代の話が出てきますが、まぁベースは 『山形先生とその周囲』です。そこから逸脱することはないので、 ユウジロウが主役といえば主役であることは間違いないです。 ただ、軽子沢調査隊、新聞委員、ケンシロウと色々と立ち上がって いるので、ユウジロウの出番そのものは以前よりは減るだろうと。 そういった意味合いです。御理解頂ければな、と思います。 また全校生徒全員のエピソードを書く、という発言に関しては全くの フィクションです。そんな馬鹿なことはできません。 しかし一度しか出てこなかったキャラクター、生死不詳のキャラクター などはネタの都合で再登場、再利用する確率が前シリーズより高いと 思います。 そういった意味合いでもやはり、ユウジロウの直接の出番は減る、というか 満遍なく描くという意味では、それぞれの出番が減ると言ってもいいかも しれません。 物足りないぞーという方は是非リクエスト下さい。できる限りお応えします。
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