- オカルト真言蔵 暑巻
857 :承仕[sage]:2006/09/22(金) 00:15:30 ID:JVcqrc/AO - 虚空蔵の真言「オンバザラアラタンノウオンソワカ」について
『傳流抄』には三昧耶真言はオンバザラアラタンノウウン。 『澤見』ではオンバザラアラタンノウオンウン。 『保傳澤見』ではオンバザラアラタンノウオンウン。 『小巻』だとオンバザラアラタンノウウン。 この三昧耶真言、正念誦という修法の一番肝心なとこで用います。 興味深いのは『澤見』『保傳澤見』のやつで、吽(ウン)の前にオンがつい てます。これに倣って、オンタラクソワカが付けられたのではなかろうかと。
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861 :承仕[sage]:2006/09/22(金) 00:30:41 ID:JVcqrc/AO - 供養ってのは簡単に言えば接待してもてなすこと。
修法の際には本尊さんを接待するんです。その本尊さんを接待した功徳 を自分だけでなく普く一切の者に廻し向ける。 功徳を自分だけでなく、他にも廻し向けるので廻向なんです。
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862 :承仕[sage]:2006/09/22(金) 00:36:01 ID:JVcqrc/AO - 供え物をするという行為は施しの行、いわゆる布施行をしていることに
なります。施しを受ける側は拒んではならないんです。功徳を積ませな いことになりますから。 「施ししてあげた」と思うのも間違い。「功徳を積ませていただいた」 と思えねばならないわけで。
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866 :承仕[sage]:2006/09/22(金) 00:52:20 ID:JVcqrc/AO - >>864
修法っていうのはインドの客人を接待する形がモデルとなってます。 まず足を洗ってもらい、心地よい音楽を聞いてもらいながら、塗香を使 ってもらって、明かりが灯され、華で飾られて香が焚かれた場で食事し てもらって、最後は口を濯いでさっぱりとして帰っていただく。 六種供養(水・塗香・華・焼香・飲食・燈明)に振鈴をプラスするとこん な感じですかね。
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869 :承仕[sage]:2006/09/22(金) 00:56:39 ID:JVcqrc/AO - 法事などの先祖に対する場合も変わりません。
本尊さんに対して供養し、その功徳を廻向するのが大前提です。
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871 :承仕[sage]:2006/09/22(金) 00:59:41 ID:JVcqrc/AO - >>867
方便を究境としますからw
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873 :承仕[sage]:2006/09/22(金) 01:12:21 ID:JVcqrc/AO - >>870
足を洗ってもらう時と口を濯いでもらう時は真言を唱えます。 その他の時も普供養の真言を唱えます。 まあ確かに至れり尽くせりですね。 流れとしては 足洗う→座具に坐る→音楽→塗香→華→焼香→飯→燈明。 正念誦・散念誦が入ってその後に 塗香→華→焼香→飯→燈明→口濯ぐ。 そして音楽(後鈴)聞きながら気分良く帰ってもらう。
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874 :承仕[sage]:2006/09/22(金) 01:18:26 ID:JVcqrc/AO - 先祖からの功徳を廻向するんではありません。
本尊さんを供養した自分のその功徳を廻向するんです。 葬式の引導作法は伝法灌頂を略したものです。本来は生きてる間に受け るものですが、間に合わずに亡くなったため、追っ付けで灌頂を授けると。 つまり導師の弟子となる訳です。
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877 :承仕[sage]:2006/09/22(金) 01:26:49 ID:JVcqrc/AO - 修法をする際には必ず浄三業・仏部三昧耶・蓮華部三昧耶・金剛部三昧耶・
被甲護身の印明を結びます。 この金剛部三昧耶の時点で即身成仏しちゃいます。 その後に為す作業は悉く仏の作業ということになります。 つまり仏が仏を供養する、おもてなしするという図式です。
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878 :承仕[sage]:2006/09/22(金) 01:30:38 ID:JVcqrc/AO - >>876
伝法灌頂は無理でも結縁灌頂ならいかがでしょうか。 関東なら何年かに一回、護国寺であったような。
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