- 【2020年 大河ドラマ】麒麟がくるpart129
815 :日曜8時の名無しさん[]:2020/09/10(木) 12:49:02.38 ID:DVCpHGy/ - 秀吉の醜悪な姿を告発しているのが
フロイス『日本史』16章の記述である。 フロイスは秀吉が「抜け目なき策略家」であったと指摘した上で次のように述べている。 彼(秀吉)は自らの権力、領地、財産が増して行くにつれ、それとは比べものにならぬほど多くの悪癖と意地悪さを加えて行った。 家臣のみならず外部の者に対しても極度に傲慢で、 嫌われ者でもあり、彼に対して憎悪の念を抱かぬ者はいないほどであった。 この前段においてフロイスは秀吉を「悪魔の手先」と評価した。 この後フロイスは秀吉が人の意見を聞き入れず、常に独断専行であり、誰も彼に意見しなかったことを挙げている。 さらに、秀吉が恩知らずであり最大の功績者を追放したり不名誉に扱ったり恥辱で報いた事実を告発している。 そして次のように秀吉の性質を断言した。 彼(秀吉)は尋常ならぬ野心家であり、 その野望が諸悪の根源となって彼をして、残酷で嫉妬深く不誠実な人物、また欺瞞者、虚言者、横着者たらしめたのである。 彼は日々数々の不義、横暴をほしいままにし、万人を驚愕せしめた。 彼は本心を明かさず偽ることが巧みで悪知恵に長け、人を欺くことに長じているのを自慢としていた。 人間の感性や性質は今も昔もさほど変わらないと思う。 現代社会にも、こうした人物は少なからずいるだろう。 フロイス『日本史』では、秀吉にありとあらゆる罵詈雑言を浴びせ掛けているが、宣教師たちは秀吉の抜け目ない醜悪な性格を鋭く見抜いていたのだ。
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