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日曜8時の名無しさん
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21

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【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
825 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:06:13.53 ID:seXedtQc
幕末大河視聴率歴代3位!
年間平均視聴率23.2%!
最高視聴率29.3%!
超骨太大河「翔ぶが如く」全話ご覧ください!

https://m.youtube.com/playlist?list=PL0b4OCwbGzJExbqYn4jdS90AfaAAHmOcN
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
827 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:09:07.75 ID:seXedtQc
翔ぶが如く最高!
シナリオから配役まで全てが素晴らしい。
この頃の大河は現在と違い骨太でいいですよね。西郷と大久保の二人が若かりし頃から成長していく様が描かれています。こんな切磋琢磨できる友がいるということは、まことに羨ましいことですね。
さてさて、ぜひ皆さん一度ご覧ください。その価値はあると思います。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
828 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:11:04.74 ID:seXedtQc
西田敏行の西郷隆盛、時期ごとに変化していく演技力に目を見張る。
島津斉彬が加山雄三。島津久光が高橋英樹。
加山雄三のイメージと演じられている役とのギャップがありすぎるのかな。
どうも、高橋英樹の方が、歳上に見える。
加山雄三の斉彬が、それらしくなっていくのがいい。
また、久光が「地五郎」(田舎者)と言われるのがいいなぁ。
斉彬は、東京で育った。久光は、鹿児島育ち。
その違いが、歴史の変化の中で、微妙に関わってくる。
西郷隆盛は、斉彬しか主君として、認めなかった。

島津藩の中に存在するお家騒動。おゆらの子供を世継ぎにしたい。
そのために、おゆらは、斉彬を、ひきづり下ろそうとする。
そのような、おゆらのやり方に、同意できない西郷たち。
おゆらが、草笛光子。存在感がある。

西郷隆盛が 西田敏之。大久保利通が 鹿賀丈史。
この二人を主役にしたのは、素晴らしい。
西郷隆盛のおかれた立ち場。
そして、それに嫉妬しながらついていく、利通。

西郷隆盛は『正は邪に勝つ』という。
斉彬は、琉球貿易で儲けているという告発で
父親/斉興を隠居させようとする。大きなバクチである。
父親は、財務担当者に詰め腹を切らせた島津斉彬に追従する
多くの部下達に 切腹を命じる。
そうであるが故に、斉彬は、斉興の隠居をすすめることとして
ついには、藩主になるのである。これを喜ぶ、隆盛と利道。
島津藩のもつ、歴史的な存在。日本の辺境であることでの苦悩。

斉彬のもつ 長期的な視野。日本を世界の中で見ようとする。
積極的に、西郷隆盛をもり立てていく。
西郷をお庭番とする。この配置はおもしろいなぁ。
気軽に話をすることができる。
斉彬は、西郷隆盛に 想いを伝えるのである。
それにしても、西田敏行。
青年の頃、島流しにあった時、2度目の島流し。
復活して、西郷隆盛になった時。徐々に変化して重みを増していく。
演技が達者なのには驚いた。
大久保利通については、今までは 狡猾な奴と思っていたが、
きちんとした 実務家だったことが理解できた。
小松帯刀の影が薄いのは、残念だが。そんなに主役はいらない。

篤姫を 送り込み 将軍家定のヨメにする。
それは、将軍の一橋に譲らせるためにあった。
その当時は、一橋しかなかったのだろうね。
徐々に、変化していく 一橋。ちょっと、しゃべりすぎの感がある。

生麦事件、薩英戦争。その時代の流れがよくわかる。
西郷と坂本龍馬、西郷と勝海舟。
その出会いが、時代を大きく変えていく。
西郷を カネに例えて、ばかで どれくらいの大きさの鐘かわからないと言う。
坂本龍馬は、異質な人間であり、
勝海舟は、幕臣でありながら、幕府を思いっきり批判する。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
829 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:13:50.33 ID:seXedtQc
歴代大河ドラマの中で最高傑作

『翔ぶが如く』は、そのように評価出来る作品だと思います。
原作は、明治時代からスタートする(大河ドラマの第二部にあたる)ためこの第一部は司馬遼太郎の原作にはありません。
そのため、司馬遼太郎の他の作品などで補完して描かれているのがこの第一部(ちなみに第二部でも司馬遼太郎の『歳月』などが使われていて江藤新平などが魅力的に描かれています)。

だからといってこの第一部の魅力が損なわれるものではありません。
司馬遼太郎の他の作品の魅力と相俟って歴代大河ドラマの中でも最高傑作ともいえる輝きを放つ作品になっています。
特に、W主人公として描いたというのが素晴らしいと思います。
西郷隆盛も大久保利通も明治維新には欠くことが出来ない人物であり、それ故にいずれかを主人公にすればもう一方は引き立て役になりかねない。
しかし、この大河ドラマでは二人を主人公にすることによってその危険を見事に回避している。

また、『翔ぶが如く』の素晴らしい点は子ども時代を描かずに青年時代からスタートしていることではないだろうか。
その為、第一話から西田敏行と鹿賀丈史がそれぞれ西郷隆盛と大久保利通役として登場している。
幕末から明治時代はまさに激動の時代であり、ドラマとして幼少期をカットして描いたのは適切な判断だったのではないでしょうか。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
831 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:16:20.10 ID:seXedtQc
なこよかひっとべ!

凄烈。西郷・大久保という理解し辛い二人の巨人を、真正面から描いた大作。
清々しい青春群像劇から始まって、悲劇、喜劇、政治劇と、あらゆる要素がある。
さらに特筆すべきは、人間と、時代との双方を描いたこと。
やはりこれは何よりも歴史劇なのだろう。それも極上の。
司馬遼太郎の原作とは大きく色合いが違うが、これは独立した作品として大いに酔える一品である。
なんといっても蟹江敬三演ずる大山格之助。あとは見るべし。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
832 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:17:45.18 ID:seXedtQc
「翔ぶが如く」第1部は幕末編。
黒船来航より昔,薩摩藩のお家騒動「高崎崩れ」から始まり,若き日の西郷と大久保の政治思想や反骨精神の基礎となったものは何であるかを知ることができる。
そして勝海舟や坂本竜馬らとの出会いにより幕政改革から倒幕へと方針転換していく過程をじっくりと描いている。
少し冗長な感じがしないでもないが,これが明治編への序曲となるのである。まことに歴史とは面白い。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
833 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:20:15.53 ID:seXedtQc
幕末もの最高傑作「翔ぶが如く」

「大河ドラマ」と名はつけど、近年の大河ドラマとは別物と思った方がよい。
たとえば、近年の大河ドラマで定番の「女パート」。そのようなものはない。
しかし、本作品の方に登場する女性に対しては真に愛おしく思い、歴史上重要な役割を持っていたのだと納得させられる。
作り手が「押しつけ」などしなくても、視聴者はそれぞれの感性で感動するのである。

三木のり平が演じる、江戸火消しの親分・新門辰五郎がいい。
西郷隆盛と徳川慶喜の双方に肩入れして狂言回しのような役割を演じる。
この、いかにも人間的に善人である辰五郎が、追放された慶喜に寄り添うことを最後に選択するところなどは、明治維新=正義と考えている視聴者の心に一石を投じるのではないかと思う。
辰五郎と西郷が上野で今生の別れをする場面は、今でも涙が出てくる。

佐野史郎、益岡徹、内藤剛志、緒形直人といった、今や大ベテランである俳優たちが鬼気迫る薩摩志士を演じる。
その迫真の演技は、まるでこの時代の薩摩志士たちの魂が乗り移っているのではないかと錯覚するくらいだ。

「幕末ものって面白いらしいけど、まだ読んだり見たりしたことないんだよね、興味はあるんだけど」という方には、本当にお薦めだ。

これを見ないと人生1つ損しているかもとくらいいえる。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
834 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:22:24.83 ID:seXedtQc
翔ぶが如く

これは今現代、日本が知的な沈没を遂げようとしている今こそ沢山の人に見てほしいドラマだ。
今のテレビドラマのひどいレベルを見ていると、テレビがくだらない媒体として見捨てられてしまうのではないかと不安になる。
テレビはかつて素晴らしいドラマやドキュメンタリーあるいはバラエティを与えてくれた優れた媒体であったのに今やバカにされる存在になり下がってしまっている。

優れたドラマはほかにもたくさんあるが、このドラマは今の日本が忘れ去り、安易に扱おうとしているものがどれほど大切なものであるかを痛感させてくれるのだ。

西田の西郷も鹿賀の演ずる大久保も、人間として時代を駆け抜けてゆく。
その魂がほとばしり、昇華してゆく見事さが画面からあふれんばかりだ。
俳優も演出も映像も、秀逸で物語にぐいぐい引き込まれてゆく。ものすごく面白い。

今の大河ドラマとは違う。昔のほうがよかったというようなセリフは使いたくないが、レベルがちがうのは誰が見てもわかるだろう。

こういうのが、ドラマだ。何も時代劇や歴史ドラマだから迫力があるのではない。そこに「ドラマ」があるやなしかだ。

NHKはBSでこのドラマを一年間放映したらどうだろうか?
放映できない人物が出演しているから難しいかもしれないが、これは見てもらわねばならないドラマだ。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
836 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:26:30.29 ID:seXedtQc
幕末・維新ものの最高のドラマ「翔ぶが如く」

 幕末・維新もののドラマは、テレビ・映画を通じて数多く作られているが、骨太のテーマに正面からぶつかって取り組んだ本作が最高の出来だと思う。
脚本、配役、演出、音楽、すべてにおいて本作を越えるものはない。今後も、これを越えるものは出来ないと思う。

 この秀作を生んだ最大の要因の一つは、西郷隆盛と大久保利通を演じた西田敏行、鹿賀丈史お二人の演技力にあると思う。
平生はもの静かで優しかったが、一旦事あるときの爆発力はすさまじかったと云われる西郷を西田が渾身の演技力で見せる。
そこには、いかにも絣の着物が似合いそうな朴訥で誠実で、とてつもなく心の広い西郷さんがいる。
一方理知的ではあるが、冷酷なまでの決断力と行動力で周囲を引っ張ってゆく政治家大久保を演じた鹿賀の演技もまたすばらしい。

 よく考えてみると、西田、鹿賀お二人とも年齢的に一番いい時期にこのドラマに出演したと思う。
最初の青年時代を演じるには年齢的にぴったりではなかったかもしれないが、そこは溌剌とした演技力で十分カバーしていたと思う。
逆にこの年齢で演じたからこそ、倒幕へと向かうほとばしるエネルギーと貫禄が出せたと思うし、また維新後の両雄対決の迫真の緊張感も出せたと思う。
 主役の二人に限らず、出演の俳優さん達は男女を問わず、いずれも適役で、熱演を見せてくれる。
今どき、これだけの役者さんを揃えるのは、およそ不可能だろう。

 洋行帰りの村田新八が弾く手風琴のメロディーが、西郷軍が最後に城山に立てこもってからの場面で、何度かとても効果的に使われている。
西郷自決の場面の直後、妻のイトが佇む家の前にサーっと舞い上がる一陣の風と、そこに流れる手風琴のメロディー。
一瞬、まるで西郷が妻のもとに帰ってきたかのような錯覚におそわれる。
ちなみに、村田新八の手風琴はドラマでの作り事ではなく、洋行中に習った本当のことと、歴史書に書いてあった。
ついでにもう一つ、彼が田原坂でフロックコートを着て戦ったのも本当とのこと。

 何はともあれ、この大河ドラマは、何度見ても画面から熱気があふれ出してくる。
製作に関わったすべての人々のエネルギーの結晶であると云ってよい。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
837 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:29:27.53 ID:seXedtQc
大河ドラマ最後の傑作「翔ぶが如く」
大河ドラマ史上司馬文学を原作に戴いた作品としては国盗り物語、花神と並んで1、2を競う秀逸な作品である。
原作では弱小日本が維新以後、新生近代国家を目指す中で維新の立役者西郷隆盛と大久保利通の征韓問題での対立を軸に日本最後の内戦、
西南戦争へと導いてしまった根幹は何なのか?を司馬史観で推察していく小説である。
このドラマ化は前半部分を幕末から維新まで描き、後半を前述した維新から西南戦争までと云う構成になっていて私観的には小説よりこのドラマの方が感情移入出来て感動した。
維新の盟友西郷と大久保の若き日の友情を書き維新を成し遂げて以後国家創造の狭間で対立する事を余儀なくされた過程が丹念に描かれているからだ。
西田敏行と鹿賀丈史の西郷と大久保は絶品だ。
近年のおちゃらけムードの大河ドラマにはない骨太の作品である。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
838 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:32:06.36 ID:seXedtQc
「翔ぶが如く」
大河は題材が命

西郷大久保ドラマはこれ以上のものはできないだろう。
俳優のためにも作らない方がいいほどいい作品。
原作脚本力が俳優や演出家を育てる見本だろう。
近年よくいわれるアイドル出身俳優が薄っぺらいドラマの元凶ではない。
すべてをマネするのでなくいいものをマネすることを篤姫や龍馬伝に携わっている者は維新という時代もの通じてを理解しつくすべきで視聴者も目を肥やす義務がある。

だからといって大河は同じ主人公でリメークすべきでない。
群像を基本としているのでこの作品からなら従道や巌、博文など西南以後も生きた人物で維新ものを作って欲しい。

この作品は鹿賀大久保が素晴らしくそれを扶ける岩倉小林の嫌らしい演技が冴える。
W主人公を喰う脇役に注目。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
840 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:35:52.54 ID:seXedtQc
「翔ぶが如く」両雄の孤独

第一部冒頭の、桜島を望む浜を走る吉之助と正助の若さと笑顔があったればこそ、この第二部の西郷と大久保の苦悩をひしひしと感じることができる。
両者が抱え、両者にしか判らない、それぞれを取り巻く無理解と孤独。
遣韓問題を巡る両雄の対立は鳥肌が立つ緊迫感。それだけにそれぞれの寂しさが沁みてくる。
そして岩倉具視、川路利良、村田新八、江藤新平、伊藤博文といった脇役達からも目が離せない。第一部に比して出番が減ったとはいえ島津久光も圧倒的な存在感。

西郷・大久保という二つの巨星と明治初期という時代を描いた大河ドラマ屈指の傑作である。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
842 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:38:09.75 ID:seXedtQc
翔ぶが如く
二人の革命家の最後は・・・

 莫逆の友として明治維新を成し遂げた西郷と大久保。
 その二人がそれぞれに抱く新国家像の在り方の違いが次第に表面化していき,征韓論で一気に対立していく。
 西田敏行が悲壮感あふれる巨大な西郷を,鹿賀丈史が理論家肌の官僚政治家・大久保を,それぞれ見事に演じ切っており,これ以上のハマリ役はない。
 維新の様々な矛盾を一身に背負って散っていく西郷と,後事を託されたにもかかわらず兇徒の刃に倒れてしまう大久保の最後は涙なしには見られず,二人がその人生の最後に思ったのは何であったのだろうと考えていくと興味は尽きない。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
843 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:39:35.67 ID:seXedtQc
翔ぶが如く

西郷隆盛/西田敏行は、『情』の人である。
大久保利通/鹿賀丈史は、『理』の人である。
二人が力を合わせることで、
大きく世の中は動いていくのである。
西郷には、人があつまり、慕われる。
決断力のたくみさと人に任せる寛容さ。
しかし、権威を振り回すことを嫌う。
単なる農民や漁師になりたかった。

明治維新以後の 西郷隆盛が、なぜ 決起しなければ
ならなかったのか?が、やっと理解できた。
このことで、膿が出されて、明治政府が成り立った。
悲しい出来事であるが、超えなければならなかった。
二人をよく 描ききったなぁと 感心することが
できただけでもよかった。

時流を観ること。
時を待つこと。
人を見抜くこと。

時代の流れが早い時期にも、急ぐべきではない。
田中裕子のどっしりしたお母さんぶりが実にいい
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
845 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:41:24.16 ID:seXedtQc
「翔ぶが如く」
西郷役の西田敏行さん、大久保役の鹿賀丈史さんの
好演も光るが、江藤新平が乗り移ったような隆大介さんの
鬼気迫る演技も凄い。
板垣退助役の斉藤洋介さんも面白い。
江藤新平は何故理不尽に斬首されたのか。
江藤新平に西郷が呼応し第二の維新でも成し遂げれば
もっと清廉な国家になっていたのではと感じさせる。
小倉久寛の伊藤博文はミスキャスト、小林稔侍の岩倉具視は脚本がふざけ過ぎ、
西郷いと役の田中裕子も良くない。
もっともつまらないのは有森也実の役どころ。
堤真一との恋愛話などいらなかった。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
846 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:44:17.09 ID:seXedtQc
「翔ぶが如く」
前半も勿論面白いのですが、私は第二部―明治政府篇に興奮しました。 
特に西郷と大久保が対峙する“両雄対決”の回、西南戦争のあたりは感動しました。 
西郷はわりと自分の進退はもう時の流れにまかせきっていて何の迷いもないようでしたが、
いまだ国家として生まれたばかりの日本をしょって立たねばならない大久保の苦衷(同郷の薩摩人からは裏切り者とののしられ、政府内の国家方針もバラバラ)とそれを受けて立つ毅然とした態度には目を見張るものがあり、
それを表現できる演技力が加賀さんには確かにありました。 
さらに西郷と征韓論でもめる前に、自分の息子たちに遺した手紙の内容は見事なもので、男ならこう生きたいものだなーと、当時しみじみ感動したことをよく覚えています。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
847 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:46:42.27 ID:seXedtQc
「翔ぶが如く」
黒船来航より15年で討幕、25年で士族崩壊、40年でアジア秩序破壊、50年で白人絶対思想否定を誰が想像できただろう。
時代の流れを¨天¨という1文字で語るには西郷一族や薩摩人にとっては残酷すぎる。
事実かどうかは別として村田新八がいいアクセントに。
洋装のまま戦いはじめ、西洋楽器を焼いて最期の一戦にむかうもシルクハットは脱がないところににくい演出がある。
死に場所を見出だせても、生への執着を表情や台詞、アップに頼らない演出を現代の大河には見られないのは残念。
篠原国幹役の役者が薩摩方言指導したり、おニャン子でも薩摩出身の国生さゆりを使うやり方は理にかなっていて(映像というモノづくりにおいて)是非してほしい。
最後にアカデミー賞審査役員だったら誰を助演男優に選ぶ?蟹江か高橋、小林に益岡・・・きめかねるからいいドラマであるとも言える。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
848 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:48:46.02 ID:seXedtQc
「翔ぶが如く」
西南戦争を描いたドラマはあるのですが、
おそらく西郷だけでなく、大久保利通を描いたドラマとしては唯一かな?

政治家としては余りにも人間的には優しい西郷と大久保。
西郷は不平士族の若者を放っておけず(そして日本政府安定の為)、下野し、
大久保は日本の近代国家化を目指すべく、あえて悪名をかぶってまで
国家の安定の為に働き続ける。
古い日本を滅ぼす覚悟の西郷の意を、おそらくは汲んで、大久保は西南戦争を鎮圧する。
どちらが正しい生き方とは、作品中では語られません。
それゆえに最終回の結末まで見終わったとき、
ずしりと重い宿題を視聴者は負わされる感覚を得ます。

西郷も大久保も非常に魅力的に描かれている。
厳しい政治家でありながら、家では良き夫であり良き父。
さらには同僚に対する優しさや思いやり。
公私の区別ををつける良い男なんだな〜。
西田敏行さんと鹿賀丈史さん、こりゃ一世一代の名演技ですわ、感動!!

今、見直すと本当に大久保さんは辛かったんだな、哀しかったんだな。
最後に大久保さんが見た風景が、
二度と還らぬと心に決めた薩摩の海と青い空。
若かりしころの西郷と駆けていった記憶―。

二人死ぬときに見た風景は同じだった。
そこに全てが集約されているようで、涙が止まりませんでした。

老若男女、出番の少ない脇役も非常に魅力的に描かれている。
(特に西南戦争の反乱士族の若者たちの最後は泣けました)

明治初期を描いた作品では一番の傑作。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
850 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:51:55.43 ID:seXedtQc
原作は、故司馬遼太郎の『翔ぶが如く』である。
原作は、明治時代から開始するため明治維新までを描いた第一部は他の司馬遼太郎作品によって補完されながら描かれている。
しかし、それが他の司馬遼太郎作品の魅力と相俟ってこの作品が歴代大河ドラマの中でも最高傑作といっても過言ではないドラマに仕上がった理由ではないだろうか。

西郷隆盛役の西田敏行
大久保利通役の鹿賀丈史
江藤新平役の隆大介
など……

いずれも一度みたら忘れることができない魅力的な役者ばかりだ。
江藤新平役の隆大介はまさに江藤新平が乗り移ったかのような鬼気迫る演技でみるものを圧倒する。
出演は第二部からであり、第1話から第13話の「佐賀の乱」までのわずか12話にすぎない(第2話には登場しないため出演回は全12話になる)。
しかし、そのわずか12話で間違いなく視聴者の記憶に残る江藤新平を演じたのではないだろうか。
また、大久保利通役の鹿賀丈史も最後まで魅力的な大久保利通役を演じきっていた。
特に、海外に行って髭を伸ばしてからの風格がいかにも絶対的権力者のそれを示していて素晴らしかった。
髭を伸ばすまでは胃弱の大久保一蔵の延長でしかなかったが、海外から髭を伸ばして帰ってきた時には明治の最高権力者の姿がそこにはあった。
西郷隆盛役の西田敏行の演技も素晴らしかったといえる。
最後まで「情」の人として私学校の仲間たちを守るために自らの命を託していく姿はまさに歴史上の西郷隆盛そのものだったのではないだろうか。

西郷隆盛は、明治10年(1877年)西南戦争最後の戦いである城山の戦いで敗れて命を落とした。
士族の特権を剥奪するなどの急激な明治新政府のやり方についていけなかった人々の不満と明治維新の矛盾を一身に背負って死んでいったのだ。

西南戦争には最初から最後まで展望はなかった。
そもそも、西郷隆盛自身が積極的に戦いを仕掛けたものではない。あくまでも、私学校の仲間を守るために士族の不満を抱えて戦いの渦中に巻き込まれていったのだ。
歴史にイフはないが、仮に西郷隆盛や江藤新平による第二の維新が成功して改革が進んでいったらどうなっていたのだろうか。興味は尽きない。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
854 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:54:58.38 ID:seXedtQc
「翔ぶが如く」
素晴らしい作品です。司馬遼太郎先生の原作で「翔ぶが如く」の他、「竜馬がゆく」「最後の将軍」をおりまぜて描かれます。
方言も多用され薩摩隼人の気概も感じることができます。
この作品は西郷隆盛を主人公とするだけでなく大久保利通との友情物語として描かれており、特に征韓論での二人の対決は、今の国会が二分して外交問題を話し合うことを想定すれば、セリフの一言一言に凄味があります。
また、西南戦争に至る過程が痛々しく涙なくして見られない。
西田敏行の演技もさることながら鹿賀丈史の演技が素晴らしい。
原作では途中までしか描かれてなかった芦名千絵という人物でしたが、本作で感動のラストへと至る重要人物として描かれ見事です。
西郷隆盛は政治家であり軍人であるが、敬天愛人に辿り着いた哲学者・思想家という言葉がふさわしいでしょう。
士族とともに逝った西郷は真の意味で明治維新を成し遂げたといえるでしょう。
まったく大きな謎の多い人物ですが、それだけにとんでもない魅力を感じてしまいます。
鹿児島に行ったときは、南洲神社に並ぶ西郷を囲むように祀られているラストサムライ薩摩隼人たちに手を合せました。
こうして日本が近代国家の道を歩んできたのかと思い、作品をご覧ください。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
855 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 13:58:46.08 ID:seXedtQc
「翔ぶが如く」
この作品はまさしく幕末から明治維新にかけての「時代」が主役になっています。
ちなみに50話近いドラマを個人を主役にして乗り切るのは信長、秀吉、家康クラスでないとつらい。
最近の大河がつまらないのは、主役の人生を無理やり1年かけて描こうとするせいだと思っております。
(真田幸村や平清盛は半年くらいがちょうど良い)
そこで本作ですが、これまでの幕末ものでは何故か 西郷はドンと構えた英雄、大久保は奸智に長けた策士というステレオタイプな設定ばかりでしたが、
ここでは坂本竜馬や高杉晋作のように等身大の人物として実に魅力的に描かれてます。
(特に鹿賀・大久保は絶品!)この2人が大きな「時代」の流れの中で夢を見、成長し、そして散っていくドラマを、全編だれる事無く見事に見せてくれています。
特に後半、明治時代のパートは非常に興味深く鑑賞しました。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
856 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 14:00:37.88 ID:seXedtQc
翔ぶが如く
この大河ドラマは、私が今まで見てきた大河ドラマで一番感動したものだった。
キャストが素晴しかったこともあるけれども(特に鹿賀丈史さんの大久保翁は素晴しかった!)、
この個性のキッツイ時代を生きた人物を、個性バリバリの俳優が演じているところが魅力だったと思う。
そして原作の司馬さんが言わんとしていた、「西郷と大久保は時代が変わって天敵になったのではない」といったメッセージが、ちゃんと伝えられていると思います。
最後、大久保翁暗殺のシーンは涙なくしては見られません。
幕末・明治維新というと、男性ばかりが目立つところがありますが、女性もしっかり描かれていて、好感が持てました。
西郷の妻や大久保翁のとても面白い、機転のきく奥方、そして彼女たちの悲しみ。
同じ女性として、もし波乱の人生を送る夫を持つことになったら、こんな風に生きれるだろうか、とよく思ったものです。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
857 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 14:02:28.91 ID:seXedtQc
「翔ぶが如く」
 原作は、司馬遼太郎。僕は、これを高校時代に読んだのですが、いっきに読んだというのが実感です。
それほど、面白く飽きませんでした。幕府崩壊から維新まで、そして維新から西南戦争まで。
歴史と言うには、まだ浅すぎるという感じですが、これをよくひとつの歴史小説としてまとめられていました。
 ドラマは、また一層面白かったですね。
西郷の西田と大久保の鹿賀。
どちらも、ドラマを超えた迫力がありました。
小説というにはもったいないほど、歴史資料に裏付けられた物語で、歴史の勉強も兼ねてみる事ができます。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
858 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 14:08:50.99 ID:seXedtQc
翔ぶが如く
とにかく面白かったのです。
最高傑作です。

最近の大河ドラマは、もう全然ダメなのです。

基本的には、大久保利通(鹿賀丈史)と西郷隆盛(西田敏行)という
二人の関係を軸として話が進みます。

これがよい。
大河ドラマは、
一人の人生を幼少期から死んでいくまでを描くということが一般的なのですが、
後半になればなるほど退屈極まりない。

武田信玄も、春日局も、後半になればなるほど、
クライマックスから離れていくようでした。

薩摩藩の下級武士である彼らは、大きな夢を持ち、活気に満ちた若者たちでした。
冗談を言ったり、
遊んだりするような楽しい仲間という地点から物語はスタートします。
二人はとても仲良かったのです。
それが幕末の激動の中、気が付けば、明治維新。

同じ薩摩藩出身でありながら、一方は明治政府、一方は反乱軍という形で
対立するのですから、すごい話です。

こうした歴史的な事実をドラマ化するのですから、
どんなに手抜きで作ったとしても、感動的で起伏に富んだ物語になるはずです。
このドラマは、それをさらに素晴らしい作品として仕上げているように思えました。

最近のドラマは、テーマだけで話題になるように、
ひねったテーマを選ぶ傾向があります。

徳川家康ではなく、江、
源頼朝ではなく、平清盛、
吉田松陰の妹、
井伊直政ではなく、直虎、
そのような主人公で11月12月がぐっと面白くなるとは思えないのです。
保元平治の乱がクライマックスになるのに、
これから、どうやって盛り上げるのでしょう?

リアリティのある配役でした。

写真や肖像画を最優先しています。
本当にあんな感じだったのではないかと思います。
有名なアイドルを出すというのではなく、
実力ある若手の役者を多く出しているように思えます。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
860 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 14:18:27.65 ID:seXedtQc
視聴者は、歴史の変遷や結末を知っています。
歴史をなぞるだけであれば、決して面白くなかったはずです。
「翔ぶが如く」が感動的なのは、人々が、懸命に生きているということが分かるからです。
大きな社会的制度的な変遷の間で、その流れの先を行く者、流を作るもの、それに巻き込まれていくもの、置いて行かれる者、先が見えて手を打つことができる者、先を見誤り命を落としてしまう者、
それらが全て、大きな音を立てて流れていくようでした。

とにかくかーっとなって暴れてしまう有村俊斎(佐野史郎)、
蜂起を急いでしまい、同じ薩摩藩士にとどまるように説得される有馬新七(内藤剛志)、
若者の心境もよく分かるのです。
一歩ひいて冷静に世の中を見つめることができるのは大山綱良(蟹江敬三)、
いろんな立場や人生があるので、なかなかうまくまとまらないのです。
坂本竜馬(佐藤浩市)や岩倉具視(小林稔侍)らの倒幕を進めるあたりの戦略的な動きがとてもよい。
彼らは既に幕府に任せていれば欧米列強によって侵略されると予測します。
特に岩倉具視の暗躍しながら、表向きはふにゃふにゃしながら、時には鋭い眼差しで睨みつけながら、歴史をひっぱっていく姿は、印象的です。
徳川慶喜(三田村邦彦) の大政奉還のあたりは、まるで頭脳戦のようでカッコいい。
江戸火消の新門辰五郎(三木のり平)あたりの庶民がきちんと描かれているのもいい。
山内容堂や島津久光(高橋英樹)は、
古い感覚を持ちながら、
いわば時代の流れを読み取れない者という描き方をしています。
愚かな判断、見通しを誤った者というのをたんなる愚か者として描くのではなく、
それはそれで力強く信念を貫き通して生きているように描くのです。
「彼の心境も分からないではない」と視聴者に思わせるように描くのです。
島津久光は、ほどよいズレ加減で、ちんぷんかんぷんなことをするのですが、
少なくとも世界のことよりも薩摩藩のことを愛している
ということは十分に伝わります。
彼があれだけとんちんかんだったからこそ、
部下たちが上司をうまく操り、活発に奔走できた、というふうに見えてきます。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
861 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 14:19:10.19 ID:seXedtQc
明治維新後の政治内部のごたごたも、非常によく描かれています。
欧米視察組と、日本に残る組との葛藤は、よく分かります。
板垣退助(斉藤洋介)や江藤新平(隆大介)のような、
薩長から距離を置かれていく土肥の人々の心境や葛藤もよく描かれています。
西郷と大久保は、ドラマの前半では、多くのことを熱く語っていましたが、
後半になるにつれて無口になっていきます。
「いろんなことを思っているにもかかわらず、寡黙にならざるをえないんだな」
と思わせるようなそういう雰囲気がありました。
佐賀の乱と西南戦争は、ドラマのクライマックスです。
人々は事実よりも印象や噂で動いてしまう、
不満を持った人々は、陰謀論を持つようになる、自分の辛い気持ちを外に向けて処理しようとする、そして戦争になり、多くの人々が死んでいく。
そんな教訓は、このドラマから十分に得られます。
村岡新八(益岡徹)や桐野利秋(杉本哲太)たちの最後の戦いは壮絶です。
城山に集まる若者たちは、異様なまでに明るく、まるで子どものようです。
全ての人物が自分の信念で真剣に生きているのです。
その結果、多くの若者が死んでいくのです。
武士として生まれ武士として生きようとしてきたにもかかわらず、
維新で一変してしまい、最後には大砲や機関銃で殺されてしまうのです。
政府の側の人間も、誰一人として喜んでいません。
古い時代の古い価値観に縛られ、
自分を慕ってくれる若者たちに囲まれて死んでいく西郷、
使命感を持って新しい時代を切り開き、
全てに対して疑心暗鬼になりながら暗殺者の前に倒れる大久保、
その対照的な姿を、
余計なBGMやお涙シーンを殆ど排除して淡々と描いていく。
とてもいいです。
西郷隆盛の妻いと(田中裕子)は、
最初に登場した時には本当におてんば娘として描かれていました。
それが後半になるにつれて力強い母、それでいて深みがあって愛がある
という立派な女性として描かれていました。
最後の最後に芦名千絵(有森也実)が出産するというシーンがあります。
いとは「急いで生まれてきて急いで死んだら意味がない」
というようなことを言います。
さらりとしたシーンでしたが、素晴らしいシーンです。
ドラマの99%は戦って死んでいく男たち、
使命のために命を落としてもいいと思う男たちを描いているので、
最後の最後のこのシーンでは、生命の誕生と女性を描いているのです。
だからといって「戦争反対」とか「男女平等」
みたいな主義主張があるわけではないのです。
いろんなものを描くこと。
それによって深まりが出てくるのです。
汚いものをずっと見た後に美しい花を見ると感動するのと同じです。
激しいものを描くためには、その直前の静寂を描かなければならないのです。
薩摩の方言を出来るだけ再現しようとしたあたりも素晴らしい。
本当にうまくいっていたのは最初の田舎武士の頃だけです。
明治維新を成功させて、歴史の表舞台に出れば出るほどうまくいかなくなります。
それでも、何度も努力し、それが全てうまくいかない、
まさに歴史とはそういうものだと思わせるだけの十分な説得力がありました。
【*】西郷どんの視聴率を語るスレpart21
863 :日曜8時の名無しさん[sage]:2018/11/22(木) 14:29:21.02 ID:seXedtQc
大河ドラマ「翔ぶが如く」
チャンネル銀河
11月26日 放送開始
https://www.ch-ginga.jp/sp/feature/tobugagotoku/


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