- 【第三十回】太平記 part.30『悲劇の皇子』©2ch.net
647 :日曜8時の名無しさん[]:2017/03/21(火) 21:22:04.80 ID:P2QloINs - >>641
(登子) 殿…判官殿が罷り越されました… (尊氏)…んん…おぉ…待っておったのじゃ… (道誉) うたた寝は…身体に毒ではござらぬか…? (尊氏) 寝てはおらぬ…!庭を眺めておったのじゃ…。義詮は…一緒ではなかったのか? (道誉) …若狭で、所領の揉め事があってな…その裁きが忙しい故、今日は遅れるやもしれぬと仰せであった。 いや…若殿はよくお務めじゃ…! (登子) 秋には子が生まれる故、頑張らねばと…今朝も張り切っておりました… (尊氏) あれは儂に似ず、気短じゃ。父上の初孫故、元服の名を考えろと急き立てるのじゃ。ふっ…まだ見ぬ孫の、元服と来たものじゃ…! (道誉) ほお〜…で、どうなされた? (尊氏) 仕方がない、名を付けた。 (登子) 何とお付けになりました? (尊氏) …義満。義詮の「義」、思いが満の「満」、満願叶うの「満」じゃ…義満。 (道誉) おぉ…これは良い名じゃ。天下が満ちる名じゃ。 それは、義詮殿より立派な御方に成るやもしれませぬぞ…? (尊氏) そう思うか? (道誉) うむ…行く末、義詮殿から義満殿へ寝返り致そうよ…! (尊氏) …この、卑怯者! (道誉) アッハッハッハッ…!
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650 :日曜8時の名無しさん[]:2017/03/21(火) 22:25:49.75 ID:P2QloINs - 不破の関での高氏と判官殿のやりとりと、
最終回の>>647から始まるシーンは、ほぼ台詞を覚えてしまったくらいにお気に入りなのです。(;^_^A
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651 :日曜8時の名無しさん[]:2017/03/21(火) 22:51:11.42 ID:P2QloINs - (尊氏)
今となっては…敵も味方もない。のぅ…判官殿。 皆…同じじゃ。 皆…共にこの世を生きたのじゃ…共に生きたのじゃ…
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