- 【2012年大河ドラマ】平清盛 Part172©2ch.net
277 :日曜8時の名無しさん[]:2015/03/11(水) 00:23:03.82 ID:n+dZMmEU - それと忘れてならないのは、何といってもマスコミのネガキャン。それにエサを与えた現播磨守は大罪人。
八重にしても花燃ゆにしてもそうだが、低視聴率が出るやいなや、即マスコミとネット(2ちゃんが代表格) の餌食となる時代だ。 現に例によって芸能板にスレが立ち、清盛と関連させての盛大な花燃ゆバッシングが始まっている(何度も言うように 運営自身が関わっている)。 バッシングが始まると、内容の吟味など二の次で、作り手たちの営為に対していとも簡単に駄作のレッテルが貼られ、 いったん押されたスティグマを消すことは甚だ困難なこととなってしまう。 視聴者は当然のように「あ、あの低視聴率の大河ね、さぞかしつまらいんでしょ」と反応し始め、かくして作品は 視聴率デフレスパイラルへと突入していく。 篤姫のように、当初のネガキャン(本放送は見なかったが、著名週刊誌上で「まるで女中のような主人公」と disられているのを読んだ)を跳ね除け日曜8時の善男善女を魅了するパワーは、残念ながら清盛にはなかった。
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279 :日曜8時の名無しさん[sage]:2015/03/11(水) 00:41:43.46 ID:n+dZMmEU - えっそうなの?
中庸とはおよそかけ離れた強烈なインパクトの連続に自分は魅了されたし、 嫌う人々の抵抗も凄まじかったと理解しているのだが。 まあ、どう受け止めたかは人それぞれだけどね。
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61 :日曜8時の名無しさん[]:2015/03/11(水) 10:00:17.92 ID:n+dZMmEU - ●あのなあ、母が白拍子で帝位につく可能性なんてゼロもゼロ。
清盛が帝位を狙うとか後白河がけしかけるとか荒唐無稽なとんでもファンタジーを思いつく バカな脚本家はおそらくいない。 ちなみに、落胤設定についての新平家との比較。どちらが意味深く展開されたかは論するまでもない。 ↓ 【新平家物語】は ・白河は真の父以上の存在ではない(立派すぎる後白河を演じた滝沢の二役) ・育ての父忠盛は昭和の時代のうだつが上がらない貧乏サラリーマンのよう ・清盛の苦悩は父が誰かをめぐる一般的なものにとどまった ・出世の秘密以上にその後の展開で白河という存在が意味をもつことはなかった 【平清盛】は ・専制君主白河は清盛の前に立ちはだかる巨大な壁 ・経済力・軍事力により王家に奉仕する忠盛は日の出の勢いで躍進中 清盛にとって到達目標となった偉大な「父」であった ・2人の父をめぐる葛藤は治天の君(最高権力者)と最有力武家の棟梁との間を揺れ動く という東西古今稀なる特殊な形をとった〜父が誰かの苦しみ以上に武士としてのアイデンティティ をいかに確立するかが問題 ・自意識では克服したはずの白河のもののけの血はその後幾度も清盛の人生に対して プラスにもマイナスにも決定的な影響ないし作用をを与え続けた(内なる白河) ●男色を単なる性風俗とせず、院政期特有の政治文化として意味づけたことはまさに画期的な創作 (相手を家盛に変更、肉体的レイプ&精神的リンチによる彼の死へとつなげた。もうさんざん既出) ●常盤を好き者清盛が妾にした、などという描写ではぜんぜんない。勝者かつ武家の王者が 子を抱える敗者の妻という社会的弱者の生存保障を図ったのであり、いわば義務論的アプローチ。 それゆえ、苦渋の表情の時子も理解を示した。だいたいエピが下手とかいう例で取り出すほどのシーンかいな。 諸説あったら、そのうちの一説を採用して何がおかしいのだ。 ほんと何見てたんだ爺さん!>>58 >>59にもちゃんと応接してくれよ!出かけるからヨロシク。
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63 :日曜8時の名無しさん[]:2015/03/11(水) 19:48:31.91 ID:n+dZMmEU - なんでお爺さん問いに答えないの?いや漫画に詳しいらしいことからして、2ちゃん最大派閥、
まるで北の将軍、独眼竜マンセー、トンチンカンのボスことリテラシーバー一味なのか? 青年清盛と海賊との青春ドラマパートは、大河であるまじき軽薄パートなのか? 大河に青春ドラマ編はあってはならないのか?おまけに海賊討伐がもった重大な意義は、 その後、徹底的に兎丸というオリキャラを用いて描かれた(この意味で歴史を担ったオリキャラ)。 昔は良かった大河に頻出の脱線恋バナ、あるいはご都合主義的オリキャラとは次元が異なる。 芸術は極端に言うと剽窃の歴史であるというのは、プラトンの芸術論からアウエルバッハのミメーシス論 に至るまで共通認識となっている。先人が積み上げた歴史をレプレゼンテーションしつつ一歩掉さす、 それがクリエーターの仕事だ。卑近な例をとれば、バッハ最高傑作といってよい「ロ短調ミサ」の ほとんどの主題・旋律は、ルター派由来の讃美歌等のパクリであることは周知の事実である。 要はそこからどれだけインスピレーションを受けて創造の灯とするかだ。 海賊討伐については、その原因について朝廷議定における激烈討論の形で紹介され(信西vs摂関家)、 合わせて現に征討使に派遣されて意気揚々の平氏と、登用されず無念の落魄源氏を対比させた (義朝は源氏再興を図るべく東国修行に出る)。海賊回は、こうした歴史過程をきちんと描いた上での、 金をかけた序盤のスペクタルだった(私見は費用対効果の点では残念回)。 それがたとえなんとかという漫画のパクリであっても(その漫画を知らない人間にとっては何の意味ももたない)、 大河清盛における海賊討伐の「創造性」が失われることはないのである。 不信を抱いた頼朝が清盛の何をリスペクトしたのか知りたかったら、鳥羽エア回まで遡って考察するこった。 ところでお爺さん、言いたくないけど、自分の読解力のなさに唖然としないの??? いちいちお答えする機会を与えられることは、清盛の真価を世間に伝達し、アンチたちによる 頓珍漢の言説を晒す良い機会となるためむしろありがたいのだけど、いい加減疲れますわ。。。 何か反応があったら次は深夜ね。
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66 :日曜8時の名無しさん[]:2015/03/11(水) 23:29:38.10 ID:n+dZMmEU - >歴史ドラマに挿入される重要なエピソードは、現実にどこかで起こった「事件」をモデルやヒントにすべきだと思う。
一坂氏の最新批評。まるで的外れな清盛評及び官兵衛評を垂れ流し続けた、ドラマ批評能力皆無の渡辺大門氏 と比べて、辛辣ながら遥かに真摯にしてためになる批評を連載している。 海賊回とそこから生まれた兎丸は、まさに「現実にどこかで起こった事件をモデルやヒント」にしたものだった。 いっぽう、残念なことに、松陰先生たちの熱い議論からは、リアルに進行中の日本の危機は伝わってこない。 背景となる歴史をほとんど描かないため、若者たちが何に熱くなり、志を滾らしているのかさっぱりわからない。 海賊跋扈の状況と原因、それに対する朝廷の対応、実践部隊たる源平の動向を、簡潔的確にまとめた大河清盛と、 おにぎりで結ばれた松下村塾青春物語を、同一レベルの「漫画」と評する漫画脳に呆れるのである (花燃ゆは、大河であることを脇に置けば、決して悪い出来ではない)。
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