- 八重の桜が失敗した理由は?
648 :日曜8時の名無しさん[sage]:2013/07/04(木) 11:30:34.12 ID:On8GJwPM - そういった権力亡者を倒し世の中を変えるために高杉や龍馬たちは力を合わせて戦ったんだよなー、かっけえー
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- . 【】決着【】大河民の幕末史【】真実【】 .
533 :日曜8時の名無しさん[sage]:2013/07/04(木) 11:53:30.38 ID:On8GJwPM - 薩長同盟ぜよ!H
戸を叩く激しい音に三吉が刀を構える すぐに戸の向こうから声が聞こえた 龍「うちどす!開けとくれやす!」 登勢「お龍ちゃん!?」 登勢が戸を開けると、龍が1人の侍を連れて中に入ってきた 龍馬「お龍どの!」 龍「吉井さん、この御方が坂本龍馬さんどす」 吉井「薩摩藩の吉井幸輔ち申しもす」 龍馬「薩摩…!?」 吉井「西郷さあと木戸さあは藩邸を出て小松帯刀さあの屋敷に移られもした」 龍馬「えっ…?」 吉井「こん おごじょ(おなご)が坂本さあがここにおられるち知らせてくれたとごわす」 「小松さあの屋敷まであたいがご案内致しもす!」 三吉と吉井は互いに うん! と頷き寺田屋裏口の様子を見に行く 龍馬「おまん…なんちゅう危ないことを…」 龍「土佐のお侍さんが新撰組に見つかったと聞きました。どうか、お気をつけておくれやす」 調理場にある握り飯を笹の皮で包み、龍馬に手渡す龍。龍馬の手を握りながら呟く 「うちは……うちは…ずっと坂本さんの役に立ちたい」 「これでおしまいなんて嫌どす!お役目が終わったら必ずここに戻ってきておくれやす」 龍馬「…わかった」「もんて(戻って)くるき」 そう応えた龍馬は握り飯を懐に忍ばせ登勢に一礼し、三吉、吉井と共に寺田屋を出た
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534 :日曜8時の名無しさん[sage]:2013/07/04(木) 12:14:52.01 ID:On8GJwPM - 薩長同盟ぜよ!I
【その頃、会津藩邸では新撰組の近藤が家老たちに警備についての意見を申し出に来ていた】 近藤「申し上げます!薩長の間に立って悪事を企てる土佐の脱藩浪士は、坂本龍馬にございます!」 会津藩士A「さがもど(坂本)龍馬!?」 近藤「はっ」 会津藩士B「なんでそう言い切れんだ!」 近藤「坂本龍馬には底知れぬ図太さがあるからにございます」 京都守護職 会津藩藩主の松平容保が口を開く すぐさま藩士たちは容保の方を向き平伏する 容保「見廻組に言うて、その坂本某を探させろ」 会津藩士C「はっ!」 近藤「おそれながら坂本は、伏見の寺田屋を定宿としております」 容保「寺田屋…?」 近藤「ご命じ頂ければ私ども…」 会津藩士B「分をわきまえて言いなし!近藤!ぬしゃさっさど帰れ」 近藤「…!!」 【一方、小松の屋敷に向かった龍馬たちは】 龍馬「ちっくと待ってつかあさい吉井さん!わしは新撰組の屯所に行ってくるき」 吉井「は?」 龍馬「わしに間違えられて捕まった土佐の侍を放っちょくわけにはいかんき!」 三吉「何を言うちょるんじゃ!木戸様と西郷が待っちょるんど。日本を守るんじゃろ坂本さんは」 龍馬「すんぐに…戻るき!」 三吉「すまん吉井どの!ここで待っちょってくれ」 走り出す龍馬 追いかける三吉
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535 :日曜8時の名無しさん[sage]:2013/07/04(木) 12:32:36.54 ID:On8GJwPM - 薩長同盟ぜよ!J
新撰組の屯所の外には1人の侍が放り出され倒れていた 駆け寄る龍馬と三吉。引きずるように男を物陰まで連れて行き話しかける 三吉「大丈夫か」 龍馬「おまん…大丈夫かえ」 「弥太郎ではないかえ!おま……どういて…」 弥太郎「…りょう…ま…。龍馬〜…」 「わしは京にきた途端…新撰組に捕まって…うううう〜…」(T_T) 龍馬「わ…わかった!静かにしいや」 三吉「坂本さん、この方はわしが寺田屋に運んぢょきます」 「先に行ってつかあさい」龍馬「けんど…」 三吉「はよう!」 龍馬「はい」 再び小松の屋敷へ走り出す龍馬 … 龍馬を待つ吉井のもとには更に2人の薩摩藩士が合流していた 吉井「坂本さあ!」 龍馬「お待たせして申し訳ない…!」 「行くぜよ」 吉井「さあ!行きもんそ!」
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536 :日曜8時の名無しさん[sage]:2013/07/04(木) 12:51:41.28 ID:On8GJwPM - 薩長同盟ぜよ!K
龍馬たちが小松の屋敷近くまで来ていた頃、薩摩藩邸付近からは怒号と悲鳴が飛び交っていた 見廻組「少々手荒でもかまわん!くまなく探せ!」 町人「きゃー、何すんのや」 家を蹴り壊し女人にも手をあげる見廻組 見廻組「怪しい者や刃向かう者は全て捕らえるのじゃ!わははは」 しかし龍馬の姿は見つからず 【小松帯刀邸】 ドンドンドンドン(戸を叩く音) 薩摩藩士「来やったか!?」 吉井「…はあ…はあ…」 息切れしながら静かに頷く吉井 薩摩藩士A「そうかあ!!」 「木戸さあ!坂本さあがおじゃした」 薩摩藩士B「西郷さあ!坂本さあがおじゃした」 立ち上がり玄関まで駆ける木戸 ふう…と息をはき玄関まで来る西郷 ドンドン(再び戸を叩く音) 「はよ開けえ」 戸が開くと息切れしながら龍馬が現れ、木戸のもとへ駆け寄る 龍馬「か…桂さん…」 木戸「待っちょったぞ坂本くん!」 龍馬「遅れてしもうて…申し訳…ありませんき…!」 木戸「……!!!」 勢いよく首を横にふる木戸 西郷「無事でよしごわした!」 そのまま西郷のもとに駆け寄り挨拶する龍馬 龍馬「お待たせしました!」
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