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日曜8時の名無しさん
こんな天地人が見たかった!4

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こんな天地人が見たかった!4
296 :日曜8時の名無しさん[sage]:2013/05/22(水) 23:04:05.85 ID:21BaRCVv
第四十一話「関白殿下」(37)

「天正四年二月、将軍義昭さまが、備後・鞆に動座された。
信玄公が三方ケ原で大勝したことを伝え聞いて、
明日にも武田が上洛すると思い込んで挙兵したものの、
信長公の大軍の前に降伏し、京を追放され、
頼みの浅井・朝倉は滅ぼされ、
仕方なく毛利を頼って来られたのじゃ」
将軍様は、応仁の乱より後は、みな流浪する宿命じゃな。

「正直にいえば、迷惑じゃった。
毛利と信長公の関係は良好じゃったからな。
備後・鞆は、足利尊氏公が新田追討の院宣を受けた地で、
大内様に擁されて上洛を果たした十代将軍様も逗留した
という足利家にとって縁起のよい土地なのじゃ」
「義昭さまは、やる気満々というわけでございまするか」
兼続の酌を受ける隆景。
「よろしく頼むと、使者が来たので、
わしが献上品を携えて将軍様にお目にかかった。
すると、将軍様は、それがしに両手をついて平伏された。
征夷大将軍・武門の棟梁が、わしに平伏されたのじゃ。
わしは、感激のあまり、泪を流した」
感激するじゃろうな。そうじゃろうて。
こんな天地人が見たかった!4
297 :日曜8時の名無しさん[sage]:2013/05/22(水) 23:41:05.56 ID:21BaRCVv
第四十一話「関白殿下」(38)

「将軍様は、本願寺・三好・毛利・上杉による信長包囲網を構想され、
われらにも与力するよう、熱心にかき口説かれた。
前年長篠の戦いで、武田を打ち破り、東の脅威から解放された織田は
必ず西に攻めてくる。現に、明智が丹波に攻め込んでおる。
わしに、与力せよというお話じゃった」

「将軍様は、どのようなお人なのでございまするか」
景勝が聞く。
「この間、聚楽第に伺候した時にお目にかかったが、
かわらずお元気そうじゃったなあ」
輝元、のんびりと話す。

「将軍様は、誇り高いお人じゃ。
それに、なかなか外交もうまいお人じゃ。
信玄公、謙信公が、病に倒れることが無ければ、
信長公を討ち果たすことも可能じゃったろうて」
隆景、少し沈黙する。
「何度、敗れても、屈せず、
信長包囲網を再構築せんとした将軍様の原動力は何でございましょう」
兼続が訊く。
「将軍様は、信長公を憎んでおられたな。
松永より悪辣じゃというておられた」
十三代将軍義輝さまを弑逆した松永より悪いというのか。


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