疾患に関わらず、高齢者の場合は、元の状態に戻れる可能性は少ないのです。それどころか、その後の後遺症はかなり大きいようです。 人工呼吸器管理から生存した高齢者を評価した論文(Disability among Elderly Survivors of Mechanical Ventilation Am J Respir Crit Care Med Vol 183. pp 1037?1042, 2011)では、 「人工呼吸器を要する入院から生存した高齢者にとって、その後の機能不全は予測していたものよりはるかに大きなものである。」と結論づけています。