http://s.webry.info/sp/higeoyaji.at.webry.info/201411/article_7.html マリファナ常用は眼窩前頭前皮質を小さくし、その内的連結や、他の部位との連結性を高める 2014/11/15 23:20 眼窩前頭前皮質は二次的な生物学的価値判断の場として知られています。 つまり、生物学的な価値の一時的な判断は扁桃体などでまず行われ、 その情報などを含めた二次判断が眼窩前頭前皮質で行われるのです。 ↓の研究によれば、長期のマリファナ常用は、この眼窩前頭前皮質を萎縮させ、 その内的連結や、他の部位との連結を強めるようです。 一般に脳の成長は皮質の萎縮に伴う内的連結や他の部位との連結強化によって行われますから、 マリファナの長期服用は眼窩前頭前皮質の成長を促進するといえなくもないですが、 この場合では、むしろマリファナやその他の事柄に対する価値判断がパターン化し 単純化してしまうことを意味するのかもしれません。 この脳的プロセスは、マリファナの開始時期や使用期間の影響を受けるようで、 マリファナ常用を早く始めるほど眼窩前頭前皮質の連結性がより強まるようです。 一般に様々な依存は開始時期が早いほど進行が早かったり、 深刻さが増したりするので、そのプロセスが眼窩前頭前皮質に表現されているのかもしれません。 Long-term effects of marijuana use on the brain. Filbey FM, Aslan S, Calhoun VD, Spence JS, Damaraju E, Caprihan A, Segall J. Proc Natl Acad Sci U S A. 2014 Nov 10. pii: 201415297. [Epub ahead of print] PMID: 25385625 [PubMed - as supplied by publisher]