- 【社会】エサ不足のクマ救おうと、自然保護団体がドングリ1トンをヘリで山に散布→環境省「ネズミが食べるだけで生態系かく乱」★3
547 :名無しさん@十一周年[sage]:2010/11/26(金) 17:20:29 ID:Q9q6ODfVP - >>483
豊作年の1/10くらいの不作は普通にあるってこと。 もともとそのレベルの変動は自然界にもあるし、 大量発生と大量死滅はありふれた現象なので、 それにいちいち介入することが善かって話さ。 個人的には介入する必然性は薄いと思うけどね。
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553 :名無しさん@十一周年[sage]:2010/11/26(金) 17:26:16 ID:Q9q6ODfVP - >>544
深海生物みたくあまり増えない奴らもいるよ。 大西洋グランドバンクのタラはそれで絶滅寸前の状況から回復してない。 一方で、浅海棲のハタハタは繁殖力が強いので、絶滅するかもと言われてから3年の禁漁で豊漁になった。 クマは寿命が長いので生息数はおそらく不作の年が律速要因になっている。 自然状態では、不作の年に生き残れる数が“適正”になるような生態系になってると推定される。
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570 :名無しさん@十一周年[sage]:2010/11/26(金) 17:33:16 ID:Q9q6ODfVP - 「例年」至上主義の>498に少し言っておくと、
自然界は動的安定系で、「例年」は定義できないってのが最近の普通の見方だと思うよ。 典型例は魚種交代現象。 サンマが多い時期、イワシが多い時期、サバが多い時期といったものが繰り返し表れる。 ここに「例年」は定義できない。 暖かい年に大量繁殖して大量に移動して生息域を拡大するレミング、 あるいは雨の降った年に同様の繁殖と移動を行って生息域を拡大するサバクトビバッタのように、 大量繁殖と大量絶滅が織り込み済みの生物もいる。 あるいは、数年に一度の山火事や大洪水に適応して、 空き地に真っ先に侵入して急激に繁殖するフロンティア植物と呼ばれる一群もある。 これらの生物には、「例年」なんてものはないんだよ。 むしろ、全ての生物にとって「例年」はないのだと思われる。
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611 :名無しさん@十一周年[sage]:2010/11/26(金) 17:47:33 ID:Q9q6ODfVP - >>603
林業に関しては、日本と人件費や地形コストがほとんど同じ条件のオーストリアで立派に産業になっていることから、 本質的に日本では無理なわけではないという説がある。 それによると、戦後復興に使う為に木を切りまくったため、 現在はまともな値段がつく樹齢の木がないので収入が途絶えており、 しばらく待てば復活の目はあるだろう、という分析がされている。
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784 :名無しさん@十一周年[sage]:2010/11/26(金) 19:09:10 ID:Q9q6ODfVP - >>762
江戸〜明治だと、 1) 山は燃料確保の為に徹底的に利用され尽くされていた。 「里山」は江戸時代の初期に木を切りすぎて日本全国に禿山ができた為に規制がかかり、 禿山にならないギリギリの線として成立した。 また、ドングリそのものも救荒食物として利用されていたため、 コメが不作になる寒波の年はクマはかなりの被害を受けていたと考えられる。 2) マツボックリがクマの餌になるとは思われない。 3) 江戸時代といえど、関東〜近畿はスギやヒノキの植栽、自然林での卓越が明らかだった。 おそらく昭和の植生の変化の影響をもっとも受けたのは九州地方。
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798 :名無しさん@十一周年[sage]:2010/11/26(金) 19:17:42 ID:Q9q6ODfVP - >>786
昔から共生してきたってのは違うぞ〜 wikipediaの「里山」の項目は、 日本の森林破壊史の研究のダイジェストになっているので読んでみるべし。 >>787 二つ間違いがある。 一つは「国が」が間違い。1960年代の新聞を読めば分かるが、 成長の早い杉を植えろと言っていたのは、復興需要で材木の値上がりに苦しんでいた「民意」。 国は民意に押されて、致し方なく杉の造成に踏み切った。 林業政策は樹木が生長する50年間は変られないのだが、 「民意」は10年間でコロコロ変わるというだけの話。 二つ目は、そもそも実をつける樹木が減ったなら、山のクマは減って里に下りてくるほどの数がいなくなる。 里に下りてくるのは一時的な不作が原因であり、 不作は植物の繁殖戦略に由来する部分が結構大きい。
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841 :名無しさん@十一周年[sage]:2010/11/26(金) 19:41:00 ID:Q9q6ODfVP - >>807
「里山は自然が守られていた証ではなく、自然からの収奪の象徴である」っていう 里山に関する歴史考証の常識を述べただけだが…… あと植林は民意だよ。1950-1970ころの新聞を読んでみ。 「伐り惜しみ」なんて言葉が出てくるのは当時の新聞だけ。 なにしろ自然林を伐った丸太を乗せたトラックを市街地でパレードさせる時代の話だから。 >>809 里山に依存しているなら、奥山のドングリの作柄によって 民家近辺に出没するクマの数が変わるということはない。 奥山に依存する部分があるからこそ、そこの作柄により里に下りてくるかが変わる。 ベースの数が減っていることは否定しないが。
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847 :名無しさん@十一周年[sage]:2010/11/26(金) 19:44:52 ID:Q9q6ODfVP - http://www.mizu.gr.jp/kikanshi/mizu_18/no18_c03.html
1956年(昭和31)には成長量以上の木材を伐らないという立場と、成長量以上の木材を伐る拡大生産の立場とで論争がありました。 当時は木材バブルでしたから、ある大新聞の社説に「国有林伐り惜しみ論」というのが載り、 「国有林が伐り惜しんでいるから、木材の値段が吊り上がるのだ」という論陣を張ったそうです。 そういう狂騒的な世の中でした。 http://www.jia-tokai.org/sibu/architect/2008/07/mori.html 戦後復興に伴って木材が不足し、国民は国有林にも民有林にも森林伐採を強く求めた。 広葉樹林をそのままにしておくことは、国土の有効利用からして、罪悪のように言われた時代であった。 私が林業を志した23年前には、状況は一転していた。針葉樹人工林に対する批判が激しくなり、林業経営者は肩身の狭い思いをした。 http://homepage2.nifty.com/tomoiki/sanrin/yama02.html 「大林業家とチビたワラジをはいて歩いている山村民を対照的に映し出して、 山林地主を否定してかかった。左翼がかったマスコミ、それに教育された一般国民が、 山持ちに対する批判を集中して反山持ちという社会的な世論ができかかってきた」 の発言に見られるように、財産保持的乃至伐り惜しみ集団という社会的そしりを肌で感じた4000人は存亡の危機に立たされる。
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865 :名無しさん@十一周年[sage]:2010/11/26(金) 19:55:38 ID:Q9q6ODfVP - >>855
その意見を出してディフェンスに回ったのは「林野庁」と学会な。 つまり公のほうが自然保護的な意見を出していた。 当時の民意は>847の通り。 キミが想定している関係と逆なんだよ。
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897 :名無しさん@十一周年[sage]:2010/11/26(金) 20:07:49 ID:Q9q6ODfVP - >>855
追加で出しておくよ。 http://homepage2.nifty.com/tomoiki/sanrin/yama09.html > 木材価格は高騰するのに山主は伐り惜しみするので又高騰する。 > その悪循環を突いてNHKは「大山林地主」なる番組を流す。山主は悪者のように登場するのである。協会はあわてた。 > 革新系の政党が政権を取った場合、山林はどのように扱われるのかと心配になった一部大山林所有者は、 > 語らって共産党の国会議員と懇談の席を設けたりしたのである。 当時は「社会主義の勝利のためにアラル海は美しく死ぬべきである」とか真顔で言われてた時代で、 革新系の市民団体が平然として「貧困からの救済には自然破壊はやむを得ない」と言ってた時代。 現代でも、ブラジルの革新系政権が貧困層をアマゾンの開拓で豊かにしようとしている。 貧困の現象を評価する声がある一方で、大規模なアマゾン熱帯雨林の破壊に批判もある。
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926 :名無しさん@十一周年[sage]:2010/11/26(金) 20:20:00 ID:Q9q6ODfVP - >>920
動物でも厳しいらしい。 齧歯類での研究によると、渋は有毒だが、毒消しの酵素を生産できる。 しかし毒消し酵素を生産する負担が大きいので、 渋いものは捨てて甘いものから食べ始め、徐々に体を慣らして酵素の生産量を増やすとのこと。 また、ドングリを食べなくなるとすぐに生産されなくなるそう。
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967 :名無しさん@十一周年[sage]:2010/11/26(金) 20:42:20 ID:Q9q6ODfVP - >>945
>847で同じ論調だと言うことで上げている人は http://www.tsuru.ac.jp/study/teacher/izumi.html と http://www.jia-tokai.org/ の依頼連載だよ。 っつか、当時はこの論調が当たり前だったから その一つとして紹介しておいた。 あと、「社会主義のためにアラル海は死ぬべき」とか いまアマゾンの開発が左派の元で行われていると言うのは覚えておいてほしい。 そして、1960年代は日本の共産党もそうだったということを。
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