- 【政治】勝間和代さん「デフレ対策として通貨を大量発行すべき」 菅直人氏と議論★5
75 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 13:59:34 ID:yf30tT3S0 - 長期国債の買い切りオペって何?
答: 中央銀行が市場から長期国債を一定期間後に売り戻すという条件を付けずに買い取ること。
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79 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:00:21 ID:yf30tT3S0 - 財政政策を伴わず、金融政策だけでデフレ脱出は可能なの?
答: 開放経済(諸外国と自由に資金のやりとりができる国のこと) 下では、財政政策の効果は金利や為替レートの変動により効果が減殺されるので、 金融政策に比べればそもそも効果は薄い。 あえてデフレを悪化させる方向に政策運営するのはおろかなので 緊縮財政はとるべきではないが、積極的に財政支出を拡大することは、今の日本の財政事情を考えれば労多くして功少なし。
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80 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:01:44 ID:yf30tT3S0 - そんなこといったって、リフレ政策なんてえらく評判が悪いのでは?
答: 以下のような理由で市民権がなかなか得られないと考えられる。 さて、あなたの身近な反対派はどれに該当します? デフレが問題といっても、自分は困ってませんが何か? 「確かにボーナスとか減ったけど、いろんなものが安くなってるからかえって暮らしやすいかも。 弟が就職浪人してるけど、親のすねかじりながらフリーターで何とかうまくやってるみたいだし」 やっぱインフレってまずいでしょ。それを人為的に起こすなんて論外。 「うちのばあさんは戦後インフレで大変だったって言うし、いまから思い出しても石油ショックの時は大混乱だったよなぁ・・・。 デフレっていってもたかが1%とか2%でしょ? そのためにわざわざインフレを起こすなんて、鶏を割くのに牛刀を用いるってことじゃない?」 偉い人がインフレターゲット(リフレ政策)なんて小手先のごまかしだって言ってるし。 「東大の松原先生とか、慶応の島田先生とか、あの小宮先生だって、みんなそう言ってるじゃない。 朝日新聞とか、ニュースステーションなんかでもそうだし。 えっ、学習院の岩田(規)先生? 聞いたことないなぁ・・・それに、学習院でしょ? 東大や慶応の先生のことひがんで言ってるんじゃないの? クルーグマン? わざとインフレを起こさせようなんて、ユダヤの陰謀じゃないの?」 認知的不協和はいやだぁっ! 「えっ、単に金融緩和すればいいの? それじゃ今まで私は無知で愚かでだまされてたっていうのか? いや、違う。 これまでだって、自分なりにいろいろ考えてきたんだ。 間違ってるはずがない。 リフレ政策なんてごまかしにきまってる」
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82 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:02:36 ID:yf30tT3S0 - 身近な事例から常識的に考えました。
「日産もゴーン社長の下で思い切ったリストラで復活したじゃないか。 日本経済だって、思い切ったリストラをしないと復活できないはずだ」 だってもうかるんだもーん。 「危機だ、もう日本はダメだっていってるほうが講演や執筆依頼がおおいんだよね。 『リフレで日本復活』なんてことになったらおまんまの食い上げさ」 カタルシスがない。 「デフレ不況って大恐慌以来なんでしょ? 第二次世界大戦で脱出とか、 そういったものすごい何かで劇的に脱出するっていうのじゃないとしっくりこないなぁ」
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85 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:03:47 ID:yf30tT3S0 - デフレやインフレってどのように発生するの?
答: 1、世の中全体の財に対して通貨が相対的に過少となればデフレ、過多となればインフレ。 2、総供給>総需要となればデフレ、総供給<総需要となればインフレ。 3、急激に経済全般にわたりコストが下がればデフレ、上がればインフレ(オイルショックなど)。 ただし、2、3については、通貨供給量を適正に保つことにより中和することが可能 (日本では第2次オイルショックがインフレにつながらなかったのは、当時の日銀の金融政策が適切だったため)。
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87 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:04:29 ID:yf30tT3S0 - :デフレ=物価水準が全体として下がっていくことというのであれば、消費者にとってはいいことなのでは?
答: 購入するものの価格だけが下がるのであれば、それはデフレ=「全体として下がっていくこと」ではない。 デフレの場合、生産者として販売するものの価格もあわせて下がり、所得水準が下がっていくのだからいいこととは言えない。
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88 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:05:05 ID:yf30tT3S0 - そうはいっても、私の給料はそんなに下がってませんが?
答: リストラで解雇された人や、就職難でプー太郎をしている人の給料がなくなっているので、 国民全体の所得は下がっている。
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90 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:05:53 ID:yf30tT3S0 - デフレだと資源配分が偏るって、詳しく説明して。
答: 雇用契約が相対的に長期契約であり、また労働組合などにより給与の引き下げや解雇は自由に行えないので、 企業の売り上げが減少するほどには人件費が減少せず、企業の業績は悪化する。 また、金利はマイナスとならない(マイナス金利で預金したり貸し付けたりするよりは現金で持っていた方が得だから)ので、 デフレにより企業売り上げが減少する場合、債務者にとって実質的な債務負担が重くなる(ので、 現に借金を抱えている企業が苦しくなるのみならず、借金をして事業を拡大しようと考える人間がいなくなる)。
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91 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:06:27 ID:yf30tT3S0 - :日本がデフレになっているのはなぜ?
答: バブルをつぶすために過剰に金融を引き締め、以後十分な金融緩和を行っていないから。
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92 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:07:22 ID:yf30tT3S0 - 中国から安い輸入品が流れ込んでいることがデフレの原因であり、致し方ないのでは?
答: 輸入品を直接含まない物価指数であるGDPデフレータも継続的に低下しているので 、輸入品とは無関係にデフレは発生していると言える。 日本のGDPに占める中国からの輸入品の割合は2%以下。 たったそれだけの財の価格動向が日本経済全体の物価水準に影響を与えている可能性は極めて低い。 中国からの輸入が拡大しているのは、日本以外にアメリカなどいくらでもあるが、 デフレになっているのは日本だけであり、 従って日本独自の要因によりデフレになっていると考えるべき。 中国産品が安くなったとき、所得水準が下がるのは中国であって日本ではない。 中国から安く買える→日本の所得が下がるという因果関係は成立しない。
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94 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:08:05 ID:yf30tT3S0 - :デフレが悪いのはわかったけど、インフレもまた悪いのでは?
答: 資源配分に偏りが生じるほどのインフレは悪いと言えるが、 経験則上だいたい年10%以上のインフレとならない限りそのような偏りは生じない。 年数%のインフレであれば、賃金の上昇や金利の上昇などで資源配分はスムーズに調整されるため、 ほぼ問題はない。
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97 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:08:54 ID:yf30tT3S0 - 結局、デフレでもなければインフレでもない、物価上昇率0%が理想?
答: 賃金・負債等の下方硬直性を考えると、 マイルドに物価が上昇する環境においてもっともスムーズな資源配分の調整が可能となるため (上昇幅の格差で調整)、ある程度プラスの物価上昇率であることが望ましい。 物価上昇率0%では、何らかの外部ショックによりデフレになりそうになったとき、 金利引き下げなどによる政策対応の余地がないため、不適当。 消費者物価指数(CPI)などの物価指数には商品サイクルの変化やディスカウントセールなどが反映されないため、 実際の物価動向よりも若干高めの値がでることから、 物価指数の変動が0%となる場合、実際には-1%程度のデフレであると推測されるので、数値目標は若干のプラスであるべき。
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99 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:09:54 ID:yf30tT3S0 - 何でインフレターゲットの設定がデフレ対策として有効なの?
答: 企業の設備投資や個人消費は、全体の傾向としては将来の物価上昇予測に基づき行われる (「今後インフレが進んで金利が上昇しそうだから今のうちに借金して投資をしよう」 「もう少し待てば安くなりそうだから買うのはしばらく待とう」など)。 インフレターゲットは中央銀行が将来の物価上昇率に対してコミットするものなので、 それを前提として各経済主体が行動することとなる。 デフレ下でマイルドインフレをターゲットとすれば、将来のインフレを予想した投資・消費が活性化されるため、 自己実現的にマイルドインフレが達成される。
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102 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:11:51 ID:yf30tT3S0 - 今、日銀は物価上昇率が継続的にプラスとなるまで金融緩和を続けるとしているけど、
これはインフレターゲットではないの? 答: 物価上昇率を金融政策運営の基準としているという点からすれば、 広い意味ではインフレターゲット。 ただし、ここで言っているのは、 物価上昇率が継続的にマイナスであれば金融緩和を続けるということでしかなく、 デフレをとめることを何ら意味していない (「物価上昇率が継続的にプラスとなるまで金融緩和を続けます」との方針を物価上昇率の上昇につなげるためには、 いつまでに達成するかという期限を設け、それまでに達成できなかったらどうするかということもコミットして、 「○○までに物価上昇率が上がらなければ日銀は困るから、 日銀は物価上昇率の上昇を本気で目指しているのだな」という認識を各経済主体に抱かせ、かつ、 金融緩和を物価上昇率の上昇に関して真に実効性のあるもの (例えば流通国債残高を意味のある規模で純減させる)とする、必要があるが、 期限&コミットメントもなく、やっている金融緩和は所詮日銀当預のブタ積みに過ぎないので、 極論を言えば永遠のデフレ&日銀当預の残高維持も許容される)ので、近い将来のインフレ期待が醸成されず、 いわば欠陥品のインフレターゲット。 さらに言えば、物価指数の上方バイアスを考えれば、物価上昇率0%以上という目標は実質的にはデフレターゲット。 また、日銀にはゼロ金利政策解除の前科があるため、 物価上昇率がプラスになりそうになったら予防的に金融引き締めを図るのではと「期待」されており、その意味でもデフレターゲットと言える。
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106 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:13:08 ID:yf30tT3S0 - 日銀は、インフレターゲットを設定しても実現する手段がないと言っているけど?
答: 下限を下回ればなりふり構わず金融緩和、上限を上回ればなりふり構わず金融引き締めを行えば、 各経済主体はターゲットレンジ内の物価上昇率となることを必ず期待する。 日銀が言っているのは、「なりふり構って」やり方を限定すれば手段がないということに過ぎない。
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109 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:13:44 ID:yf30tT3S0 - 日銀の政策決定会合で議論されている「インフレ参照値」はインフレターゲットと同じ? 違う?
答: 問3-2と同じく、期限や達成できない場合のコミットがないので、欠陥品のインフレターゲット。 メドとなる物価上昇率が0%でない分、多少はましというに過ぎない。
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111 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:14:47 ID:yf30tT3S0 - インフレターゲットを設定しろっていう人は、日銀を信頼していないんでしょ?
なのに、インフレターゲットを設定したら日銀は信頼できて、期待インフレ率が上がるってのは矛盾してない? 答: ある意味、リフレ派ほど日銀を信頼している人々はいない。 日銀がある程度は物価をコントロールできると信じているし、日銀は特定の方針に基づき一貫した政策運営を行うと信じているし、 日銀は自ら行う政策について熱心に説明責任を果たすであろうことも信じている。 だって、金融政策の手法に自分で勝手にたがをはめた上で、物価上昇率0%を超えた場合には金融緩和をやめると目標を掲げ、 結果として物価水準をデフレに据え置くという見事な金融政策運営を見せているのだから。 逆に言えば、日銀に対して課すべきインフレターゲットは、日銀が本気でマイルドインフレを目指すのだという、 「意志についての信頼」を勝ち取るものでなくてはならない (そのためには、マイルドインフレにならなかったら日銀は困るのだという枠組みにする必要があるし、 買いオペ等の行動で言行一致であることを示す必要がある)。 能力その他については、十分信頼してますから。
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113 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:15:21 ID:yf30tT3S0 - 金融緩和のために買い切りオペを行う場合、オペ対象は何がいいの?
答: 以下を総合的に勘案すると、長期国債が適当。 流通量が多いものの方がオペの実施に当たって制約が少ない。 一部の者に影響が偏らないよう、できるだけ民間の資源配分に中立なものが望ましい。 流動性やリスクにおいて現金とは商品の性格が異なれば異なるほど買い切りによる金融緩和効果が大きい。
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114 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:16:13 ID:yf30tT3S0 - インフレターゲットの設定自体に各経済主体の期待を変える効果があるなら、買い切りオペをやる必要はないのでは?
答: 各経済主体が中央銀行の金融政策の実行力を完全に信頼していれば、 ターゲットの設定だけで効果があるが、「やるぞ、やるぞ」といっていながらやらなければオオカミ少年になるだけなので、 一般には実際に行動に移す必要がある。 まして日銀には金融緩和に頑強に抵抗してきたという歴史があるので、 実際にオペレーションを変化させなければ、金融緩和をターゲットに達するまで継続するとの信頼が得られない可能性が高い。
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117 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:16:55 ID:yf30tT3S0 - 買い切りオペは具体的にどういう形でリフレにつながるの?
答: バーナンキの背理法により、長期国債買い切りによる通貨流通量増加がインフレにつながることは証明されるが、 実際には、それを織り込んで各経済主体が投資・消費を増加させるため、 将来通貨流通量が増加するとの予測が主流となった段階で、現実の通貨流通量増加を待たずにインフレが発生=リフレとなる。
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- 【政治】勝間和代さん「デフレ対策として通貨を大量発行すべき」 菅直人氏と議論★5
118 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:17:42 ID:yf30tT3S0 - バーナンキの背理法って何?
答: 「中央銀行がどれだけ国債を買ってもインフレが起きない」と仮定する。 この場合、すべての市中国債を買い取っても、更には政府が発行する新発国債をすべて引き受けてもインフレとならないため、 財政支出をすべて中央銀行による国債購入代金でまかなうことができるので、 無税での国家運営が可能となる。 しかし、無税国家が可能との結論は誤り。 従って、「中央銀行がどれだけ国債を買ってもインフレが起きない」との仮定は間違っていることとなり、 中央銀行が市中の国債流通高をネットで減少させる規模で国債購入を継続する限り必ずインフレが発生することが証明される。 以上、バーナンキ・プリンストン大学教授(現FRB理事)がリフレ策の説明で用いたため、「バーナンキの背理法」と称される。
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121 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:18:52 ID:yf30tT3S0 - 日銀が銀行から国債を買っても、銀行は売却で得た現金をまた国債に投資するだけじゃないの?
答: 国債を日銀が市中から吸い上げれば、国債の価格は上昇するため、国債の利回りは低下する。 銀行は、今の金利水準を前提として割に合うと判断した額の国債を保有しており、 利回りが低下するにつれ、国債以外に資金を振り向けるようになる。 具体例を出せば、国債利回りが1%であれば、リスク調整後利回りが0.9%となる貸付け・証券には投資が行われないが、 買いオペが進むことにより国債利回りが0.8%まで下がれば、これらに対する投資が行われることとなる。 なお、すべての国債以外の資産が0%未満のリスク調整後利回りとなるのであれば、 いくら国債を日銀が買っても上記のような銀行の資産構成の組み替えは行われないが、 すべての国債を日銀が買い占めれば、国債への投資は不可能となるので、 いやでも国債以外の資産へ投資せざるを得ないし、 そのときには必ずインフレが発生しているので(バーナンキの背理法)、 インフレ連動で利回りが上昇する資産(株式、不動産など)のリスク調整後利回りは0%超となり、 合理的な投資判断として資産の組み替えが行われることとなる。 とすれば、皆が株式などに投資を振り向け、価格が上昇する前に投資する方が有利となるので、 将来のインフレ発生期待が生じた段階で、国債以外の資産に対する投資が行われることとなる。
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124 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:19:51 ID:yf30tT3S0 - インフレになったら、本来淘汰されるべき企業が売り上げ増により救済され、問題では?
答: インフレになればその分コストも上昇するので、 インフレ率を上回る売り上げ増が達成できない企業は淘汰される。 そうした企業こそが「本来淘汰されるべき企業」。 他方、デフレでは下方硬直性によりコストが高止まるため、 インフレ下では十分成長できる企業まで淘汰されることとなってしまうことが真の問題。
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127 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:20:44 ID:yf30tT3S0 - デフレにより日本の高コスト構造が是正されるのでは?
答: 「高コスト構造」が非製造業が製造業に比べコストが高いことを意味するのであれば、 デフレの影響はどちらにも及ぶので是正されない。 日本が他国(例えば中国)に比べコストが高いことを意味するのであれば、 デフレにより円高となるのでドルベースで見たコストは変わらず、是正されない。
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130 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:21:46 ID:yf30tT3S0 - デフレではかえって構造改革ができなくなるって、本当?
答: 問5-2で見たように、本当に非効率な部門はデフレ・インフレに関係なく存続不可能となり、 当該部門が抱えていた資源(労働者や不動産など)は放出される。 他方で、成長部門はデフレでは新たな資源を必要としないが、インフレでは新たな資源を必要とすることとなる。 従って、デフレ下では、非効率な部門から放出された資源が失業者や遊休不動産などの形でまったく活用されないまま放置されることとなるが、 インフレ下ではそれらが成長部門へ移動し、有効に活用されていくこととなる。 さて、どちらが「構造改革」なのでしょう?
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133 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:23:28 ID:yf30tT3S0 - 不良債権を処理しないと、いくら金融緩和をしても銀行にお金が滞留するだけで、デフレ脱出は不可能では?
答: 金融緩和(長期国債買い切りによるベースマネーの増加)それ自体ではなく、 金融緩和の継続による将来のインフレ期待が織り込まれることがデフレ脱出の主たる要因となる。 従って、増加したベースマネーを財源とした銀行からの資金供給が増加しなくても、 各経済主体が投資や消費を活発化すれば(銀行借り入れの代わりに用いられる財源はデフレ下で企業・家計が貯め込んだ手持ち現金) デフレ脱出は可能であり、銀行貸出が増加するかどうかは問題ではない。
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134 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:24:03 ID:yf30tT3S0 - もちょっと続けさせろw読む人も多い
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137 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:25:04 ID:yf30tT3S0 - リフレ策ではマイルドインフレにとどまらず、ハイパーインフレを招いてしまうのでは?
答: 物価が、ある通貨圏における財全体と通貨の交換比率である以上、 十分な金融引き締めをすれば必ずインフレは止められる。 「自由な金融政策」、「固定的な為替レート」、 「自由な資本移動」のすべてを同時に達成することはできないが、ブレトン・ウッズ体制崩壊後「固定的な為替レート」 を各国中央銀行が追求する必要がなくなった結果、自由な金融政策によりここ20年程度はほぼインフレが絶滅している( 為替をペッグしている国は自由な金融政策を行えないので当てはまらない)ことからも明らか。 加えて、リフレ策のパッケージにはインフレターゲットの設定が含まれており、 ターゲットレンジの上限に近づいた場合には、 各経済主体が将来の金融引き締めを織り込んで投資・消費を抑制することとなるため、 リフレ策を採用していない場合に比べ、物価はより安定的に推移することとなると考えられる。
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141 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:26:27 ID:yf30tT3S0 - 物価上昇率が上昇すればそれにつれて金利も上昇するから、
リフレをしても景気回復にはつながらず、スタグフレーションとなってしまうのでは? 答: スタグフレーション、つまり実質的な総生産=総所得=総需要の拡大を伴わないインフレは、 外生的なコスト増(原油価格の上昇など)が起こっている場合 効率的な部門が資源過少で賃金や金利を上昇させる一方で、 非効率部門に資源が拘束されたまま賃金上昇などについては追随するような場合 高インフレの是正過程で、インフレ率が十分に低下する前において、 金融引き締めにより景況が悪化する場合 において発生し得るが、 現在の日本における通貨供給増による物価上昇は、そうしたケースには該当せず、 スタグフレーションが発生するおそれはほとんどない。
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144 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:27:48 ID:yf30tT3S0 - リフレ策は物価上昇以上に資産価格の上昇を招き、バブルの再現となるのでは?
答: 資産価格は、理論的には当該資産が生み出す将来キャッシュフローの現在価値と等しいものであり、 フローベースの物価上昇が実現した場合、その上昇率以上に資産価格は上昇するのは当然 (将来の各期における物価上昇が累積的に影響するため)であり、 単に物価上昇率以上に資産価格が上昇することをバブルと認識するのは誤り。 いわゆるバブルは、将来のキャッシュフロー上昇率がファンダメンタルズからの合理的推計値を超えた水準になると 各経済主体が期待した結果生じる資産価格の過剰な上昇であるが、 リフレ策においてインフレターゲットを設定することにより、 将来キャッシュフローの過剰な上昇を各経済主体が期待する可能性は極めて低いものとなるので、 バブルが発生するおそれはほとんどない。
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145 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:28:56 ID:yf30tT3S0 - リフレ策を採用すると円の信認が失われて、キャピタルフライトが起きてしまうのでは?
答: デフレは財に対する通貨価値の過剰な上昇であり、 日本であれば円の価値が下がることによってデフレが解消することになるので、 過剰な信認が適正なレベルに落ち着くことは当然に予想される。 日本は恒常的に大規模なプラスの貯蓄投資差額を抱えており、 一定規模の対外投資が生ずることは不可避(国内民間部門の投資で吸収しきれない貯蓄は、 政府部門の投資で吸収(=財政赤字に裏打ちされた民間部門から政府への財・サービスの移動)するか、 海外部門に対する投資(=資本収支赤字に裏打ちされた国内部門から海外部門への財・サービスの移動)で吸収するよりほかない)。 いわゆるキャピタルフライトは、単なる資本収支赤字ではなく、 固定為替相場制(=中央銀行が損だとわかっていてもレート維持のため売買に応じてくれる) を前提とした一方的な資本流出であり、変動為替相場制である円において生じることはあり得ない。
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147 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:29:59 ID:yf30tT3S0 - リフレ策が成功するとオペで買い切った長期国債に評価損が発生するので、日銀の財務の健全性が維持できないのでは?
答: 運用資産の評価損が問題となるのは、 資金運用利回りが低いレートで固定されている一方で資金調達コストが上昇し運用するだけ損が生じる場合に限られ、 無利息で資金調達可能(輪転機を回して紙幣を刷ればよい)な日本銀行にとって問題とはなり得ない。 あえて言えば、インフレターゲットの上限に達して金融引き締めをする際、 保有国債の売りオペを行えばキャピタルロスが発生し得ることが問題と言えるが、 準備率の引き上げなど他の手段で金融引き締めを行うことが可能であり、 仮にキャピタルロスがかさみ債務超過となったとしても、 紙幣をすればいかなる支払いも可能な中央銀行にとっては、 そもそも債務超過=存続不可能を意味することもなく、 政府業務の執行機関である日銀単体の財務状態だけを見ても仕方がなく、 あくまで政府財政と一体でその健全性を評価すべき。
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155 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:31:59 ID:yf30tT3S0 - インフレターゲットを導入している国はどれくらいあるの?
答: 主要な先進国で導入していないのは日本とアメリカだけ。
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156 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:33:05 ID:yf30tT3S0 - :デフレ下でインフレターゲットを導入した国はないのでは?
答: 「インフレターゲット」という金融政策手法が確立したのはごく最近のこと(各国における導入は1990年代以降)であるが、 1方で(現在の日本を除き)最後の継続的デフレは大恐慌までさかのぼるため、 デフレ下でインフレターゲットを導入した国がないのは当然。 類似例を挙げるとすれば、 「インフレターゲット」に着目すれば、ニュージーランドにおいて、インフレターゲット導入後にデフレに陥りかけた際、 果敢な金融緩和で食い止めたという事例がある。 他方、「デフレ」に着目すれば、大恐慌時代に、原始的なインフレターゲット政策とも言える物価水準目標政策がスウェーデンで導入されたという事例がある。
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- 【政治】勝間和代さん「デフレ対策として通貨を大量発行すべき」 菅直人氏と議論★5
157 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:34:08 ID:yf30tT3S0 - インフレターゲットを導入している国はあっても、長期国債買い切りのような手法で金融緩和をしている国はないのでは?
答: 問7-2にあるように、そもそも長期国債買い切りのような手法が必要とされる事態=デフレが近年では発生していないので、 これまた当然の話。 なお、FRBのバーナンキ理事が、 アメリカ経済がデフレに陥るおそれがある場合には、 長期国債買い切りを含む非伝統的な金融政策を発動すると明言していることなどからして、 仮に海外諸国が今の日本のような状態に立ち至れば、 多くの国の中央銀行が「インフレターゲット+長期国債買い切り」といった金融政策を採用するものと予想される。
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162 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:35:18 ID:yf30tT3S0 - デフレが問題といっても、それは現代資本主義を前提とした話で、経済の仕組みが変われば問題ないのでは?
答: 徳川幕府8代将軍吉宗の時代に、デフレによる経済停滞が生じた際、 貨幣の金含有率を低下させて通貨供給量を拡大しデフレを脱したという故事がある (元文の貨幣改鋳)など、現代資本主義に限らずデフレはそれ自体問題であり、リフレ策により脱出すべきもの。 理屈を言えば、技術の進歩などにより生産性が向上した場合、 最低でもそれに見合う通貨供給の増加がなければデフレとなるので、 現金を退蔵する人間が報われ、リスクをとって何かにチャレンジしようとする人間 (その心意気をアニマル・スピリット(byケインズ)と呼ぼうが、起業家精神(byシュンペーター)と呼ぼうが)が損をかぶる社会となってしまう。 そうした経済の方がよいという社会であれば、確かにデフレは問題となるまい。
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163 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 14:35:38 ID:yf30tT3S0 - 疲れた・・・
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529 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 17:31:51 ID:yf30tT3S0 - ありゃ、意外と盛り上がってる
んで ハイパージンバブエスタフグ破綻グローバル厨は何割ぐらいなの
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754 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 19:34:44 ID:yf30tT3S0 - 【コラム】経済成長は悪なのか?「お気楽な国」、日本を嗤う欧米メディア…(日経ビジネスオンライン・時流超流)[09/09/04]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1252111552/l50 ★経済成長は悪なのか? 「お気楽な国」、日本を嗤う欧米メディア 「民主党の勝利で日本、新たな時代へ」(英フィナンシャル・タイムズ=FT)、「日本の野党、自民党に対し 歴史的勝利」(米ウォールストリート ジャーナル=WSJ)──。欧米各紙は8月31日、政権選択が争点となった 衆議院議員選挙で野党民主党が圧勝し、日本で初めて本格的な政権交代が実現したことを、オンラインの トップページや本紙1面でこう報じた。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090903/203966/01.jpg 衆議院議員選挙翌日の8月31日、欧米メディアはどこも1面トップで、民主党による政権交代を報じた ◇こぞって民主党に違和感 では、今後政権を担うことになる民主党に対する期待が高いかと言えば、そうではないようだ。 英エコノミスト誌は既に、8月22日号の記事の中で、「民主党はあまりに未熟で、準備不足に見える」と 厳しい見方を示している。 「日本経済が苦境に陥り、貧困層や格差が拡大したのは小泉純一郎元首相による改革のせいではない。 格差の拡大傾向は、今年に入って深刻になったとはいえ、実は既に1990年代の『失われた10年』で 始まっていた」と指摘し、格差問題のすべてを小泉改革に押しつけるかのような批判を展開する民主党や 鳩山由紀夫代表の短絡的発想に疑問を呈している。 米ニューズウィーク誌も8月31日号の記事で、2009年1〜3月期の日本のGDP(国内総生産)が 年率換算でマイナス11.7%と、先進国の中で最大の落ち込みを見せたことに触れながら、福祉強化を目指す 民主党の状況認識の甘さを痛烈に批判した。 「驚いたことに自民党に攻撃されるまで、民主党のマニフェスト(政権公約)には、『経済成長』の 言葉さえなかった。これは、民主党が日本が直面する窮状を理解していないことを示している」
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757 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 19:35:29 ID:yf30tT3S0 - さらに、気になるのは、欧米メディアの日本に対する見方に、一種の共通した「違和感」とも「呆れ」とも
取れるトーンが垣間見えることだ。 例えば前述のニューズウィーク誌の記事。「消えゆく日本:経済成長を口にしない次の(政治)リーダーたち」と 題されたこの記事には、「日本のリーダーは一体、自らの将来をどう考えているのか理解に苦しむ」とでも 言いたげな記者の苛立ちが行間にあふれている。 「急ピッチで進む少子高齢化により、縮小の一途をたどる国内市場。思いもしなかったスピードで 中国が政治、経済の両面で日本を凌駕しつつある中、経済力でしか存在感を示せなかった日本が、 再び大国としての勢いを盛り返すには、新たな成長戦略により経済を軌道に乗せていくしかない」 それにもかかわらず、「自民党の幹部も民主党の幹部も、この点についてあまり議論しようとしていない。 彼らは中堅国としてやっていければそれで十分だ、と思っているのだ」と、皮肉たっぷりに記事を締めくくっている。 石黒 千賀子(日経ビジネス副編集長(兼国際センター長)) ソース:日経ビジネスオンライン 2009年9月4日(金) http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090903/203966/
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766 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 19:43:38 ID:yf30tT3S0 - 日銀の白川方明総裁は4日、東京都内で講演し、「現在のところ、物
価下落が起点になって景気を下押しする可能性は小さい」と述べた。物 価下落が一層の景気悪化につながる「デフレスパイラル」に陥るリスク は少ないとの見通しを示し、追加のデフレ対策を求める声をけん制した形だ。
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964 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 21:32:35 ID:yf30tT3S0 - 日本銀行は19日の支店長会議で10月の地域経済報告(さくらリポート)をまとめ、前回の7月に
続き全9地域の景気判断を引き上げた。景気の総括判断も、7月の「下げ止まりつつあるものの、 引き続き厳しい状況にある」から、「地域差は残るものの、全体として持ち直しの動きがみられる」に 上方修正した。 日銀の白川方明総裁は会議の中で、「民間需要は弱めに推移する可能性が高い一方、 海外経済の改善が続くことなどから、わが国の景気は持ち直していく」との景気認識を示した。 全地域で判断を引き上げたのは、公共投資が増えたほか、輸出の回復などによって生産が 増加傾向にあるためだ。「生産」の判断は7月時点の「持ち直しに転じつつある」から「持ち直している」に 上方修正された。前田純一・名古屋支店長は「足元はこれ以上悪化しないと言ってよい状況になった」と 述べ、最悪期は脱したとの見方を示した。 ただ、一部に明るさが見られた個人消費については「弱い地合いが続いている」との見方を示した。 「設備投資」も、東海以外の全地域が「大幅に減少」か「減少」と判断した。現在の景気持ち直しは、 エコカー減税などの政策効果の側面が強いとして、先行きの需要増を見込んだ設備投資には慎重な 企業が多いのが実情だ。 生産については、自動車や電機などの輸出産業が集積する関東甲信越や東海が「増加」とする一方、 四国は「依然低水準で推移」となるなど、産業構造による地域格差は依然として大きい。 特に地方で懸念が強まっているのが「雇用・所得環境」の悪化だ。東北、東海、中国を除く6地域で 雇用者数の減少が続き、雇用者所得も減少傾向にある。 日銀の各支店長からは、円高への懸念や、鳩山政権の経済対策が見えづらいことへの不安感が聞かれた。 早川英男・大阪支店長は「政権への期待は高いが、現時点で分からないことが多い」と述べ、 政策の不透明感が雇用や所得面での不安要因につながっているとの認識を示した。 雇用と所得は駄目だけど・・・海外が伸びてるから、上方でーす
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971 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 21:36:57 ID:yf30tT3S0 - (民主党の藤井裕久最高顧問は3日)「国際協調が大事だ。こういう時期に為替ダンピングを
やってはいけない。無理しても頑張ることが必要だ」と語った。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11334320090903?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0 民主党の大塚耕平政調副会長は8日、インタビューに応じ、 2010年度予算編成で財政出動を伴う景気対策からの脱却を検討する考えを明らかにした。 http://www.jiji.com/jc/zc?k=200909/2009090900042
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986 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 21:49:49 ID:yf30tT3S0 - 努力と根性だ
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996 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 21:57:26 ID:yf30tT3S0 - >>991
すっげえ 釣りじゃないなら是非その脳内モデルを披露していただきたい
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12 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 22:00:34 ID:yf30tT3S0 - 飯田(I:時代劇で見るような江戸の町並みはすべて1820年代を再現したものです。
また、僕たちが江戸っぽいな、と思うもの、寿司、うなぎ、天ぷら、歌舞伎、浮世絵、こういったものも1820年代のものです。 勝間(K:もう明治の直前なんですね。 I:そうなんです。 なので時代劇で徳川吉宗や水戸黄門が1820年代の江戸の町並みを歩いているというのは 実に困った話なんですが、撮影されている太秦の町並みが1820年代ですからそうなっちゃうんですね。 K:私たちが2300年代にいるような感じですね。 I:ではなぜ1820年代がこんなに影響力を持つほど素晴らしい時代だったのかというと、 これが金融政策の話になります。 徳川家斉という浪費家の将軍がいまして、彼が老中に「どうしても贅沢がしたいんだ」と、 そんなことを言うわけです。 で、老中はお金をなんとか集めなきゃいけなくなるんですが、そこで貨幣の改鋳を行います。 一枚の貨幣に含まれる金や銀の量を減らすことで、貨幣をより多く作ったわけです。 例えるなら、一円分の銀しか入っていないのに、これは十円です、 って言い張るわけですから、九円儲かるわけです。 K:今のお金の作り方と同じですよね。 I:そうなんです。これを乱発したんです。 そうするとどうなるかというと、インフレになります。 その結果、江戸の街は好景気になりました。 そして、うなぎを食べたり、初鰹に一両なんて値がついたり、みんなで歌舞伎を見に行ったり、 お伊勢参りに行ったりするようになったんですね。 K:バブルですね。 I:そう、文政バブル絶頂期というのが、今の日本人の江戸のイメージを作り上げているんです。
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13 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 22:01:13 ID:yf30tT3S0 - 勝間(K:バブルというのはいつか弾けますが、文政バブルも弾けたんでしょうか。
飯田(I:ここが非常に賢いところで、急激なバブルを起こさないように ゆっくりとお金の量を増やしていったんですね。 年率にすると1%くらいです。 1%というのは現代ではすごく少ないんですが、当時はお金の量というのは 減るかそのままかのどちらかでしたから、その頃としては1%インフレが10年続くというのは 充分に影響力のある数字です。 そのおかげで、とても安定して成長していきました。 K:まさにインフレ・ターゲットですね。 I:やがてバブルも弾ける、というよりもしぼんで終わってしまうのですが、 それはこの政策をすすめた老中が在職中に亡くなってしまったからです。 そうするとやはり、「こんな貨幣を乱発するような政策はけしからん」という雰囲気になってきます。 そうして引き締め政策、つまりデフレ政策がとられるようになりました(天保の改革)。 さらに、「商人は儲けすぎている」ということになって、規制が増えていきました。 K:そんなことをすれば大変な失業を生み出しますよね。 I:このデフレ政策によって、江戸というのは、ほとんど街の火が消えてしまったような状態になりました。 K:どこかで聞いたような話ですよね(笑)。 1980、90年代の日本みたいです。
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- 【政治】勝間和代さん「デフレ対策として通貨を大量発行すべき」 菅直人氏と議論★6
17 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 22:01:46 ID:yf30tT3S0 - 飯田(I:そうなんです。
実は日本は江戸時代の頭からこれを繰り返しています。 景気が良くなると意図的に引き締めてしまう。 80年代後半からのバブルでも、アメリカのサブプライムローンバブルのように 派手に弾けることはしないで、意図的に規制や金融引締めを行って潰しましたよね。 そこで問題なのは、弾けたときよりも、意図的に潰したときの方が ダメージが少なかったと言えるのか、ということです。 勝間(K:とんでもない。 長期停滞を招きました。 I:弾けた後に手を打った方が軟着陸となったかもしれません。 江戸時代の経済史を見ていくと、景気を重視し商人の活躍を評価する人たちと、 商人がのさばるような世の中はけしからん、という人たちのせめぎ合いがあるようです。 K:それもどこかで聞いたことがありますね(笑)。 I:はい(笑)。 江戸時代はそれでもいいんです。 武家政権なわけですから、お侍が一番偉い。 でも、現代でも何故かそういう考え方が残っているんですね。
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21 :名無しさん@十周年[]:2009/11/07(土) 22:04:04 ID:yf30tT3S0 - 日本の長期デフレ
http://d.hatena.ne.jp/nyanko-wonderful/20090908
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