言論の自由やジャーナリストの権利を守る活動をする団体「国境なき記者団」 (本部・パリ)は24日、世界168カ国における報道の自由度を調査しランキングした 「Worldwide Press Freedom Index 2006」を発表した。日本は記者クラブの閉鎖性 や、右傾化を理由に、前年より14位下がって51位となった。
毎日新聞は2006年10月25日東京朝刊で、
日本は「ナショナリズムの隆盛が目立つ」との理由で前年より14位下がって51位 と厳しい評価となった。 と報じたが、原文は、 Rising nationalism and the system of exclusive press clubs (kishas) threatened democratic gains in Japan, which fell 14 places to 51st. となっている。 つまり、「ナショナリズムの興隆と閉鎖的な記者クラブ」が理由であるが、自らの既得 権である記者クラブ問題については、まるで指摘がなかったかのように隠した。自主規 制だ。これがまさに「51位」の体質といえる。 (以下略)