サマータイムを1784年に思い付いたのは、米政治家ベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)だったと今日では考えられている。フランクリンは、当時のフランスの日刊紙ジュルナル・ド・パリ(Journal de Paris)に、ろうそくを節約するため1日の始まりを1時間遅らせたらどうかと同国民に呼び掛ける風刺に満ちたエッセーを寄稿した。
夏に時計を1時間早め、冬に戻すという制度を1916年に採用したのは、ドイツ帝国とオーストリア・ハンガリー帝国で、第1次世界大戦(World War I)中に電力を節約するためだった。同年には、大英帝国とフランスもそれに倣った。