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七つの海の名無しさん
【タイ】タイ南部で洪水被害拡大、11人が死亡[12/05] [無断転載禁止]©2ch.net

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【タイ】タイ南部で洪水被害拡大、11人が死亡[12/05] [無断転載禁止]©2ch.net
15 :七つの海の名無しさん[sage]:2016/12/10(土) 02:15:47.41 ID:iLKvqbuR
スラーターニーの南東にナコンシータマラート県がある
ここも雨が多く2300mmくらいになり、そしてここに来て「2、3月は乾季、4〜9月は雨季だが月雨量100mm、
そして10〜12月は400〜600mm、1月は100mm」という、タイ南部の南シナ海側の気候の典型パターンになる
それで、雨季の真っ只中の12月に洪水になるわけだ

で、こんな気候だからさぞかし大ジャングル地帯でしょうと思って行くと、確かに山地は見事な森林だが
低地は木がまばらで拍子抜けする
この辺から低地は砂地が多くなり、地下水位が妙に高くて排水が悪かったりしてあまり高木に適さない
そして、湿地に生えるのは日本でブラシノキと呼ばれる、ユーカリに近い植物でおしべの目立つ花をつける
小高木が多い

ナコンシータマラートの南にパッタルンという県がある。タイ南部でヤラーと並ぶ海のない県、とされるが、
県には湾が深くえぐれ混んだような地形で大半が淡水湖のソンクラー湖がある
ここはある程度丘陵地帯もあるが、そんなに高い山もなく開発も進んでいる
(県の西端には1000m以上のところもある)

で、この県のソンクラー湖を挟んだ沿岸部から、もっと南にソンクラー県がある。年間雨量は沿岸部では
2000mmくらいだが、内陸の大きな町のハジャイでは1600mm程度と少ない。ハジャイも東西を山に挟まれた
地形で、タイ南部の南シナ海側の他地域なら1ヶ月で5000mm降るべき10月などに300mmしか雨が降らない
ソンクラー県はマレーシアとも国境を接するが、国境のダンノックのサダオあたりまで南部としては
雨量が少なく、しかし逆にある程度晴天が多いということで水田が多い
【タイ】タイ南部で洪水被害拡大、11人が死亡[12/05] [無断転載禁止]©2ch.net
16 :七つの海の名無しさん[sage]:2016/12/10(土) 02:33:02.10 ID:iLKvqbuR
ソンクラー県はその南東にパッタニー県、南部にヤラー県がある
ソンクラーも含めて、いずれもテロの危険があるとして外務省から注意と書かれている地域である

パッタニーは、沿岸部にあるのにタイ南部としては雨が少なくこれまた1600mmしか降らない
理由としては、マレー半島がやや曲がっている地域なので沿岸が北向きだからだ、などと説明されている
県の東側にこれまたちょっと高い(800m程度の)山があり、そこで北東季節風を僅かに遮られている
南西季節風も来ないので、10〜12月は毎月350mm程度とやや少ない雨しか降らず、乾季も3ヶ月とやや長く、1月+5〜9月も80mm程度の雨しか降らない。

タイでは南東部のチャンタブリーやトラートで雨が多い。南西季節風をもろに受けるためだ
あとラノーンやパンガーも南西季節風を受けやすい、が、プーケット以南ではスマトラ島の影になるのか季節風が十分に強くないとされている

で、タイの大半は西をミャンマーの山地に、東をベトナムやラオスの山地に挟まれているので
サバンナ気候になっていて、唯一南からの風が来やすい8〜10月に雨が多くなる。
パッタニーはその逆で、北からの風が入る11月だけ多くて450mm。なお、パッタニーの北の
タイランド湾の対岸はにはラヨーン県東部があり、そこも年間雨量1700mm程度?とされている

雨量が確保しにくくしかもそれが日の短い時期に集中する、というわけで、どうしてもパッタニーは
貧しくなってしまう
治安が不安定な背景としてその辺も無視できない
【タイ】タイ南部で洪水被害拡大、11人が死亡[12/05] [無断転載禁止]©2ch.net
17 :七つの海の名無しさん[sage]:2016/12/10(土) 02:50:10.60 ID:iLKvqbuR
パッタニーの東にあるナラティワート県や、パッタニーの南のヤラー県は県のかなりの地点がAf気候となる

ナラティワートだと低地は1ヶ月ほど乾季があるが、パッタニーとの県境にある山のあたりのスンガイパディ
という地域などは一番雨が少ない時期でも70mmくらいの雨量がある
この辺まで来ると、5〜9月の雨量は毎月100mmを十分に越えるようになる
スンガイパディの山に水分を取られるので、パッタニーは雨が少ないのである

ヤラー県は内陸ゆえ年間雨量だとそれより少ないが一番雨が少なくても85mm以上の雨が降るところも
あったりして、立派な熱帯雨林となる。
植物園などもあったりして色々整っている、のだが、ヤラーもナラティワートもどちらもテロの危険を拭えない

この辺は、アジア南部の生物区分「東洋区」とされる地域でもっとも美しいチョウとされる、
アカエリトリバネアゲハのタイにおける唯一の生息地でもある
まともな熱帯雨林でないとこのチョウは生息できないというわけだ
メスが常に木の高いところの花に集まる性質があるので、僅かな乾季でも木の高所の花や葉が少なくなる
Am気候では生息できないのだ
オスは低所の花や湿地の水などを飲みに集まるが、メスは滅多に地上に降りず、それで採集比は
オス5000:メス1などと言われる


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